JPH06199153A - モジュール型インストルメントパネルの仮保持構造 - Google Patents
モジュール型インストルメントパネルの仮保持構造Info
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- JPH06199153A JPH06199153A JP4358639A JP35863992A JPH06199153A JP H06199153 A JPH06199153 A JP H06199153A JP 4358639 A JP4358639 A JP 4358639A JP 35863992 A JP35863992 A JP 35863992A JP H06199153 A JPH06199153 A JP H06199153A
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- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 8
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 4
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 モジュール型インストルメントパネルでも確
実に車体へ仮保持することができる仮保持構造を提供す
る。 【構成】 インストルメントパネル20に少なくとも該
インストルメントパネル側20のコネクタ24付きハー
ネス25を組付けたモジュール型インストルメントパネ
ル19の仮保持構造において、前記ハーネス25のコネ
クタ24をインストルメントパネル20に固定した状態
とすると共に該コネクタ24を、該コネクタ24に対応
する車体部位4に固定した車体側ハーネス37のコネク
タ35に締結させることにより、モジュール型インスト
ルメントパネル19を仮保持する。
実に車体へ仮保持することができる仮保持構造を提供す
る。 【構成】 インストルメントパネル20に少なくとも該
インストルメントパネル側20のコネクタ24付きハー
ネス25を組付けたモジュール型インストルメントパネ
ル19の仮保持構造において、前記ハーネス25のコネ
クタ24をインストルメントパネル20に固定した状態
とすると共に該コネクタ24を、該コネクタ24に対応
する車体部位4に固定した車体側ハーネス37のコネク
タ35に締結させることにより、モジュール型インスト
ルメントパネル19を仮保持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハーネスやステアリ
ングメンバ等が予め組付けられているモジュール型イン
ストルメントパネルの仮保持構造に関するものである。
ングメンバ等が予め組付けられているモジュール型イン
ストルメントパネルの仮保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインストルメントパネルの仮保持
構造としては、例えば図5及び図6に示されるようなも
のが知られている(類似技術として、実開昭62−12
7859号公報参照)。
構造としては、例えば図5及び図6に示されるようなも
のが知られている(類似技術として、実開昭62−12
7859号公報参照)。
【0003】1が車体で、この車体1には、ダッシュロ
アパネル2、ダッシュアッパパネル3、フロントピラー
4、フロアパネル5、フロアトンネル6等が備えられて
いる。ダッシュロアパネル2の全面には吸音用のインシ
ュレータ7が施されており、このインシュレータ7の車
室内側面は図示せぬ表皮にて覆われている。また、ダッ
シュアッパパネル3には、3つの取付ブラケット8が車
幅方向Xに並んで取付けてあり、上部にはブッシュ9付
きのロケート孔10が2ケ所形成されている。左右のフ
ロントピラー4間にはステアリングメンバ11が車幅方
向Xに沿った状態で取付けられている。このステアリン
グメンバ11は2本のステー12を介してフロアトンネ
ル6にも連結されており、このステー12にも2つの取
付ブラケット8が設けられている。
アパネル2、ダッシュアッパパネル3、フロントピラー
4、フロアパネル5、フロアトンネル6等が備えられて
いる。ダッシュロアパネル2の全面には吸音用のインシ
ュレータ7が施されており、このインシュレータ7の車
室内側面は図示せぬ表皮にて覆われている。また、ダッ
シュアッパパネル3には、3つの取付ブラケット8が車
幅方向Xに並んで取付けてあり、上部にはブッシュ9付
