JPH08130807A - 車上装置、地上装置及び車両制御装置 - Google Patents

車上装置、地上装置及び車両制御装置

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JPH08130807A
JPH08130807A JP26881794A JP26881794A JPH08130807A JP H08130807 A JPH08130807 A JP H08130807A JP 26881794 A JP26881794 A JP 26881794A JP 26881794 A JP26881794 A JP 26881794A JP H08130807 A JPH08130807 A JP H08130807A
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JP
Japan
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signal
vehicle
atc
section
delay time
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Application number
JP26881794A
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English (en)
Inventor
Sueichi Yada
末一 矢田
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 死区間に対応して遅延時間を任意に設定し得
る車上装置、地上装置及び車両制御装置を提供する。 【構成】 車上子1は、信号現示に対応して定められた
複数の速度信号波F40、F25を受信する。信号判定回路
21は、受信した速度信号波F40、F25を解読し、信号
現示に対応するATC制御信号f40、f25を出力する。
出力回路22は、前方の閉塞区間が非常停止区間である
ことを示す予告信号S2に基づき遅延時間Td2を設定す
る。ATC制御信号f25が得られなくなったときに、直
前のATC制御信号f25に対応する速度制御信号V25を
遅延時間Td2の間だけ出力し、遅延時間Td2経過後に
ATC制御信号f25等が得られないときに、非常ブレー
キ信号EBを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車上装置、地上装置及
び車両制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動列車制御装置(以下ATC装
置と称する。)は、地上装置が閉塞区間毎にATC信号
波を送信し、車上装置がATC信号波を連続的に受信す
るように構成されている。車上装置は、フェールセーフ
の観点から、ATC信号波を受信できないときに非常ブ
レーキ制御を行う構成となっている。地上装置は、車両
を非常停止させる必要があるときに、当該閉塞区間を非
常停止区間としてATC信号波を送信しないように構成
されている。
【0003】しかし、閉塞境界では、ATC信号波を受
信できず、死区間が生ずる。従って、死区間において、
非常ブレーキ制御が加わってしまうという不都合を生じ
る。
【0004】そこで、従来の車上装置は、死区間通過時
の不都合を回避するために、直前のATC制御信号をあ
る定められた時間(遅延時間)の間だけ維持するように
構成されている。遅延時間は、路線全体の最長死区間を
考慮して一律に設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動列車制御装置は、以下の問題点を有している。 (A)遅延時間は最長死区間を考慮して一律に設定され
ているため、大部分の閉塞境界では遅延時間が不必要に
長くなる。即ち、各閉塞境界の死区間長に応じて適切な
遅延時間を設定できない。 (B)非常停止区間に進入する場合も、予め設定された
遅延時間の間は非常ブレーキ制御が加わらない。このた
め、非常停止区間に進入して即座に非常ブレーキ制御が
必要なときに、遅延時間の分だけ空走時間が延び、安全
性が損なわれる。ここで、空走時間とは、ATC信号波
を受信できなくなってから、実際に非常ブレーキ信号を
出力するまでの時間をいう。 (C)非常ブレーキ時には空走時間が長くなって制動距
離も長くなるので、その制動距離を考慮した過走余裕距
離が必要以上に長くなり、車両の運転ヘッド(運転間
隔)を短縮する上での障害となっている。
