JP2792719B2 - 内燃機関の燃料噴射ポンプ組立方法 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射ポンプ組立方法

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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、燃料噴射ポンプを具備したディーゼルエン
ジンの自動組立を可能とするものである。
(ロ)従来技術 従来から、燃料噴射ポンプの機構に関する技術は公知
とされているのである。
例えば、実開昭56−88951号公報や、実開昭56−92742
号公報に記載の技術の如くである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明は、ディーゼルエンジンの本体に対する燃料噴
射ポンプの取付を、ロボットにより自動的に組立可能と
する為の技術である。
燃料噴射ポンプをエンジン本体に取り付ける場合にお
いては、燃料噴射ポンプの制限噴射量と、噴射時期を調
整決定し、この状態でエンジン本体側のガバナーレバー
の位置も、制限噴射量の位置に固定し、両者を組立セッ
トするという操作が必要なのである。
従来の燃料噴射ポンプの制限噴射量のセットに際し
て、調整決定位置をけがきすることにより記憶し、次に
エンジン本体にセットする場合にも、該けがき線を合わ
せた状態で、ガバナーレバーとコントロールレバーを連
結するという方法をとっていたのである。
故に、エンジン本体と燃料噴射ポンプの組立に際し
て、けがき線を一致させるという作業者の視覚に頼る部
分が出てくる為に、ロボットによる自動組立が出来なか
ったのである。
本発明は、この燃料噴射ポンプの制限噴射量の調整位
置を、けがきによることなく設定し、この状態を維持し
て、エンジン本体に自動組立を可能としたものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する手段を説明する。
プランジャ5をコントロールレバー4により回動する
ことにより、プランジャ5に刻設したプランジャリード
7と、ポンプ本体6のプランジャ摺動孔6aに設けた燃料
ポート8との相対位置を変更して、制限噴射量を設定す
る内燃機関の燃料噴射ポンプにおいて、エンジン本体C
に取付基準ノックピン11を介して固定するポンプ取付プ
レートBを設け、該ポンプ取付プレートBの上にポンプ
本体6をプランジャ5を中心に位置回動調整可能に嵌装
し、該位置回動調整部は、調整長孔6bと調整ボルト12に
より構成し、コントロールレバー4の位置決め基準面K
を設けた制限噴射量設定治具Aを、プランジャ5の戻し
バネ23を支持する上部バネ受3より突出した状態に付設
し、該基準面Kにコントロールレバー4を衝合させ、該
衝合状態において、ポンプ駆動カム14を所定の回転数に
て回転し、プランジャ5を上下動させて燃料を噴射させ
た状態で、前記ポンプ取付プレートBに対してポンプ本
体6を回動することにより、プランジャリード7と燃料
ポート8との相対位置が制限噴射量の設定値となるよう
に、他の場所で調整し、該調整位置を調整ボルト12によ
り位置決め固定し、次にエンジン本体Cの側に設けたガ
バナーレバー9を、同じくエンジン本体Cの側に設けた
回動規定手段Lの制限ボルト25により、前記調整後のコ
ントロールレバー4が嵌入可能な位置に調整し、前記ポ
ンプ取付プレートBとポンプ本体6との位置を決定した
状態の燃料噴射ポンプを、エンジン本体Cに固定するも
のである。
(ホ)実施例 本発明の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図は燃料噴射ポンプをエンジン本体Cに組立終了
した状態の側面図、第2図は同じくポンプ本体6とポン
プ取付プレートBの部分の平面図、第3図は制限噴射量
設定治具Aにコントロールレバー4を接当した状態の側
面図、第4図は同じく平面図、第5図はガバナーレバー
9を規制する回動規定手段Lの側面断面図である。
まず第1図において、燃料噴射ポンプの概要を説明す
る。
ポンプ本体6がプランジャバレルと一体的に構成され
ており、内部にプランジャ摺動孔6aを設け、ポンプ取付
プレートBとの取付面に調整長孔6bを構成している。
