JP2588509Y2 - 厨房機器のけこみ部調整機構 - Google Patents
厨房機器のけこみ部調整機構Info
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- JP2588509Y2 JP2588509Y2 JP1993055730U JP5573093U JP2588509Y2 JP 2588509 Y2 JP2588509 Y2 JP 2588509Y2 JP 1993055730 U JP1993055730 U JP 1993055730U JP 5573093 U JP5573093 U JP 5573093U JP 2588509 Y2 JP2588509 Y2 JP 2588509Y2
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- Japan
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- screw
- opening
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、システムキッチンに組
み込まれる厨房機器、とくに、その前部下面におけるけ
こみ部の寸法を調整するための機構に関する。
み込まれる厨房機器、とくに、その前部下面におけるけ
こみ部の寸法を調整するための機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に例示されているように、システム
キッチン1には、流し台2、調理台3、ガスオーブン
4、食器洗浄機5、収納庫6、7等の種々の機器が組み
合わされているが、システムキッチン1の前部下面には
けこみ部といわれる凹所8が形成され、このけこみ部8
に足先が入ることにより調理者等がシステムキッチン1
の前面に近接して作業をしやすいように構成されてい
る。しかしながら、システムキッチン1に組み込まれる
各機器のけこみ部8は、それらの各メーカーにより奥行
き寸法が異なっているので、システムキッチン1を設置
したときに、各機器のけこみ部8における奥行き寸法に
ばらつきがあり、横方向に前後の段差が生じてシステム
キッチン1全体の見栄えが悪いばかりでなく、システム
キッチン1の前面に沿って横方向に移動する作業者の足
先がその段差部に引っ掛かるおそれがあり、危険でもあ
った。
キッチン1には、流し台2、調理台3、ガスオーブン
4、食器洗浄機5、収納庫6、7等の種々の機器が組み
合わされているが、システムキッチン1の前部下面には
けこみ部といわれる凹所8が形成され、このけこみ部8
に足先が入ることにより調理者等がシステムキッチン1
の前面に近接して作業をしやすいように構成されてい
る。しかしながら、システムキッチン1に組み込まれる
各機器のけこみ部8は、それらの各メーカーにより奥行
き寸法が異なっているので、システムキッチン1を設置
したときに、各機器のけこみ部8における奥行き寸法に
ばらつきがあり、横方向に前後の段差が生じてシステム
キッチン1全体の見栄えが悪いばかりでなく、システム
キッチン1の前面に沿って横方向に移動する作業者の足
先がその段差部に引っ掛かるおそれがあり、危険でもあ
った。
【0003】このため、従来は図7〜図9に示されてい
るように、システムキッチン1に組み込まれる食器洗浄
機5は、ラック10に収納された食器11が洗浄される
洗浄室12の前面開口に扉13が取り付けられ、扉13
は下端部の横軸を中心として図8の矢印のように前方へ
倒すことにより開閉できるように構成されている一方、
下方の機械室14における前面開口には着脱式のフロン
トパネル15が取り付けられ、フロントパネル15を取
り外して機械室14内の給排水用配管工事等が行えるよ
うになっている。また、食器洗浄機5の前部下端には横
方向に延びる前脚16が一体的に固定され、前脚16の
下面にはねじ式のアジャスト脚17が取り付けられてい
て、システムキッチン1に組み込まれるときの食器洗浄
機5の高さや、食器洗浄機5の水平度を調整できるよう
にされていると共に、前脚16の前方にけこみ板18が
配置され、けこみ板18の両側折込み部19にそれぞれ
前後方向に延びる長孔20が形成されていて、長孔20
の適当な個所を挿通して前脚16の側面にねじ21をね
じ込んで、けこみ板18を前脚16の前方に固定するこ
とにより、食器洗浄機5のけこみ部22における奥行き
寸法を調整して、システムキッチン1の他の機器とけこ
