JP2588263Y2 - 合成樹脂製濡れ縁の上板固定構造 - Google Patents

合成樹脂製濡れ縁の上板固定構造

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JP2588263Y2
JP2588263Y2 JP1993053016U JP5301693U JP2588263Y2 JP 2588263 Y2 JP2588263 Y2 JP 2588263Y2 JP 1993053016 U JP1993053016 U JP 1993053016U JP 5301693 U JP5301693 U JP 5301693U JP 2588263 Y2 JP2588263 Y2 JP 2588263Y2
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雅昭 立住
洋二 井坂
美明 萩原
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、合成樹脂製濡れ縁の上
板固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に濡れ縁Aの外観図を示してある。
同図の濡れ縁Aは、左右一対の平行な根太1,1の上に
多数の上板2…を隙間を隔てて並べて横架し、それぞれ
の根太1,1を所要本数の脚体3…で支持させてある。
この種の濡れ縁Aは、建屋の縁側などに設置される。
【0003】ところで、従来の濡れ縁Aにおいて、合成
樹脂製のものは、脚体3や上板2をポリ塩化ビニル樹脂
発泡体(PVC発泡体)により製作し、根太1をアルミ
ニウム押出品で製作していた。そして、たとえばPVC
発泡体でなる脚体3や上板2に茶系統の着色を施し、根
太1にも同系統の着色を施すといった工夫を講じること
によって、濡れ縁Aの外観に一体的な調和感を具備させ
ようとしていた。
【0004】しかしながら、根太1と上板2と脚体3と
に同系統の着色を施してそれらの外観的な調和を保とう
としても、根太1がアルミニウムという金属で作られて
いるために、PVC発泡体で作られている上板2や脚体
3との間にはどうしても多少の違和感が生じてしまうと
いう難点があった。
【0005】また、根太1が金属製であるため、上板2
や脚体3に軽量なPVC発泡体が使われている割りには
濡れ縁A全体の重量が重くなり、その軽量化を損なって
いるという一面があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】そこで、従来の金属製
の根太1をPVC発泡体で作った根太で代用することに
より、根太1の軽量化を通じて濡れ縁A全体の軽量化を
図ることを試みた。その際、根太1の上に上板2を横架
して根太1の上面と上板2の下面とを重ね合わせ、根太
1に下方からねじ込んだタッピングビスを根太1の上面
と上板2の下面との重なり箇所を通して上板2にねじ込
むという、従来と同様の上板固定構造を採用したとこ
ろ、根太1の上面におけるタッピングビスの突抜け箇所
に根太1を形成しているPVC発泡体の盛り上がりを生
じ、その盛り上がり箇所が根太1の上面と上板2の下面
との間に挾まって根太1から上板2が浮き上がり、根太
1と上板2との固定状態が不安定になりやすいという不
都合が知見された。また、タッピングビスのねじ込みに
伴って生じたねじ切り屑が詰まって根太1から上板2が
浮き上がり同様の不都合を生じやすいことが知見され
た。
【0007】本考案は以上の事情に鑑みてなされたもの
であり、タッピングビスなどのねじ部材のねじ込みに伴
って生じる材料の盛り上がりやねじ切り屑が吸収され得
るような工夫を講じることによって、根太をPVC発泡
体などの合成樹脂製にしてその軽量化を図っても、根太
と上板との固定状態を安定させることのできる合成樹脂
製濡れ縁の上板固定構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案による合成樹脂製
濡れ縁の上板固定構造は、根太の上に複数の上板が並列
して横架された合成樹脂製濡れ縁において、根太が合成
樹脂で作られており、根太の上面または上板の下面の少
なくともいずれかに、根太と上板との間に隙間を形成す
る凹所が具備され、根太を貫通してねじ込まれたタッピ
ングビスなどのねじ部材が上記凹所を突き抜けて上板に
ねじ込まれているものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、根太の上面におけるタッピ
ングビスの突抜け箇所に根太を形成している合成樹脂材
料の盛り上がりを生じたとしても、その盛り上がりが根
太と上板との間に形成された隙間の中に収まる。また、
タッピングビスのねじ込みに伴ってねじ切り屑が生じた
としても、そのねじ切り屑が上記の隙間の中に収まる。
このため、上記の盛り上がりやねじ切り屑の発生によっ
