JP2587693Y2 - マグネチックディスクの取付け構造 - Google Patents

マグネチックディスクの取付け構造

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JP2587693Y2
JP2587693Y2 JP1993013758U JP1375893U JP2587693Y2 JP 2587693 Y2 JP2587693 Y2 JP 2587693Y2 JP 1993013758 U JP1993013758 U JP 1993013758U JP 1375893 U JP1375893 U JP 1375893U JP 2587693 Y2 JP2587693 Y2 JP 2587693Y2
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magnetic disk
drive shaft
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秀樹 田中
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シリンダ内に吸入され
て圧縮された混合気に対し、点火プラグにより点火し
て、混合気を爆発的に燃焼させる内燃機関において、点
火プラグの点火タイミングを制御するマグネチックディ
スクを、クランクシャフトに同期して回転するドライブ
シャフトに取り付けるためのマグネチックディスクの取
付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】点火の基準タイミングを得るためにマグ
ネチックディスクを使用した内燃機関では、図4に示す
ように、タイミングスイッチAは、直流電源Bからの供
給される電力によって駆動され、点火タイミングを変化
させるべき内燃機関を制御する制御装置Cによって与え
られる回転数等の情報と、マグネチックディスクDの回
転に応じてピックアップEが読み取ったタイミング信号
とを取り込んで監視する。
【0003】マグネチックディスクDの外周面にはシリ
ンダ数と同一数又は半数のマグネット1が埋設され、ピ
ックアップEはマグネチックディスクDの回転に応じた
マグネット1の磁力を読み取る。タイミングスイッチA
は、このようにしてピックアップEから与えられる基準
タイミングに基づき各シリンダについて内燃機関の回転
速度に応じた最適のタイミングを求め、そのタイミング
で個々のシリンダの点火プラグFに高圧のパルスを与え
ることによってその点火プラグの電極間に火花を飛ば
し、シリンダに吸入された混合気に点火してその混合気
を爆発的に燃焼させることによりピストンを回転駆動す
る。
【0004】マグネチックディスクDは、図5、図6に
示すように、ドライブサポート2で軸受されたドライブ
シャフト3に段部を形成する。このようなマグネチック
ディスクDの取り付け工程では、そのマグネチックディ
スクDの中心孔4にドライブシャフト3を嵌合させた
後、ドライブシャフト3の段部に形成された雄螺子にナ
ット5を螺合させ、そのナット5をドライブシャフト3
側に締着していた。ここに、図5、図6において、符号
6は、マグネチックディスクDの外周面から一定の距離
隔たった点にピックアップEを固定するブラケットを示
す。
【0005】また、この種のマグネットディスクに関す
る先行技術としては、本出願人の平4年3月4日の出
願にかかわるもの(実願平4−10838号)や実開平
2−90361号公報に示すものがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のマグネチックディスクの取付け構造では、ドライ
ブシャフト3の回転方向には、マグネチックディスクD
に埋め込まれたマグネット1に対応させてピックアップ
Eの位置(点火タイミング)を合わせる目印がないため
に、その位置を合わせる調整には多くの工数を所要し、
かつその調整の作業内容は難しいものであった。
【0007】また、ドライブシャフト3に対するマグネ
チックディスクDの締着はナット5の締着力のみ頼って
行われ、その締着力はマグネチックディスクDの中心付
近に作用するのに対し、マグネチックディスクDの慣性
力等のようにマグネチックディスクDの位置を狂わせる
力は、マグネチックディスクDの中心から離れた位置に
作用する。
【0008】したがって、マグネチックディスクDは、
上述した作用力のマグネチックディスクDの中心からの