み部の奥行き寸法を合わせるようにしていた。
るように、システムキッチン1に組み込まれる食器洗浄
機5は、ラック10に収納された食器11が洗浄される
洗浄室12の前面開口に扉13が取り付けられ、扉13
は下端部の横軸を中心として図8の矢印のように前方へ
倒すことにより開閉できるように構成されている一方、
下方の機械室14における前面開口には着脱式のフロン
トパネル15が取り付けられ、フロントパネル15を取
り外して機械室14内の給排水用配管工事等が行えるよ
うになっている。また、食器洗浄機5の前部下端には横
方向に延びる前脚16が一体的に固定され、前脚16の
下面にはねじ式のアジャスト脚17が取り付けられてい
て、システムキッチン1に組み込まれるときの食器洗浄
機5の高さや、食器洗浄機5の水平度を調整できるよう
にされていると共に、前脚16の前方にけこみ板18が
配置され、けこみ板18の両側折込み部19にそれぞれ
前後方向に延びる長孔20が形成されていて、長孔20
の適当な個所を挿通して前脚16の側面にねじ21をね
じ込んで、けこみ板18を前脚16の前方に固定するこ
とにより、食器洗浄機5のけこみ部22における奥行き
寸法を調整して、システムキッチン1の他の機器とけこ
み部の奥行き寸法を合わせるようにしていた。
【0004】しかしながら、この場合には、システムキ
ッチン1に食器洗浄機5を組み込む前に、予め食器洗浄
機5に必要とされるけこみ部の奥行き寸法を計測して、
食器洗浄機5におけるけこみ部21の奥行き寸法を調整
しておかなければならないため、食器洗浄機5をシステ
ムキッチン1に組み込んだときにそれらの寸法が合わな
い場合が多かった。しかも、食器洗浄機5をシステムキ
ッチン1に一旦組み込むと、重量の大きい食器洗浄機5
を引き出すことが大層面倒であり、仮に食器洗浄機5を
引き出して、そのけこみ寸法を再調整したとしても、現
物合わせでないためその寸法が必ずしも合うとは限らな
かった。
ッチン1に食器洗浄機5を組み込む前に、予め食器洗浄
機5に必要とされるけこみ部の奥行き寸法を計測して、
食器洗浄機5におけるけこみ部21の奥行き寸法を調整
しておかなければならないため、食器洗浄機5をシステ
ムキッチン1に組み込んだときにそれらの寸法が合わな
い場合が多かった。しかも、食器洗浄機5をシステムキ
ッチン1に一旦組み込むと、重量の大きい食器洗浄機5
を引き出すことが大層面倒であり、仮に食器洗浄機5を
引き出して、そのけこみ寸法を再調整したとしても、現
物合わせでないためその寸法が必ずしも合うとは限らな
かった。
【0005】また、実開平4−3656号公報に記載さ
れたシステムキッチン組み込みの食器洗浄機において
は、前面下方の開口がフロントパネルによって塞がれ、
この開口内の架台に形成された前後方向の長孔にボルト
が挿通されていて、開口から手を差し込んでそのボルト
を操作することにより、架台の下方に取り付けられる前
脚の前後方向位置を調整して、食器洗浄機におけるけこ
み部の奥行き寸法をシステムキッチンのけこみ部と一致
させるように構成されているが、システムキッチンに組
み込まれた状態で食器洗浄機の前脚位置を前後方向に調
整するとき、前脚には食器洗浄機の大きな重量がかかっ
ているため、ボルトを緩めて前脚を前後方向に必要量だ
け正確に移動させることは実際上困難であり、結局シス
テムキッチンから食器洗浄機を引き出して前脚を前後方
向に位置調整することになるので、前記従来装置の場合
と同様な不具合を伴っていた。
れたシステムキッチン組み込みの食器洗浄機において
は、前面下方の開口がフロントパネルによって塞がれ、
この開口内の架台に形成された前後方向の長孔にボルト
が挿通されていて、開口から手を差し込んでそのボルト
を操作することにより、架台の下方に取り付けられる前
脚の前後方向位置を調整して、食器洗浄機におけるけこ
み部の奥行き寸法をシステムキッチンのけこみ部と一致
させるように構成されているが、システムキッチンに組
み込まれた状態で食器洗浄機の前脚位置を前後方向に調
整するとき、前脚には食器洗浄機の大きな重量がかかっ
ているため、ボルトを緩めて前脚を前後方向に必要量だ
け正確に移動させることは実際上困難であり、結局シス
テムキッチンから食器洗浄機を引き出して前脚を前後方
向に位置調整することになるので、前記従来装置の場合
と同様な不具合を伴っていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、厨房
機器の前部下面におけるけこみ部の寸法が常に容易に調
整できるようにして、その厨房機器がシステムキッチン
