JP2587782Y2 - 建築物における防火、防煙用ダンパとスリーブとの接続構造 - Google Patents

建築物における防火、防煙用ダンパとスリーブとの接続構造

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JP2587782Y2
JP2587782Y2 JP1993070786U JP7078693U JP2587782Y2 JP 2587782 Y2 JP2587782 Y2 JP 2587782Y2 JP 1993070786 U JP1993070786 U JP 1993070786U JP 7078693 U JP7078693 U JP 7078693U JP 2587782 Y2 JP2587782 Y2 JP 2587782Y2
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sleeve
flange
damper
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integrally
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典夫 山田
徳男 中里
満 三ツ橋
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築物において、建築
物のコンクリート製の床壁、側壁等の区画壁に穿設した
貫通孔に設けられるスリーブと、前記区画壁に近接配置
されて一端がダクトに接続される、防火、防煙用ダンパ
の筒状ダンパ本体の他端との間を接続するための接続構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に鉄筋コンクリート建築物では、空
調、換気用のダクトを、床壁や側壁等の区画壁に貫通し
て配管する必要があるため、前記区画壁にスリーブを貫
通して設け、このスリーブの開口両端面に連通接続すべ
き二本のダクトをそれぞれ接続するようにしている。
【0003】ところで従来では、図4,5に示すよう
に、建築物におけるコンクリート製の区画壁wに、金属
製のスリーブsを一体に貫通して設け、このスリーブs
の両端の、内向きのスリーブフランジ02,02に、ア
ングル材aを複数のボルト・ナットbにより一体に連結
し、そのアングル材aに短管pを複数のリベットrによ
り結合し、さらに前記短管pの他端にボルト・ナットb
によりダクトdを一体に接続するようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが前記従来のダ
クト接続手段では、作業現場において短管とアングル材
との結合作業や、該アングル材とスリーブとの結合作業
を行なう必要があり、作業性が悪いばかりでなく、スリ
ーブとダクトとの接続にあたり、短管の外に、アングル
材と多数のボルト・ナットやリベットを必要として部品
点数が多くなり、前記作業性の悪いことと相俟って大幅
なコスト増を招くという問題があった。
【0005】尚、一般のダクト接続構造として、例えば
実開昭62−83135号公報に開示されるように互い
に隣接するダクトの対向端部の外向きフランジ相互を合
掌重合させ、その両外向きフランジの四隅をボルト・ナ
ットで連結すると共に、その各辺をクリップでクランプ
結合するようにして部品点数を低減し接続作業性を高め
たものが知られているが、斯かるダクト接続構造は、前
述のようにスリーブと短管とを区画壁近傍位置で接続す
るような場合には不適である。というのも、上記外向き
フランジ相互をボルト・ナットで連結し且つクリップで
クランプ結合する作業を行うに当っては、区画壁が作業
の邪魔とならないように外向きフランジ(延いては上記
短管)を区画壁の外面より十分に離間させる必要がある
ためである。従って上記短管を例えば防火、防煙用ダン
パの筒状ダンパ本体で兼用させたような場合には、該ダ
ンパを区画壁に近接配置することができなくなり、該ダ
ンパの防火、防煙効果が低下する等の不都合がある。
【0006】本考案は上記実情に鑑みてなされたもの
で、上記従来構造の問題や不都合を解 決しながら区画壁
内のスリーブと防火、防煙用ダンパの筒状ダンパ本体と
を容易に接続できるようにした、建築物における防火、
防煙用ダンパとスリーブとの接続構造を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため
案によれば、建築物の床壁、側壁等の区画壁に穿設した
貫通孔に設けられるスリーブと、前記区画壁に近接配置
されて一端がダクトに接続される、防火、防煙用ダンパ
の筒状ダンパ本体の他端との間を接続するための接続
造であって、前記スリーブの外端に内向きのスリーブフ
ランジを一体に屈曲形成し、一方、前記ダンパ本体の前
記他端に外向きの接続フランジを一体に屈曲形成し、こ
の接続フランジに、前記ダンパ本体の内壁面よりも内方
に内端部が突出された中板を一体に接合し、前記スリー
ブフランジと接続フランジとを前記中板を挟んで重合
