JP2588351Y2 - 左右傾斜式卓上切断機 - Google Patents
左右傾斜式卓上切断機Info
- Publication number
- JP2588351Y2 JP2588351Y2 JP1997012048U JP1204897U JP2588351Y2 JP 2588351 Y2 JP2588351 Y2 JP 2588351Y2 JP 1997012048 U JP1997012048 U JP 1997012048U JP 1204897 U JP1204897 U JP 1204897U JP 2588351 Y2 JP2588351 Y2 JP 2588351Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- cutting tool
- engaging
- base
- turntable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sawing (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、丸のこ等の切断工
具及び切断工具を駆動するモートルを支持した切断工具
部を左右方向任意の位置に傾斜させて、任意の角度で加
工材を切断できるようにした左右傾斜式卓上切断機に関
するものである。
具及び切断工具を駆動するモートルを支持した切断工具
部を左右方向任意の位置に傾斜させて、任意の角度で加
工材を切断できるようにした左右傾斜式卓上切断機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の左右傾斜式卓上切断機は、例えば
実開昭63−49901号公報等により提案されてい
る。左右傾斜式卓上切断機は、切断工具及び切断工具を
駆動するモートルを支持した切断工具部及び切断工具部
を垂直方向に沿った回動が可能な如く上端に装着したホ
ルダとを備え、ホルダは加工材を載置するベースに左右
方向に沿った傾斜が可能な如く取付け、ホルダすなわち
切断工具部を左右方向任意の位置に傾斜させて任意の角
度で加工材を切断するようにしたものである。
実開昭63−49901号公報等により提案されてい
る。左右傾斜式卓上切断機は、切断工具及び切断工具を
駆動するモートルを支持した切断工具部及び切断工具部
を垂直方向に沿った回動が可能な如く上端に装着したホ
ルダとを備え、ホルダは加工材を載置するベースに左右
方向に沿った傾斜が可能な如く取付け、ホルダすなわち
切断工具部を左右方向任意の位置に傾斜させて任意の角
度で加工材を切断するようにしたものである。
【0003】前記ホルダすなわち切断工具の傾斜位置の
位置決め法を図9を参照して説明する。まずクランプレ
バー5を緩めてホルダ6を左右方向に傾斜させて、ホル
ダ6に設けられた図示しない傾斜目盛及び図示しないベ
ースに設けられたインジケータ4により傾斜位置を決
め、この状態でクランプレバー5を締めてホルダ6をベ
ースに固定することにより位置決めが終了する。また切
断工具がベースに対して実質的に直角に位置する直角位
置に位置させる際にも、上記と同様に、クランプレバー
5を緩めホルダ6を直角に戻して、ホルダ6の傾斜目盛
の直角位置となる「0」をインジケータ4に合わせ、ホ
ルダ6の傾斜目盛とベースのインジケータ4により直角
位置を決めたあとにクランプレバー5を締めて終了す
る。
位置決め法を図9を参照して説明する。まずクランプレ
バー5を緩めてホルダ6を左右方向に傾斜させて、ホル
ダ6に設けられた図示しない傾斜目盛及び図示しないベ
ースに設けられたインジケータ4により傾斜位置を決
め、この状態でクランプレバー5を締めてホルダ6をベ
ースに固定することにより位置決めが終了する。また切
断工具がベースに対して実質的に直角に位置する直角位
置に位置させる際にも、上記と同様に、クランプレバー
5を緩めホルダ6を直角に戻して、ホルダ6の傾斜目盛
の直角位置となる「0」をインジケータ4に合わせ、ホ
ルダ6の傾斜目盛とベースのインジケータ4により直角
位置を決めたあとにクランプレバー5を締めて終了す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した位置決め法
は、ホルダ6の傾斜目盛及びインジケータ4を利用して
行われるため、視差により誤差が生じる恐れがあった。
また、重量のある切断工具部を手で保持しながら、他方