そして、該調整長孔6bに、ポンプ取付プレートBから
突出した調整ボルト12を嵌装し、調整締結ナット21によ
り締付を行い、位置回動調整部を構成している。
また、ポンプ本体6の下面に付設したポンプ取付プレ
ートBには、取付基準ノックピン11が突設されており、
また上部バネ受3の嵌入孔も設けられている。
また、ポンプ取付プレートBと上部バネ受3との位置
決めを行う為の位置決めピン27が上部バネ受3から突出
し、また位置決めピン27が嵌入する位置決め溝26がポン
プ取付プレートBに設けられており、ポンプ取付プレー
トBと上部バネ受3との位置を規定している。
プランジャ摺動孔6aの内部にプランジャ5が上下動
し、該プランジャ5の周囲にプランジャリード7が穿設
されている。
また、プランジャ摺動孔6aの内面に燃料ポート8が穿
設されており、該燃料ポート8とプランジャリード7と
の連通・閉鎖により圧油を吐出すべく構成している。
プランジャ5の下端には、下部バネ受20が配置されて
おり、該上部バネ受3と下部バネ受20の間に戻しバネ23
が介装されている。下部バネ受20はタペット13に接当
し、該タペット13がポンプ駆動カム軸15から突出した駆
動カム14に接当して上下する。
燃料噴射量の調節を行うべく、プランジャ5を回動し
て、燃料ポート8に対するプランジャリード7の位置を
変更する必要があり、プランジャ5の外周に係合したコ
ントロールスリーブ10が設けられている。該コントロー
ルスリーブ10よりコントロールレバー4が突出され、該
コントロールレバー4はガバナーレバー9の上端の係止
溝に嵌装される。
本発明においては、まず燃料噴射ポンプの調整を、エ
ンジン本体Cに取り付ける以前に別の場所で行う必要が
ある。
調整締結ナット21を弛めた状態で、ポンプ本体6の取
付基準ノックピン11を、調整治具のノックピン孔に嵌
装、上部バネ受3を調整治具の挿入孔に嵌装する。
該状態で、ポンプ取付プレートBに対して位置決めピ
ン27と位置決め溝26の部分で位置決めされた上部バネ受
3の基準面Mに、制限噴射量設定治具Aを衝合させ、該
制限噴射量設定治具Aに基準面Kが設けられているの
で、この基準面Kにコントロールレバー4を衝合させる
のである。
該コントロールレバー4と基準面K及び基準面Mとの
衝合状態で、ポンプ駆動カム軸15を所定の回転数にて回
転し、エンジン本体Cに固定されたポンプ取付プレート
Bに対して、ポンプ本体6をプランジャリード7を中心
に回動するのである。
これにより、プランジャリード7は固定ながら、プラ
ンジャリード7に対するポンプ本体6の燃料ポート8の
位置が変化するので、吐出量が変化するので制限噴射量
に一致する位置を確認するのである。
このように、基準面Kにコントロールレバー4が接当
した状態で、ポンプ本体6を調整長孔6bの幅内で回動
し、制限噴射量に一致させ、この位置を調整ボルト12と
調整締結ナット21によるセット固定するのである。
そして、基準面Kに接当したコントロールレバー4の
位置で、制限噴射量を調整決定した燃料噴射ポンプを、
エンジンの組立工程に搬送し、エンジン本体Cに取り付
けるのである。
即ち、基準面Kに接当した状態のコントロールレバー
4に、エンジン本体Cの側のガバナーレバー9の嵌入溝
を嵌装するのである。
上記の如く、コントロールレバー4をガバナーレバー
9の嵌入溝に挿入した位置では、ガバナーレバー9は当
然のことながら制限噴射量の位置となるので、該位置で
ガバナーレバー9に接当すべく、第5図の如くガバナー
レバー9に接当すべく構成した、回動規定手段Lの制限
ボルト25を調節して、ガバナーレバー9と衝合し上部バ
ネ受3位置で固定するのである。
該組立が終了した後に、基準面Kを設けた制限噴射量
設定治具Aは外す。
(へ)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
第1に、プランジャ5をコントロールレバー4により
回動することにより、プランジャ5に刻設したプランジ
ャリード7と、ポンプ本体6のプランジャ摺動孔6aに設
けた燃料ポート8との相対位置を変更して、制限噴射量
を設定する内燃機関の燃料噴射ポンプにおいて、エンジ
ン本体Cに取付基準ノックピン11を介して固定するポン
プ取付プレートBを設け、該ポンプ取付プレートBの上
にポンプ本体6をプランジャ5を中心に位置回動調整可
