JP2588610Y2 - 折版屋根の軒先構造 - Google Patents

折版屋根の軒先構造

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JP2588610Y2 JP1993067047U JP6704793U JP2588610Y2 JP 2588610 Y2 JP2588610 Y2 JP 2588610Y2 JP 1993067047 U JP1993067047 U JP 1993067047U JP 6704793 U JP6704793 U JP 6704793U JP 2588610 Y2 JP2588610 Y2 JP 2588610Y2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は折版屋根の軒先構造、詳
しくは軒樋が取り付けられた軒先の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】折版屋根に積もった雪を滑落しにくくす
ることなどのために、屋根板の軒先側端部に屋根板から
上方に突出するように雪止め具を設けることがあり、従
来は、この雪止め具を、屋根板にボルト・ナットなどの
止具を用いて取り付けていた。また、屋根のメンテナン
スなどのために屋根に作業者が上がって作業を行うとき
に、作業者が足を滑らせて屋根から落下するおそれがあ
った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、屋根板
に上方に突出する雪止め具を設ける場合に、従来のよう
にボルト・ナットなどの止具を用いると、その止具が余
分に必要になる上、止具が目立って軒先が見苦しくなり
やすいという問題があった。また、作業者が屋根より転
落しないように工夫する必要があった。
【0004】ところで、折版屋根の軒先に軒樋を施工す
るときは、折版形状の屋根板の軒先側端部にねじ棒など
の軸体を貫通保持させ、この軸体の下端部に固定した樋
金具に軒樋を保持させるようにすることが多い。本考案
はこの点に着目してなされたものであり、上記した雪止
め具の取付けや転落事故の防止に、軒樋を取り付けるた
めに使用されている上記軸体を利用できるようにするこ
とによって、余分な止具の使用を省略することのできる
折版屋根の軒先構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案に係る折
版屋根の軒先構造は、折版形状の屋根板の軒先側端部に
軸体が上下方向に貫通保持され、この軸体の下端部に軒
樋が取り付けられた折版屋根の軒先構造において、屋根
板の上方に突き出た上記軸体の上端部に、屋根板から上
方に突出した突起が取り付けられているというものであ
る。
【0006】請求項1の考案に係る折版屋根の軒先構造
は、請求項1のものにおいて、突起に、屋根板の軒先側
端部に沿って横架される棒材を保持可能な取付部が設け
られているというものである。
【0007】
【作用】請求項1の考案によれば、突起の取り付けに、
軒樋を取り付けるために用いられている軸体が利用され
る。そして、請求項2の考案によれば、上記軸体を利用
して取り付けられた突起を利用して棒材を軒先に横架す
ることができる。
【0008】
【実施例】図1は請求項1の考案による折版屋根の軒先
構造を示す部分正面図、図2は図1のII−II線に沿
う断面図である。1はカラー鋼板などの金属板で作られ
た折版形状の屋根板で、交互に並んだ山形部11と谷形
部12とを備えている。そして、山形部11に貫通され
たねじ棒2が、屋根板1の上方および下方からそのねじ
棒2にねじ込まれたナット31,32によって山形部1
1に固定されている。このねじ棒2の下端部には、ナッ
ト33,34を用いて樋金具4が取り付けられており、
この樋金具4を介して上記ねじ棒2に軒樋5が取り付け
られている。なお、ねじ棒2は屋根板1の軒先側端部の
所定間隔を隔てた複数箇所に設けられ、それらのねじ棒
2に取り付けられた上記樋金具4によって軒樋5の複数
箇所が保持される。
【0009】ここで、屋根板1から上方に突出した上記
ねじ棒2の上端部に、突起6が取り付けられ、この突起
6が屋根板1から上方に突出されている。具体的には、
突起6はL形金具でなり、その座板部61に開設した挿
通孔をねじ棒2の上端部21に通し、その上からナット
31をねじ込んで締め付けてある。なお、突起6は複数
の上記ねじ棒2のうちの任意のもの、またはすべてに取
り付けられる。
【0010】上記突起6は、豪雪地方では、屋根に積も
った雪の不慮の滑落を防ぐ落雪防止具(雪止め具)とし
て役立つほか、屋根のメンテナンスなどを行うために屋
根に上がった作業者の滑落防止用具としても役立つ。
【0011】上記のように構成された軒先構造による
と、突起6の取り付けに、軒樋5を取り付けるために用
いられているねじ棒2が利用されているので、突起6を
取り付けるために余分にボルト・ナットなどの止具を用
いる必要がなくなる。そのため、余分に用いたボルト・
