JP2588448B2 - 繊維ウエブをニードルパンチする装置 - Google Patents
繊維ウエブをニードルパンチする装置Info
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- JP2588448B2 JP2588448B2 JP3202633A JP20263391A JP2588448B2 JP 2588448 B2 JP2588448 B2 JP 2588448B2 JP 3202633 A JP3202633 A JP 3202633A JP 20263391 A JP20263391 A JP 20263391A JP 2588448 B2 JP2588448 B2 JP 2588448B2
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- needles
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- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H18/00—Needling machines
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- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H18/00—Needling machines
- D04H18/02—Needling machines with needles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，多数のニードルを持つ
少なくとも１つのニードル板と，このニードル板に対向
する突き刺し台と，突き刺し台とニードル板との間に配
置されて突き刺し台と同様にニードル貫通用の穴あき板
を持つかき取り片とから成り，群にまとめられたニード
ルにそれぞれ群ごとにかき取り片又は突き刺し台の穴あ
き板にある共通の貫通口が対応している，繊維ウエブを
ニードルパンチする装置に関する。
少なくとも１つのニードル板と，このニードル板に対向
する突き刺し台と，突き刺し台とニードル板との間に配
置されて突き刺し台と同様にニードル貫通用の穴あき板
を持つかき取り片とから成り，群にまとめられたニード
ルにそれぞれ群ごとにかき取り片又は突き刺し台の穴あ
き板にある共通の貫通口が対応している，繊維ウエブを
ニードルパンチする装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】繊維ウエブの均一なニードルパンチを保
証するため，繊維ウエブの幅にわたつて分布する均一な
突刺しが望まれるが，そのためには，ニードルパンチ装
置の加工幅にわたつて，かき取り片及び突き刺し台用の
穴あき板の均一なニードルピツチ，従つてこのニードル
ピツチに対応する均一なニードルピツチが必要である。
この目的のためニードル及び各ニードルに対応する穴あ
き板の貫通口は，構造上の理由から貫通口の間に必要な
最小間隔を考慮して，横に列をなして，同じ列間隔及び
穴間隔で，しかも個々の穴列を互いにずらして設けられ
る。しかしこれによりニードルパンチ装置の加工幅にわ
たつて均一なニードルピツチが与えられるにも拘らず，
ニードルパンチされた繊維ウエブの均一な表面を特に大
きい面範囲において著しく損なう表面組織を防止するこ
とはできない。
証するため，繊維ウエブの幅にわたつて分布する均一な
突刺しが望まれるが，そのためには，ニードルパンチ装
置の加工幅にわたつて，かき取り片及び突き刺し台用の
穴あき板の均一なニードルピツチ，従つてこのニードル
ピツチに対応する均一なニードルピツチが必要である。
この目的のためニードル及び各ニードルに対応する穴あ
き板の貫通口は，構造上の理由から貫通口の間に必要な
最小間隔を考慮して，横に列をなして，同じ列間隔及び
穴間隔で，しかも個々の穴列を互いにずらして設けられ
る。しかしこれによりニードルパンチ装置の加工幅にわ
たつて均一なニードルピツチが与えられるにも拘らず，
ニードルパンチされた繊維ウエブの均一な表面を特に大
きい面範囲において著しく損なう表面組織を防止するこ
とはできない。
【０００３】個々のニードルが，ニードル板に個々に保
