JPH1142985A - ドア用ハーネス取付具の変形防止構造 - Google Patents

ドア用ハーネス取付具の変形防止構造

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JPH1142985A
JPH1142985A JP9201606A JP20160697A JPH1142985A JP H1142985 A JPH1142985 A JP H1142985A JP 9201606 A JP9201606 A JP 9201606A JP 20160697 A JP20160697 A JP 20160697A JP H1142985 A JPH1142985 A JP H1142985A
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JP
Japan
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door
door frame
tapered surface
harness
engagement
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9201606A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Yamada
広明 山田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水性を向上させる。 【解決手段】 導出部と支持部2とを略L字状に連結し
た取付具1を、ドアフレーム20にドアヒンジ側の側面
20bから内面20aに形成された略L字状の凹部21
に嵌合し、内面側に位置する支持部と、凹部との間でド
ア用ハーネスWを支持し、取付具の連結部付近に防水部
材を配置し、ドアフレームとドアトリム30とを結合す
る構造において、取付具1が支持部2にドアトリム30
側へ突出する係合部10を、及びドアトリムがドアフレ
ームに相対向する面にドアフレーム側へ突出する被係合
部40をそれぞれ有し、係合部と被係合部との当接によ
り、連結部付近の変形が防止される。また、係合部がド
アヒンジ側にテーパ面を有すると共に、テーパ面に当接
する逆テーパ面を被係合部が有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアフレームに固
定されてドア用ハーネスを支持する取付具が変形するの
を防止するドア用ハーネス取付具の変形防止構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6乃至図8に示すように、ドア
用ハーネスWをドアフレーム70に支持する取付具60
が提案されている(実開昭62−54849号公報)。
図6において、この取付具60は導出部61と支持部6
2との連結により略L字状に形成されている。取付具6
0をドアフレーム70に嵌合するために、図7のよう
に、ドアフレーム70には、ドアの車体に対するドアヒ
ンジ側の側面71から内面72へ略L字状の凹部73が
形成されている。
【0003】図6の如くに、ドア用ハーネスWをグロメ
ット63の挿通孔64に通し、導出部61の貫通孔65
にグロメット63を挿入すると共に、貫通孔65の内周
縁65aとグロメット63の環状溝66とを嵌合する。
そして、支持部62の収容溝67にドア用ハーネスWを
固着する。
【0004】取付具60に防水カバー80を被せた後
に、図8に示すように、ドア用ハーネスWを固定した取
付具60の導出部61が凹部73の側面71側、および
支持部62が凹部73の内面72側にそれぞれ嵌合され
る。すると、ドア用ハーネスWが凹部73と取付具60
との間によって支持される。それから、取付具60の連
結部60a付近を横切るように、ドアフレーム70の枠
74に防水ゴム75を配置することによって、車両等の
室内へ水等が侵入するのが防止される。
【0005】しかしながら、ドア用ハーネスWのばらつ
き、または取付具60に作用する外力等により、連結部
60a付近が変形すると、図8に示す如くに、連結部6
0a付近と防水ゴム75との間に隙間76ができるた
め、水等が室内へ侵入する恐れがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、取付具に嵌合されたドア用ハーネスがばらつい
ても、または取付具に外力が作用しても、取付具の連結
部付近が変形するのが防止されるドア用ハーネス取付具
の変形防止構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、導出部と支持部とを略L字状に連結した
取付具を、ドアフレームでドアヒンジ側の側面から内面
に形成された略L字状の凹部に嵌合し、該内面側に位置
する該支持部と、該凹部との間で該ドア用ハーネスを支
持し、該取付具の連結部付近に防水部材を配置し、該ド
アフレームとドアトリムとを結合する構造において、前
記取付具が前記支持部に前記ドアトリム側へ突出する係
合部を、及び該ドアトリムが前記ドアフレームに相対向
する面に該ドアフレーム側へ突出する被係合部をそれぞ
れ有し、該係合部と被係合部との当接により、前記連結
部付近の変形が防止されるドア用ハーネス取付具の変形
防止構造を基本とする(請求項1)。前記係合部が前記
ドアヒンジ側にテーパ面を有すると共に、該テーパ面に