きのロケート孔10が2ケ所形成されている。左右のフ
ロントピラー4間にはステアリングメンバ11が車幅方
向Xに沿った状態で取付けられている。このステアリン
グメンバ11は2本のステー12を介してフロアトンネ
ル6にも連結されており、このステー12にも2つの取
付ブラケット8が設けられている。
【0004】また、13はインストルメントパネルで、
その上縁部には前記ダッシュアッパパネル3の取付部ブ
ラケット8に対応する取付部14が形成されており、ま
た中央にあるクラスタリッド取付け用の開口15部分に
も前記ステー12の取付ブラケット8に対応する2つの
取付片16が形成されている。更に、インシュレータ7
の上縁部に形成された3つの取付部14の間には、2つ
のロケートピン17が斜め下向きに形成されている。
その上縁部には前記ダッシュアッパパネル3の取付部ブ
ラケット8に対応する取付部14が形成されており、ま
た中央にあるクラスタリッド取付け用の開口15部分に
も前記ステー12の取付ブラケット8に対応する2つの
取付片16が形成されている。更に、インシュレータ7
の上縁部に形成された3つの取付部14の間には、2つ
のロケートピン17が斜め下向きに形成されている。
【0005】このインストルメントパネル13の取付け
方としては、まずインストルメントパネル13を車体1
にセットし、そのロケートピン17をロケート孔10に
挿入することにより、インストルメントパネル13を車
体1に対して仮保持する。次に、インストルメントパネ
ル13の各取付部14及び取付片16と、ダッシュアッ
パパネル3及びステー12の各取付ブラケット8とを、
ビス18で締結することにより、インストルメントパネ
ル13全体が確実に取付けられた状態となる。
方としては、まずインストルメントパネル13を車体1
にセットし、そのロケートピン17をロケート孔10に
挿入することにより、インストルメントパネル13を車
体1に対して仮保持する。次に、インストルメントパネ
ル13の各取付部14及び取付片16と、ダッシュアッ
パパネル3及びステー12の各取付ブラケット8とを、
ビス18で締結することにより、インストルメントパネ
ル13全体が確実に取付けられた状態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、インストルメントパネル1
3の車体1に対する仮保持を、ロケートピン17とロケ
ート孔10との挿入係合により行っているが、ダッシュ
ロアパネル2の全面にインシュレータ7が施されている
ため、インストルメントパネル13を車体1にセットし
ていったん仮保持を行った後に、このインシュレータ7
によって例えばインストルメントパネル13の前端13
aが後方に押し戻されて、前記ロケートピン17がロケ
ート孔10から抜ける方向へずれて、仮保持が不確実に
なるおそれがある。
うな従来の技術にあっては、インストルメントパネル1
3の車体1に対する仮保持を、ロケートピン17とロケ
ート孔10との挿入係合により行っているが、ダッシュ
ロアパネル2の全面にインシュレータ7が施されている
ため、インストルメントパネル13を車体1にセットし
ていったん仮保持を行った後に、このインシュレータ7
によって例えばインストルメントパネル13の前端13
aが後方に押し戻されて、前記ロケートピン17がロケ
ート孔10から抜ける方向へずれて、仮保持が不確実に
なるおそれがある。
【0007】また、最近では、インストルメントパネル
13にステアリングメンバ11やハーネス、空調ユニッ
ト、ダクト等の内部構成部品を予め組付けておいた「モ
ジュール型インストルメントパネル」を用意し、そのモ
ジュール型インストルメントパネルを車体1に取付ける
ようにした製造方法も提案されている。このようなモジ
ュール型インストルメントパネルの場合は、通常のイン
ストルメントパネル13よりもインシュレータ7にて後
方に押し戻される心配が多い。つまり、各種の内部構成
部品が予め組付けられているだけに、その内部構成部品
の一部がインシュレータ7に接触してモジュール型イン
ストルメントパネル全体が後方へ押し戻される場合が十
分にあり得るからである。
13にステアリングメンバ11やハーネス、空調ユニッ
ト、ダクト等の内部構成部品を予め組付けておいた「モ
ジュール型インストルメントパネル」を用意し、そのモ
ジュール型インストルメントパネルを車体1に取付ける
ようにした製造方法も提案されている。このようなモジ
ュール型インストルメントパネルの場合は、通常のイン
ストルメントパネル13よりもインシュレータ7にて後