【0006】本発明の課題は、死区間に応じて遅延時間
を任意に設定し得る車上装置、地上装置及び車両制御装
置を提供することである。
【0007】本発明のもう一つの課題は、死区間を通過
中であるかまたは非常停止区間であるかを判断し得る車
上装置、地上装置及び車両制御装置を提供することであ
る。
【0008】本発明のもう一つの課題は、非常ブレーキ
制御時には制動距離を短縮し得る車上装置、地上装置及
び車両制御装置を提供することである。
【0009】本発明のもう一つの課題は、過走余裕距離
の短縮によって運転ヘッドの短縮を図り得る車上装置、
地上装置及び車両制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る車上装置は、車上子と、信号処理回路
とを含み、地上側の各閉塞区間の閉塞境界に生じる死区
間では地上側から送信される信号を受信できなくなる。
前記車上子は、複数種のATC信号波を受信する。前記
ATC信号波は、信号現示に対応して定められ、前記各
閉塞区間に設けられた送信器から送信される。前記信号
処理回路は、信号判定回路と、出力回路とを含む。前記
信号判定回路は、受信した前記ATC信号波を解読し、
前記信号現示に対応する複数のATC制御信号を出力す
る。前記出力回路は、前方の閉塞区間が非常停止区間で
あることを示す予告信号と、前記ATC制御信号とが入
力され、前記予告信号に基づき遅延時間を設定し、前記
ATC制御信号が得られなくなったときに、直前の前記
ATC制御信号に対応した速度制御信号を前記遅延時間
の間だけ出力し、前記遅延時間経過後に前記ATC制御
信号が得られないときに、非常ブレーキ信号を出力す
る。
【0011】好ましい例では、前記信号処理回路は、車
両位置検出回路を含み、前記車両位置検出回路が、各閉
塞区間の距離情報及び各閉塞区間のATC信号現示パタ
ーンを記憶し、車両の走行距離から前記車両が在線する
閉塞区間を割り出し、割り出した前記閉塞区間の前記A
TC信号現示パターンから前方の閉塞区間が非常停止区
間か否かを判断し、非常停止区間であると判断したとき
に前記予告信号を出力する。
【0012】更に好ましい例では、前記車両位置検出回
路は、車両の走行距離から各閉塞区間の境界を割り出
し、各閉塞境界の死区間長を予告する別の予告信号を出
力する。前記出力回路は、前記別の予告信号入力され、
前記別の予告信号に基づき遅延時間を設定する。
【0013】別の好ましい例では、前記車上子は、別の
ATC信号波を受信する。前記別のATC信号波は、当
該閉塞区間に定められる前記信号現示を示すと共に、当
該閉塞区間より前方の区間が非常停止区間であることを
示す。前記信号処理回路は、前記別のATC信号波を解
読し、前記ATC制御信号及び前記予告信号を出力す
る。
【0014】更に別の好ましい例では、別の車上子と、
別の信号処理回路とを含んでいる。別の車上子は、地上
子から送信されるマーク信号を受信する。前記マーク信
号は、前方に位置する閉塞境界の死区間長に応じて定め
られる。前記別の信号処理回路は、前記マーク信号を解
読し、前記閉塞境界の死区間長を予告する別の予告信号
を出力する。前記出力回路は、前記別の予告信号が入力
され、前記別の予告信号に基づき前記遅延時間を設定す
る。
【0015】本発明に係る地上装置は、複数の閉塞区間
と、複数の送信器とを含む。前記閉塞区間のそれぞれ
は、車両の進行方向に順次配置されている。前記送信器
のそれぞれは、前記閉塞区間のそれぞれに個別に設けら
れ、前記閉塞区間に定められる信号現示に対応した複数
のATC信号波を送信する。
【0016】好ましい例では、無信号により非常停止区
間となっている閉塞区間より後方の閉塞区間に備えられ
た前記送信器は、別のATC信号波を送信する。前記別
のATC信号波は、当該閉塞区間に定められる前記信号
現示を示すと共に、当該閉塞区間より前方の閉塞区間が
非常停止区間であることを示す。
【0017】別の好ましい例では、地上子を含み、前記
地上子は、前記閉塞区間の少なくとも一つに備えられ、
前方に位置する閉塞境界の死区間長に応じて定められた
マーク信号を出力する。
【0018】本発明に係る車両制御装置は、車上装置
と、地上装置とを含む。前記車上装置及び前記地上装置
は、それぞれが上記記載のいずれかのものでなる。
【0019】
【作用】出力回路は、前方の閉塞区間が非常停止区間で
あることを示す予告信号が入力され、予告信号に基づき
遅延時間を設定する。このため、車両が非常停止区間の
手前に形成される死区間に入る前に、その死区間に応じ