持されるのではなく，群ごとにまとめて共通な軸部又は
共通なニードルアダプタを介してニードル板に保持さ
れ，これらの共通に保持されるニードルに対応して，そ
れぞれ１つの共通な貫通口がかき取り片又は突き刺し台
に設けられると（英国特許第１３２７９９３号明細書，
仏国特許第２１３８０６９号明細書），局部的に大きい
ニードル密度は得られるが，繊維ウエブの無組織即ちラ
ンダムなニードルパンチという問題は解決されない。な
ぜならば，ニードル群ごとの共通な軸部又はニードルア
ダプタは，依然としてニードル板に均一に分布して保持
されているからである。更に１つの群内でニードルは互
いに部分的に接しているため，この群内におけるニード
ル間隔が非常に小さく，従つて繊維ウエブの繊維がニー
ドル間の狭い間隙に詰まるおそれもある。
持されるのではなく，群ごとにまとめて共通な軸部又は
共通なニードルアダプタを介してニードル板に保持さ
れ，これらの共通に保持されるニードルに対応して，そ
れぞれ１つの共通な貫通口がかき取り片又は突き刺し台
に設けられると（英国特許第１３２７９９３号明細書，
仏国特許第２１３８０６９号明細書），局部的に大きい
ニードル密度は得られるが，繊維ウエブの無組織即ちラ
ンダムなニードルパンチという問題は解決されない。な
ぜならば，ニードル群ごとの共通な軸部又はニードルア
ダプタは，依然としてニードル板に均一に分布して保持
されているからである。更に１つの群内でニードルは互
いに部分的に接しているため，この群内におけるニード
ル間隔が非常に小さく，従つて繊維ウエブの繊維がニー
ドル間の狭い間隙に詰まるおそれもある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎になつて
いる課題は，冒頭に述べたような装置を簡単な手段で改
良して，十分組織のない表面を持つ，ニードルパンチさ
れた繊維ウエブの製造が保証され得るようにすることで
ある。
いる課題は，冒頭に述べたような装置を簡単な手段で改
良して，十分組織のない表面を持つ，ニードルパンチさ
れた繊維ウエブの製造が保証され得るようにすることで
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば，それぞれの群内で互いに間隔をおいて
ニードル板に保持されたニードルが，繊維ウエブ通過方
向に延びる縦列を形成し，この縦列の個々のニードル
が，繊維ウエブ通過方向に対して直角に即ち横方向にニ
ードル直径を超過しない寸法だけ互いにずれている。
本発明によれば，それぞれの群内で互いに間隔をおいて
ニードル板に保持されたニードルが，繊維ウエブ通過方
向に延びる縦列を形成し，この縦列の個々のニードル
が，繊維ウエブ通過方向に対して直角に即ち横方向にニ
ードル直径を超過しない寸法だけ互いにずれている。
【０００６】ニードルパンチされた繊維ウエブの表面構
成は，単位面積当たりのニードル突き刺しの数に関係す
るのみならず，同時に単位面積当たり使用されるニード
ルの分布密度にも関係する。即ち，単位面積当たりのニ
ードル突き刺しの数が同じである場合に，一層大きいニ
ードル密度と比べると突き刺し過程の相応の繰り返しを
必要とする，一層小さいニードル密度によるよりも一層
大きいニードル密度による方が一層均一な繊維ウエブ表
面が得られることが判明した。ニードル板のニードル密
度を大きくしようとする努力には，かき取り片又は突き
刺し台用の穴あき板にある個々の貫通口の間の最小間隔
を得たい要求が対立している。なぜならばそれにより規
定される貫通口の量小軸間隔はニードル板にあるニード
ル収容穴の許容量小間隔よりも著しく大きいからであ
る。この理由から，群ごとに一層密に置かれたニードル
に，群ごとに穴あき板にある共通の貫通口が対応せしめ
られ，この場合，縦列における個々の群内のニードル配
置により，ニードルパンチされた繊維ウエブの表面組織
が有利に改善されるのみならず，特定のニードル数に必
要なニードル板長さも決定的に短縮され得る。
成は，単位面積当たりのニードル突き刺しの数に関係す
るのみならず，同時に単位面積当たり使用されるニード
ルの分布密度にも関係する。即ち，単位面積当たりのニ
ードル突き刺しの数が同じである場合に，一層大きいニ
ードル密度と比べると突き刺し過程の相応の繰り返しを