方に押し戻される心配が多い。つまり、各種の内部構成
部品が予め組付けられているだけに、その内部構成部品
の一部がインシュレータ7に接触してモジュール型イン
ストルメントパネル全体が後方へ押し戻される場合が十
分にあり得るからである。
【0008】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、前述のようなモジュール型イン
ストルメントパネルでも確実に車体へ仮保持することが
できる仮保持構造を提供するものである。
てなされたものであり、前述のようなモジュール型イン
ストルメントパネルでも確実に車体へ仮保持することが
できる仮保持構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るモジュー
ル型インストルメントパネルの仮保持構造は、上記の目
的を達成するために、インストルメントパネルに少なく
とも該インストルメントパネル側のコネクタ付きハーネ
スを組付けたモジュール型インストルメントパネルの仮
保持構造において、前記ハーネスのコネクタをインスト
ルメントパネルに固定した状態とすると共に該コネクタ
を、該コネクタに対応する車体部位に固定した車体側ハ
ーネスのコネクタに締結させたものである。
ル型インストルメントパネルの仮保持構造は、上記の目
的を達成するために、インストルメントパネルに少なく
とも該インストルメントパネル側のコネクタ付きハーネ
スを組付けたモジュール型インストルメントパネルの仮
保持構造において、前記ハーネスのコネクタをインスト
ルメントパネルに固定した状態とすると共に該コネクタ
を、該コネクタに対応する車体部位に固定した車体側ハ
ーネスのコネクタに締結させたものである。
【0010】また、別の発明に係るモジュール型インス
トルメントパネルの仮保持構造は、ステアリングメンバ
の少なくともコネクタ固定側端部をインストルメントパ
ネルの側壁に貫通させた状態で組付け、該ステアリング
メンバのコネクタ固定側端部と、該端部に対応する車体
部位との間に、車体に対するステアリングメンバの上下
方向位置決め手段を設けたものである。
トルメントパネルの仮保持構造は、ステアリングメンバ
の少なくともコネクタ固定側端部をインストルメントパ
ネルの側壁に貫通させた状態で組付け、該ステアリング
メンバのコネクタ固定側端部と、該端部に対応する車体
部位との間に、車体に対するステアリングメンバの上下
方向位置決め手段を設けたものである。
【0011】
【作用】この発明のモジュール型インストルメントパネ
ルの仮保持構造によれば、インストルメントパネル側及
び車体側に固定したコネクタ同士を締結させるため、モ
ジュール型インストルメントパネルの車体に対する仮保
持状態が前記両コネクタの締結力により確実に維持され
る。
ルの仮保持構造によれば、インストルメントパネル側及
び車体側に固定したコネクタ同士を締結させるため、モ
ジュール型インストルメントパネルの車体に対する仮保
持状態が前記両コネクタの締結力により確実に維持され
る。
【0012】また、別の発明のモジュール型インストル
メントパネルの仮保持構造によれば、ステアリングメン
バのコネクタ固定側端部と、該端部に対応する車体部位
との間に設けられた上下方向位置決め手段により、少な
くとも車体に対するステアリングメンバの上下位置が決
定されるため、このステアリングメンバと一体化されて
いるインストルメントパネル側のコネクタの位置が車体
側のコネクタに対応することとなり、両者の締結作業が
容易になる。
メントパネルの仮保持構造によれば、ステアリングメン
バのコネクタ固定側端部と、該端部に対応する車体部位
との間に設けられた上下方向位置決め手段により、少な
くとも車体に対するステアリングメンバの上下位置が決
定されるため、このステアリングメンバと一体化されて
いるインストルメントパネル側のコネクタの位置が車体
側のコネクタに対応することとなり、両者の締結作業が
容易になる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜図4に基
づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の符
号を付し、重複説明は省略する。
づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の符
号を付し、重複説明は省略する。
【0014】19はモジュール型インストルメントパネ
ル(以下、モジュールという)で、インストルメントパ
ネル20に、ステアリングメンバ21、ステー22、空
