JP2589347Y2 - 物流用スチールコンテナ - Google Patents

物流用スチールコンテナ

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JP2589347Y2
JP2589347Y2 JP1993052449U JP5244993U JP2589347Y2 JP 2589347 Y2 JP2589347 Y2 JP 2589347Y2 JP 1993052449 U JP1993052449 U JP 1993052449U JP 5244993 U JP5244993 U JP 5244993U JP 2589347 Y2 JP2589347 Y2 JP 2589347Y2
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pillar
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JP1993052449U
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JPH0722931U (ja
Inventor
逸郎 山本
Original Assignee
東洋實業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ファクシミリ、複写
機、電話器、ワードプロセッサ等の調達物を搬送するの
に使用する物流用スチールコンテナに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の物流用スチールコンテナ
は、底枠の四隅に前柱及び後柱を立設し、該前柱と後柱
の上端部相互及び後柱の上端部相互を梁板で連結して、
底枠上に平面コ字形の棚形成空間を形成するとともに、
後柱に沿って側面側に、水平部と下傾斜部の連続により
ベルクランク形の開閉ガイドスリットを棚の段数と蓋と
の数だけ縦方向に所定間隔で列設した支持板を固定し、
前記棚形成空間に、両側後方に前記開閉用ガイドスリッ
トに係合する二本のピンが突出した最上部の蓋と多数の
棚を、前記棚開閉用ガイドスリットに支持させるととも
に、棚の開閉用自由端部下面両側に支持脚を垂設した構
成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の物
流用スチールコンテナは、各棚に載せられる各種機器の
調達物の重量の開閉自由端側分力が、上から順に下方の
棚に作用する構成であるため、下段の棚に大きくな支持
力が要求されるようになり、頑丈な枠、棚を構成しなけ
ればならず、重量的にも大なるコンテナとならざるを得
ず、取扱い上不便であった。
【0004】また棚の開閉時に、前記支持脚が突出して
いて調達物の出し入れ作業の邪魔になるだけでなく、前
柱相互が連結されていないことから、搬送過程やトラッ
クへの積み込み時にゆがみを生じて不安定となる欠点が
あるため、これらの点に解決すべき課題があった。
【0005】本考案は、棚の自由端部に作用する力を前
柱に作用させるようにして従来の支持脚を不要とすると
ともに、搬送時、トラック積載時等においては前柱相互
が連結拘束されて頑丈で軽量なものとなる物流用スチー
ルコンテナを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の物流用スチール
コンテナは、上記課題を解決するために考案されたもの
であって、底枠の四隅に前柱及び後柱を立設し、該前柱
と後柱の上端部相互及び後柱の上端部相互を梁板で連結
して、底枠上に平面コ字形の棚形成空間を形成するとと
もに、後柱に沿って側面側に、水平部と下傾斜部の連続
によりベルクランク形の開閉ガイドスリットを棚の段数
と蓋との数だけ縦方向に所定間隔で列設した支持板を固
定し、前記棚形成空間に、両側後方に前記開閉用ガイド
スリットに係合する二本のピンが突出した最上部の蓋と
多数の棚を、前記開閉用ガイドスリットに支持させるよ
うに配設した物流用スチールコンテナにおいて、前記前
柱と後柱を結合する梁板の厚みを柱の厚みの半分以下と