し、それら両フランジの四隅をボルト・ナットにより連
結するとともに、前記中板及びスリーブフランジの各辺
の内端部相互をクリップにより一体にクランプ結合した
ことを特徴としている。
【0008】
【実施例】以下、図1〜3を参照して本考案の一実施例
について説明する。
【0009】図1は、本考案に係るスリーブと防火、防
煙用ダンパとの接続構造の縦断面図(図2の1−1線に
沿う縦断面図、図2は、該構造の、図1の2−2線に
沿う横断面図、図3は、連結手段の分解断面図である。
【0010】この実施例は、本考案接続構造を鉄筋コン
クリート建築物のコンクリート壁に実施した場合であ
り、コンクリート製の床壁、側壁等の区画壁Wの貫通孔
3には、そのコンクリート打設により金属製のスリーブ
Sが一体に貫通して設けられる。前記スリーブSは、角
筒状のスリーブ本体1の上、下の両開口端に、それぞれ
内向きのスリーブフランジ2,2を一体に屈曲して構成
されており、それらのスリーブフランジ2,2の内端縁
は、内側に折曲げられた折曲片21 ,21 により縁取り
されている。
【0011】スリーブSの上、下の開口端面には、それ
ぞれ短管Dp,Pが接続され、これらの短管Dp,Pの
外端面にそれぞれ空調、換気用等の上、下ダクトD,D
が接続される。
【0012】特にスリーブSと上ダクトDとを接続する
上側の短管としては、防火、防煙用のダンパDaの角筒
状ダンパ本体13が利用されている。そのダンパ本体1
は、前記スリーブSよりも細く形成される角筒状の
体筒部の上、下両端面にそれぞれ接続フランジ14,1
4′が外向きに略直角に屈曲形成して構成される
【0013】ダンパ本体13内には、一対のバタフライ
弁15,16が弁軸18,19を以て開閉自在に枢支さ
れており、それらの弁15,16は連接杆17により連
接されていて同調開閉されるようになっている。一方の
バタフライ弁15の弁軸19には操作駆動部20が連結
されており、該操作駆動部20の、直接あるいは遠隔作
動により前記バタフライ弁15,16は開閉作動される
ようになっている。
【0014】前記スリーブSを接続するための、一方の
接続フランジ14には、図3に明瞭に示すように四角枠
状の中板8がスポット溶接9され、この中板8の内端部
1ダンパ本体13の内壁面よりも内方に突出され、
ダンパ本体13の内壁に沿ってそれと略平行に略直角
に屈曲されている。また上ダクトDを接続するための、
他方の接続フランジ14′の外端には折曲片14a′
屈曲形成されている。なお、ダンパ本体13は、予め向
上で中板8をスポット溶接9した後、現場に運ぶように
する。
【0015】前記ダンパ本体13の、中板8を接合した
一方の接続フランジ14は、その中板8を挟んでスリー
ブSのスリーブフランジ2に、以下に述べる連結手段C
により着脱可能に連結される。この連結手段Cは、複数
の連結ボルト・ナット6と、複数のクリップ7とよりな
り、このクリップ7は、一対の鋭角をなす係止部72
有してフック状に形成されるクリップ部71 を備えてい
る。
【0016】スリーブSに、ダンパ本体13を連結する
には、スリーブSのスリーブフランジ2にダンパ本体1
の、中板8をスポット溶接9した接続フランジ14
該中板8を挟んで合掌重合した後、それらの四隅を四本
のボルト・ナット6により一体に連結し、さらにそれら
の四辺の中間部(具体的には中板8及びスリーブフラン
ジ2の各辺の内端部)相互をそれぞれクリップ7により
クランプする。クリップ7のフック状のクリップ部71
はスリーブフランジ2の折曲片21 と中板8の折曲内端
1 とに弾発係合されてそれらを緊密に連結する。
【0017】なお、スリーブフランジSと中板8の各辺
は、二個以上のクリップ7によりクランプ連結するよう
にしてもよい。
【0018】前記ダンパ本体13の他端の、折曲片14
a′を有する接続フランジ14′には、ダクトDの一端
が接続される。ダクトDの接続端にも折曲片111 を有
する接続フランジ11が外向きに略直角に屈曲形成され
ている。ダンパ本体13にダクトDを連結するには、そ
れらの接続フランジ14′,11同士を合掌重合した
後、それらを前記連結手段Cすなわちボルト・ナット6
およびクリップ7により着脱可能に連結する。それらの
連結手順は前記スリーブSとダンパ本体13間の連結の
場合と同じなので、その説明を省略する。
【0019】なお、スリーブSの他方のスリーブフラン
ジ2(図1、下側)にも前記と同じ要領により短管Pを
介して他のダクトDが接続される。
【0020】以上本考案の一実施例について説明した
が、本考案はその実施例に限定されることなく、本考案
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記
施例ではスリーブ、短管、ダクトおよびダンパは正四角
形状のものを示したが、それらは長方形状その他の角筒
状であってもよいことは勿論であり、またクリップは所
期の機能を奏するものであればどのようなものでもよ
く、さらにダンパは従来公知の構造のものの使用が可能
である。