に組み込まれた状態のままでも、上記けこみ部の寸法を
簡単に微調整して、システムキッチンのけこみ部寸法と
確実に一致させることのできる機構を提供することにあ
る。
機器の前部下面におけるけこみ部の寸法が常に容易に調
整できるようにして、その厨房機器がシステムキッチン
に組み込まれた状態のままでも、上記けこみ部の寸法を
簡単に微調整して、システムキッチンのけこみ部寸法と
確実に一致させることのできる機構を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本考案にかか
る厨房機器のけこみ部調整機構は、厨房機器の前面下方
に形成された開口、同開口に着脱自在に取り付けられた
パネル、上記開口内の底部に形成された長孔、同長孔に
挿通されたねじ及び同ねじにより上記厨房機器の前部下
面において脚部の前方で着脱自在に固定されたけこみ部
材をそなえている。
る厨房機器のけこみ部調整機構は、厨房機器の前面下方
に形成された開口、同開口に着脱自在に取り付けられた
パネル、上記開口内の底部に形成された長孔、同長孔に
挿通されたねじ及び同ねじにより上記厨房機器の前部下
面において脚部の前方で着脱自在に固定されたけこみ部
材をそなえている。
【0008】また、本考案にかかる厨房機器のけこみ部
調整機構は、厨房機器の前面下方に形成された開口、同
開口に着脱自在に取り付けられたパネル、上記開口内の
底面に形成された孔、上記厨房機器の前部下面において
脚部の前方に配置され上部に孔が形成されたけこみ部材
及び上記両孔に通されたねじをそなえ、上記両孔の少な
くともいずれか一方が前後方向に延びていて、上記ねじ
により上記けこみ部材の前後方向位置が調節できるよう
に構成されている。
調整機構は、厨房機器の前面下方に形成された開口、同
開口に着脱自在に取り付けられたパネル、上記開口内の
底面に形成された孔、上記厨房機器の前部下面において
脚部の前方に配置され上部に孔が形成されたけこみ部材
及び上記両孔に通されたねじをそなえ、上記両孔の少な
くともいずれか一方が前後方向に延びていて、上記ねじ
により上記けこみ部材の前後方向位置が調節できるよう
に構成されている。
【0009】
【作用】従って、厨房機器の前面下方に形成された開口
に着脱自在に取り付けられたパネルを取り外すことによ
り、開口内の底部における長孔に挿通されたねじを操作
して、脚部の前方で厨房機器の前部下面に取り付けられ
るけこみ部材の位置調整を容易に行うことができるの
で、この厨房機器をシステムキッチンに組み込んだ状態
のままけこみ部材の位置を正確に調整して、けこみ部の
寸法をシステムキッチンと完全に一致させることができ
ると共に、けこみ部材を固定するため開口内底部に配置
されたねじ及び長孔はパネルまたは扉により覆われてい
て、厨房機器前面の見栄えを良好に保つことができる。
に着脱自在に取り付けられたパネルを取り外すことによ
り、開口内の底部における長孔に挿通されたねじを操作
して、脚部の前方で厨房機器の前部下面に取り付けられ
るけこみ部材の位置調整を容易に行うことができるの
で、この厨房機器をシステムキッチンに組み込んだ状態
のままけこみ部材の位置を正確に調整して、けこみ部の
寸法をシステムキッチンと完全に一致させることができ
ると共に、けこみ部材を固定するため開口内底部に配置
されたねじ及び長孔はパネルまたは扉により覆われてい
て、厨房機器前面の見栄えを良好に保つことができる。
【0010】また、厨房機器の前面開口内のねじが通さ
れる孔とけこみ部材上部のねじが通される孔との少なく
ともいずれか一方が前後方向に延びているため、両孔に
通されたねじを操作することにより、前記作用に加え
て、脚部の前方におけるけこみ部材の前後方向位置を調
整し、けこみ部の奥行き寸法をその厨房機器が組み込ま
れたシステムキッチンのけこみ部と容易に一致させるこ
とができる。
れる孔とけこみ部材上部のねじが通される孔との少なく
ともいずれか一方が前後方向に延びているため、両孔に
通されたねじを操作することにより、前記作用に加え
て、脚部の前方におけるけこみ部材の前後方向位置を調
整し、けこみ部の奥行き寸法をその厨房機器が組み込ま
れたシステムキッチンのけこみ部と容易に一致させるこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例について、前記従来装
置と同等部分には同一符号を付けて説明する。図1〜図
4において、システムキッチン1に組み込まれた食器洗
浄機5の下部には、洗浄室へ温水や洗い水を給排するた