距離に応じた偏差によりドライブシャフト3に対して滑
り、各シリンダにおける点火のタイミングが狂う可能性
があった。
【0009】本考案は、ドライブシャフトの回転軸を基
準としてマグネチックディスクの回転方向の角度を容易
に精度良く、且つドライブシャフトに対して滑らないよ
うに設定することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、ドライブサポ
ートに軸支され、かつクランクシャフトに同期して回動
するドライブシャフトに、そのドライブシャフトの回転
角に対応した各シリンダの点火タイミングを与えるマグ
ネチックディスクを固定するマグネチックディスクの取
り付け構造において、マグネチックディスクがドライブ
シャフトにカップリング部材を介して取り付けられる構
造とすると共に、側面に形成された螺子孔と、ドライブ
シャフトの先端が挿通する中心孔と、マグネチックディ
スクの取り付けに供される複数の長孔形成された板
状体と、その螺子孔に螺合する螺子とからなるカップリ
ング部材を備え、カップリング部材は、螺子孔に螺子を
螺合し、締め付けることによってドライブシャフトの先
端に固着されると共に、その側面に点火タイミングの基
準となるマークを印し、マグネチックディスクには、
シリンダの点火タイミングに対応した位置に複数の長
孔の何れかを介して連通する螺子を介して前記カップリ
ング部材に対する取り付けを可能とする孔を形成すると
共に、そのカップリング部材側の表面にマークに対応し
たマークが印されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】本考案にかかわるマグネチックディスクの取付
け構造では、ドライブシャフトの先端がカップリング部
材に形成された中心孔に挿通し、そのカップリング部材
の側面に印されたマークとマグネチックディスクの表面
に印されたマークとが対応する状態で、このカップリン
グ部材の側面に形成された螺子孔に螺子が螺合すること
によって、このカップリング部材はドライブシャフトに
固着される。 また、これらのカップリング部材とマグネ
チックディスクとには、上述したドライブシャフトの回
転角に対する各シリンダの点火タイミングに適応して両
者間を連通する複数の長孔と孔とがそれぞれ形成され
る。
【0012】さらに、マグネチックディスクは、これら
の複数の長孔を介して対応する孔にそれぞれ螺合する
子により一体化されるカップリング部材を介してドライ
ブシャフトに取り付けられる。 したがって、ドライブ
ャフトの回転角方向の位置合わせが上述した点火タイミ
ングに対して、容易に精度良く行われる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例につい
て詳細に説明する。図1は、本考案の一実施例を示す図
である。
【0014】図2は、本実施例におけるマグネチックデ
ィスク部の側面図である。図3は、本実施例におけるマ
グネチックディスク部の正面図である。図1〜図3にお
いて、内燃機関のクランクシャフトに同期して回転する
ドライブシャフト3は、ドライブサポート2で軸受され
る。
【0015】ドライブシャフト3の先端近くに取り付け
られて中心孔7を有するカップリング部材8の側面には
螺子9が螺合され、カップリング部材8はその螺子9を
締着することによりドライブシャフト3に固定的に取り
付けられる。
【0016】このような固定的な取付けでは、螺子9の
先端を鋭く成形してドライブシャフト3に食い込ませる
ことにより、カップリング部材8の取付け位置がドライ
ブシャフト3の回転方向の角度に対してずれることが防
止される。
【0017】一方、ドライブサポート2を支持するブラ
ケット6には、マグネチックディスクDの外周面に埋め
込まれたマグネット1の通過を電磁的に検出するピック
アップEが取り付けられる。マグネチックディスクDの
中心孔4には、ドライブシャフト3に取り付けられたカ
ップリング部材8を連通したドライブシャフト3が嵌合
する。
【0018】さらに、マグネチックディスクDには、複
数の同心円位置に螺子孔10が穿設されると共に、カッ
プリング部材8には螺子孔10に対応した位置に長孔1
1が穿設されており、この長孔11を挿通した螺子12
を螺子孔10に螺合させて締めつけることによって、マ
グネチックディスクDはカップリング部材8に固定され
る。
【0019】また、マグネチックディスクDとカップリ
ング部材8の境界面には、クランクシャフトの回転タイ
ミングと、マグネチックディスクDのマグネット1の回