た適切な値に遅延時間を設定できる。
【0020】車上子は、複数種のATC信号波を受信す
る。ATC信号波は、信号現示に対応して定められ、地
上側の各閉塞区間に設けられた送信器から送信される。
信号判定回路は、受信したATC信号波を解読し、信号
現示に対応する複数のATC制御信号を出力する。出力
回路は、ATC制御信号が得られなくなったときに、直
前のATC制御信号に対応した速度制御信号を遅延時間
の間だけ出力するから、車両が死区間を通過している時
の無信号状態を直前のATC制御信号により補完でき
る。このため、閉塞境界に生じる死区間において不必要
な非常ブレーキ制御が加わるのを回避できる。
【0021】車両が死区間を通過した後に再びATC信
号波を受信した時は、そのATC制御信号に基づき車両
制御を行なうことができる。
【0022】出力回路は、遅延時間を経過した後にAT
C制御信号が得られないときに、非常ブレーキ信号を出
力する。即ち、適切な値に設定された遅延時間を経過し
た後にATC制御信号が得られないということは、当該
閉塞区間が非常停止区間であってATC信号波が送信さ
れていないか、または送信器、車上子等の送信系統に異
常が発生していると判断し、非常ブレーキ制御を行な
う。このため、非常ブレーキ制御を行わなければならな
いことを確認して非常ブレーキ制御を行うことができ、
安全性の高い車両制御が可能となる。
【0023】上述したように、遅延時間が死区間に応じ
た適切な値に設定されているから、遅延時間内におい
て、死区間を通過中であるかまたは非常停止区間である
かを判断できる。例えば、遅延時間を車両が死区間を通
過する時間よりも若干長く設定すると、遅延時間の終了
間際にATC信号波を受信した時に死区間を通過中と判
断でき、遅延時間内にATC信号波を受信できない時に
非常停止区間であると判断できる。
【0024】また、前方の閉塞区間が非常停止区間であ
ると予告されている時は、ATC信号波の瞬断を防止す
るためのノイズ対策に必要な時間まで遅延時間を短縮で
きるので、非常ブレーキ信号が早期に出力され、制動距
離を短縮できる。
【0025】更に、制動距離が短縮されるから、過走余
裕距離も短縮され、その結果運転ヘッドの短縮が可能と
なる。
【0026】信号処理回路は、車両位置検出回路を含
み、車両位置検出回路が、各閉塞区間の距離情報及び各
閉塞区間のATC信号現示パターンを記憶し、車両の走
行距離から車両が在線する閉塞区間を割り出し、割り出
した閉塞区間のATC信号現示パターンから前方の閉塞
区間が非常停止区間か否かを判断し、非常停止区間であ
ると判断したときに予告信号を出力する好ましい例で
は、地上側から予告信号を与えることなく、遅延時間を
死区間に応じた適切な値に設定できる。このため、従来
の地上設備を変更することなく、車上装置に車両位置検
出回路を追加することにより、上記利点を得ることがで
きる。
【0027】車両位置検出回路は、車両の走行距離から
各閉塞区間の境界を割り出し、各閉塞境界の死区間長を
予告する別の予告信号を出力する。出力回路は、別の予
告信号が入力され、別の予告信号に基づき遅延時間を設
定する。この好ましい例では、遅延時間を死区間長に対
応させて設定できるので、不必要に長い遅延時間を設定
することなく、死区間毎に適切な遅延時間を設定でき
る。
【0028】車上子は、別のATC信号波を受信する。
別のATC信号波は、当該閉塞区間に定められる信号現
示を示すと共に、当該閉塞区間より前方の閉塞区間が非
常停止区間であることを示す。信号処理回路は、別のA
TC信号波を解読し、ATC制御信号及び予告信号を出
力する。この好ましい例では、先行車両の位置を把握し
ている地上装置に連動して遅延時間が設定されるので、
安全性の高い車両制御が可能となる。
【0029】別の車上子は、地上子から送信されるマー
ク信号を受信する。マーク信号は、前方に位置する閉塞
境界の死区間長に応じて定められる。別の信号処理回路
は、マーク信号を解読し、閉塞境界の死区間長を予告す
る別の予告信号を出力する。出力回路は、別の予告信号
が入力され、別の予告信号に基づき遅延時間を設定す
る。この好ましい例では、遅延時間を死区間長に対応さ
せて適切な値に設定できる。
【0030】地上装置は、複数の閉塞区間と、複数の送
信器とを含む。閉塞区間のそれぞれは、車両の進行方向
に順次配置されている。送信器のそれぞれは、閉塞区間
のそれぞれに個別に設けられ、閉塞区間に定められた信
号現示に対応した複数のATC信号波を送信する。この
ため、車上装置は、通常、地上装置の送信するいずれか
