JPS5837521Y2 - 長尺材の切断用工具 - Google Patents
長尺材の切断用工具Info
- Publication number
- JPS5837521Y2 JPS5837521Y2 JP14146178U JP14146178U JPS5837521Y2 JP S5837521 Y2 JPS5837521 Y2 JP S5837521Y2 JP 14146178 U JP14146178 U JP 14146178U JP 14146178 U JP14146178 U JP 14146178U JP S5837521 Y2 JPS5837521 Y2 JP S5837521Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- chamfering
- parting
- cutting
- tools
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、工作機械のうち、特に旋盤等における丸棒
等の長尺材の切断用工具の改良に関するものである。
等の長尺材の切断用工具の改良に関するものである。
第1図イ8口および゛第2図イ2口は、丸棒10 aお
よび六角棒10 b等の長尺材を所定の長さに切断した
状態を示す製品の正面図と側面図で、その何れの角部に
も面取り部11 a、11 bが形成されている。
よび六角棒10 b等の長尺材を所定の長さに切断した
状態を示す製品の正面図と側面図で、その何れの角部に
も面取り部11 a、11 bが形成されている。
しかして、上記丸棒10 aおよび六角棒10 bは、
第3図イ9口に示すように、突切り刃14と所定角度の
面取り刃13とを有する特殊バイト12を用い、第4図
に示すような要領によって加工していたが、上述した特
殊バイト12であると、突切り刃14の先端から面取り
刃13までの距離が一定であるため、所定の寸法の面取
り作業が、終らないうちに、製品が長尺材から落下した
り、あるいは、面取り刃13によって寸法通りの面取り
加工を終えても、突切り刃14により製品を突き切るこ
とができないため、製品を長尺材から折り取ったりしな
ければならず、しかも、製品が長尺材から落下するとき
に面取り部11 a、11 bに切刃の傷が残るなどの
欠点がある。
第3図イ9口に示すように、突切り刃14と所定角度の
面取り刃13とを有する特殊バイト12を用い、第4図
に示すような要領によって加工していたが、上述した特
殊バイト12であると、突切り刃14の先端から面取り
刃13までの距離が一定であるため、所定の寸法の面取
り作業が、終らないうちに、製品が長尺材から落下した
り、あるいは、面取り刃13によって寸法通りの面取り
加工を終えても、突切り刃14により製品を突き切るこ
とができないため、製品を長尺材から折り取ったりしな
ければならず、しかも、製品が長尺材から落下するとき
に面取り部11 a、11 bに切刃の傷が残るなどの
欠点がある。
この考案は、かかる点に着目してなされたもので、突切
りバイトと面取りバイトとを工具取付台の所定位置に一
体にかつ可調整にセットして、長尺材の面取り加工と突
切り加工とを同時に行ない得られるようにした長尺材の
切断用工具を提供しようとするものである。
りバイトと面取りバイトとを工具取付台の所定位置に一
体にかつ可調整にセットして、長尺材の面取り加工と突
切り加工とを同時に行ない得られるようにした長尺材の
切断用工具を提供しようとするものである。
すなわち、第5図および第6図は何れもこの考案の一実
施例を示すもので、1はたとえば、旋盤(図示せず)の
往復台(図示せず)に取付けられた工具取付台9の取付
溝15aに進退自在に挿入保持された突切りバイト、3
aは固定ポル)4aと共に上記突切りバイト1を工具取
付台9の所定位置に固定する押え金、5aは調整板6a
に螺挿されねじ先端部を工具取付台9の背面に当接させ
た突切りバイト突出量調整用の調整ねしで、この調整ね
じ5aを回動することにより、上記調整板6aは、これ
に植設され、かつ、工具取付台9に設けられたガイド孔
(図示せず)に摺動自在に挿入されたガイドピン7aを
ガイドとして進退し得るようになされている。
施例を示すもので、1はたとえば、旋盤(図示せず)の
往復台(図示せず)に取付けられた工具取付台9の取付
溝15aに進退自在に挿入保持された突切りバイト、3
aは固定ポル)4aと共に上記突切りバイト1を工具取
付台9の所定位置に固定する押え金、5aは調整板6a
に螺挿されねじ先端部を工具取付台9の背面に当接させ
た突切りバイト突出量調整用の調整ねしで、この調整ね
じ5aを回動することにより、上記調整板6aは、これ
に植設され、かつ、工具取付台9に設けられたガイド孔