必要とする，一層小さいニードル密度によるよりも一層
大きいニードル密度による方が一層均一な繊維ウエブ表
面が得られることが判明した。ニードル板のニードル密
度を大きくしようとする努力には，かき取り片又は突き
刺し台用の穴あき板にある個々の貫通口の間の最小間隔
を得たい要求が対立している。なぜならばそれにより規
定される貫通口の量小軸間隔はニードル板にあるニード
ル収容穴の許容量小間隔よりも著しく大きいからであ
る。この理由から，群ごとに一層密に置かれたニードル
に，群ごとに穴あき板にある共通の貫通口が対応せしめ
られ，この場合，縦列における個々の群内のニードル配
置により，ニードルパンチされた繊維ウエブの表面組織
が有利に改善されるのみならず，特定のニードル数に必
要なニードル板長さも決定的に短縮され得る。
【０００７】個々のニードル群内の隣接するニードルの
間の可能な軸間隔は，一方ではニードル板における必要
なニードル保持により，他方では繊維ウエブの種類によ
り下方に対して制限されている。なぜならばニードルの
間の中間空間は引き出される繊維で詰まることがないこ
とが保証されていなければならないからである。縦列に
おけるニードル配置により，ニードルの間の中間空間の
この詰まる危険に，一層小さいニードルピツチの場合に
も有利に対処することができる。ニードルパンチ過程に
おいて縦列に関して側方の好ましい繊維押しやりが起こ
り，それは，特に各貫通口当たりの個別列においてニー
ドル縦列の間の一層大きい横間隔により詰まる危険を著
しく減少させる。更に，個々の縦列に配置されたニード
ルにとつて，穴あき板にある貫通口の縁がすベてのニー
ドルに対する完全なかき取り作用を果たすことができる
という利点が生じ，それは，例えば３つの縦列から成る
ニードル群の中間ニードルには当てはまらない。この理
由から実際上，特定の条件のもとで２つ又は３つのニー
ドル列の配置も可能ではあるが，貫通口内の唯１つのニ
ードル縦列の配置の方が好まれる。
間の可能な軸間隔は，一方ではニードル板における必要
なニードル保持により，他方では繊維ウエブの種類によ
り下方に対して制限されている。なぜならばニードルの
間の中間空間は引き出される繊維で詰まることがないこ
とが保証されていなければならないからである。縦列に
おけるニードル配置により，ニードルの間の中間空間の
この詰まる危険に，一層小さいニードルピツチの場合に
も有利に対処することができる。ニードルパンチ過程に
おいて縦列に関して側方の好ましい繊維押しやりが起こ
り，それは，特に各貫通口当たりの個別列においてニー
ドル縦列の間の一層大きい横間隔により詰まる危険を著
しく減少させる。更に，個々の縦列に配置されたニード
ルにとつて，穴あき板にある貫通口の縁がすベてのニー
ドルに対する完全なかき取り作用を果たすことができる
という利点が生じ，それは，例えば３つの縦列から成る
ニードル群の中間ニードルには当てはまらない。この理
由から実際上，特定の条件のもとで２つ又は３つのニー
ドル列の配置も可能ではあるが，貫通口内の唯１つのニ
ードル縦列の配置の方が好まれる。
【０００８】１つのニードル群内で隣接するニードルの
軸間隔がニードル軸部の直径の少なくとも３倍半に縮小
される場合は，ニードルパンチされた繊維ウエブの表面
組織の著しい改善ができる。均一な繊維ウエブ表面に関
する特に有利なニードルパンチ条件は，一層小さい軸間
隔により維持され，この場合，ニードルの軸部直径の少
なくともほぼ２倍に一致する軸間隔が好ましい。
軸間隔がニードル軸部の直径の少なくとも３倍半に縮小
される場合は，ニードルパンチされた繊維ウエブの表面
組織の著しい改善ができる。均一な繊維ウエブ表面に関
する特に有利なニードルパンチ条件は，一層小さい軸間
隔により維持され，この場合，ニードルの軸部直径の少
なくともほぼ２倍に一致する軸間隔が好ましい。
【０００９】各ニードル群のニードルに穴あき板のかき
取り作用を有利に保証するために，貫通口の縁とこの縁
に隣接する各ニードル群のニードルとの間隔はできるだ
け小さく選ばれなけれはならない。貫通口の縁とこの縁
に隣接するニードルのこの縁に対向する周面部分との間
隔がニードルの軸部直径の最大限２倍であると，この要
求が特に考慮に入れられる。なぜならばニードルに関し
て開口縁の同軸的曲線生ずるからである。