めの配管等が設置された機械室14が設けられ、その前
面開口30にフロントパネル15が取り付けられてい
る。
置と同等部分には同一符号を付けて説明する。図1〜図
4において、システムキッチン1に組み込まれた食器洗
浄機5の下部には、洗浄室へ温水や洗い水を給排するた
めの配管等が設置された機械室14が設けられ、その前
面開口30にフロントパネル15が取り付けられてい
る。
【0012】また、食器洗浄機5における架台31の下
面には、横方向に延びる前脚32が一体的に固定され、
前脚32の前方へ延長した棚部33には、前後方向の長
孔34が形成され、前脚32のさらに前方に曲折された
縦壁35に着脱自在にフロントパネル15が取り付けら
れている一方、長孔34を挿通して取付け部材36のね
じ孔37にねじ込まれたねじ38により取付け部材36
が棚部33の下面に取り付けられ、けこみ板39に形成
された上下方向の長孔40を挿通して取付け部材36の
ねじ孔41にねじ込まれたねじ42により、けこみ板3
9が前脚32の前方において取付け部材36に取り付け
られて、食器洗浄機5の前部下面にけこみ部43が形成
され、さらに、前脚32の下面にはねじ式のアジャスト
脚17が取り付けられていて、システムキッチン1に組
み込まれるときの食器洗浄機5の高さや、食器洗浄機5
の水平度を調整できるようにされている。
面には、横方向に延びる前脚32が一体的に固定され、
前脚32の前方へ延長した棚部33には、前後方向の長
孔34が形成され、前脚32のさらに前方に曲折された
縦壁35に着脱自在にフロントパネル15が取り付けら
れている一方、長孔34を挿通して取付け部材36のね
じ孔37にねじ込まれたねじ38により取付け部材36
が棚部33の下面に取り付けられ、けこみ板39に形成
された上下方向の長孔40を挿通して取付け部材36の
ねじ孔41にねじ込まれたねじ42により、けこみ板3
9が前脚32の前方において取付け部材36に取り付け
られて、食器洗浄機5の前部下面にけこみ部43が形成
され、さらに、前脚32の下面にはねじ式のアジャスト
脚17が取り付けられていて、システムキッチン1に組
み込まれるときの食器洗浄機5の高さや、食器洗浄機5
の水平度を調整できるようにされている。
【0013】従って、ねじ38をゆるめてねじ38に対
する前脚棚部33の長孔34の位置を前後方向に調整
し、及びまたは、ねじ42をゆるめてねじ42に対する
けこみ板39の長孔40の位置を上下方向に調整すれ
ば、図2の矢印のようにけこみ板39の前後方向及びま
たは上下方向の位置を調整して、食器洗浄機5の前部下
面におけるけこみ部43の奥行き寸法及びまたはけこみ
板39の上下位置を調整することができるので、システ
ムキッチン1に食器洗浄機5を組み込んでから、機械室
14の前面開口30よりフロントパネル15を取り外し
て、開口30内に手を差し込んでねじ38を操作し、隣
接するシステムキッチン1のけこみ部8と直接対比しな
がら、けこみ部43の奥行き寸法が一致するようにけこ
み板39の前後方向位置を微調整し、及びまたは、けこ
み板39の上下位置を微調整することができ、しかも、
取付け部材36及びけこみ板39には食器洗浄機5の重
量がかかることは全くないため、けこみ板39の前後及
びまたは上下方向位置調整はきわめて簡単であって、食
器洗浄機5がシステムキッチン1に組み込まれていて
も、食器洗浄機5におけるけこみ部43の奥行き寸法及
びまたはけこみ板39の上下位置を手軽に、かつ、正確
に調整することができる。
する前脚棚部33の長孔34の位置を前後方向に調整
し、及びまたは、ねじ42をゆるめてねじ42に対する
けこみ板39の長孔40の位置を上下方向に調整すれ
ば、図2の矢印のようにけこみ板39の前後方向及びま
たは上下方向の位置を調整して、食器洗浄機5の前部下
面におけるけこみ部43の奥行き寸法及びまたはけこみ
板39の上下位置を調整することができるので、システ
ムキッチン1に食器洗浄機5を組み込んでから、機械室
14の前面開口30よりフロントパネル15を取り外し
て、開口30内に手を差し込んでねじ38を操作し、隣
接するシステムキッチン1のけこみ部8と直接対比しな
がら、けこみ部43の奥行き寸法が一致するようにけこ
み板39の前後方向位置を微調整し、及びまたは、けこ
み板39の上下位置を微調整することができ、しかも、
取付け部材36及びけこみ板39には食器洗浄機5の重
量がかかることは全くないため、けこみ板39の前後及
びまたは上下方向位置調整はきわめて簡単であって、食
