JPS5829224Y2 - バスル−ムユニツトの壁面の継ぎ目隠し装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバスルームユニットの壁面の継ぎ目隠し装置の
改良に関するもので、さらに詳述すればバスルームユニ
ット１の目地部やコーナ一部のようなパネル２間の継ぎ
目３上に継ぎ目隠し板本体４を配設すると共に継ぎ目隠
し板本体４の両側縁よりパネル２の表面に対して傾斜せ
る一対の係止片５を夫々継ぎ目３の方向に向かって延出
形威し、パネル２全面に防水性及び弾性を有する内装シ
ート６を貼着すると共に内装シート６の端部を係止片５
上に貼着し、継ぎ目隠し板本体４上に内装シート６を介
して目地棒本体７を配設し、目地棒本体７より突出せる
係止リブ８を係止片５に係止し、内装シート６を目地棒
本体７と係止片５とで挾持し、弾性を有し且つ先細に形
成された目地棒本体７の両側縁１２を内装シート６の表
面に圧接せしめて戊るバスルームユニットの壁面の継ぎ
目隠し装置に係るものである。

従来例にあっては第１図に示すようにバスルームユニッ
ト１のパネル２とし単一模様や柄の工場生産の化粧鋼板
を使用していたため、需要家の好みを満足させるように
多種類の色柄のパネルを用意するのは在庫の関係でむつ
かしいという欠点や、パネル２の継ぎ目１間にシリコン
シーラント１９を施工するだけであったため防水に確実
性がないという欠点があった。

また、従来実公昭５２−２９８８１号公報に開示されて
いるように、隣接するパネル間の目地部に第１の部材を
配設し、この第１の部材に弾性を有する第２の部材を嵌
着し、この第２の部材の端縁にてパネル面上に張設した
内装材の端部を固定する構造が提案されているが、かか
る従来例にあっては、第１および第２の部材によってパ
ネルの表面に不連続的な段差が生じるという問題があっ
た。

本考案は、かかる従来例の欠点に鑑みてなされたもので
、本考案の目的とするところは化粧シートを後貼りする
ことにより種々の模様を内壁に施し、需要家の要望を満
足させることができると共に目地棒にて継ぎ目を閉塞す
ることにより防水性が秀れ、しかも継ぎ目の部分に不連
続的な段差が生じないようにしたバスルームユニットの
壁面の継ぎ目隠し装置を提供するにある。

以下本考案を図示実施例に従って詳述する。

継ぎ目隠し板９は２種類あり、第２図に示すように平面
部用の継ぎ目隠し板９にあっては継ぎ目隠し板本体４は
平板状の長尺物で、両側縁を前方に折り返して係止片５
を形成しである。

この係止片５にて形成される開口１０は幅狭で奥部１１
へ行く程次第に幅広となるものである。

継ぎ目隠し板９の両側端部にはタッピンネジ用皿孔を穿
設しである。

目地棒本体７は横断面半月状の長尺物で、第４図に示す
ように目地棒本体７の薄肉の両側縁１２が目地棒本体７
の弦側面１３より斜上方に突出しており、さらにこの両
側縁１２は弾力性を有するものである。

また弦側面１３から長手方向に係止リブ８を突設して目
地棒１４を形成してあり、上記の係止リブ８は基部１５
が幅狭で頭部１６が横断面やじり状となっており、頭部
１６のもどり部１７は基部１５の上端より斜下方に突出
するように形成しである。

このように目地棒１４はある程度弾力性を必要とするた
め例えば防止水に秀れ且つ弾力性を有するポリ塩化ビニ
ルのようなもので形成しである。

内装シート６は例えば防水性及び弾性のあるポリ塩化ビ
ニルで形成されており、表面に種々の柄や模様を描いで
ある。

しかしてバスルームユニット１のパネル２の継ぎ目３上
に継ぎ目隠し板本体４を配設し、タッピンネジ１８にて
パネル２に固着する。

しかしのちにパネル２の表面に内装シート６を貼着する
と共に内装シート６の端部を係止片５上に貼着する。

この場合内装シート６の端部を係止片５より長く伸し、
係止片５を巻き込むように貼着してもよい。

さらに目地棒１４を内装シート６を介して継ぎ目隠し板
９上に配設し、係止リブ８を開口１０内に打入して係止
片５に係止すると共に目地棒８と係止片５とで内装シー
ト６を強く挾み込む。