調ユニット23、コネクタ24付きのハーネス25等を
予め組み付けておいた構造のものである。
ル(以下、モジュールという)で、インストルメントパ
ネル20に、ステアリングメンバ21、ステー22、空
調ユニット23、コネクタ24付きのハーネス25等を
予め組み付けておいた構造のものである。
【0015】インストルメントパネル20の右側には、
凹部26と、該凹部26に隣接する作業開口27が形成
されており、これらはリッド46にて覆われた状態とな
っている。前記作業開口27は図示せぬヒューズボック
スの修理や前記コネクタ24の補修等に利用されるもの
である。また、リッド46の下端には、凹部26の下面
に形成した係合孔28及び作業開口27の下縁に係合す
る係合片29が、形成されている。更に、上部には凹部
26の上面に形成された突起30と係合する溝31が設
けてあり、リッド46の表面上部には把手32も設けら
れている。
凹部26と、該凹部26に隣接する作業開口27が形成
されており、これらはリッド46にて覆われた状態とな
っている。前記作業開口27は図示せぬヒューズボック
スの修理や前記コネクタ24の補修等に利用されるもの
である。また、リッド46の下端には、凹部26の下面
に形成した係合孔28及び作業開口27の下縁に係合す
る係合片29が、形成されている。更に、上部には凹部
26の上面に形成された突起30と係合する溝31が設
けてあり、リッド46の表面上部には把手32も設けら
れている。
【0016】そして、この凹部26の中央には開口33
が形成されており、その裏側に前記ハーネス25のコネ
クタ24が固定されている。このコネクタ24は、いわ
ゆる「スーパーマルチジャンクション」と称される端子
集中型のもので、その嵌合面24aを前側に向けた状態
で固定されている。また、このコネクタ24の凹部26
への接合面には開口33に臨む雌ねじ部34が形成して
ある。
が形成されており、その裏側に前記ハーネス25のコネ
クタ24が固定されている。このコネクタ24は、いわ
ゆる「スーパーマルチジャンクション」と称される端子
集中型のもので、その嵌合面24aを前側に向けた状態
で固定されている。また、このコネクタ24の凹部26
への接合面には開口33に臨む雌ねじ部34が形成して
ある。
【0017】一方、車体1側のフロントピラー4の内面
には、前記モジュール19のコネクタ24に対応する相
手方のコネクタ35が固定されている。このコネクタ3
5も端子集中型のもので、嵌合面35aを後方に向けた
状態で固定されており、この嵌合面35aには前記モジ
ュール19側のコネクタ24の雌ねじ部34に連通する
雌ねじ部36が形成されている。前記モジュール19側
のコネクタ24とこの車体1側のコネクタ35とは、そ
の嵌合面24a、35a同士が、モジュール19の車体
1に対する正規の取付位置において、雄雌嵌合するよう
に固定位置が予め設定されている。嵌合面24a、35
aを雌雄嵌合することにより得られるコネクタ24、3
5同士の締結力は、両者が端子集中型の特殊なものであ
るため、通常のコネクタよりも強力なものとなってい
る。また、この車体1側のコネクタ35の前面からはハ
ーネス37が延びており、このハーネス37は図示せぬ
電子制御部に接続されている。更に、このコネクタ37
の上方フロントピラー4には「上下位置決め手段」とし
ての位置決めピン38が突設してある。
には、前記モジュール19のコネクタ24に対応する相
手方のコネクタ35が固定されている。このコネクタ3
5も端子集中型のもので、嵌合面35aを後方に向けた
状態で固定されており、この嵌合面35aには前記モジ
ュール19側のコネクタ24の雌ねじ部34に連通する
雌ねじ部36が形成されている。前記モジュール19側
のコネクタ24とこの車体1側のコネクタ35とは、そ
の嵌合面24a、35a同士が、モジュール19の車体
1に対する正規の取付位置において、雄雌嵌合するよう
に固定位置が予め設定されている。嵌合面24a、35
aを雌雄嵌合することにより得られるコネクタ24、3
5同士の締結力は、両者が端子集中型の特殊なものであ
るため、通常のコネクタよりも強力なものとなってい
る。また、この車体1側のコネクタ35の前面からはハ
ーネス37が延びており、このハーネス37は図示せぬ
電子制御部に接続されている。更に、このコネクタ37
の上方フロントピラー4には「上下位置決め手段」とし
ての位置決めピン38が突設してある。
【0018】また、インストルメントパネル20内に組
付けられているステアリングメンバ21の左端部21b