のATC信号波を受信でき、ATC信号波を受信できな
くなった時に、死区間または非常停止区間に進入したも
のとして遅延時間の計数を開始することができる。
【0031】無信号により非常停止区間となっている閉
塞区間より後方の閉塞区間に備えられた送信器は、別の
ATC信号波を送信する。別のATC信号波は、当該閉
塞区間に定められる信号現示を示すと共に、当該閉塞区
間より前方の閉塞区間が非常停止区間であることを示
す。この好ましい例では、車上装置は、別のATC信号
波を受信できなくなった時に、死区間に進入したものと
して遅延時間の計数を開始することができる。
【0032】車両制御装置は、車上装置と、地上装置と
を含む。車上装置及び地上装置は上記本発明に係るもの
でなる。このため、遅延時間を死区間の長さに応じて任
意に設定すること等の上記利点の全てを有する車両制御
装置が得られる。
【0033】
【実施例】図1は本発明に係る車上装置、地上装置及び
車両制御装置の構成を示すブロック図である。本発明に
係る車上装置Bは、車上子1と、信号処理回路2とを含
んでいる。図において、参照符号3は軌道、41〜43
は送信器、5は地上制御装置、6は車両である。
【0034】地上装置Aは、複数の閉塞区間1T〜3T
と、複数の送信器41〜43とを含む。閉塞区間1T〜
3Tのそれぞれは、車両6の進行方向Xに順次配置され
ている。送信器41〜43のそれぞれは、閉塞区間1T
〜3Tのそれぞれに個別に設けられ、複数種のATC信
号、例えば、「01」信号、25信号、40信号、55
信号、75信号、90信号等を送信する。実施例では、
閉塞区間1Tは40信号(制限速度40km/h)、閉塞区
間2Tは25信号(制限速度40km/h)、閉塞区間3T
は、非常停止区間となっており、いわゆる「02」信号
となっている。送信器41は、閉塞区間1Tの40信号
に対応したATC信号波F40を送信する。同様に、送信
器42は、閉塞区間2Tの25信号に対応したATC信
号波F25を送信する。送信器43は、ATC信号波を送
信しない。ATC信号波F40、F25等は、搬送周波数を
信号現示に対応した信号周波数で振幅変調した変調波信
号で与えられる。地上制御装置5は、図示しない先行車
両の位置、進路等の信号制御条件に応じて、送信器41
〜43に送信すべくATC信号を指令する。
【0035】車上子1は、送信器41〜43から送信さ
れる複数種のATC信号波F40、F25等を受信する。
【0036】信号処理回路2は、信号判定回路21と、
出力回路22とを含んでいる。信号判定回路21は、受
信したATC信号波F40、F25等を解読し、その信号現
示に対応する複数のATC制御信号f40、f25等を出力
する。具体的には、バンドパスフィルタでATC信号波
F40、F25等の搬送周波数帯域を抽出し、検波回路でA
TC信号波F40、F25等を検波して信号周波数を取り出
し、信号周波数に応じたATC制御信号f40、f25等を
出力する。
【0037】出力回路22は、前方の閉塞区間が非常停
止区間であることを示す予告信号S2と、ATC制御信
号f40、f25等とが入力される。予告信号S2が与えら
れない時は、遅延時間Td1に設定する。予告信号S2が
入力された時に、予告信号S2に基づき遅延時間Td2を
設定する。予告信号S2は、例えば、車両の走行距離
と、各閉塞区間の距離情報及び信号現示パターンとから
前方の閉塞区間の信号現示を予測して与えられる。AT
C制御信号f40、f25等が入力された時に、ATC制御
信号f40、f25等に対応した速度制御信号をV40、V25
等を出力する。ATC制御信号f40が得られなくなった
ときに、直前のATC制御信号f40に対応した速度制御
信号V40を遅延時間Td1の間だけ出力する。ATC制御
信号f25が得られなくなったときに、直前のATC制御
信号f25に対応した速度制御信号V25を遅延時間Td2の
間だけ出力する。遅延時間Td2を経過した後にATC制
御信号f40、f25等が得られないときは、非常ブレーキ
信号EBを出力する。速度制御信号V40、V25等が与え
られた図示しない速度制御装置は、車両の速度が制限速
度40km/h、25km/h等の範囲内に入るように
制御する。
【0038】図2は本発明に係る車上装置の動作を説明
するタイムチャートである。図において、図1と同一参
照符号は同一性ある構成部分を示す。参照符号aは、ブ
レーキ制御時の車両の速度を示している。図は、横軸が
時間、縦軸が車両の速度または各信号の電圧レベルとな
っている。
【0039】時刻t1 において、車両6が閉塞区間1T