【0021】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、建築物の
区画壁に穿設した貫通孔に設けられるスリーブの外端に
内向きのスリーブフランジを一体に屈曲形成し、一方
前記区画壁に近接配置されて一端がダクトに接続され
る、防火、防煙用ダンパの筒状ダンパ本体の他端には
向きの接続フランジを一体に屈曲形成し、この接続フラ
ンジに、前記ダンパ本体の内壁面よりも内方に内端部が
突出された中板を一体に接合し、前記スリーブフランジ
と接続フランジとを前記中板を挟んで重合し、それら両
フランジの四隅をボルト・ナットにより連結するととも
、前記中板及びスリーブフランジの各辺の内端部相互
をクリップにより一体にクランプ結合したので、スリー
と防火、防煙用ダンパとを接続するに当り、高価で重
いアングル材を必要とせず、しかもボルト・ナットの数
を可及的に減らすことができ、全体として接続作業の簡
素化と部品点数の低減を図ることができる。
【0022】また特にスリーブ外端の内向きフランジの
内端部と、ダンパー本体端部の外向きフランジに一体の
中板の内端部(即ちダンパ本体内壁面より内方への突出
端部)相互をクリップでダンパ本体内方よりクランプで
きるようにしているため、ダンパ本体を区画壁に近接さ
せても、その区画壁に何等邪魔されずにクリップによる
クランプ作業をダンパ本体の内方より簡単に行うことが
でき、従ってダンパ本体とスリーブとの接続作業の能率
向上を図りながら、そのダンパ本体を区画壁に極力近接
させてダンパの防火、防煙効果を高めることができる。
【0023】その上、前記防火、防煙用ダンパのダンパ
本体を、スリーブとダクト間の接続用短管として兼用す
ることができるため、専用の接続用短管を用意する必要
がなくなり、接続コストの節減に寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスリーブと防火、防煙用ダンパ間
の接続構造の縦断面図(図2の1−1線に沿う縦断面
図)
【図2】前記接続構造の、図1の2−2線に沿う横断面
【図3】連結手段の分解断面図
【図4】従来のダンパ接続構造の縦断面図
【図5】図4の5−5線に沿う横断面図
【符号の説明】
2・・・・・スリーブフランジ 3・・・・・貫通孔 6・・・・・ボルト・ナット 7・・・・・クリップ 8・・・・・中板 13・・・・ダンパ本体14・・・・接続フランジ C・・・・・連結手段 D・・・・・ダク S・・・・・スリーブ W・・・・・区画壁 Da・・・・ダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中里 徳男 神奈川県藤沢市大庭5682−6 パ−クサ イド駒寄3−318 (72)考案者 三ツ橋 満 東京都大田区大森西2丁目2番24号 (56)参考文献 実開 平5−96379(JP,U) 実開 平2−54989(JP,U) 実開 昭62−83135(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 13/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の床壁、側壁等の区画壁(W)に
    穿設した貫通孔(3)に設けられるスリーブ(S)と、
    前記区画壁(W)に近接配置されて一端がダクト(D)
    に接続される、防火、防煙用ダンパ(Da)の筒状ダン
    パ本体(13)の他端との間を接続するための接続構造
    であって、 前記スリーブ(S)の外端に内向きのスリーブフランジ
    (2)を一体に屈曲形成し、一方、前記ダンパ本体(1
    3)の前記他端に外向きの接続フランジ(14)を一体
    に屈曲形成し、この接続フランジ(14)に、前記ダン
    パ本体(13)の内壁面よりも内方に内端部が突出され
    中板(8)を一体に接合し、前記スリーブフランジ
    (2)と接続フランジ(14)とを前記中板(8)を挟
    んで重合し、それら両フランジ(2,14)の四隅をボ
    ルト・ナット(6)により連結するとともに、前記中板
    (8)及びスリーブフランジ(2)の各辺の内端部相互
    をクリップ(7)により一体にクランプ結合したことを
    特徴とする、建築物における防火、防煙用ダンパとスリ
    ーブとの接続構造。
JP1993070786U 1993-12-28 1993-12-28 建築物における防火、防煙用ダンパとスリーブとの接続構造 Expired - Lifetime JP2587782Y2 (ja)

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JPH0254989U (ja) * 1988-10-13 1990-04-20
JP2564420Y2 (ja) * 1992-05-15 1998-03-09 不二サッシ株式会社 壁面取り付け型空調機用ダクトと窓枠との接合部

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