の手でクランプレバー5を締め付けなければならないた
め、正確な切断工具部の直角位置設定は困難であった。
このように従来の左右傾斜式卓上切断機においては、特
に直角位置決めの操作性が悪いと共に正確な位置設定が
できないという問題があった。
は、ホルダ6の傾斜目盛及びインジケータ4を利用して
行われるため、視差により誤差が生じる恐れがあった。
また、重量のある切断工具部を手で保持しながら、他方
の手でクランプレバー5を締め付けなければならないた
め、正確な切断工具部の直角位置設定は困難であった。
このように従来の左右傾斜式卓上切断機においては、特
に直角位置決めの操作性が悪いと共に正確な位置設定が
できないという問題があった。
【0005】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
をなくし、直角位置決めの操作性を向上させると共に、
正確な位置決めができるようにした左右傾斜式卓上切断
機を提供することである。
をなくし、直角位置決めの操作性を向上させると共に、
正確な位置決めができるようにした左右傾斜式卓上切断
機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、切断工具が
直角位置に位置した時互いに係合可能な係合凹部及び係
合部材を、一方をホルダのベース部対向面、他方をベー
ス部のホルダ対向面に設け、前記係合凹部及び係合部材
はホルダ及びベース部の内部に位置すると共に、係合部
材を係合凹部に係合しない係合解除位置に退避可能に設
けることにより達成される。
直角位置に位置した時互いに係合可能な係合凹部及び係
合部材を、一方をホルダのベース部対向面、他方をベー
ス部のホルダ対向面に設け、前記係合凹部及び係合部材
はホルダ及びベース部の内部に位置すると共に、係合部
材を係合凹部に係合しない係合解除位置に退避可能に設
けることにより達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図6を
用いて説明する。図1は左右傾斜式卓上切断機の左側面
図、図2は部分背面図、図3は図2のA−A線断面図、
図4は正面図、図5は切断工具部を右傾斜させた正面
図、図6は切断工具部を左傾斜させた正面図である。
用いて説明する。図1は左右傾斜式卓上切断機の左側面
図、図2は部分背面図、図3は図2のA−A線断面図、
図4は正面図、図5は切断工具部を右傾斜させた正面
図、図6は切断工具部を左傾斜させた正面図である。
【0008】図において、ベース1のほぼ中央にターン
テーブル2を水平方向へ回動自在に埋設支持している。
ターンテーブル2後部にホルダシャフト3を水平方向に
突設し、ホルダシャフト3の軸心はターンテーブル2上
面とほぼ一致するように位置させている。ホルダ6は、
ホルダシャフト3を介してターンテーブル2に装着さ
れ、ホルダ6はホルダシャフト3を支点とした左右方向
に沿った傾斜が可能である。ベース1及びターンテーブ
ル2の上面には図示しない木材等の加工材が載置され
る。本発明においては加工材が載置される部材を総称し
てベース部という。
テーブル2を水平方向へ回動自在に埋設支持している。
ターンテーブル2後部にホルダシャフト3を水平方向に
突設し、ホルダシャフト3の軸心はターンテーブル2上
面とほぼ一致するように位置させている。ホルダ6は、
ホルダシャフト3を介してターンテーブル2に装着さ
れ、ホルダ6はホルダシャフト3を支点とした左右方向
に沿った傾斜が可能である。ベース1及びターンテーブ
ル2の上面には図示しない木材等の加工材が載置され
る。本発明においては加工材が載置される部材を総称し
てベース部という。
【0009】図4において、ターンテーブル2にはホル
ダ6に設けた傾斜目盛の傾斜角度を指示するインジケー
タ4を設けている。ホルダ6にはホルダシャフト3を中
心とする長穴6aを形成し、この長穴6aにクランプ手
段を構成するクランプレバー5が貫通して、クランプレ
バー5の先端に形成したねじ部がターンテーブル2後部
に形成したねじ穴部にねじ嵌合している。クランプレバ
ー5を緩めると、ホルダ6はターンテーブル2との固定
状態が解除され、ホルダシャフト3を支点として長穴6
aの範囲内で左右方向の傾斜が可能となる。クランプレ
バー5を締め付けると、ホルダ6はターンテーブル2に
固定され、ホルダ6を任意の傾斜角度に設定できる。ホ
ルダ6の上端にはシャフト7を介して切断工具部8が垂