と閉塞区間2Tとの間の死区間D1に進入する。ATC
信号波F40の受信レベルが最小受信レベルVr 以下に低
下し、車上子1はATC信号波F40を受信できなくな
る。出力回路22は、直前のATC制御信号f40に対応
した速度制御信号V40を遅延時間Td1の間だけ出力す
べく、遅延時間Td1 の計数を開始する。
【0040】時刻t2 において、車両6が閉塞区間2T
に進入し、ATC信号波F25の受信レベルが最小受信レ
ベルVr 以上となり、車上子1はATC信号波F25を受
信する。信号判定回路21は、ATC信号波F25を解読
し、ATC制御信号f25を出力する。
【0041】時刻t3 において、出力回路22は、AT
C制御信号f25に対応する速度制御信号V25を出力す
る。速度制御信号V25をATC制御信号f25に対して遅
延させてあるのは、処理時間、ノイズ対策等を考慮した
ためである。この時、速度制御信号V40と速度制御信号
V25とが同時に出力されることになるが、図示しない下
位優先回路により下位の速度制御信号V25が優先して出
力される。このため、制限速度が40km/hから25km/h
になる。
【0042】時刻t4 において、車両6の走行速度が制
限速度25km/hを超えているので、速度制御装置によっ
て減速のためのブレーキが掛けられる。時刻t5 におい
て、遅延時間Td1の計数を終了し、速度制御信号V40の
出力がなくなる。これにより、死区間通過処理が終了す
る。
【0043】時刻t6において、出力回路22は、予告
信号S2が入力され、遅延時間Td2を設定する。遅延時
間Td2は、例えばゼロ秒に近い値に設定される。遅延時
間Td2の設定時期は、遅延タイマを別個に設けた場合に
は、ATC制御信号f25を得た後であればいつでもよ
い。時刻t7において、車両速度が制限速度25km/h内
に制御される。
【0044】時刻t8において、車両6が閉塞区間2T
と閉塞区間3Tとの間の死区間D2に進入する。車上子
1はATC信号波F25を受信できなくなる。出力回路2
2は、遅延時間Td2の計数を開始する。
【0045】時刻t9 において、出力回路22は、遅延
時間Td2の計数が終了し、速度制御信号V25の出力を停
止し、非常ブレーキ信号EBを出力する。時刻t10に
おいて、非常ブレーキが実際に掛かる。
【0046】点線で示した部分は、従来において行なわ
れる、ATC制御信号f25に遅延時間Td1が付加された
場合の速度特性を示してある。
【0047】上述したように、出力回路22は、前方の
閉塞区間3Tが非常停止区間であることを示す予告信号
S2が入力され、予告信号S2に基づき遅延時間Td2を
設定する。このため、車両6が非常停止区間3Tの手前
に形成される死区間D2に入る前に、死区間D2に応じ
た適切な値に遅延時間Td2を設定できる。
【0048】車上子は、複数種のATC信号波F40、F
25等を受信する。信号判定回路21は、受信したATC
信号波F40、F25等を解読し、信号現示に対応する複数
のATC制御信号f40、f25等を出力する。出力回路2
2は、ATC制御信号F40が得られなくなったときに、
直前のATC制御信号f40に対応する速度制御信号V40
を遅延時間Td1の間だけ出力するから、車両6が死区間
D1を通過している時の無信号状態を直前のATC制御
信号f40により補完できる。このため、閉塞境界に生じ
る死区間D1において不必要な非常ブレーキ制御が加わ
るの回避できる。
【0049】車両6が死区間D1を通過した後にATC
制御信号f25が得られた時は、そのATC制御信号f25
に基づき車両制御を行なうことができる。
【0050】出力回路22は、遅延時間Td2を経過した
後にATC制御信号f40、f25等が得られないときに
は、非常ブレーキ信号EBを出力する。即ち、死区間D
2に対して適切な値に設定された遅延時間Td2を経過し
た後にATC制御信号f40、f25等が得られないという
ことは、当該閉塞区間3Tが非常停止区間であってAT
C信号波が送信されていないか、または送信器43、車
上子1等に異常が発生していると判断し、非常ブレーキ
制御を行なう。このため、非常ブレーキ制御を行なわな
ければならないことを確認して非常ブレーキ制御を行な
うことができ、安全性の高い車両制御が可能となる。
【0051】上述のように、遅延時間Td2が死区間D2
に応じた適切な値に設定されているから、遅延時間Td2
内において、死区間D2を通過中であるかまたは非常停
止区間に進入したかを判断できる。例えば、遅延時間T
d2を車両6が死区間D2を通過する時間T2よりも若干