て根太から上板が浮き上がるという事態が発生しなくな
る。
【0010】
【実施例】図1は本考案の実施例による上板固定構造を
示す一部破断側面図、図2は図1のII−II線に沿う
断面図である。この実施例による合成樹脂製濡れ縁は図
3について上述したとおりの外観を有するものであっ
て、同図に示したように、根太1の端部には合成樹脂製
のキャップ4が被着されているものである。
【0011】この実施例の濡れ縁において、根太1、上
板2および脚体3などはすべてPVC発泡体で作られて
いる。図1および図2のように、根太1は上板部11と
上板部11の前後に設けられた垂下板部12,12とを
一体に備えた長尺物であって、上板部11の上面にはそ
の全長に亘って延びる浅溝状の凹所13が形成されてい
る。14は凹所13の両側のリブ部を示している。
【0012】上板2は根太1の上記リブ部14に支えら
れた状態で根太1の上に横架されている。このため、根
太1と上板2との間には、上記凹所13の深さに相応す
る幅の隙間が形成されている。5はタッピングビスであ
り、このタッピングビス5は、根太1の下方から根太1
を貫通してねじ込まれていると共に、上記凹所13を突
き抜けて上板2にねじ込まれている。
【0013】根太1を貫通してタッピングビス5をねじ
込むと、根太1がPVC発泡体で作られていることによ
り根太1の上面におけるタッピングビス5の突抜け箇所
に盛り上がりを生じることがあるけれども、その盛り上
がりは上記凹所13により形成された根太1と上板2と
の隙間の中に収まる。また、タッピングビス5のねじ込
みに伴ってねじ切り屑が生じたとしても、そのねじ切り
屑が上記の隙間の中に収まる。したがって、上記の盛り
上がりやねじ切り屑の発生によって根太1から上板2が
浮き上がって両者の固定状態が不安定になるということ
はない。
【0014】図1に示すように、脚体3はその上端面を
根太1の下面に突き合わされ、L字形の取付具6を用い
て根太1に固定されている。7はタッピングビスなどの
止具である。
【0015】この実施例においては、凹所13を根太1
側に設けてあるけれども、上板2側に凹所を設けても、
あるいは根太と上板の両方に凹所を設けてもよい。ま
た、根太1と上板2とを固定するために用いられている
タッピングビス5の代わりに、ねじ釘などの他のねじ部
材を用いることも可能である。さらに、根太1や上板2
や脚体の材料には、PVC発泡体に限らず、他の種類の
合成樹脂発泡体、さらには非発泡のPVCやその他の非
発泡の合成樹脂を用いることも可能である。
【0016】
【考案の効果】本考案による合成樹脂製濡れ縁の上板固
定構造によれば、根太の材料として軽量な合成樹脂が用
いられており、しかもその根太と上板とがタッピングビ
スなどのねじ部材のねじ込みによって固定されていると
しても、根太と上板との固定状態が安定したものにな
り、根太から上板が浮き上がっていない状態で確実に固
定された軽量な合成樹脂製濡れ縁を提供することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による上板固定構造を示す一部
破断側面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】一般的な濡れ縁の外観を概略的に示した斜視図
である。
【符号の説明】
A 濡れ縁 1 根太 2 上板 5 タッピングビス(ねじ部材) 13 凹所
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 15/00 E04B 1/00 501

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 根太の上に複数の上板が並列して横架さ
    れた合成樹脂製濡れ縁において、根太が合成樹脂で作ら
    れており、根太の上面または上板の下面の少なくともい
    ずれかに、根太と上板との間に隙間を形成する凹所が具
    備され、根太を貫通してねじ込まれたタッピングビスな
    どのねじ部材が上記凹所を突き抜けて上板にねじ込まれ
    ていることを特徴とする合成樹脂製濡れ縁の上板固定構
    造。
JP1993053016U 1993-09-03 1993-09-03 合成樹脂製濡れ縁の上板固定構造 Expired - Fee Related JP2588263Y2 (ja)

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JP5885644B2 (ja) * 2012-12-03 2016-03-15 フクビ化学工業株式会社 不燃下地材
JP6033359B2 (ja) * 2015-04-24 2016-11-30 フクビ化学工業株式会社 不燃下地材および出隅の内装化粧構造

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