直方向に沿った回動が可能な如く装着されている。切断
工具部8は、周知の如く、切断工具12(本実施形態で
は丸のこ)、切断工具12を駆動する縦型のモートル9
及び切断工具12をガードするカバー等を支持してい
る。なお、10はハンドル、11は切断工具12を装着
したのこ軸である。
ダ6に設けた傾斜目盛の傾斜角度を指示するインジケー
タ4を設けている。ホルダ6にはホルダシャフト3を中
心とする長穴6aを形成し、この長穴6aにクランプ手
段を構成するクランプレバー5が貫通して、クランプレ
バー5の先端に形成したねじ部がターンテーブル2後部
に形成したねじ穴部にねじ嵌合している。クランプレバ
ー5を緩めると、ホルダ6はターンテーブル2との固定
状態が解除され、ホルダシャフト3を支点として長穴6
aの範囲内で左右方向の傾斜が可能となる。クランプレ
バー5を締め付けると、ホルダ6はターンテーブル2に
固定され、ホルダ6を任意の傾斜角度に設定できる。ホ
ルダ6の上端にはシャフト7を介して切断工具部8が垂
直方向に沿った回動が可能な如く装着されている。切断
工具部8は、周知の如く、切断工具12(本実施形態で
は丸のこ)、切断工具12を駆動する縦型のモートル9
及び切断工具12をガードするカバー等を支持してい
る。なお、10はハンドル、11は切断工具12を装着
したのこ軸である。
【0010】ホルダ6の前面にはストッパ21が装着さ
れ、ターンテーブル2上面後方にはストッパ21の移動
軌跡上に位置するようにアジャストボルト18,19が
垂直方向にねじ嵌合している。図5に示すように、ホル
ダ6を右方向に傾斜させると、所定の傾斜角度でストッ
パ21の面21bがアジャストボルト19の頭部に係合
し、切断工具部8の右傾斜位置を設定する。図6に示す
ように、ホルダ6を左方向へ傾斜させると、所定の傾斜
角度でストッパ21の面21aがアジャストボルト18
の頭部に係合し、切断工具部8の左傾斜位置を設定す
る。本実施形態では、ホルダ6が直角位置のとき、スト
ッパ21を左右方向に45度の角度で広がったV字状に
形成することで、ホルダ6が左右45度まで傾斜したと
き、面21a又は面21bが水平となり、ストッパ21
はアジャストボルト18又はアジャストボルト19と面
接触する。よって、アジャストボルト18,19は、ホ
ルダ6が左右方向に45度の位置すなわち左傾斜位置及
び右傾斜位置に傾斜したときにストッパ21に係合する
如く設けられている。
れ、ターンテーブル2上面後方にはストッパ21の移動
軌跡上に位置するようにアジャストボルト18,19が
垂直方向にねじ嵌合している。図5に示すように、ホル
ダ6を右方向に傾斜させると、所定の傾斜角度でストッ
パ21の面21bがアジャストボルト19の頭部に係合
し、切断工具部8の右傾斜位置を設定する。図6に示す
ように、ホルダ6を左方向へ傾斜させると、所定の傾斜
角度でストッパ21の面21aがアジャストボルト18
の頭部に係合し、切断工具部8の左傾斜位置を設定す
る。本実施形態では、ホルダ6が直角位置のとき、スト
ッパ21を左右方向に45度の角度で広がったV字状に
形成することで、ホルダ6が左右45度まで傾斜したと
き、面21a又は面21bが水平となり、ストッパ21
はアジャストボルト18又はアジャストボルト19と面
接触する。よって、アジャストボルト18,19は、ホ
ルダ6が左右方向に45度の位置すなわち左傾斜位置及
び右傾斜位置に傾斜したときにストッパ21に係合する
如く設けられている。
【0011】摺動可能に対向したターンテーブル2とホ
ルダ6との対向面2a,6aには、図3に示す如く、切
断工具12が直角位置にあるとき互いに係合可能なテー
パー状の係合凹部22及び同じくテーパー状の係合部材
14が設けられている。係合凹部22はターンテーブル
2のホルダ6との対向面2aから軸方向に設けられ、係
合部材14はホルダ6に設けた係合ピン13の先端に設
けられている。係合ピン13はホルダ6の軸方向に形成
した段付きの保持穴6bにターンテーブル2側に向けて
前後摺動自在に取り付けられ、係合部材14は係合ピン
13の摺動でホルダ6のターンテーブル2との対向面6
aからホルダ対向面2aへ突出可能である。保持穴6b
には段部6cを形成し、係合ピン13を反ターンテーブ
ル2側へ摺動させたとき、係合部材14が段部6cに当
接することで、ホルダ6から係合ピン13が抜け出すの
を防止している。また、係合部材14と係合凹部22を