長く設定すると、遅延時間Td2の終了間際にATC制御
信号f40、f25等が得られた時に死区間D2を通過中と
判断でき、遅延時間Td2内にATC制御信号f40、f25
等が得られない時に非常停止区間に進入したと判断でき
る。
【0052】また、前方の閉塞区間3Tが非常停止区間
であると予告されている時は、ATC信号波F40、F25
等の瞬断を防止するためのノイズ対策に必要な時間まで
遅延時間Td2を短縮できるので、非常ブレーキ信号EB
が早期に出力され、制動距離を短縮できる。
【0053】更に、制動距離が短縮されるから、過走余
裕距離も短縮され、その結果運転ヘッドの短縮が可能と
なる。
【0054】実施例の信号処理回路2は、車両位置検出
回路23を含んでいる。車両位置検出回路23は、閉塞
区間1T〜3Tの距離情報Li 及び閉塞区間1T〜3T
のATC信号現示パターンPiを記憶する。閉塞区間1
T〜3Tの距離情報Liは、起点を基準とした距離で与
えられる。例えば、閉塞区間1Tは起点から10km、閉
塞区間2Tは起点から12kmという具合である。ATC
信号現示パターンPiは、例えば、閉塞区間2Tに25
信号が割り当てられたときは閉塞区間3Tの信号現示が
非常停止信号の「02」信号となり、閉塞区間2Tに4
0信号が割り当てられたときは閉塞区間3Tの信号現示
が25信号となるというように決められている。車両位
置検出回路23は、車両6の走行距離から車両6が在線
する閉塞区間2Tを割り出し、ATC制御信号f25と割
り出した閉塞区間2Tの現示パターンPiとから前方の
閉塞区間3Tが非常停止区間か否かを判断し、非常停止
区間であると判断したときに予告信号S2を出力する。
例えば、閉塞区間2T、ATC制御信号f25の場合は、
閉塞区間3Tが非常停止区間と判断する。走行距離は、
例えば、速度発電機231から与えられる車輪の回転数
と、車輪径によって求める。これにより、地上側から予
告信号S2を与えることなく、遅延時間Td2を死区間D
2に応じた適切な値に設定できる。このため、従来の地
上設備を変更することなく、車上装置に車両位置検出回
路を追加することにより、上記利点の全てを得ることが
できる。
【0055】車両位置検出回路23は、車両6の走行距
離から各閉塞区間の境界を割り出し、各閉塞境界の死区
間長D1、D2を予告する別の予告信号S3を出力す
る。出力回路22は、別の予告信号S3が入力され、別
の予告信号S3に基づき遅延時間Td1、Td2を設定す
る。実施例では、時刻t71において、別の予告信号S3
が入力され、遅延時間Td2を設定する。これにより遅延
時間Td1、Td2を死区間長D1、D2に対応させて設定
でき、不必要に長い遅延時間を設定することなく、死区
間毎に適切な遅延時間を設定できる。遅延時間Td1、T
d2の設定は、車両6が当該閉塞区間1T、2Tに進入し
た時に行ってもよいし、車両6が当該閉塞区間1T、2
Tの閉塞境界まで進行した時に行ってもよい。当該閉塞
区間1T、2Tに進入した時に遅延時間Td1、Td2を設
定するように構成した場合は、前方の閉塞区間3Tが非
常停止区間であることを加味して遅延時間Td2を設定で
きる。例えば、遅延時間Td2をゼロ秒に近い値に設定す
る。当該閉塞境界まで進行した時に遅延時間Td1、Td2
を設定するように構成した場合は、直後にATC信号波
を受信できなくなった時に死区間D1、D2を通過中で
あると確認できる。
【0056】図3は本発明に係る車上装置、地上装置及
び車両制御装置の別の実施例の構成を示すブロック図、
図4はその車上装置の動作を説明するタイムチャートで
ある。図において、図1及び図2と同一参照符号は同一
性ある構成部分を示している。
【0057】無信号により非常停止区間となっている閉
塞区間3Tより後方の閉塞区間2Tに備えられた送信器
42は、別のATC信号波Fxを送信する。別のATC
信号波Fxは、閉塞区間2Tに定められる信号現示を示
すと共に、閉塞区間2Tより前方の閉塞区間3Tが非常
停止区間であることを示す。別のATC信号波Fxは、
ATC信号波F25とは信号周波数が異なる変調波信号と
なっている。
【0058】車上子1は、別のATC信号波Fxを受信
する。信号処理回路21は、別のATC信号波Fxを解
読し、ATC制御信号f25及び予告信号S2を出力す
る。ATC制御信号f25及び予告信号S2は、時刻t2
において同時に出力される。遅延時間Td2は時刻t3に
おいて設定される。
【0059】この実施例では、車上装置Bは、ATC信
号波Fxを受信できなくなった時に、死区間D2に進入