器洗浄機5がシステムキッチン1に組み込まれていて
も、食器洗浄機5におけるけこみ部43の奥行き寸法及
びまたはけこみ板39の上下位置を手軽に、かつ、正確
に調整することができる。
【0014】その結果、食器洗浄機5が組み込まれたシ
ステムキッチン1全体の見栄えを容易に向上させること
ができると同時に、システムキッチン1全体のけこみ部
8に横方向の段差を完全になくすことができて、システ
ムキッチン1の使用者の足先がけこみ部8に引っ掛かる
おそれが解消され、厨房室内の安全性が図られて、シス
テムキッチン1の商品的価値を高めることができる。な
お、取付け部材36のねじ孔37及びねじ孔41の両方
またはいずれか一方をそれぞれ前後方向及び上下方向の
長孔として、それらを挿通するねじ38及びねじ42を
ナットで締め付けるようにすれば、けこみ板39の前後
方向及び上下方向の位置調整範囲を一層広げて、その調
整作業を容易化することができるものである。
ステムキッチン1全体の見栄えを容易に向上させること
ができると同時に、システムキッチン1全体のけこみ部
8に横方向の段差を完全になくすことができて、システ
ムキッチン1の使用者の足先がけこみ部8に引っ掛かる
おそれが解消され、厨房室内の安全性が図られて、シス
テムキッチン1の商品的価値を高めることができる。な
お、取付け部材36のねじ孔37及びねじ孔41の両方
またはいずれか一方をそれぞれ前後方向及び上下方向の
長孔として、それらを挿通するねじ38及びねじ42を
ナットで締め付けるようにすれば、けこみ板39の前後
方向及び上下方向の位置調整範囲を一層広げて、その調
整作業を容易化することができるものである。
【0015】図5に示す実施例においては、システムキ
ッチン1に組み込まれた食器洗浄機5の架台31の下面
に、横方向に延びる前脚32が一体的に固定されている
と共に、前脚32前方の架台31に前後方向の長孔50
が形成され、ねじ42によりけこみ板39が取り付けら
れた取付け部材36が、長孔50を挿通するねじ51に
よって架台31の下面に取り付けられており、上記実施
例より簡単な構造によって上記実施例と同等の作用効果
を奏することができる。
ッチン1に組み込まれた食器洗浄機5の架台31の下面
に、横方向に延びる前脚32が一体的に固定されている
と共に、前脚32前方の架台31に前後方向の長孔50
が形成され、ねじ42によりけこみ板39が取り付けら
れた取付け部材36が、長孔50を挿通するねじ51に
よって架台31の下面に取り付けられており、上記実施
例より簡単な構造によって上記実施例と同等の作用効果
を奏することができる。
【0016】なお、前記各実施例においては、食器洗浄
機5の底部である前脚棚部33もしくは架台31にそれ
ぞれ前後方向の長孔34もしくは長孔50を形成してい
るが、前後方向の長孔を反対側の取付け部材36に形成
して、ねじ38をナットにより締め付けるようにするこ
ともでき、また、取付け部材36及びけこみ板39を一
体化してけこみ部材を構成させることができるのはいう
までもなく、さらには、図6に示されているように、食
器洗浄機5前面下方の開口30を開閉するフロントパネ
ル15の受け具60に対し、平板状のけこみ板61に形
成された上下方向の長溝62を摺動自在に嵌めると共
に、けこみ板61に長溝62と平行に上下方向の長溝を
形成して、この長溝を挿通するねじ63を架台31にね
じ込むことにより、一層簡単な構造によってけこみ板6
1の上下位置を調整できるように構成することも可能で
ある。
機5の底部である前脚棚部33もしくは架台31にそれ
ぞれ前後方向の長孔34もしくは長孔50を形成してい
るが、前後方向の長孔を反対側の取付け部材36に形成
して、ねじ38をナットにより締め付けるようにするこ
ともでき、また、取付け部材36及びけこみ板39を一
体化してけこみ部材を構成させることができるのはいう
までもなく、さらには、図6に示されているように、食
器洗浄機5前面下方の開口30を開閉するフロントパネ
ル15の受け具60に対し、平板状のけこみ板61に形
成された上下方向の長溝62を摺動自在に嵌めると共
に、けこみ板61に長溝62と平行に上下方向の長溝を
形成して、この長溝を挿通するねじ63を架台31にね
じ込むことにより、一層簡単な構造によってけこみ板6
1の上下位置を調整できるように構成することも可能で
ある。
【0017】また、本考案は食器洗浄機に限らず、けこ
み部を必要とする他の厨房機器にも同様に実施できると
共に、システムキッチンに組み込まれない単体の厨房機
