JP3347908B2 - 自動列車停止装置 - Google Patents
自動列車停止装置Info
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Description
て設備される自動列車停止装置のうち、特に多周波変周
式点制御方式の階段式連続制御方式ATS装置に関する
ものである。
号公報に示された自動列車停止装置における多周波変周
式点制御方式の階段式連続制御方式ATS装置の構成を
示す図であり、図において、1はATS地上子2と結合
して地点信号をピックアップするATS車上子、3は車
上側のATS装置で、ATS車上子1と電気的に接続さ
れたATS受信器4および車両へのブレーキ指令を出力
するATS制御装置5で構成される。また、6は列車速
度をピックアップする速度発電機(以降TGという)で
ある。通常、ATS車上子1は列車の先頭車両最前部床
下に取り付けられ、TG6は車軸端または駆動ギヤのギ
ヤケースに取り付けられる。
子1が地上に配置されたATS地上子2の上を通過した
時に、地上の制限速度信号情報が車上のATS受信器4
に伝えられ、ATS受信器4でその信号が記憶される。
ATS制御装置5は、その記憶された信号に対応した制
限速度とTG6から得られる実際の列車速度とを比較
し、列車速度が制限速度を超過している場合は直ちにブ
レーキ指令をブレーキ装置に対して出力することによ
り、列車の追突、脱線等を未然に防ぐものである。な
お、各ATS地上子2の制限速度信号は先行列車の位置
条件により決められた信号が割り当てられている。例え
ば図8に示すように、先行列車7が左から右方向に移動
して信号機8Aを通過した位置に存在する場合、信号機
8Aは赤(R)であり、その信号機8Aの外方にあるA
TS地上子2A,2B,2Cの制限速度信号は各々赤信
号機8Aの外方に停止可能な制限速度となる。図の例で
は、2Aが0km/h、2Bが30km/h,2Cが45km/h制
限と定めている。なお、信号機8Bは黄(Y)であり、
ATS地上子2AAの制限速度(図の例では65km/h)
も上記と同様にして決められる。
に、ATS地上子2からピックアップされた制限速度信
号(ATS信号)はATS受信器4により信号判別さ
れ、その信号を記憶し、ATS制御装置5に出力され
る。ATS制御装置5では、制限速度パターン発生回路
にて上記信号に対応した制限速度パターン周波数vpに
変換されて速度比較回路に出力される。一方、TG6で
発生した速度に比例した周波数の交流波形を発振形波形
整形回路で矩形波vsに整形され、速度比較回路に出力
される。速度比較回路では上記制限速度パターン周波数
vpと上記列車速度周波数vsとを比較する。このと
き、列車速度周波数vsが制限速度パターン周波数vp
を超過すると直ちに出力リレーを介してブレーキ指令を
出力する。
動列車停止装置では、発生できる制限速度パターンの種
別としては5〜6種類程度が限度で、制限速度の階段数
が少なくなり、1段ごとの速度制限区間が長くなる。し
たがって、停止目標位置に対して必要以上に手前の位置
から減速を開始しなければならないので表定速度を高く
できなかった。また後続列車は、先行列車が所定の距離
以上離れるまで、赤信号の相当手前の位置で待機する必
要があるため、ダイヤ遅延発生の大きな要因となってい
た。
ためになされたもので、その目的は、保安度を向上しつ
つ表定速度を高めることができる自動列車停止装置を得
るものである。
停止装置は、路線上における信号機と既設の地上子との
間の地点で1つの信号波を発生する手段、およびこの信
号波と制限速度信号波とを受信して組み合わせ、上記制
限速度信号波に対応づけられた制限速度値とは異なる制
限速度値を示す信号波を発生する手段を備えたものであ
る。
いては、路線上における信号機と既設の地上子との間の
地点で発生される信号波と制限速度信号波とを受信して
組み合わせることで、上記制限速度信号波に対応づけら
れた制限速度値に加えて、その制限速度値とは異なる制
限速度値が表示される。
方式ATS装置を備えてるという点においては従来装置
と同様であり、全体構成としては図7に示したものと同
様である。図1はこの発明の一実施例である自動列車停
止装置を示す機能ブロック図で、4aは図9で示した従
来のATS受信器4に追設信号用の信号判別回路SA2
のみを追加したATS受信器である。また、5aも同様
に従来のATS制御装置5にATS信号と追設信号とを
組み合わせる信号組み合わせ回路のみを追加したATS
制御装置である。図2は、この発明の一実施例で設備さ
れる地上子と制限速度信号との関係を示した例で、図8
で示した信号機8AとATS地上子2Aとの間、2Aと
2Bとの間、および2Bと2Cとの間に、それぞれAT
S地上子2D1,2D2,2D3を設置したものである。
ただし、これらATS地上子2D1,2D2,2D3は追
設信号波を発生するものである。
おける動作について説明する。先行列車7が左から右方
向に移動して信号機8Aを通過した位置に存在する場
合、信号機8Aは赤(R)であり、その信号機8Aの外
方にあるATS地上子2A,2B,2Cの制限速度信号
は、本実施例では2Aが15km/h、2Bが35km/h,2
Cが55km/h制限とする。さらに、ATS地上子2D
1,2D2,2D3は追設信号波を発生している。後続列
車のATS車上子1が地上に配置されたATS地上子2
Cの上を通過した時に、55km/hの制限速度信号が車上
のATS受信器4aに伝えられ、その信号に対応した制
限速度とTG6から得られる実際の列車速度とを比較
し、列車速度が制限速度を超過している場合は直ちにブ
レーキ指令をブレーキ装置に対して出力する。次に、そ
の状態で列車がATS地上子2D3の上を通過すると、
追設信号がATS受信器4aに伝えられ、ATS制御装
置5aの信号組み合わせ回路では、この追設信号を入力
すると、既に入力している55km/hの制限速度信号を4
5km/hに読み替えて制限速度パターン発生回路で45km
/hの制限速度パターンを発生させる。
を通過すると、35km/hの制限速度信号が発生し、さら
にATS地上子2D2の上を通過して追設信号を受信す
ることにより、30km/hの制限速度信号が発生する。以
降、ATS地上子2A、2D1を通過した場合も同様に
制御される。以上述べたように、追設信号波を発生する
ATS地上子を設置することにより、制限速度値をきめ
細かく設定し、従来から設置されているATS地上子の
発生する制限速度値を実質的に引き上げる事ができるの
で、平均列車速度が向上する。図3に、列車走行におけ