は、インストルメントパネル20の側壁39の内面に固
定されているが、「コネクタ固定側端部」としての右端
部21aはインストルメントパネル20の側壁39を貫
通した状態となっており、その先端に位置決め用のブラ
ケット40が固定されている。このブラケット40の前
端部には上下傾斜辺41により前側に拡開した状態の導
入部42が切欠き形成されており、この導入部42の底
に前記位置決めピン38に相応するサイズの位置決め溝
43が「上下位置決め手段」として設けられている。こ
の位置決め溝43と位置決めピン38の位置も、モジュ
ール19の車体1に対する正規の取付位置において両者
が係合するように予め設計されている。また、ブラケッ
ト40の周縁には、前記導入部42及び位置決め溝43
も含めた状態でフランジ44が形成されている。
付けられているステアリングメンバ21の左端部21b
は、インストルメントパネル20の側壁39の内面に固
定されているが、「コネクタ固定側端部」としての右端
部21aはインストルメントパネル20の側壁39を貫
通した状態となっており、その先端に位置決め用のブラ
ケット40が固定されている。このブラケット40の前
端部には上下傾斜辺41により前側に拡開した状態の導
入部42が切欠き形成されており、この導入部42の底
に前記位置決めピン38に相応するサイズの位置決め溝
43が「上下位置決め手段」として設けられている。こ
の位置決め溝43と位置決めピン38の位置も、モジュ
ール19の車体1に対する正規の取付位置において両者
が係合するように予め設計されている。また、ブラケッ
ト40の周縁には、前記導入部42及び位置決め溝43
も含めた状態でフランジ44が形成されている。
【0019】次に、モジュール19の取付け手順につい
て説明する。まず、モジュール19全体を車体1にセッ
トし、インストルメントパネル20の上縁に設けられて
いるロケートピン17をダッシュアッパパネル3のロケ
ート孔10内に若干挿入する。また、それと同時に、位
置決めピン38に対してブラケット40の導入部42を
押し付け、位置決めピン38を該導入部42の上下傾斜
辺41のガイドにより位置決め溝43の入口付近に位置
させる。位置決めピン38が位置決め溝43の入口付近
に位置した時点で、位置決めピン38に対するブラケッ
ト40の上下方向及び前後方向での位置決が概ね決まる
ため、車体1側のコネクタ35とモジュール19側のコ
ネクタ24とが、近接状態でその嵌合面35a、24a
同士を対向させた状態となる。従って、そのままモジュ
ール19全体を前側に押すと、コネクタ24、35の嵌
合面24a、35a同士が雌雄嵌合すると共に、位置決
めピン38が位置決め溝43内へ完全に係入し、前記ロ
ケートピン17がロケート孔10内に完全に入り込むこ
ととなる。
て説明する。まず、モジュール19全体を車体1にセッ
トし、インストルメントパネル20の上縁に設けられて
いるロケートピン17をダッシュアッパパネル3のロケ
ート孔10内に若干挿入する。また、それと同時に、位
置決めピン38に対してブラケット40の導入部42を
押し付け、位置決めピン38を該導入部42の上下傾斜
辺41のガイドにより位置決め溝43の入口付近に位置
させる。位置決めピン38が位置決め溝43の入口付近
に位置した時点で、位置決めピン38に対するブラケッ
ト40の上下方向及び前後方向での位置決が概ね決まる
ため、車体1側のコネクタ35とモジュール19側のコ
ネクタ24とが、近接状態でその嵌合面35a、24a
同士を対向させた状態となる。従って、そのままモジュ
ール19全体を前側に押すと、コネクタ24、35の嵌
合面24a、35a同士が雌雄嵌合すると共に、位置決
めピン38が位置決め溝43内へ完全に係入し、前記ロ
ケートピン17がロケート孔10内に完全に入り込むこ
ととなる。
【0020】この状態で、モジュール19は車体1に対
する正規な取付位置で仮保持された状態となる。ダッシ
ュロアパネル2に施されたインシュレータ7から、イン
ストルメントパネル20の前端20a、またはインスト
ルメントパネル20に組付けられている空調ユニット2
3等を後方へ押し戻す力が作用したとしても、前述のよ
うに、車体1側及びモジュール19側に固定したコネク
タ24、35同士が強力な締結力でもって嵌合した状態
となっているため、モジュール19が後方へ押し戻され
るようなことはない。尚、このような仮保持状態を更に
確実に維持するために、インストルメントパネル20の
凹部26に形成した開口33から各コネクタ24、35
の雌ねじ部34、36にボルト45を螺合させて、両者