能に嵌装し、該位置回動調整部は、調整長孔6bと調整ボ
ルト12により構成し、コントロールレバー4の位置決め
基準面Kを設けた制限噴射量設定治具Aを、プランジャ
5の戻しバネ23を支持する上部バネ受3より突出した状
態に付設し、該基準面Kにコトロールレバー4を衝合さ
せ、該衝合状態において、ポンプ駆動カム14を所定の回
転数にて回転し、プランジャ5を上下動させて燃料を噴
射させた状態で、前記ポンプ取付プレートBに対してポ
ンプ本体6を回動することにより、プランジャリード7
と燃料ポート8との相対位置が制限噴射量の設定値とな
るように、他の場所で調整し、該調整位置を調整ボルト
12により位置決め固定し、次にエンジン本体Cの側に設
けたガバナーレバー9を、同じくエンジン本体Cの側に
設けた回動規定手段Lの制限ボルト25により、前記調整
後のコントロールレバー4が嵌入可能な位置に調整し、
前記ポンプ取付プレートBとポンプ本体6との位置を決
定した状態の燃料噴射ポンプを、エンジン本体Cに固定
するので、従来の如く燃料噴射ポンプの制限噴射量を調
整規定した状態で、けがきにより該位置を記憶させる必
要がなく、また組立時において、該けがきを読み取りな
がら、ガバナーレバー9とコントロールレバー4の衝合
をする必要がなく、ロボットによる簡単な手順の組立が
可能となったのである。
第2に、ロボットによる組立を可能としたことによ
り、人件費を削減し、組立の精度を向上させることが出
来たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は燃料噴射ポンプをエンジン本体Cに組立終了し
た状態の側面図、第2図は同じくポンプ本体6とポンプ
取付プレートBの部分の平面図、第3図は制限噴射量設
定治具Aにコントロールレバー4を接当した状態の側面
図、第4図は同じく平面図、第5図はガバナーレバー9
を規制する回動規定手段Lの側面断面図である。 A……制限噴射量設定治具 B……ポンプ取付プレート C……エンジン本体 K……基準面 L……回動規定手段 4……コントロールレバー 6……ポンプ本体 9……ガバナーレバー 10……コントロールスリーブ 11……取付基準ノックピン 12……調整ボルト 21……調整締結ナット 25……制限ボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プランジャ5をコントロールレバー4によ
    り回動することにより、プランジャ5に刻設したプラン
    ジャリード7と、ポンプ本体6のプランジャ摺動孔6aに
    設けた燃料ポート8との相対位置を変更して、制限噴射
    量を設定する内燃機関の燃料噴射ポンプにおいて、エン
    ジン本体Cに取付基準ノックピン11を介して固定するポ
    ンプ取付プレートBを設け、該ポンプ取付プレートBの
    上にポンプ本体6をプランジャ5を中心に位置回動調整
    可能に嵌装し、該位置回動調整部は、調整長孔6bと調整
    ボルト12により構成し、コントロールレバー4の位置決
    め基準面Kを設けた制限噴射量設定治具Aを、プランジ
    ャ5の戻しバネ23を支持する上部バネ受3より突出した
    状態に付設し、該基準面Kにコントロールレバー4を衝
    合させ、該衝合状態において、ポンプ駆動カム14を所定
    の回転数にて回転し、プランジャ5を上下動させて燃料
    を噴射させた状態で、前記ポンプ取付プレートBに対し
    てポンプ本体6を回動することにより、プランジャリー
    ド7と燃料ポート8との相対位置が制限噴射量の設定値
    となるように、他の場所で調整し、該調整位置を調整ボ
    ルト12により位置決め固定し、次にエンジン本体Cの側
    に設けたガバナーレバー9を、同じくエンジン本体Cの
    側に設けた回動規定手段Lの制限ボルト25により、前記
    調整後のコントロールレバー4が嵌入可能な位置に調整
    し、前記ポンプ取付プレートBとポンプ本体6との位置
    を決定した状態の燃料噴射ポンプを、エンジン本体Cに
    固定することを特徴とする内燃機関の燃料噴射ポンプ組
    立方法。
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