る距離と速度との関係であるランカーブの比較を示す。
従来では、ATS地上子2Cの制限速度は45km/hであ
るので、列車走行がランカーブIを描くように制御され
るため、地点アから減速を開始しなければならない。し
かし、ATS地上子2Cの制限速度を55km/hに上げる
ことにより、列車走行はランカーブIIを描くように制
御されるため、減速開始点が地点イに移動し、平均列車
速度の向上が図れる。
Aが赤信号から黄信号に現示変化すると、制限速度がア
ップするので、列車速度を加速することになる。図4
は、列車がATS地上子2Cを通過後に前方信号機現示
が変化した場合の列車のランカーブを示したものであ
る。従来では、ATS地上子2Bの地点まで制限速度が
45km/hであるので、ランカーブIで示すようにATS
地上子2Bを通過してからでないと加速できない。しか
し、ATS地上子2D3を設置することにより、ランカ
ーブIIで示すように、制限速度55km/hでATS地上
子2D3を通過した直後に加速することができる。以上
により、表定速度を上げることにより平均列車速度の向
上が可能となる。
内方にATS地上子2D1を追設することにより、信号
機8Aの現示が赤の場合の停止位置が地点アから地点イ
に移動するため、先行列車7との間隔を短くすることが
できる。また、信号機8Aの現示が赤から黄に変化した
場合に、後続列車が再力行して駅ホームに停車するまで
の時間は、地点イから力行する方が地点アから力行する
より短いことはいうまでもなく、早く駅に到着すること
ができる。以上により、高密度運転区間のダイヤ遅延の
発生件数を減少することが可能となる。
変化する場合について説明したが、地上信号現示が青信
号の区間にATS地上子を追設する場合について説明す
る。図6に示すように、例えば制限速度120km/hの区
間の一部がカーブ等で速度を低下させる必要がある場合
に、その部分の始点と終点とにATS地上子Dを追設す
る。列車がATS地上子Dを1個通過すると例えば90
km/hに速度制限され、続いて2回目のATS地上子Dを
通過すると、もとの120km/h制限に戻される。従来こ
のような区間では速度制限標識に基づいて速度を落とす
か、もしくは地上側で2点間の通過時間計測により検知
された列車速度をもとに速度制限を行っていたので、安
全上に問題があったが、本実施例2によれば、保安度の
向上が図れる。
れているので、以下に示すような効果を奏する。
続制御方式ATS装置の設備を変えることなく、路線上
の所定の地点で1つの信号波を発生する手段を追設し、
この信号波と既存装置で発生される制限速度信号波とを
組み合わせて、従来から発生できる制限速度値とは異な
る制限速度値を示す信号波を発生できるようにしたの
で、最小限の投資で表定速度を向上できるとともに、高
密度運転区間のダイヤ遅延の発生件数を減少させること
が可能となる。
を示す機能ブロック図である。
追設された場合の列車のランカーブを示す図である。
の減速ランカーブの従来との違いを示す図である。
の加速ランカーブの従来との違いを示す図である。
の駅進入ランカーブの従来との違いを示す図である。
両端にATS地上子が追設された場合の速度制限例を示
す図である。
場合の列車のランカーブを示す図である。
図である。
S装置、4 ATS受信器、5 ATS制御装置、6
速度発電機(TG)。
Claims (1)
- 【請求項1】 信号機の現示に対応して発生される制限
速度信号波を路線上の予め定められた地点に設置された
地上子から受信し、その制限速度信号波に対応づけられ
た制限速度値を越えないように列車速度を制御する多周
波変周式点制御方式の階段式連続制御方式ATS装置を
備えた自動列車停止装置において、上記路線上における上記信号機と既設の上記地上子との
間の 地点で、1つの信号波を発生する手段、およびこの
信号波と上記制限速度信号波とを受信してそれらを組み
合わせ、上記制限速度信号波に対応づけられた制限速度
値とは異なる制限速度値を示す信号波を発生する手段を
備えたことを特徴とする自動列車停止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3537195A JP3347908B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 自動列車停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3537195A JP3347908B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 自動列車停止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08237817A JPH08237817A (ja) | 1996-09-13 |
JP3347908B2 true JP3347908B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=12440047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3537195A Expired - Fee Related JP3347908B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 自動列車停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3347908B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3505126B2 (ja) * | 2000-04-06 | 2004-03-08 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 列車制御装置 |
JP2008086061A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Toshiba Corp | 列車速度検出装置 |
-
1995
- 1995-02-23 JP JP3537195A patent/JP3347908B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH08237817A (ja) | 1996-09-13 |
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