取り作用を有利に保証するために，貫通口の縁とこの縁
に隣接する各ニードル群のニードルとの間隔はできるだ
け小さく選ばれなけれはならない。貫通口の縁とこの縁
に隣接するニードルのこの縁に対向する周面部分との間
隔がニードルの軸部直径の最大限２倍であると，この要
求が特に考慮に入れられる。なぜならばニードルに関し
て開口縁の同軸的曲線生ずるからである。
【００１０】ニードル分布に関するすべての規則正しさ
はニードルパンチされた繊維ウエブの表面組織変化に至
らせるから，縦列に配置されたニードルの横方向ずれは
ランダムであり，その結果，このような偶然のニードル
分布の際には特に高い表面品質が得られる。
はニードルパンチされた繊維ウエブの表面組織変化に至
らせるから，縦列に配置されたニードルの横方向ずれは
ランダムであり，その結果，このような偶然のニードル
分布の際には特に高い表面品質が得られる。
【００１１】高いニードル密度にも拘らず個々の構成部
材，特に穴あき板の十分な強度が得られるようにするた
めに，ニードル群を繊維ウエブ通過方向に関して横列を
形成するように互いに並置させることができ，この場合
繊維ウエブ通過方向においてニードル群の復数の横列の
後に，ニードルのない横区域が続き，この横区域はニー
ドル板及び穴あき板の範囲に一貫した連絡部を可能にす
るので，これらの構成部材の強度は，ニードルパンチ過
程にとつて有害であるようなニードル群の数を制限する
必要なしに，増大され得る。ニードルのない横区域の幅
をその都度の強度要求に応じて選ぶことができる。大抵
の使用例について，ニードルのない横区域がニードル群
の少なくとも１つの横列に一致する場合に，十分な荷重
負担能力が得られる。
材，特に穴あき板の十分な強度が得られるようにするた
めに，ニードル群を繊維ウエブ通過方向に関して横列を
形成するように互いに並置させることができ，この場合
繊維ウエブ通過方向においてニードル群の復数の横列の
後に，ニードルのない横区域が続き，この横区域はニー
ドル板及び穴あき板の範囲に一貫した連絡部を可能にす
るので，これらの構成部材の強度は，ニードルパンチ過
程にとつて有害であるようなニードル群の数を制限する
必要なしに，増大され得る。ニードルのない横区域の幅
をその都度の強度要求に応じて選ぶことができる。大抵
の使用例について，ニードルのない横区域がニードル群
の少なくとも１つの横列に一致する場合に，十分な荷重
負担能力が得られる。
【００１２】
【実施例】図面に本発明対象が例示されている。
【００１３】図示された，繊維ウエブをニードルパンチ
する装置は，図１によれば，多数のニードル２を持つニ
ードル板１と，このニードル板１に対向する突き刺し台
３と，突き刺し台３とニードル板１との間に配置された
かき取り片４とから成り，このかき取り片は突き刺し台
のように穴あき板５により形成される。ニードルパンチ
過程中，ニードルパンチされるべき織維ウエブは矢印６
の方向に突き刺し台３とかき取り片４との間に通常のや
り方で通される。
する装置は，図１によれば，多数のニードル２を持つニ
ードル板１と，このニードル板１に対向する突き刺し台
３と，突き刺し台３とニードル板１との間に配置された
かき取り片４とから成り，このかき取り片は突き刺し台
のように穴あき板５により形成される。ニードルパンチ
過程中，ニードルパンチされるべき織維ウエブは矢印６
の方向に突き刺し台３とかき取り片４との間に通常のや
り方で通される。
【００１４】かき取り片４又は突き刺し台３の穴あき板
５はニードル２用の多数の貫通口７を備えている。穴ピ
ツチにより規定されたニードル密度より大きいニードル
密度を得ることができるようにするために，ニードル板
１のニードル２は群にまとめられかつ各ニードル群には
穴あき板５にある共通の貫通口７が対応けしめられる。
従つて１つの群の２つの隣接するニードルの間の軸間隔
ａをニードル２の軸部直径の少なくとも３倍半に縮める
ことができ，それは，ニードルパンチされた繊維ウエブ
の表面構成に対するかなりの影響を必然的に伴う。これ
に関して，隣接するニードル２の間の軸間隔ａがニード
ル軸部直径の少なくともほぼ２倍に一致する場合に，特
に有利な状態が生ずる。しかし繊維ウエブの繊維により
ニードル中間空間が詰まる危険を防止するために，１つ
の群のニードルの間の最小間隔は残つていなければなら
ない。