器であっても、例えば狭い室内で上面を利用して調理作
業をするためけこみ部が必要となる厨房機器に随時実施
すれば、必要に応じてけこみ部の寸法を簡単に調整でき
て、便利である。
み部を必要とする他の厨房機器にも同様に実施できると
共に、システムキッチンに組み込まれない単体の厨房機
器であっても、例えば狭い室内で上面を利用して調理作
業をするためけこみ部が必要となる厨房機器に随時実施
すれば、必要に応じてけこみ部の寸法を簡単に調整でき
て、便利である。
【0018】
【考案の効果】本考案にかかる厨房機器のけこみ部調整
機構においては、厨房機器の前面下方に形成された開口
に対するパネルを取り外して、開口内のねじを操作する
ことにより、厨房機器の前部下面に取り付けられるけこ
み部材の位置調整を容易に行うことができるので、この
厨房機器をシステムキッチンに組み込んだ状態のままけ
こみ部材の位置を正確に調整し、システムキッチン全体
のけこみ部に横方向の段差を完全になくして見栄えを向
上させ、システムキッチンの使用者の足先がけこみ部に
引っ掛かるおそれも解消して、厨房室内の安全性を図る
ことができると共に、けこみ部材を固定するため開口内
底部に配置されたねじ及びねじ孔等はパネルまたは扉に
より覆われていて、この面からも厨房機器前面の見栄え
を良好に保ち、その商品的価値を一層高めることができ
る。
機構においては、厨房機器の前面下方に形成された開口
に対するパネルを取り外して、開口内のねじを操作する
ことにより、厨房機器の前部下面に取り付けられるけこ
み部材の位置調整を容易に行うことができるので、この
厨房機器をシステムキッチンに組み込んだ状態のままけ
こみ部材の位置を正確に調整し、システムキッチン全体
のけこみ部に横方向の段差を完全になくして見栄えを向
上させ、システムキッチンの使用者の足先がけこみ部に
引っ掛かるおそれも解消して、厨房室内の安全性を図る
ことができると共に、けこみ部材を固定するため開口内
底部に配置されたねじ及びねじ孔等はパネルまたは扉に
より覆われていて、この面からも厨房機器前面の見栄え
を良好に保ち、その商品的価値を一層高めることができ
る。
【図1】システムキッチンの概略斜視図。
【図2】本考案の実施例における要部縦断面図。
【図3】上記実施例の一部分解斜視図。
【図4】上記実施例の一部斜視図。
【図5】本考案の他の実施例における要部縦断面図。
【図6】本考案のさらに他の実施例における要部縦断面
図。
図。
【図7】従来装置の要部正面図。
【図8】上記従来装置の要部側面図。
【図9】上記従来装置の要部側面拡大図。
1 システムキッチン 5 食器洗浄機 15 フロントパネル 30 前面開口 31 架台 32 前脚 34 長孔 36 取付け部材 38 ねじ 39 けこみ板 43 けこみ部 50 長孔 51 ねじ 61 けこみ板 63 ねじ
Claims (2)
- 【請求項1】 厨房機器の前面下方に形成された開口、
同開口に着脱自在に取り付けられたパネル、上記開口内
の底部に形成された長孔、同長孔に挿通されたねじ及び
同ねじにより上記厨房機器の前部下面において脚部の前
方で着脱自在に固定されたけこみ部材をそなえた厨房機
器のけこみ部調整機構。 - 【請求項2】 厨房機器の前面下方に形成された開口、
同開口に着脱自在に取り付けられたパネル、上記開口内
の底面に形成された孔、上記厨房機器の前部下面におい
て脚部の前方に配置され上部に孔が形成されたけこみ部
材及び上記両孔に通されたねじをそなえ、上記両孔の少
なくともいずれか一方が前後方向に延びていて、上記ね
じにより上記けこみ部材の前後方向位置が調節できるよ
うに構成された厨房機器のけこみ部調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993055730U JP2588509Y2 (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 厨房機器のけこみ部調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993055730U JP2588509Y2 (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 厨房機器のけこみ部調整機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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