してその外面を柱の側面に一致させるとともに、後柱に
対峙する前柱の内面であって上下方向に梁板が存在しな
い面に、規制孔の穿設された蓋受け部材を最上段に、ま
た規制孔のない棚受け部材をその下方に棚数に応じて固
定し、また蓋幅及び棚幅を前記前柱の対峙間隔に一致さ
せるとともに、蓋の自由端部側面には、前記規制孔に嵌
合して蓋受け部材に支持される規制脚を垂設した規制用
載置部材を固定し、棚の自由端部側面には、前記棚受け
部材に載置支持される支持用載置部材を固定した構成と
なっている。
【0007】
【作用】上記のように構成することにより、後柱に対峙
する前柱の内面であって上下方向に梁板が存在しない面
に、規制孔の穿設された蓋受け部材を最上段に、また規
制孔のない棚受け部材をその下方に棚数に応じて固定
し、また蓋幅及び棚幅を前記前柱の対峙間隔に一致させ
るとともに、蓋の自由端部側面には、前記規制孔に嵌合
して蓋受け部材に支持される規制脚を垂設した規制用係
合部材を固定し、棚の自由端部側面には、前記棚受け部
材に載置支持される支持用載置部材を固定したから、蓋
を支持させた場合には、蓋の規制脚が、前柱に固定され
た蓋受け部材の規制孔に嵌合され、前柱相互を連結する
ようになって、コンテナ強度を優れたものとするととも
に、各棚の自由端部側面に設けた支持用載置部材を、前
柱内面に設けた棚受け部材に支持させるから、各棚の自
由端部に作用する力が前柱で支持されるようになって、
従来の支持脚に相当する部材を不要とする。
【0008】
【実施例】図1は本考案に係る物流用スチールコンテナ
の全体斜視図、図2乃至図7は各部品と部分詳細図であ
って、スチール製の角パイプ材からなる底枠1の四隅に
角パイプ材からなる前柱2及び後柱3を立設し、該前柱
2と後柱3の上端部相互及び後柱3、3の上端部相互を
梁板4で連結して、底枠上1に平面コ字形の棚形成空間
5を形成する。
【0009】また、後柱3に沿って側面側に、支持板9
を固定し、この支持板9には、水平部と下傾斜部の連続
によりベルクランク形の開閉ガイドスリット6を、スチ
ール製の角パイプ材からなる棚枠17にプラスチック段
ボールからなる棚板18を固定した棚7の段数と蓋枠1
9に蓋板20を固定した蓋8との数だけ縦方向に所定間
隔で列設されている。
【0010】さらに前記棚形成空間5に、両側後方に前
記開閉用ガイドスリット6に係合する二本のピン10が
突出した(図4、図7参照)最上部の蓋8と多数の棚7
を、前記開閉用ガイドスリット6に支持させるように配
設する。
【0011】そして、図2、図3に示すように、前記前
柱2と後柱3を結合する梁板4の厚みを柱の厚みの半分
以下として、その外面を前後の柱の側面に一致させると
ともに、後柱3に対峙する前柱2の内面であって上下方
向に梁板4が存在しない面に、規制孔11の穿設された
蓋受け部材12を最上段に、また規制孔11のない棚受
け部材13をその下方に棚数に応じてそれぞれ固定し、
さらに蓋幅及び棚幅を前記前柱2の対峙間隔W(図1参
照)に一致させる。
【0012】そしてまた、図4乃至図6に示すように、
蓋枠19の自由端部側面には、前記規制孔11に嵌合し
て蓋受け部材12に支持される規制脚14を垂設した規
制用載置部材15を固定し、図7に示すように棚枠19
の自由端部側面には、前記棚受け部材13に載置支持さ
れる支持用載置部材16を固定した構成とする。
【0013】上記のように構成した物流用スチールコン
テナは、図1に示すように蓋、棚を傾斜状態に起こした
状態で、ファクシミリ、複写機、電話器、ワードプロセ
ッサ等の調達物を出し入れするように使用され、特に室
内移動或はトラック積載時には、側面を側板で隠蔽し、
前面は蓋の自由端縁に固定した可撓性シート部材で開閉
自在に隠蔽して塵埃を被るのを防止するように使用す
る。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案の物流用スチ
ールコンテナは、後柱に対峙する前柱の内面であって上
下方向に梁板が存在しない面に、規制孔の穿設された蓋
受け部材を最上段に、また規制孔のない棚受け部材をそ
の下方に棚数に応じて固定し、また蓋幅及び棚幅を前記