の締結をより完全なものにしている。従って、このよう
にして完全な仮保持状態を維持した後に、ビス18に
て、インストルメントパネル20の各取付部14をダッ
シュアッパパネル3の各取付ブラケット8に取付けるこ
とにより、モジュール19の最終的な取付作業が完了す
る。
する正規な取付位置で仮保持された状態となる。ダッシ
ュロアパネル2に施されたインシュレータ7から、イン
ストルメントパネル20の前端20a、またはインスト
ルメントパネル20に組付けられている空調ユニット2
3等を後方へ押し戻す力が作用したとしても、前述のよ
うに、車体1側及びモジュール19側に固定したコネク
タ24、35同士が強力な締結力でもって嵌合した状態
となっているため、モジュール19が後方へ押し戻され
るようなことはない。尚、このような仮保持状態を更に
確実に維持するために、インストルメントパネル20の
凹部26に形成した開口33から各コネクタ24、35
の雌ねじ部34、36にボルト45を螺合させて、両者
の締結をより完全なものにしている。従って、このよう
にして完全な仮保持状態を維持した後に、ビス18に
て、インストルメントパネル20の各取付部14をダッ
シュアッパパネル3の各取付ブラケット8に取付けるこ
とにより、モジュール19の最終的な取付作業が完了す
る。
【0021】尚、以上の説明では、ステアリングメンバ
21の右端部21aだけを貫通状態としてブラケット4
0を設け且つその対応車体部位に位置決めピン38を設
ける例を示したが、左端部21bも同様にして、ステア
リングメンバ21の両端部21a、21bを車体1に対
して位置決めするようにしても良い。
21の右端部21aだけを貫通状態としてブラケット4
0を設け且つその対応車体部位に位置決めピン38を設
ける例を示したが、左端部21bも同様にして、ステア
リングメンバ21の両端部21a、21bを車体1に対
して位置決めするようにしても良い。
【0022】
【発明の効果】この発明に係るモジュール型インストル
メントパネルの仮保持構造は、以上説明してきた如き内
容のものなので、インストルメントパネル側及び車体側
に固定したコネクタ同士の締結力にて、モジュール型イ
ンストルメントパネルの車体に対する仮保持状態を確実
に維持することができる。
メントパネルの仮保持構造は、以上説明してきた如き内
容のものなので、インストルメントパネル側及び車体側
に固定したコネクタ同士の締結力にて、モジュール型イ
ンストルメントパネルの車体に対する仮保持状態を確実
に維持することができる。
【0023】また、別の発明のモジュール型インストル
メントパネルの仮保持構造によれば、ステアリングメン
バのコネクタ固定側端部と、該端部に対応する車体部位
との間に設けられた上下方向位置決め手段により、少な
くとも車体に対するステアリングメンバの上下方向が決
定されるため、前記コネクタ同士の位置を対応させるこ
とができ、両者の締結作業が容易になる。
メントパネルの仮保持構造によれば、ステアリングメン
バのコネクタ固定側端部と、該端部に対応する車体部位
との間に設けられた上下方向位置決め手段により、少な
くとも車体に対するステアリングメンバの上下方向が決
定されるため、前記コネクタ同士の位置を対応させるこ
とができ、両者の締結作業が容易になる。
【図1】この発明の一実施例に係るモジュール型インス
トルメントパネルの仮保持構造を示す斜視図である。
トルメントパネルの仮保持構造を示す斜視図である。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図3】図3中矢示SB−SB線に沿う断面図である。
【図4】図1中矢示DA部分の拡大図である。
【図5】従来のモジュール型インストルメントパネルの
仮保持構造を示す斜視図である。
仮保持構造を示す斜視図である。
【図6】ロケート孔へのロケートピンの挿入状態を示す
断面図である。
断面図である。
19 モジュール型インストルメントパネル 20 インストルメントパネル 21 ステアリングメンバ 21a 右端部(コネクタ固定側端部) 24 インストルメントパネル側のコネクタ 25 インストルメントパネル側のハーネス 35 車体側のコネクタ 37 車体側のハーネス 38 位置決めピン(上下方向置決め手段) 43 位置決め溝(上下方向置決め手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前村 謙一郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地日産自 動車株式会社内 (72)発明者 川崎 禎紀 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地日産自 動車株式会社内 (72)発明者 小出 修一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地日産自 動車株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 インストルメントパネルに少なくとも該
