JP2636291B2 - 厨房装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アイレベル部に加熱機器等の機器を配設し
た厨房装置に関するものである。

従来の技術 従来のこの種厨房装置は第３図に示すように吊戸棚10
の下に加熱機器11を吊り下げるか、あるいは、壁面に取
り付けられてなるものであった。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、下部カウンタ−上での作
業を行なう場合、上部厨房装置が邪魔になり作業性が、
悪くなるとともに、外観的にも圧迫感を与えるという問
題点があった。

本発明は、このような問題点を解決するもので、カウ
ンタ−上部の厨房装置が邪魔にならなく、また圧迫感を
与えないようにすることを目的とするものである。

課題を解決するための手段 前記課題を解決するために本発明の厨房装置は、壁面
に沿って設置した床面載置キャビネットと、床面載置キ
ャビネットの上方に設けた吊戸棚と、吊り戸棚下方であ
って前記床面載置キャビネットの上方壁面に、後部が壁
面外に突出し前面が壁面と略面一で且つ前倒し開閉自在
な扉を有する収納庫とを備え、上記収納庫には開成した
扉の上に移動自在な機器を収納して構成してある。

作用 本発明の厨房装置は、壁面の開閉自在な扉を有する収
納庫内に機器を設けるものであり、機器の収納を行ない
扉を閉めることによりカウンタ−上部の空間を広く使用
することができ、また、扉を開け、扉裏面に設けられ
た、ガイドにより機器を収納庫内より前へ引き出すこと
ができ、カウンタ−上部での機器の使用を容易に行なう
ことができるものである。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。

第１図および第２図において１は床面載置のキャビネ
ットであり、上部には、カウンタ−２が配設されてい
る。さらにカウンタ−上部の壁面には、吊戸棚３が設け
られている。前記吊戸棚３下部の壁面には、前倒し開閉
自在な扉４を有する収納庫５が設けられている。収納庫
５内には、調理機器６が設置され、前記扉４裏面および
収納庫５の底面に設けた、正面略Ｕ状のガイドレ−ル７
により調理機器６のキャスタ−Ａが案内され前方へ移動
可能としてある。また、扉４は軸８を支点として90゜開
閉自在となっており、扉４の水平状態の保持は、電子レ
ンジで既に周知化されているスラ−等の金具で行なわれ
る。さらに扉４の表面には、壁面の仕上材９と同材を使
用している。

上記構成において、収納庫５内に設けられた調理機器
６は、扉４裏面に設けられたガイドレ−ル７により容易
に前方へ引き出すことができ調理機器６も簡単に使用す
ることができる。また、調理機器６を使用しない場合に
は前記手順と逆の手順により収納庫５内に容易に収める
ことができる。このため、調理機器６を使用しない場合
にはカウンタ−２上部の空間を有効に使用することがで
きる。さらに、扉表面を壁面と同材とすることにより収
納時の外観も良好にすることができる。

発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように、本発明によ
れば、以下の効果を奏するものである。

（１）床面載置キャビネットとその上方の吊戸棚との間
の上方壁面に、後部が壁面外に突出し前面が壁面と略面
一で且つ前倒し開閉自在な扉を有する収納庫を設けて、
この収納庫に機器を収納しているので、機器収納時には
圧迫感を感じることなく床面載置キャビネット上で作業
をする事ができる。

（２）収納庫内の機器は前方に開成した扉の上に移動さ
せることができるので、機器使用時には機器は床面載置
キャビネットの上方まで突出することになり、床面載置
キャビネットが下方に位置していても機器の操作性は非
常によく、楽に使用する事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す厨房装置の縦断面図、
第２図は同厨房装置の動作を表わす縦断面図、第３図は
従来例を示す縦断面図である。 ２……カウンタ−、４……扉、５……収納庫、６……機
器、７……ガイド。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】壁面に沿って設置した床面載置キャビネッ
   トと、床面載置キャビネットの上方に設けた吊戸棚と、
   吊り戸棚下方であって前記床面載置キャビネットの上方
   壁面に、後部が壁面に突出し前面が壁面と略面一で且つ
   前倒し開閉自在な扉を有する収納庫とを備え、上記収納
   庫には開成した扉の上に移動自在な機器を収納してなる
   厨房装置。