JP2589335B2 - 現示信号制御装置 - Google Patents

現示信号制御装置

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JP2589335B2 JP62322484A JP32248487A JP2589335B2 JP 2589335 B2 JP2589335 B2 JP 2589335B2 JP 62322484 A JP62322484 A JP 62322484A JP 32248487 A JP32248487 A JP 32248487A JP 2589335 B2 JP2589335 B2 JP 2589335B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、現示信号制御装置に関し、閉塞区間内に設
定された車両速度検出点において検出された車両速度が
あるレベル以上である場合に、当該閉塞区間に進入する
車両に対する現示信号を上位の現示信号に制御すること
により、車両運行のスピードアップ化を図るようにした
ものである。
<従来の技術> 従来、閉塞区間に車両があるときは、当該閉塞区間の
閉塞信号機をR現示に制御し、後続車両が当該閉塞区間
に進入するのを阻止し、車両運行の安全を図っている。
例えば第5図に示すように、閉塞区間1Tに車両Aがある
ときは、閉塞区間1Tの閉塞信号機21はR現示に制御し、
後続の車両Bが閉塞区間1Tに進入しないようにする。図
示はしていないが、自動列車制御装置(以下ATC装置と
称する。)においては、R現示に対応する現示信号を地
上から車上に伝送する。1は軌道、aは車両A、Bの進
行方向を示している。
<発明が解決しようとする問題点> ところで、車両Aの位置及び速度によっては、後続の
車両Bを閉塞区間1Tに進入させても、車両Bが車両Aに
追突する等の事態を生じないと見なせることがある。例
えば、車両Aのある閉塞区間1Tよりも先の閉塞区間2Tの
閉塞信号機22がG現示であって、車両Aが閉塞区間1Tと
閉塞区間2Tとの境界に近い点P1に到達している場合等に
は、この時点で、閉塞区間1Tの閉塞信号機21を、例えば
YY現示にアップさせても、車両Bの先頭が閉塞区間1Tと
閉塞区間2Tとの境界に到達する前に、車両Aの後部が閉
塞区間1Tを抜けて閉塞区間2Tに入っているとみなせるこ
とがある。このような場合、閉塞区間1Tに車両Aがあっ
たとしても、車両Bを閉塞区間1Tに進入させ、車両運行
密度を上げて輸送力を高めることが望ましい。
ところが、従来の閉塞信号機制御方式は、閉塞区間1T
に車両Aがある限り、閉塞区間1Tへの車両Bの進入は禁
止されるから、上述のような関係であっても、閉塞信号
機21はR現示に固定され、より上位のYY現示等に制御で
きない。このため、従来の閉塞信号機制御方式では、車
両運行密度の向上に限界を生じていた。
<問題点を解決するための手段> 上述する従来の問題点を解決するため、本発明に係る
現示信号制御装置は、閉塞区間内に設定された車両速度
検出点と、前記車両速度検出点に配置された車両速度検
出端と、車両速度検出端で検出された車両速度があるレ
ベル以上である場合に当該閉塞区間に進入する車両に対
する現在の現示信号を上位の現示信号に制御する制御装
置とを備えることを特徴とする。
<作用> 閉塞区間内に設定された車両速度検出点を車両が通過
するときに、その車両速度が車両速度検出端によって検
出される。車両速度検出端で検出された車両速度がある
レベル以上である場合は、制御装置により当該閉塞区間
に進入する車両に対する現在現示を、上位現示に制御す
る。従って、当該閉塞区間に車両があっても、後続車両
は当該閉塞区間に進入することができ、車両運行密度が
高くなる。
現在の現示信号を上位の現示信号に制御できる車両速
度条件は、閉塞区間に進入する後続の車両が、制御後の
上位現示信号によって指定される速度で、当該閉塞区間
を走行するときに要する時間よりも、車両速度検出点に
おいて、速度検出対象となっている車両に非常制動をか
けたときに、当該車両が閉塞区間を抜けるのに要する時
間が小さくなるような場合である。
<実施例> 第1図は本発明に係る現示信号制御装置の構成を概略
的に示す図である。図において、第5図と同一の参照符
号は同一性ある構成部分を示している。Psは閉塞区間1T
に設定された車両速度検出点、31、32は車両速度検出点
Psに配置された車両速度検出端、4は車両速度検出端3
1、32で検出された車両Aの速度があるレベル以上であ
る場合に、当該閉塞区間1Tにおける閉塞信号機21の現在
現示を上位現示に制御する制御装置、6は上位現示の条
件をリセットする列車検知子である。
車両速度検出点Psの位置は、閉塞区間1Tに進入する後
続の車両Bが、閉塞信号機21の制御後の上位現示によっ
て指定される速度で、当該閉塞区間1Tを走行するときに
要する時間よりも、車両速度検出点Psにおいて車両Aに
非常制動をかけたときに当該閉塞区間1Tを抜けるのに要
する時間が小さくなる地点に設定する。例えば、第2図
に示すように、閉塞区間1Tの距離をxとし、車両Bが制
御後のYY現示で指定された車両速度Vyyで走行とすれ
ば、車両Bが閉塞区間1Tを通過するのに要する時間tyy
は、 tyy=x/vyy となる。
一方、車両速度検出点Psで検出すべき速度をVpとする
と、車両速度検出点Psにおいて車両Aに非常制動をかけ
たとき、図示のような停止パターンを発生する。車両A
がこの停止パターンにしたがって減速されて行き、車両
Aの後部が閉塞区間1Tを抜けるのに要する時間をtpとす
る。そこで、車両速度検出点Psの位置を、 tyy>tp を満足するように設定すれば、車両Aに非常制動をかけ
たときでも、後続の車両Bが閉塞区間1T内において車両
Aに追い付くことはない。
車両速度検出端31、32は、この実施例では、車両A、
Bの走行方向に沿って距離をおいて配置された一対の車
軸検出器で構成してある。車両Aの速度は、車両速度検
出端31−32間の距離と、車両速度検出端31−32間を通過
するのに要した時間とから算出できる。こうして算出さ
れた速度が、設定速度Vpよりも大きい場合に、制御装置
Aから閉塞信号機21に制御信号を与え、R現示をYY現示
に制御する。ATC装置の場合には、YY現示に対応する現
示信号を制御装置4から地上ループ及び車上アンテナ等
を通して車上に送信する。車軸検出器による車両速度検
出端31、32を用いる場合、車両A、Bの最後部の車軸検
出によって速度を検出するのが望ましい。列車検知子6
は車両Bの1Tへの進入を検知し、YY現示をR現示に変え
後続の列車が1Tへ進入するのを防ぐ。
第3図は別の実施例を示している。この実施例では、
閉塞区間1Tの車両進入側にも、車軸検出器33を配置し、
車軸検出器33から与えられる車軸検出信号に基づいてカ
ウントした車軸数n1と、車両速度検出点Psにおいて、車
両速度検出端31、32を構成する車軸検出器32から与えら
れる車軸検出信号に基づいてカウントした車軸数n2とが
一致したときに、車両A(またはB)の車両最後部が車
両速度検出点Psを抜けたと判定する車両後部検出機能を
付加したものである。車両速度検出点Psに備えられた車
両速度検出端31、32は、第1図で説明したと同様に、車
両の速度を検出する。また、車軸検出器33は第1図の実
施例の列車検知子6と同じ働きもする。
第4図は更に別の実施例を示している。この実施例で
は、車両速度検出点Psに備えられたループ等の地上子35
を車両速度検出端とし、車両A、Bに備えられた車上ア
ンテナ5から送信される車両速度情報を地上子35で受信
するようにしたものである。車両速度情報は車両A、B
の後部に備えられた車上アンテナ5を利用して送信す
る。車上アンテナ5として、ATS装置(自動列車停止装
置)用として備えられた車上アンテナを利用する場合
は、車両前部に備えられた車上アンテナからの速度情報
であるか、車両後部に備えられた車上アンテナからの速
度情報であるかを、制御装置4で判別する。車両前部か
ら送られる情報と、車両後部から送られる情報は情報内
容を変えることにより、判別が可能である。
本発明に係る現示制御装置は、閉塞信号機の現示制御
のみではなく、ATC装置にも適用できる。また、従来の
ハーフオーバラップ制御方式に応用して、他の閉塞信号
機の現示制御にリンクすることもできる。
<発明の効果> 以上述べたように、本発明に係る現示制御装置は、閉
塞区間内に設定された車両速度検出点と、前記車両速度
検出点に配置された車両速度検出端と、車両速度検出端
で検出された車両速度があるレベル以上である場合に当
該閉塞区間に進入する車両に対する現在の現示信号を上
位の現示信号に制御する制御装置とを備えることを特徴
とするから、次のような効果が得られる。
(a)車両運行密度を向上させ、輸送力を増大させ得る
現示制御装置を提供できる。
(b)既存の軌道回路、閉塞信号機及び車両制御用装置
の増設が少なく、車両速度検出端の追加のみで実現し得
る現示制御装置を提供できる。
(c)閉塞信号機のみならずATC装置等にも応用可能
で、更に従来のハーフオーバラップ方式の閉塞信号機現
示制御に適用し得る現示制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る現示信号制御装置の構成を概略的
に示す図、第2図は車両速度検出点の定め方を示す図、
第3図は本発明に係る現示信号制御装置の別の実施例に
おける構成を概略的に示す図、第4図は本発明に係る現
示信号制御装置の更に別の実施例における構成を概略的
に示す図、第5図は従来の閉塞信号機制御方式を示す図
である。 1……軌道、21、22……閉塞信号機 31、32、35……車両速度検出端 4……制御装置、1T、2T……閉塞区間 Ps……車両速度検出点