テーパー状にすることで、係合部材14と係合凹部22
が係合したときにガタが生じることがなく、直角位置の
位置決め設定をより精度よく行うことができる。
ルダ6との対向面2a,6aには、図3に示す如く、切
断工具12が直角位置にあるとき互いに係合可能なテー
パー状の係合凹部22及び同じくテーパー状の係合部材
14が設けられている。係合凹部22はターンテーブル
2のホルダ6との対向面2aから軸方向に設けられ、係
合部材14はホルダ6に設けた係合ピン13の先端に設
けられている。係合ピン13はホルダ6の軸方向に形成
した段付きの保持穴6bにターンテーブル2側に向けて
前後摺動自在に取り付けられ、係合部材14は係合ピン
13の摺動でホルダ6のターンテーブル2との対向面6
aからホルダ対向面2aへ突出可能である。保持穴6b
には段部6cを形成し、係合ピン13を反ターンテーブ
ル2側へ摺動させたとき、係合部材14が段部6cに当
接することで、ホルダ6から係合ピン13が抜け出すの
を防止している。また、係合部材14と係合凹部22を
テーパー状にすることで、係合部材14と係合凹部22
が係合したときにガタが生じることがなく、直角位置の
位置決め設定をより精度よく行うことができる。
【0012】上記の如く構成した結果、切断工具12が
直角位置になるようにホルダ6の傾斜目盛とインジケー
タ4を見ながら図1中ホルダ6を傾斜させると、係合ピ
ン13はホルダ6に追従する。ホルダ6が、係合部材1
4が係合凹部22に係合可能な位置に傾斜したときに、
係合ピン13をターンテーブル2側(図1の右方向)へ
押し込み係合部材14を係合凹部22に係合させると、
ホルダ6の傾斜は停止し、切断工具12はベース1に対
して直角位置となる。この状態でクランプレバー5を締
めればホルダ6はターンテーブル2に固定され、切断工
具12の直角位置を正確に設定できる。係合部材14と
係合凹部22はターンテーブル2とホルダ6内部に設け
ているため、加工材を切断したときに生じる切粉が係合
部材14に付着したり係合凹部22内に侵入したりする
ことがなく、切粉に邪魔されず、常に直角位置で係合部
材14は係合凹部22に係合する。
直角位置になるようにホルダ6の傾斜目盛とインジケー
タ4を見ながら図1中ホルダ6を傾斜させると、係合ピ
ン13はホルダ6に追従する。ホルダ6が、係合部材1
4が係合凹部22に係合可能な位置に傾斜したときに、
係合ピン13をターンテーブル2側(図1の右方向)へ
押し込み係合部材14を係合凹部22に係合させると、
ホルダ6の傾斜は停止し、切断工具12はベース1に対
して直角位置となる。この状態でクランプレバー5を締
めればホルダ6はターンテーブル2に固定され、切断工
具12の直角位置を正確に設定できる。係合部材14と
係合凹部22はターンテーブル2とホルダ6内部に設け
ているため、加工材を切断したときに生じる切粉が係合
部材14に付着したり係合凹部22内に侵入したりする
ことがなく、切粉に邪魔されず、常に直角位置で係合部
材14は係合凹部22に係合する。
【0013】係合ピン13を反ターンテーブル2側(図
1の左方向)へ移動して係合部材14を係合凹部22に
係合しない位置に退避させ、係合凹部22との係合状態
を解除すると、ホルダ6は左側又は右側いずれの方向の
傾斜が可能となる。図4においてホルダ6を右側へ傾斜
すると、ストッパ21がアジャストボルト19に当接す
るまでの任意位置にホルダ6すなわち切断工具12を傾
斜させることができ、任意角度での切断が可能となる。
また、ホルダ6を左側へ傾斜すると、上記同様ストッパ
21がアジャストボルト18に当接するまで可能であ
り、ホルダ6すなわち切断工具12を任意角度に傾斜さ
せることができ、任意角度での切断が可能である。アジ
ャストボルト18,19はねじ嵌合により装着し、ホル
ダ6の左側及び右側の最大傾斜位置すなわち左傾斜位置
及び右傾斜位置を調整できるようにしたので、切断角度
の微調整が可能となり、所望の傾斜位置での切断精度向
上が可能である。
1の左方向)へ移動して係合部材14を係合凹部22に
係合しない位置に退避させ、係合凹部22との係合状態
を解除すると、ホルダ6は左側又は右側いずれの方向の
傾斜が可能となる。図4においてホルダ6を右側へ傾斜
すると、ストッパ21がアジャストボルト19に当接す
るまでの任意位置にホルダ6すなわち切断工具12を傾
斜させることができ、任意角度での切断が可能となる。