したものとして遅延時間Td2の計数を開始することがで
きる。また、先行車両の位置を把握している地上装置に
連動して遅延時間Td2を設定できるので、安全性の高い
車両制御が可能となる。
【0060】図5は本発明に係る車上装置、地上装置及
び車両制御装置の更に別の実施例の構成を示すブロック
図、図6はその車上装置の動作を説明するタイムチャー
トである。図において、図1及び図2と同一参照符号は
同一性ある構成部分を示している。参照符号11は別の
車上子、25は別の信号処理回路である。
【0061】地上子7は、閉塞区間1T〜3Tの少なく
とも一つに備えられ、前方に位置する閉塞境界の死区間
長に応じて定められたマーク信号S5を出力する。実施
例の地上子7は、閉塞区間2Tに備えられ、死区間D2
の長さに応じて定められたマーク信号S5を出力する。
地上子7は、閉塞区間2Tの閉塞境界部分に設けること
が望ましい。地上子7は、送信器と、地上アンテナとを
有し、送信器が発生したマーク信号S5を地上アンテナ
から送信するように構成してもよいし、車上側の信号処
理回路がいわゆる変周式の場合は、LC共振回路で構成
してもよい。
【0062】別の車上子11は、地上子7から送信され
るマーク信号S5を受信する。別の信号処理回路25
は、マーク信号S5を解読し、閉塞境界の死区間長を予
告する別の予告信号S3を出力する。出力回路22は、
別の予告信号S3が入力され、別の予告信号S3に基づ
き遅延時間Td2を設定する。遅延時間Td2は、時刻t71
において設定される。
【0063】この実施例では、遅延時間Td2を死区間長
に対応させて適切な値に設定できる。不必要な遅延時間
Td2を設定することがないので、制動距離を短縮でき
る。
【0064】図1、図3及び図5を参照しながら本発明
に係る車両制御装置を説明する。車両制御装置は、地上
装置Aと、車上装置Bとを含む。地上装置A及び車上装
置Bは、上記本発明に係るものでなる。このため、遅延
時間を死区間の長さに応じて任意に設定すること等の上
記利点の全てを有する車両制御装置が得られる。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下のような効果が得られる。 (a)死区間に応じて遅延時間を任意に設定し得る車上
装置、地上装置及び車両制御装置を提供できる。 (b)死区間を通過中であるかまたは非常停止区間であ
るかを判断し得る車上装置、地上装置及び車両制御装置
を提供できる。 (c)非常ブレーキ制御時には制動距離を短縮し得る車
上装置、地上装置及び車両制御装置を提供できる。 (d)過走余裕距離の短縮によって運転ヘッドの短縮を
図り得る車上装置、地上装置及び車両制御装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車上装置、地上装置及び車両制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る車上装置の動作を説明するタイム
チャートである。
【図3】本発明に係る車上装置、地上装置及び車両制御
装置の別の実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示す車上装置の動作を説明するタイムチ
ャートである。
【図5】本発明に係る車上装置、地上装置及び車両制御
装置の更に別の実施例の構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示す車上装置の動作を説明するタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
1 車上子 11 別の車上子 2 信号処理回路 21 信号判定回路 22 出力回路 23 車両位置検出回路 231 走行距離検出器 3 軌道 1T〜3T 閉塞区間 41〜43 送信器 5 地上制御装置 6 車両 F25、F40 ATC信号波 f25、f40 ATC制御信号 Td1、Td2 遅延時間 V25、V40 速度制御信号 S2 予告信号 S3 別の予告信号 Li 距離情報 Pi ATC信号現示パターン Fx 別のATC信号波 25 別の信号処理回路 7 地上子 S5 マーク信号 A 地上装置 B 車上装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車上子と、信号処理回路とを含み、地上
    側の各閉塞区間の閉塞境界に生じる死区間では地上側か
    ら送信される信号を受信できなくなる車上装置であっ
    て、 前記車上子は、複数種のATC信号波を受信するもので