５はニードル２用の多数の貫通口７を備えている。穴ピ
ツチにより規定されたニードル密度より大きいニードル
密度を得ることができるようにするために，ニードル板
１のニードル２は群にまとめられかつ各ニードル群には
穴あき板５にある共通の貫通口７が対応けしめられる。
従つて１つの群の２つの隣接するニードルの間の軸間隔
ａをニードル２の軸部直径の少なくとも３倍半に縮める
ことができ，それは，ニードルパンチされた繊維ウエブ
の表面構成に対するかなりの影響を必然的に伴う。これ
に関して，隣接するニードル２の間の軸間隔ａがニード
ル軸部直径の少なくともほぼ２倍に一致する場合に，特
に有利な状態が生ずる。しかし繊維ウエブの繊維により
ニードル中間空間が詰まる危険を防止するために，１つ
の群のニードルの間の最小間隔は残つていなければなら
ない。
【００１５】図面から分かるように，個々の群内のニー
ドル２は繊維ウエブ通過方向６に関して各縦列に配置さ
れているので，これらの縦列の間に高いニードル密度を
もつて通常の一層大きいニードル間隔ｂが生じ，しかも
繊維押しやりが特にニードル縦列の間の中間空間に行わ
れ，従つて１つの群内に一層密に置かれたニードルの間
の中間空間の詰まる傾向が減少される効果がある。
ドル２は繊維ウエブ通過方向６に関して各縦列に配置さ
れているので，これらの縦列の間に高いニードル密度を
もつて通常の一層大きいニードル間隔ｂが生じ，しかも
繊維押しやりが特にニードル縦列の間の中間空間に行わ
れ，従つて１つの群内に一層密に置かれたニードルの間
の中間空間の詰まる傾向が減少される効果がある。
【００１６】装置の動作幅にわたる所望の突き刺し分布
を保証するために，通過方向６に連続するニードル群又
は貫通口７の横列８が互いに横方向にずらされている。
更に，縦列内のニードル２は縦列に対して直角にずらさ
れており，それは特に，縦列内のニードル２のこの横方
向ずれがランダムである場合に，繊維ウエブの均一な表
面を生ぜしめる。なぜならばこの場合は規則正しさによ
る表面組織が最初から防止され得るからである。更に，
横列８内のニードル縦列を縦方向に互いに異なる寸法ｃ
だけずらすことができる。表面組織における不規則を除
去できる別の可能性は，繊維ウエブ表面の外観の縞形成
の危険を防止するために，個々の横列８の間の間隔ｄを
別様に選ぶことに存する。間隔の差異は又偶然であり得
る。
を保証するために，通過方向６に連続するニードル群又
は貫通口７の横列８が互いに横方向にずらされている。
更に，縦列内のニードル２は縦列に対して直角にずらさ
れており，それは特に，縦列内のニードル２のこの横方
向ずれがランダムである場合に，繊維ウエブの均一な表
面を生ぜしめる。なぜならばこの場合は規則正しさによ
る表面組織が最初から防止され得るからである。更に，
横列８内のニードル縦列を縦方向に互いに異なる寸法ｃ
だけずらすことができる。表面組織における不規則を除
去できる別の可能性は，繊維ウエブ表面の外観の縞形成
の危険を防止するために，個々の横列８の間の間隔ｄを
別様に選ぶことに存する。間隔の差異は又偶然であり得
る。
【００１７】各縦列のニードルと貫通口の縁との間に，
一方では良好なかき取り作用を保証し，他方ではニード
ル転向を許容する，一層小さい中間空間が残つているよ
うにするために，貫通口縁は個々のニードル２に同軸的
に続いている。この配置は，貫通口縁とニードルのこの
縁に対向する周面部分との間隔がニードル直径に一致す
るように行われている。明らかなように，ニードルパン
チのために所望される，貫通口７の間の小さい間隔は穴
あき板５の荷重負担能力の著しい制限に至らせる。この
制限を甘受する必要がないようにするために，貫通口又
はニードル群の複数の横列８に，ニードル又は穴のない
横区域９が常に続いており，これらの横区域は，ニード
ル板１又は穴あき板５の，繊維ウエブ通過方向に対して
直角に延びる長さにわたつて通過するので，穴あき板５
の強度を増大させる連絡部が生じ，これらの連絡部の範
囲に付加的な補強片を取り付けることができる。ニード
ル２の間においてニードル板横方向に延びる横区域９の
範囲に形成される通路は，更に，ニードル清掃装置，例
えは吹き出し又は吸い込み導菅１０を設けるために有利
に得られる。
一方では良好なかき取り作用を保証し，他方ではニード