当接する逆テーパ面を前記被係合部が有するドア用ハー
ネス取付具の変形防止構造も有効である(請求項2)。
【0008】請求項1によれば、取付具の支持部に配置
された係合部がドアトリム側へ突出すると共に、ドアフ
レームに相対向する面に位置する被係合部がドアフレー
ム側へ突出する。そして、ドアフレームとドアトリムと
の結合後に、係合部と被結合部とが相互に当接するか
ら、例えば凹部と支持部との間で支持されたドア用ハー
ネスがばらついたり、また取付具に外力が作用しても、
係合部が被係合部に突き当たる。これにより、取付具の
連結部付近が変形しない。
【0009】請求項2によれば、係合部がドアヒンジ側
にテーパ面を、及び被係合部がテーパ面に当接する逆テ
ーパ面をそれぞれ有するから、ドアフレームとドアトリ
ムとの結合時に、係合部と被係合部とが相互に干渉しな
い。また、ドアフレームとドアトリムとの結合後に、係
合部と被係合部とが当接する面の面積が大きくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態の具体例
を図面を参照して説明する。図1〜図5は本発明に係る
ドア用ハーネス取付具の変形防止構造の一実施例を示す
ものである。なお、従来例と同一構成部材には同一名称
を付けて詳細な説明を省略する。
【0011】図1において、この変形防止構造は、取付
具1の支持部2で、ドアフレーム20に結合されるドア
トリム30側に係合部としての係合リブ10を突設する
と共に、ドアトリム30の内面30a(図5)でドアフ
レーム20側に被係合部としての被係合リブ40を突設
する構造である。
【0012】取付具1は、図2及び図3に示すように、
支持部2と導出部3とを略L字状に連成したものであ
る。支持部2のドアトリム30側の自由端部には係合リ
ブ10が設けられ、ドアトリム30と反対側にはドア用
ハーネスWの収容溝4が形成されている。また、導出部
3には一対の取付フランジ5,5が立設され、各取付フ
ランジ5には取付孔6が穿設され、そして導出部3の中
央には通孔7が穿設されている。
【0013】支持部2の自由端部に突出された係合リブ
10は、支持部2の収容溝4に嵌合されるドア用ハーネ
スWの配索方向(P方向)と直交する方向へ設けられる
と共に、支持部2の幅いっぱいに配置されている。な
お、本実施例では係合リブ10の配置場所が支持部2の
自由端部であるが、自由端部以外の場所でも可能であ
る。
【0014】ドア用ハーネスWをグロメット8の挿通孔
9に挿入した後、グロメット8の環状溝13と導出部3
の通孔7の周縁7aとが嵌合される。グロメット8から
引き出されたドア用ハーネスWの集束部W′にはコネク
タ14が接続される。図1及び図4の如くに、ドアトリ
ム30の内面30a(図5)には被係合リブ40が設け
られ、外面30bにはドアポケット31やスイッチユニ
ット32やスピーカ33等が配置されている。
【0015】図5に示す如くに、係合リブ10の前部
(図示しないドアヒンジ側)にはテーパ面11が形成さ
れると共に、被係合リブ40の後部にはテーパ面11に
当接する逆テーパ面41が設けられている。これによ
り、ドアフレーム20とドアトリム30との結合時に、
係合リブ10と被係合リブ40とが相互に干渉しない。
また、係合リブ10と被係合リブ40との干渉が防止さ
れるから、ドアフレーム20とドアトリム30との結合
が、係合リブ10および被係合リブ40が取付具1およ
びドアトリム30に形成されていない場合と同様に、ス
ムーズに行われる。
【0016】なお、本実施例のように、係合リブ10と
被係合リブ40とにそれぞれテーパ面11と逆テーパ面
41とを形成することが好ましい。しかし、係合リブ1
0および被係合リブ40が相互に当接するならば、係合
リブ10および被係合リブ40にテーパ面11および逆
テーパ面41をそれぞれ形成する必要がない。
【0017】次に、取付具1をドアフレーム20に固定
し、ドアフレーム20とドアトリム30とを結合する場
合を説明する。図2に示すように、ドア用ハーネスWを
集束してグロメット8の挿通孔9に挿通する。挿通後、
ドア用ハーネスWの集束部W′にコネクタ14が接続さ
れる。ドア用ハーネスWを支持部2の収容溝4に固定し
た後に、取付具1の通孔7へドア用ハーネスWの集束部
W′を通し、グロメット8の環状溝13を通孔7の周縁
7aに係合する。取付具1の導出部3に防水カバー15
を被せる。そして、防水カバー15の貫通孔16にグロ
メット8を通すと共に、防水カバー15の孔17から取
付具1の取付フランジ5を引き出す。
【0018】図1の如くに、グロメット8と防水カバー
15とを装着した取付具1の導出部3が凹部21(図7
を参照)の側面20a側、および支持部2が凹部21の
内面20b側にそれぞれ配置される。ドアフレーム20
のネジ孔(図示せず)と取付具1の取付孔6とにネジ2
2を挿入し、取付具1をドアフレーム20にネジ22で
螺着する。
【0019】そして、取付具1の連結部1a付近を横切
るように、ドアフレーム20のドア枠23に防水部材と
しての防水ゴム24を配置した後、ドアフレーム20と
ドアトリム30とが結合されると共に、係合リブ10の
テーパ面11と被係合リブ40の逆テーパ面41とが相
互に当接される(図5)。こうして、取付具1をドアフ
レーム20に固定した状態で、ドアフレーム20とドア
トリム30とが結合される。
【0020】このように、ドアフレーム20とドアトリ