前柱の対峙間隔に一致させるとともに、蓋の自由端部側
面には、前記規制孔に嵌合して蓋受け部材に支持される
規制脚を垂設した規制用係合部材を固定し、棚の自由端
部側面には、前記棚受け部材に載置支持される支持用載
置部材を固定したから、蓋を支持させた場合には、蓋の
規制脚が、前柱に固定された蓋受け部材の規制孔に嵌合
され、前柱相互を連結するようになって、コンテナ強度
を優れたものとすることができる。
【0015】また各棚の自由端部側面に設けた支持用載
置部材を、前柱内面に設けた棚受け部材に支持させるか
ら、各棚の自由端部に作用する力が前柱で支持されるよ
うになって、従来の支持脚に相当する部材を不要とな
り、調達物の出し入れ作業が容易となるとともに、各棚
に載置した調達物の重量を前柱で支持する頑丈なコンテ
ナを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る物流用スチールコンテナの一部を
開いた状態の斜視図である。
【図2】本考案に係る物流用スチールコンテナの輪郭枠
体の側面図である。
【図3】図2におけるA部分の部分拡大平面図である。
【図4】本考案に係る物流用スチールコンテナの蓋枠平
面図である。
【図5】図4におけるB部分の部分拡大図である。
【図6】図4におけるB部分の拡大側面図である。
【図7】本考案に係る物流用スチールコンテナの棚枠平
面図である。
【符号の説明】
1 底枠 2 前柱 3 後柱 4 梁板 5 棚形成空間 6 開閉用ス
リット 7 棚 8 蓋 9 支持板 10 ピン 11 規制孔 12 蓋受け
部材 13 棚受け部材 14 規制脚 15 規制用載置部材 16 支持用
載置部材 17 棚枠 18 棚板 19 蓋枠 20 蓋板

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底枠1の四隅に前柱2及び後柱3を立設
    し、該前柱2と後柱3の上端部相互及び後柱3の上端部
    相互を梁板4で連結して、底枠1上に平面コ字形の棚形
    成空間5を形成するとともに、後柱3に沿って側面側
    に、水平部と下傾斜部の連続によりベルクランク形の開
    閉用ガイドスリット6を棚7の段数と蓋8の数だけ縦方
    向に所定間隔で列設した支持板9を固定し、前記棚形成
    空間5に、両側後方に前記開閉用ガイドスリット6に係
    合する二本のピン10が突出した最上部の蓋8と多数の
    棚7を、前記開閉用ガイドスリット6に支持させるよう
    に配設した物流用スチールコンテナにおいて、前記前柱
    2と後柱3を結合する梁板4の厚みを柱の厚みの半分以
    下としてその外面を柱の側面に一致させるとともに、後
    柱3に対峙する前柱2の内面であって上下方向に梁板4
    が存在しない面に、規制孔11の穿設された蓋受け部材
    12を最上段に、また規制孔11のない棚受け部材13
    をその下方に棚数に応じて固定し、また蓋幅及び棚幅を
    前記前柱2の対峙間隔Wに一致させるとともに、蓋8の
    自由端部側面には、前記規制孔11に嵌合して蓋受け部
    材12に支持される規制脚14を垂設した規制用載置部
    材15を固定し、棚7の自由端部側面には、前記棚受け
    部材13に載置支持される支持用載置部材16を固定し
    たことを特徴とする物流用スチールコンテナ。
  2. 【請求項2】 側面を側板で隠蔽し、前面は蓋の自由端
    縁に固定した可撓性シート部材で開閉自在に隠蔽できる
    ようにした請求項1記載の物流用スチールコンテナ。
JP1993052449U 1993-09-28 1993-09-28 物流用スチールコンテナ Expired - Lifetime JP2589347Y2 (ja)

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JPH0722931U JPH0722931U (ja) 1995-04-25
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