インストルメントパネル側のコネクタ付きハーネスを組
付けたモジュール型インストルメントパネルの仮保持構
造において、 前記ハーネスのコネクタをインストルメントパネルに固
定した状態とすると共に該コネクタを、該コネクタに対
応する車体部位に固定した車体側ハーネスのコネクタに
締結させることを特徴とするモジュール型インストルメ
ントパネルの仮保持構造。 - 【請求項2】ステアリングメンバの少なくともコネクタ
固定側端部をインストルメントパネルの側壁に貫通させ
た状態で組付け、該ステアリングメンバのコネクタ固定
側端部と、該端部に対応する車体部位との間に、車体に
対するステアリングメンバの上下方向位置決め手段を設
けた請求項1記載のモジュール型インストルメントパネ
ルの仮保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4358639A JPH06199153A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | モジュール型インストルメントパネルの仮保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4358639A JPH06199153A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | モジュール型インストルメントパネルの仮保持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06199153A true JPH06199153A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18460353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4358639A Pending JPH06199153A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | モジュール型インストルメントパネルの仮保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06199153A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07335303A (ja) * | 1994-06-06 | 1995-12-22 | Kansei Corp | 車両用コネクタ配設構造 |
JP2009248757A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Toyota Auto Body Co Ltd | インストルメントパネルの取付構造 |
JP2014037208A (ja) * | 2012-08-20 | 2014-02-27 | Suzuki Motor Corp | インストルメントパネル |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP4358639A patent/JPH06199153A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07335303A (ja) * | 1994-06-06 | 1995-12-22 | Kansei Corp | 車両用コネクタ配設構造 |
JP2009248757A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Toyota Auto Body Co Ltd | インストルメントパネルの取付構造 |
JP2014037208A (ja) * | 2012-08-20 | 2014-02-27 | Suzuki Motor Corp | インストルメントパネル |
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