    あり、前記ATC信号波は、信号現示に対応して定めら
    れ、前記各閉塞区間に設けられた送信器から送信される
    ものであり、 前記信号処理回路は、信号判定回路と、出力回路とを含
    んでおり、 前記信号判定回路は、受信した前記ATC信号波を解読
    し、前記信号現示に対応する複数のATC制御信号を出
    力するものであり、 前記出力回路は、前方の閉塞区間が非常停止区間である
    ことを示す予告信号と、前記ATC制御信号とが入力さ
    れ、前記予告信号に基づき遅延時間を設定し、前記AT
    C制御信号が得られなくなったときに、直前の前記AT
    C制御信号に対応する速度制御信号を前記遅延時間の間
    だけ出力し、前記遅延時間経過後に前記ATC制御信号
    が得られないときに、非常ブレーキ信号を出力するもの
    である車上装置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理回路は、車両位置検出回路
    を含み、前記車両位置検出回路が、各閉塞区間の距離情
    報及び各閉塞区間のATC信号現示パターンを記憶し、
    車両の走行距離から前記車両が在線する閉塞区間を割り
    出し、割り出した前記閉塞区間の前記ATC信号現示パ
    ターンから前方の閉塞区間が非常停止区間か否かを判断
    し、非常停止区間であると判断したときに前記予告信号
    を出力するものである請求項1に記載の車上装置。
  3. 【請求項3】 前記車両位置検出回路は、車両の走行距
    離から各閉塞区間の境界を割り出し、各閉塞境界の死区
    間長を予告する別の予告信号を出力するものであり、 前記出力回路は、前記別の予告信号が入力され、前記別
    の予告信号に基づき前記遅延時間を設定する請求項2に
    記載の車上装置。
  4. 【請求項4】 前記車上子は、別のATC信号波を受信
    するものであり、前記別のATC信号波は、当該閉塞区
    間に定められる前記信号現示を示すと共に、当該閉塞区
    間より前方の閉塞区間が非常停止区間であることを示す
    ものであり、 前記信号処理回路は、前記別のATC信号波を解読し、
    前記ATC制御信号及び前記予告信号を出力するもので
    ある請求項1に記載の車上装置。
  5. 【請求項5】 別の車上子と、別の信号処理回路とを含
    んでおり、 前記別の車上子は、地上子から送信されるマーク信号を
    受信するものであり、前記マーク信号は、前方に位置す
    る閉塞境界の死区間長に応じて定められるものであり、 前記別の信号処理回路は、前記マーク信号を解読し、前
    記閉塞境界の死区間長を予告する別の予告信号を出力す
    るものであり、 前記出力回路は、前記別の予告信号が入力され、前記別
    の予告信号に基づき前記遅延時間を設定する請求項1に
    記載の車上装置。
  6. 【請求項6】 複数の閉塞区間と、複数の送信器とを含
    む地上装置であって、 前記閉塞区間のそれぞれは、車両の進行方向に順次配置
    されており、 前記送信器のそれぞれは、前記閉塞区間のそれぞれに個
    別に設けられ、前記閉塞区間に定められる信号現示に対
    応した複数のATC信号波を送信するものである地上装
    置。
  7. 【請求項7】 無信号により非常停止区間となっている
    閉塞区間より後方の閉塞区間に備えられた前記送信器
    は、別のATC信号波を送信するものであり、前記別の
    ATC信号波は、当該閉塞区間に定められる前記信号現
    示を示すと共に、当該閉塞区間より前方の閉塞区間が非
    常停止区間であることを示すものである請求項6に記載
    の地上装置。
  8. 【請求項8】 地上子を含み、前記地上子は、前記閉塞
    区間の少なくとも一つに備えられ、前方に位置する閉塞
    境界の死区間長に応じて定められたマーク信号を出力す
    るものである請求項6に記載の地上装置。
  9. 【請求項9】 車上装置と、地上装置とを含む車両制御
    装置であって、 前記車上装置は、請求項1〜5に記載の何れかでなり、 前記地上装置は、請求項6〜8に記載の何れかでなる車
    両制御装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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