ナットなどの止具が目立つことによって軒先の外観が損
なわれるという事態が生じる余地がない。
【0012】図3は請求項2の考案による折版屋根の軒
先構造を示す部分正面図、図4は図3のIV−IV線に
沿う拡大断面図である。屋根板1の形状や、屋根板1に
貫通保持されたねじ棒2によって軒樋5が取り付けられ
ている点などは、図1および図2で説明したところと同
様である。
【0013】この実施例において、突起6は、周方向の
一箇所が切欠された部分円筒状の取付部62と、この取
付部62に設けられた筒状部63とを備えており、筒状
部63には内ねじ64が具備されている。そして、この
突起6は、筒状部63の内ねじ64を上記ねじ棒2の上
端部21にねじ込むことによってそのねじ棒2に取り付
けられている。7はパイプでなる棒材であり、この棒材
7が上記突起6の取付部62に嵌合状に取り付けられて
屋根板1の軒先側端部に横架されている。なお、棒材7
は複数のねじ棒2に取り付けられた突起6の相互間に亘
って横架されるものである。
【0014】上記棒材7は、屋根のメンテナンスなどを
行うために屋根に上がった作業者の滑落防止用具、たと
えば滑落防止用の手摺りなどとして役立つ。また、豪雪
地方においては落雪防止具としても役立つ。
【0015】このように構成された軒先構造によると、
突起6の取り付けに軒樋5を取り付けるために用いられ
ているねじ棒2が利用されており、しかもそのような突
起6を利用して棒材7が取り付けられているので、突起
6や棒材7を取り付けるために余分にボルト・ナットな
どの止具を用いる必要がなくなり、余分に用いたボルト
・ナットなどの止具が目立つことによって軒先の外観が
損なわれるという事態が生じる余地がない。
【0016】上記した2つの実施例においては、軒樋を
取り付けるための軸体としてねじ棒2を用いてるけれど
も、このねじ棒の代わりにボルトを用いることも可能で
ある。また、ねじ山を持たないロッドや帯板を用いて軒
樋が取り付けられているような屋根では、それらのロッ
ドや帯板が軸体に相当すること、勿論である。
【0017】請求項2の考案の軒先構造において、突起
に設けられる取付部の形状は、図3および図4に示した
形状に限定されるものではなく、たとえば切欠箇所のな
い完全な円筒体であっても、U字形であっても、さらは
開閉可能にヒンジ結合された一対の円弧部材で作られた
ものであってもよい。
【0018】
【考案の効果】請求項1の考案による折版屋根の軒先構
造によると、屋根に積もった雪の滑落を防ぐための突起
やその他の目的で屋根板から上方に突出される種々の突
起を、軒樋を取り付けるために用いられている軸体を利
用して取り付けることができるので、ボルト・ナットな
どの余分な止具が不要になると同時に、軒先の外観がボ
ルト・ナットなどの余分な止具で損なわれないという効
果がある。
【0019】請求項2の考案による折版屋根の軒先構造
によると、屋根上作業での作業者の滑落を防ぐためにな
どに軒先に横架される棒材を、上記した突起を利用して
横架することができるので、転落事故防止用や雪の滑落
防止用などに役立つ棒材を簡単に配設することのできる
上、軒先の外観がボルト・ナットなどの余分な止具で損
なわれないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の考案による折版屋根の軒先構造を示
す部分正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】請求項2の考案による折版屋根の軒先構造を示
す部分正面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
1 屋根板 2 ねじ棒(軸体) 5 軒樋 6 突起 7 棒材 21 ねじ軸の上端部(軸体の上端部) 62 取付部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折版形状の屋根板の軒先側端部に軸体が
    上下方向に貫通保持され、この軸体の下端部に軒樋が取
    り付けられた折版屋根の軒先構造において、屋根板の上
    方に突き出た上記軸体の上端部に、屋根板から上方に突
    出した突起が取り付けられていることを特徴とする折版
    屋根の軒先構造。
  2. 【請求項2】 突起に、屋根板の軒先側端部に沿って横
    架される棒材を保持可能な取付部が設けられている請求
    項1の折版屋根の軒先構造。
JP1993067047U 1993-11-22 1993-11-22 折版屋根の軒先構造 Expired - Fee Related JP2588610Y2 (ja)

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JP7016515B2 (ja) * 2017-09-30 2022-02-07 株式会社長谷川工業所 屋根用雪止め装置

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