転タイミングとが一致した位置に、両者に跨がって位置
決め線13、14が描出されている。
【0020】したって、マグネチックディスクの位置
については、予めドライブシャフト3に固定的に取り付
けられているカップリング部材8とマグネチックディス
とを締着すべき螺子12を緩めに螺合させることに
より、長孔11が許容する範囲でカップリング部材8に
対し回転方向に調整可能となる。
【0021】また、このような調整の工程では、上述し
たように、位置決め線13、14がマグネチックディス
の回転方向の位置がクランクシャフトに対して適切
な位置に設定されるように描出されているので、位置決
め線13、14が一直線に並ぶようにすることにより正
しい位置が速やかにかつ容易に設定される。
【0022】また、本実施例では、マグネチックディス
クDは、ドライブシャフト3に単に嵌合して取り付けら
れるので、従来のマグネチックディスクの取付け構造に
比べて、ドライブシャフト3に対して段部を形成したり
雄螺子を切削する加工が不要となり、低廉化がはかられ
る。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように本考案では、カップ
リング部材をドライブシャフトに固定し、カップリング
部材の孔とマグネチックディスクの螺子孔等の取付け孔
とを螺子止めする。
【0024】従って、カップリング部材の固定をドライ
ブシャフトに対し確実、かつ滑らないように固定するこ
とができ、マグネチックディスクとカップリング部材の
螺子止めを確実に行えば、この間にずれを生じることが
なく、マグネチックディスクの位置が確実に保持され
る。
【0025】さらに、カップリング部材とマグネチック
ディスクとの間の位置決めは、カップリング部材のドラ
イブシャフトに対する位置を治具等を用いて正確な位置
に取り付けることにより、罫線等を目視で確認すること
により確実に実施できるので、マグネチックディスクの
取付けが、簡単かつ精度良く行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図である。
【図2】本考案おけるマグネチックディスク部の側面図
である。
【図3】本考案おけるマグネチックディスク部の正面図
である。
【図4】マグネチックディスクを用いた点火タイミング
装置の構成例を示す図である。
【図5】従来のマグネチックディスクの取付け構造の構
成例の側面図である。
【図6】従来のマグネチックディスクの取付け構造の構
成例の正面図である。
【符号の説明】
A タイミングスイッチ B 直流電源 C 制御装置 D マグネチックディスク E ピックアップ F 点火プラグ 1 マグネット 2 ドライブサポート 3 ドライブシャフト 4 中心孔 5 ナット 6 ブラケット 7 中心孔 8 カップリング部材 9,12 螺子 10 螺子孔 11 長孔 13,14 位置決め線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライブサポートに軸支され、かつクラ
    ンクシャフトに同期して回動するドライブシャフトに、
    そのドライブシャフトの回転角に対応した各シリンダの
    点火タイミングを与えるマグネチックディスクを固定す
    るマグネチックディスクの取り付け構造において、前記マグネチックディスクが前記ドライブシャフトにカ
    ップリング部材を介して取り付けられる構造とすると共
    に、 側面に形成された螺子孔と、 前記ドライブシャフトの先
    が挿通する中心孔と、前記マグネチックディスクの取
    り付けに供される複数の長孔形成された板状体と、
    その螺子孔に螺合する螺子とからなるカップリング部材
    を備え、前記カップリング部材は、 前記螺子孔に前記螺子を螺合し、締め付けることによっ
    て前記ドライブシャフトの先端に固着されると共に、そ
    の側面に前記点火タイミングの基準となるマークを印
    し、 前記マグネチックディスクには、 前記各シリンダの点火タイミングに対応した位置に、前
    複数の長孔の何れかを介して挿通された螺子を介して
    前記カップリング部材に対する取り付けを可能とする孔
    を形成すると共に、そのカップリング部材側の表面に前
    記マークに対応したマークが印されていることを特徴と
    するマグネチックディスクの取り付け構造。
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