(図示せず)に摺動自在に挿入されたガイドピン7aを
ガイドとして進退し得るようになされている。
そして、また上記調整板6aには調整ピン8aが植設さ
れ、かつこの調整ピン8aの自由端部は上記突切りバイ
ト1の後端面に当接されているため、上記調整ねじ5a
を回動して調整板6aを進退させることにより、調整ピ
ン8aを介して突切りバイト1の突出量を調整すること
ができるものである。
れ、かつこの調整ピン8aの自由端部は上記突切りバイ
ト1の後端面に当接されているため、上記調整ねじ5a
を回動して調整板6aを進退させることにより、調整ピ
ン8aを介して突切りバイト1の突出量を調整すること
ができるものである。
次に、2は上記突切りバイト1と同様に、工具取付台9
の取付溝15bに進退自在に挿入保持された面取りバイ
トで、この面取りバイト2は第5図にも示すように、上
記突切りバイト1と同一平面上において、互いに直交す
るように配置されている。
の取付溝15bに進退自在に挿入保持された面取りバイ
トで、この面取りバイト2は第5図にも示すように、上
記突切りバイト1と同一平面上において、互いに直交す
るように配置されている。
3bは固定ボルト4bと共に、上記面取りバイト2を工
具取付台9の所定位置に固定する押え金、5bは調整板
6bに螺挿されねじ先端部を工具取付台9の背面に当接
させた面取りパイ1〜突出量調整用の調整ねじで、この
調整ねじ5bを回動することにより、上記調整板6bは
これに植設され、かつ工具取付台9に設けられたガイド
孔(図示せず)に摺動自在に挿入されたガイドピン7b
をガイドとして進退し得るようになされている。
具取付台9の所定位置に固定する押え金、5bは調整板
6bに螺挿されねじ先端部を工具取付台9の背面に当接
させた面取りパイ1〜突出量調整用の調整ねじで、この
調整ねじ5bを回動することにより、上記調整板6bは
これに植設され、かつ工具取付台9に設けられたガイド
孔(図示せず)に摺動自在に挿入されたガイドピン7b
をガイドとして進退し得るようになされている。
そして、また、上記調整板6bには調整ピン8bが植設
され、かつこの調整ピン8bの自由端部は、上記面取り
バイト2の後端面に当接されているため、上記調整ねじ
5bを回動して調整板6bを進退させることにより、調
整ピン8bを介して面取りバイト2の突出量を調整する
ことができるものである。
され、かつこの調整ピン8bの自由端部は、上記面取り
バイト2の後端面に当接されているため、上記調整ねじ
5bを回動して調整板6bを進退させることにより、調
整ピン8bを介して面取りバイト2の突出量を調整する
ことができるものである。
この考案の長尺材切断用工具は上記のように構成されて
いるので、切断すべき長尺材の直径寸法と、面取り寸法
の変化に応じて突切りバイト1と面取りバイト2の刃面
位置を設定し、固定ボルト4 a 、4 bにより押え
金3 a 、3 bを締付けて両バイト1,2を固定す
れは゛よい。
いるので、切断すべき長尺材の直径寸法と、面取り寸法
の変化に応じて突切りバイト1と面取りバイト2の刃面
位置を設定し、固定ボルト4 a 、4 bにより押え
金3 a 、3 bを締付けて両バイト1,2を固定す
れは゛よい。
第5図は、この考案による長尺材切断用工具の一使用例
を示すもので、製品径寸法φ6、面取り寸法CO,5の
場合のバイトの寸法および刃先の位置関係を示し、この
第5図において突切りバイト1と面取りバイト2とは、
製品の中心線Xに向って所定の切削速度で同時に送られ
るから、上記突切りバイト1が、φ3の点、すなわちP
点まできたとき、面取りバイト2はX軸まで移動し、面
取り寸法C065削りが完了して製品が突き切られるま
で送るにつれて逃げ勝手になるから、製品の面取り部に
もバイトの切刃の傷が付かず、多数連続的に加工しても
面取り付寸法が一定となることはいうまでもない。
を示すもので、製品径寸法φ6、面取り寸法CO,5の
場合のバイトの寸法および刃先の位置関係を示し、この
第5図において突切りバイト1と面取りバイト2とは、
製品の中心線Xに向って所定の切削速度で同時に送られ
るから、上記突切りバイト1が、φ3の点、すなわちP
点まできたとき、面取りバイト2はX軸まで移動し、面
取り寸法C065削りが完了して製品が突き切られるま
で送るにつれて逃げ勝手になるから、製品の面取り部に
もバイトの切刃の傷が付かず、多数連続的に加工しても
面取り付寸法が一定となることはいうまでもない。
この考案の長尺材切断用工具は、上述したように、回転
する長尺材を半径方向に突切る突切りバイトと、この突
切りバイトによって長尺材が突き切られる直前に、この
長尺材の角部に面取り加工を行なう面取りバイトとを工
具取付台の所定位置に一体にセットするようにしたので