ム30との結合後、テーパ面11と逆テーパ面41とが
相互に当接されるから、例えば取付具1の収容溝4に固
定されたドア用ハーネスWがばらついたり、また取付具
1に外力等が作用した場合、テーパ面11が逆テーパ面
41に突き当たり、取付具1の移動が阻止される。これ
により、取付具1の連結部1a付近の変形が防止され
る。また、連結部1a付近が変形しないから、防水ゴム
24が連結部1a付近から浮き上がらず、水等が車両等
の室内へ侵入することがない。これにより、防水性が従
来よりも一層向上される。
【0021】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1によれば、ドア
フレームとドアトリムとの結合後に、取付具の支持部に
ドアトリム側へ突出する係合部と、ドアフレームに相対
向する面にドアフレーム側へ突出する被係合部とが相互
に当接するから、例えば凹部と支持部との間で支持され
たドア用ハーネスがばらついたり、また取付具に外力が
作用しても、係合部と被係合部とが突き当たり、連結部
付近の変形が従来よりも一層防止される。これにより、
連結部付近に配置された防水部材と連結付近との間に隙
間等が発生せず、連結部付近の防水性が更に向上され
る。
【0022】請求項2によれば、係合部のドアヒンジ側
にテーパ面が形成されると共に、テーパ面に当接する逆
テーパ面が被係合部に形成されているから、ドアフレー
ムとドアトリムとの結合時、係合部と被係合部との干渉
が防止される。これにより、従来と同様に、ドアフレー
ムとドアトリムとの結合がスムーズに行われる。また、
ドアフレームとドアトリムとの結合後、当接する面の面
積が、請求項1の場合よりも一層大きくなる。これによ
り、請求項1に比較して、取付具の連結部付近の変形が
更に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドア用ハーネス取付具の変形防止
構造の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1における取付具の拡大した分解斜視図であ
る。
【図3】ドア用ハーネスをグロメットに挿通した後に、
取付具にグロメット及びドア用ハーネスを固定した状態
を示す斜視図である。
【図4】図1における被係合リブの拡大斜視図である。
【図5】ドアフレームとドアトリムとの結合後、テーパ
面と逆テーパ面とが当接している状態を示す断面図であ
る。
【図6】従来の取付具の斜視図である。
【図7】ドアフレームの斜視図である。
【図8】取付具の連結部が変形したことにより、防水ゴ
ムと連結部との間に隙間が生じた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 取付具 1a 連結部 2 支持部 3 導出部 10 係合リブ 11 テーパ面 20 ドアフレーム 20a 内面 20b 側面 24 防水部材 30 ドアトリム 40 被係合リブ 41 逆テーパ面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導出部と支持部とを略L字状に連結した
    取付具を、ドアフレームでドアヒンジの側面から内面に
    形成された略L字状の凹部に嵌合し、該内面側に位置す
    る該支持部と、該凹部との間で該ドア用ハーネスを支持
    し、該取付具の連結部付近に防水部材を配置し、該ドア
    フレームとドアトリムとを結合する構造において、 前記取付具が前記支持部に前記ドアトリム側へ突出する
    係合部を、及び該ドアトリムが前記ドアフレームに相対
    向する面に該ドアフレーム側へ突出する被係合部をそれ
    ぞれ有し、該係合部と被係合部との当接により、前記連
    結部付近の変形が防止されることを特徴とするドア用ハ
    ーネス取付具の変形防止構造。
  2. 【請求項2】 前記係合部が前記ドアヒンジ側にテーパ
    面を有すると共に、該テーパ面に当接する逆テーパ面を
    前記被係合部が有することを特徴とする請求項1記載の
    ドア用ハーネス取付具の変形防止構造。
JP9201606A 1997-07-28 1997-07-28 ドア用ハーネス取付具の変形防止構造 Withdrawn JPH1142985A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6536835B2 (en) 2001-02-21 2003-03-25 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Door-harness wiring system and method
JP2008195182A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd ドア用ワイヤハーネスの配索構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6536835B2 (en) 2001-02-21 2003-03-25 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Door-harness wiring system and method
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Effective date: 20041005