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉塞区間内に設定された車両速度検出点
    と、前記車両速度検出点に配置された車両速度検出端
    と、車両速度検出端で検出された車両速度があるレベル
    以上である場合に、当該閉塞区間に進入する車両に対す
    る現在の現示信号を上位の現示信号に制御する制御装置
    とを備える現示信号制御装置であって、 前記車両速度検出点は、当該閉塞区間を走行する先行車
    両に対して車両速度検出点において非常制動をかけたと
    きに当該閉塞区間を抜けるのに要する時間tpが、当該閉
    塞区間に進入する後続車両が制御後の上位の現示信号に
    よって指定される速度で当該閉塞区間を走行するときに
    要する時間tyyよりも、小さくなる地点に設定されてい
    ること を特徴とする現示信号制御装置。
  2. 【請求項2】前記車両速度検出端は、車両の走行方向に
    沿って距離をおいて配置された一対の車軸検出器でなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の現示信
    号制御装置。
  3. 【請求項3】前記車両速度検出端は、車両から送信され
    る速度情報を受信する地上子でなることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の現示信号制御装置。
  4. 【請求項4】前記地上子は、車両の後部から送信される
    速度情報を受信することを特徴とする特許請求の範囲第
    3項に記載の現示信号制御装置。
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JPS5264707A (en) * 1975-11-26 1977-05-28 Japanese National Railways<Jnr> Automatical train stopping control system of point controlling type
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