このように内装シート６を接結りにすることかで゛きる
ため、バスルームユニット１の内装を顧客の要望を聞い
てから施工でき、顧客の要望の多様化に適切に対応する
ことができるものであり、さらにパネル２間の継ぎ目３
上に継ぎ目隠し板４を取着し、パネル２上に貼った防水
性の内装シート６の端部を係止片５上に貼り、その上か
ら目地棒１４を取着し係止片５と目地棒本体８とで内装
シート６を強く挾み込むのであるから風呂水の継ぎ目へ
の侵入を完全に防止することができ、防水性を完全にす
ることができるという利点がある。

またバスルームユニット１のコーナ一部においても継ぎ
目３ができるが、この場合に使用する継目隠し本体９は
横断面り字状に屈曲してあり、施工方法は上記の場合と
同様である。

本考案は成上のような構成であるので、 （ｉ）パネルと内装シートを別々に生産在庫できるので
需要家の多様な要望にこたられる。

（ｉｉ）内装シートに弾性があるので継ぎ目隠し板の係
止片と目地棒とでおさえられ、防水性が向上する。

（ｉｉｉ）内装シートのカットは、継ぎ目隠し板の内部
に入っておればよく、あまり精度がいらないため施工が
容易である。

（ｉｖ）バスルームユニットのスペースと仕上が分離で
きるので、仕上は入居者工事とするなど流通経路を変化
できる。

（ｖ）パネルの材質は防水性が不要となるので、合板、
石コウボード等他の材料が使用できるという利点がある
。

（ｖｌ）また継ぎ目隠し板本体の両側縁よりパネルの表
面に対して傾斜せる一対の係止片を夫々継ぎ目の方向に
向かって延出形威し、しかも内装シートの表面に弾性を
有し且つ先細に形成された目地棒本体の両側縁を内装シ
ートの表面に圧接せしめるようにしたから、パネル間の
継ぎ目の部分に不連続的な段差が生じることはないとい
う利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のバスユニットの施工状態の部分横断面図
、第２図は本考案のバスユニットの一実施例の施工状態
の部分横断面図、第３図は本考案の継ぎ目隠し板の一実
施例の拡大横断面図、第４図は本考案の目地棒の一実施
例の拡大横断面図、第５図は本考案のバスユニットのコ
ーナ一部の施工状態の部分横断面図、第６図は同上で使
用する継ぎ目隠し板の拡大横断面図で、１はバスルーム
ユニット、２はパネル、３は継ぎ目、４は継ぎ目隠し板
本体、５は係止片、６は内装シート、７は目地棒本体、
８は係止リブである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バスルームユニットの目地部やコーナ一部のようなパネ
   ル間の継ぎ目上に継ぎ目隠し板本体を配設すると共に継
   ぎ目隠し板本体の両側縁よりパネルの表面に対して傾斜
   せる一対の係止片を夫々継ぎ目の方向に向かって延出形
   威し、パ・ネル全面に防水性及び弾性を有する内装シー
   トを貼着すると共に内装シートの端部を係止片に貼着し
   、継ぎ目隠し板本体上に内装シートを介して目地棒本体
   を配設し、目地棒本体より突出せる係止リブを係止片に
   係止し、内装シートを目地棒本体と係止片とで挟持し、
   弾性を有し且つ先細に形成された目地棒本体の両側縁を
   内装シートの表面に圧接せしめて成るバスルームユニッ
   トの壁面の継ぎ目隠し装置。