、長尺材から得られる製品の加工寸法にバラツキがなく
なるばかりでなく、製品のバイトの切刃による傷がつか
ない効果を有すると共に、突切りバイトと面取りバイト
の再研磨がきわめて容易である効果をも有している。
する長尺材を半径方向に突切る突切りバイトと、この突
切りバイトによって長尺材が突き切られる直前に、この
長尺材の角部に面取り加工を行なう面取りバイトとを工
具取付台の所定位置に一体にセットするようにしたので
、長尺材から得られる製品の加工寸法にバラツキがなく
なるばかりでなく、製品のバイトの切刃による傷がつか
ない効果を有すると共に、突切りバイトと面取りバイト
の再研磨がきわめて容易である効果をも有している。
また、この考案によれば、突出量の異なる突切りバイト
と面取りバイトを有する複数の工具取付台を用意してお
けば、加工寸法の異なる製品の専用工具としてその量産
化に貢献することはいうまでもない。
と面取りバイトを有する複数の工具取付台を用意してお
けば、加工寸法の異なる製品の専用工具としてその量産
化に貢献することはいうまでもない。
第1図イ5口および第2図イ9口は長尺材から突切られ
た製品の正面図と側面図、第3図イ9口は従来の特殊バ
イトを示す平面図と側面図、第4図は従来の特殊バイト
による加工状態を示す平面図である。 第5図および第6図はこの考案の一実施例を示すもので
、第5図は切断すべき長尺材に対する突切りバイトと面
取りバイトの位置関係を示す正面図、第6図はこの考案
の一実施例を示す斜視図である。 図面中、1は突切りバイト、2は面取りバイト、9は工
具取付台である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
た製品の正面図と側面図、第3図イ9口は従来の特殊バ
イトを示す平面図と側面図、第4図は従来の特殊バイト
による加工状態を示す平面図である。 第5図および第6図はこの考案の一実施例を示すもので
、第5図は切断すべき長尺材に対する突切りバイトと面
取りバイトの位置関係を示す正面図、第6図はこの考案
の一実施例を示す斜視図である。 図面中、1は突切りバイト、2は面取りバイト、9は工
具取付台である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 工具取付台に進退自在に取付けられ、回転する長尺材を
半径方向に突き切る突切りバイトと、同じく上記工具取
付台に進退自在に取付けられ、上記突切りバイトと同一
平面上において互いに直交するように配置された面取り
バイトとを備えたことを特徴とする長尺材の切断用工具
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14146178U JPS5837521Y2 (ja) | 1978-10-13 | 1978-10-13 | 長尺材の切断用工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14146178U JPS5837521Y2 (ja) | 1978-10-13 | 1978-10-13 | 長尺材の切断用工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5560902U JPS5560902U (ja) | 1980-04-25 |
JPS5837521Y2 true JPS5837521Y2 (ja) | 1983-08-24 |
Family
ID=29117299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14146178U Expired JPS5837521Y2 (ja) | 1978-10-13 | 1978-10-13 | 長尺材の切断用工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5837521Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001062624A (ja) * | 1999-08-26 | 2001-03-13 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | スローアウェイチップ |
-
1978
- 1978-10-13 JP JP14146178U patent/JPS5837521Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5560902U (ja) | 1980-04-25 |
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