また、ホルダ6を左側へ傾斜すると、上記同様ストッパ
21がアジャストボルト18に当接するまで可能であ
り、ホルダ6すなわち切断工具12を任意角度に傾斜さ
せることができ、任意角度での切断が可能である。アジ
ャストボルト18,19はねじ嵌合により装着し、ホル
ダ6の左側及び右側の最大傾斜位置すなわち左傾斜位置
及び右傾斜位置を調整できるようにしたので、切断角度
の微調整が可能となり、所望の傾斜位置での切断精度向
上が可能である。
【0014】上記実施形態においては、係合ピン13を
ホルダ6、係合凹部22をターンテーブル2に設けると
したが、図7,図8に示すように係合ピン13をターン
テーブル2、係合凹部23をホルダ6に設けることも可
能であり、その効果もほとんど変わらない。以下、その
具体構成を説明する。
ホルダ6、係合凹部22をターンテーブル2に設けると
したが、図7,図8に示すように係合ピン13をターン
テーブル2、係合凹部23をホルダ6に設けることも可
能であり、その効果もほとんど変わらない。以下、その
具体構成を説明する。
【0015】係合凹部23はホルダ6のターンテーブル
対向面6aに設けられ、係合部材14はターンテーブル
2のホルダ対向面2aに設けられている。先端に係合部
材14を設けた係合ピン13はターンテーブル2の軸方
向に形成した段付きの保持穴2b側に向けて前後摺動自
在に取り付けられている。保持穴2bには上記した保持
穴6b同様、段部2cを形成し、係合ピン13を反ホル
ダ6側へ摺動させたとき、係合部材14が段部2cに当
接し、ターンテーブル2から係合ピン13が抜け出すの
を防止している。
対向面6aに設けられ、係合部材14はターンテーブル
2のホルダ対向面2aに設けられている。先端に係合部
材14を設けた係合ピン13はターンテーブル2の軸方
向に形成した段付きの保持穴2b側に向けて前後摺動自
在に取り付けられている。保持穴2bには上記した保持
穴6b同様、段部2cを形成し、係合ピン13を反ホル
ダ6側へ摺動させたとき、係合部材14が段部2cに当
接し、ターンテーブル2から係合ピン13が抜け出すの
を防止している。
【0016】上記の如く構成した結果、切断工具12が
直角位置になるようにホルダ6の傾斜目盛とインジケー
タ4を見ながら図1中ホルダ6を傾斜させ、ホルダ6
が、係合部材14が係合凹部23に係合可能な位置に傾
斜したときに、係合ピン13をホルダ6側(図7の左方
向)へ押し込み係合部材14を係合凹部23に係合させ
ると、ホルダ6の傾斜は停止し、切断工具12はベース
1に対して直角位置となる。この状態でクランプレバー
5を締めればホルダ6はターンテーブル2に固定され
る。係合ピン13を反ホルダ6側(図7の右方向)へ移
動して係合部材14を係合凹部23に係合しない位置に
退避させ、係合凹部23との係合状態を解除すると、ホ
ルダ6は左側又は右側いずれの方向への傾斜が可能とな
る。
直角位置になるようにホルダ6の傾斜目盛とインジケー
タ4を見ながら図1中ホルダ6を傾斜させ、ホルダ6
が、係合部材14が係合凹部23に係合可能な位置に傾
斜したときに、係合ピン13をホルダ6側(図7の左方
向)へ押し込み係合部材14を係合凹部23に係合させ
ると、ホルダ6の傾斜は停止し、切断工具12はベース
1に対して直角位置となる。この状態でクランプレバー
5を締めればホルダ6はターンテーブル2に固定され
る。係合ピン13を反ホルダ6側(図7の右方向)へ移
動して係合部材14を係合凹部23に係合しない位置に
退避させ、係合凹部23との係合状態を解除すると、ホ
ルダ6は左側又は右側いずれの方向への傾斜が可能とな
る。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、切断工具が直角位置に
位置したときに互いに係合する係合凹部及び係合部材を
対向したホルダ及びベース部の対向面に設けると共に、
係合部材を係合凹部に係合しない位置に退避可能に設け
たことにより、正確な切断工具部の直角位置設定を容易
に行うことができる。
位置したときに互いに係合する係合凹部及び係合部材を
対向したホルダ及びベース部の対向面に設けると共に、
係合部材を係合凹部に係合しない位置に退避可能に設け
たことにより、正確な切断工具部の直角位置設定を容易
に行うことができる。
【0018】また、係合凹部と係合部材はベース部とホ
ルダ内部に位置しているため、加工材を切断したときに