ル転向を許容する，一層小さい中間空間が残つているよ
うにするために，貫通口縁は個々のニードル２に同軸的
に続いている。この配置は，貫通口縁とニードルのこの
縁に対向する周面部分との間隔がニードル直径に一致す
るように行われている。明らかなように，ニードルパン
チのために所望される，貫通口７の間の小さい間隔は穴
あき板５の荷重負担能力の著しい制限に至らせる。この
制限を甘受する必要がないようにするために，貫通口又
はニードル群の複数の横列８に，ニードル又は穴のない
横区域９が常に続いており，これらの横区域は，ニード
ル板１又は穴あき板５の，繊維ウエブ通過方向に対して
直角に延びる長さにわたつて通過するので，穴あき板５
の強度を増大させる連絡部が生じ，これらの連絡部の範
囲に付加的な補強片を取り付けることができる。ニード
ル２の間においてニードル板横方向に延びる横区域９の
範囲に形成される通路は，更に，ニードル清掃装置，例
えは吹き出し又は吸い込み導菅１０を設けるために有利
に得られる。
【図１】本発明による，繊維ウエブをニードルパンチす
る装置の概略縦断面図である。
る装置の概略縦断面図である。
【図２】本発明による，繊維ウエブをニードルパンチす
る装置のかき取り片の穴あき板の一部の平面図である。
る装置のかき取り片の穴あき板の一部の平面図である。
【図３】この穴あき板の縦断面図である。
【図４】ニードル用の唯１つの貫通口の範囲における穴
あき板の拡大平面図である。
あき板の拡大平面図である。
【符号の説明】１ ニードル板 ２ ニードル３ 突き刺し台 ４ かき取り片 ５ 穴あき板 ６ 繊維ウエブ通過方向７ 貫通口
Claims (6)
- 【請求項１】 多数のニードルを持つ少なくとも１つの
ニードル板と，このニードル板に対向する突き刺し台
と，突き刺し台とニードル板との間に配置されて突き刺
し台と同様にニードル貫通用の穴あき板を持つかき取り
片とから成り，群にまとめられたニードルに，それぞれ
群ごとに，かき取り片又は突き刺し台の穴あき板にある
共通の貫通口が対応している，繊維ウエブをニードルパ
ンチする装置において，それぞれの群内で互いに間隔を
おいてニードル板（１）に保持されたニードル（２）
が，繊維ウエブ通過方向（６）に延びる縦列を形成し，
この縦列の個々のニードル（２）が，繊維ウエブ通過方
向（６）に対して直角に即ち横方向にニードル直径を超
過しない寸法だけ互いにずれていることを特徴とする，
繊維ウエブをニードルパンチする装置。 - 【請求項２】 各ニードル群内で隣接するニードル
（２）の軸間隔（ａ）が，ニードル（２）の軸部直径の
最大限３倍半であることを特徴とする，請求項１に記載
の装置。 - 【請求項３】 １つの群内で隣接するニードル（２）の
軸間隔（ａ）が，ニードル（２）の軸部直径の少なくと
もほぼ２倍であることを特徴とする，請求項２に記載の
装置。 - 【請求項４】 穴あき板（５）の貫通口（７）の縁とこ
の縁に隣接するニードル（２）のこの縁に対向する周面
部分との間隔が，ニードル（２）の軸部直径の最大限２
倍であることを特徴とする，請求項１ないし３のうち１
つに記載の装置。 - 【請求項５】 縦列内のニードル（２）の横方向ずれが
ランダムであることを特徴とする，請求項１ないし４の
うち１つに記載の装置。 - 【請求項６】 ニードル群が，繊維ウエブ通過方向
（６）に関して互いに並置されて横列（８）を形成し，
繊維ウエブ通過方向（６）において複数の横列（８）の
後に，ニードルのない横区域（９）が続いており，かつ
横方向に繊維ウエブの幅にわたつて延びていることを特
徴とする，請求項１ないし５のうち１つに記載の装置。
Applications Claiming Priority (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| AT1087/90 | 1990-05-16 | ||
| AT108790A AT398212B (de) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | Vorrichtung zum nadeln eines vlieses |
| AT1606/90 | 1990-07-31 | ||
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