生じる切粉が係合部材に付着したり係合凹部内に侵入し
たりすることがなく、切粉に邪魔されず、常に直角位置
で係合部材は係合凹部に係合する。
ルダ内部に位置しているため、加工材を切断したときに
生じる切粉が係合部材に付着したり係合凹部内に侵入し
たりすることがなく、切粉に邪魔されず、常に直角位置
で係合部材は係合凹部に係合する。
【図1】本発明の実施形態を示す左右傾斜式卓上切断機
の左側面図である。
の左側面図である。
【図2】左右傾斜式卓上切断機の部分背面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】左右傾斜式卓上切断機の正面図である。
【図5】切断工具部を右傾斜させた正面図である。
【図6】切断工具部を左傾斜させた正面図である。
【図7】他の実施形態を示す部分左側面図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】従来例を示す部分背面図である。
【符号の説明】 2…ターンテーブル、6…ホルダ、2a…ホルダ対向
面、6a…ターンテーブル対向面、2b,6b…保持
穴、8…切断工具部、13…係合ピン、14…係合部
材、22,23…係合凹部。
面、6a…ターンテーブル対向面、2b,6b…保持
穴、8…切断工具部、13…係合ピン、14…係合部
材、22,23…係合凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B27B 5/20 B23D 45/14 B23D 47/02
Claims (1)
- 【請求項1】 加工材が載置されるベース部と、左右方
向に沿った傾斜が可能な如くベース部に装着されたホル
ダと、切断工具及び切断工具を駆動するモートルを支持
し、ホルダ上端に垂直方向に沿った回動が可能な如く装
着された切断工具部と、切断工具がベースに対して実質
的に直角に位置する直角位置又は切断工具が直角位置か
ら任意角度左側及び右側に傾斜した傾斜位置に、切断工
具部をホルダを介して位置させ、この位置で切断するよ
うにした左右傾斜式卓上切断機であって、前記切断工具
が直角位置に位置した時互いに係合可能な係合凹部及び
係合部材を、一方をホルダのベース部対向面、他方をベ
ース部のホルダ対向面に設け、前記係合凹部及び係合部
材はホルダ及びベース部の内部に位置すると共に、係合
部材を係合凹部に係合しない係合解除位置に退避可能と
したことを特徴とする左右傾斜式卓上切断機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997012048U JP2588351Y2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 左右傾斜式卓上切断機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997012048U JP2588351Y2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 左右傾斜式卓上切断機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10240U JPH10240U (ja) | 1998-10-13 |
JP2588351Y2 true JP2588351Y2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=11794727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997012048U Expired - Lifetime JP2588351Y2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 左右傾斜式卓上切断機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588351Y2 (ja) |
-
1997
- 1997-07-07 JP JP1997012048U patent/JP2588351Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10240U (ja) | 1998-10-13 |
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