JPH0325906Y2 - - Google Patents

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JPH0325906Y2
JPH0325906Y2 JP1986081792U JP8179286U JPH0325906Y2 JP H0325906 Y2 JPH0325906 Y2 JP H0325906Y2 JP 1986081792 U JP1986081792 U JP 1986081792U JP 8179286 U JP8179286 U JP 8179286U JP H0325906 Y2 JPH0325906 Y2 JP H0325906Y2
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bolt
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guide groove
arm
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、セグメントの連結等に用いられるボ
ルト自動締結装置の改良に関する。
[従来の技術] 本出願人は、トンネルの内壁に沿つて組立てら
れるセグメントの連結等を自動的に行なうための
ボルト自動締結装置を先に開示した(特開昭60−
263674号公報)。
この装置は、連結すべき一方のフランジに回転
自在に設けられたナツトと、他方のフランジに上
記ナツトに螺合すべく軸方向に移動自在に設けら
れたボルトとを互いに螺合締結させるものであ
り、上記フランジより離間してボルトと平行に支
持されるガイドフレームと、このガイドフレーム
に沿つて互いに接近離反自在に支持された一組の
アーム体と、この一方のアーム体の先端部に形成
されたボルト係合孔(ソケツト)と、他方のアー
ム体の先端部に設けられたナツト回転具とから主
に構成されている。かかる装置によれば、両アー
ム体を互いに接近させることによりナツトをナツ
ト回転具に、ボルトの頭部をソケツトに係合さ
せ、ボルトの頭部を固定したままナツトを回転さ
せることにより、ボルトの締結作業を自動的に行
なうことができる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前記ボルト自動締結装置にあつ
ては、ボルトの頭部がソケツトに食い込んだ場
合、ソケツトをボルトの頭部から外すことが困難
になるという問題点があつた。
そこで本考案はかかる従来技術の問題点を解決
すべくなされたものであり、その目的はボルトの
頭部がソケツトに食い込んだ場合、その食い込み
を容易に解除することができるボルト自動締結装
置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、一対のアーム体の一方にボルトの頭
部と係合するソケツトを、他方にナツトと係合す
るナツト回転具を設けたボルト自動締結装置にお
いて、上記一方のアーム体に長手方向に沿つた案
内溝を設けると共に該案内溝の一端に上記ソケツ
トを回動自在に設け、該ソケツトにボルト捩込み
方向側面にV形凹部を有する回動レバーを案内溝
内へ延出させて設け、案内溝に回動レバーのV形
凹部と係合するV形凸部とボルト捩込み方向とは
反対側の側面を受け止める傾斜面とを有するカム
部材を摺動自在に設け、該カム部材にこれを案内
溝に沿つて駆動しV形凸部と傾斜面により回動レ
バーをボルト捩込み方向とは反対方向に回動させ
るシリンダを連結したことを特徴とする。
[作 用] ナツト回転具の駆動によりナツトが回転され、
ボルトに捩込まれる。この時、ソケツトはナツト
の回転によつてボルトの捩込み方向とは反対方向
のトルクを受けるが、そのトルクは回動レバーか
らカム部材の傾斜面および案内溝を介してアーム
体に伝わり、ここで受け止められるので、ソケツ
トがボルトと共回りする虞れはない。
一方、ナツトがボルトに捩込まれて最終的に締
付けられる時にその締付けトルクによりボルトの
頭部がソケツトに食い込む場合があり、この場合
にはソケツトをボルトの頭部から外すことができ
ない。そこで、カム部材をシリンダにより駆動す
ると、カム部材のV形凸部が回動レバーのV形凹
部を押し、傾斜面が回動レバーの回動を許容する
ため、締付け固定されているボルトの頭部に対し
てソケツトが回動レバーを介してボルト捩込み方
向とは反対方向(締付けトルクの方向)に回動さ
れ、上記食い込みが解除される。従つて、ソケツ
トをボルトの頭部から迅速に外すことができるよ
うになり、ボルト締結作業の迅速化が図れる。
[実施例] 以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
第1図において、1は被締結物たるセグメント
で、その端部にはフランジ2が形成されると共に
このフランジ2を形成すべく上方が開放したフラ
ンジ室3が形成されている。またこのフランジ2
にはボルトを挿通させるためのボルト孔4が形成
されている。そして、フランジ2にて互いに突合
わされたセグメント1において、その一方のフラ
ンジ21にはナツト5が、他方のフランジ22には
ボルト6がボルト孔4を挟んで相対向して設けら
れている。ナツト5は一端に環状鍔5aを一体的
に有し、上記一方のフランジ21に鍔5aに係合
する支持具7を介して回転自在に取付けられてい
る。ボルト6は先端部をボルト孔4に若干挿入し
た状態で支持材8を介して上記他方のフランジ2
に軸方向(ボルト孔4方向)に移動自在に支持
されている。支持材8は板ばねからなり、ボルト
6の軸送時に容易に変形できるよう長手方向中央
で折曲げられ、その一端をボルト6の頭部6aに
他端をフランジ22にそれぞれ固定している。
9は上記構成のボルト6及びナツト5に係合し
てナツト5を回転させつつボルト6を軸送りして
フランジ21,22相互を締結するボルト自動締結
装置である。この装置9は上記フランジ2より離
間してボルト6と平行に支持されたガイドフレー
ム10を有し、このガイドフレーム10には先端
部をフランジ2方向に延出させた一組のアーム体
11,12がガイドフレーム10に沿つて接近離
反自在に設けられている。図示例では、第1図、
第2図に示す如くガイドフレーム10は4本のロ
ツド13を上下及び左右に適宜間隔を隔てて平行
に配置してなり、これらロツド13の両端部が架
台14の両脚部14a,14bに固定されてい
る。架台14は上記アーム体11,12をそれぞ
れ移動操作するアーム体移動手段たるシリンダ1
5,16を据付けるためのもので、長手方向両端
部に平板状の脚部14a,14bが設けられてい
る。
上記アーム体11,12の基端部にはガイドフ
レーム10たるロツド13を挿通させるガイド孔
17が形成されると共に、作動杆11a,12a
が上記架台14を貫通すべく上方へ延出して一体
的に設けられている。したがつて、上記架台14
にはこれを貫通した作動杆11a,12aの移動
を許容するための案内溝18が長手方向に沿つて
形成されている。そして、それぞれの作動杆11
a,12aには架台14上にブラケツト19を介
してそれぞれ固定したシリンダ15,16のピス
トンロツド15a,16aの先端部が連結されて
おり、もつてシリンダ15,16の駆動によりア
ーム体11,12をそれぞれ移動操作できるよう
になつている。
上記アーム体11,12の相対向した先端部に
おいて、一方の先端部には上記ボルトの頭部6a
にその回転を規制すべく着脱自在に係合するソケ
ツト20が設けられ、他方の先端部には上記ナツ
ト5にこれを回転すべく着脱自在に係合するナツ
ト回転具21が設けられている。上記一方のアー
ム体11には、長手方向に沿つた案内溝40が形
成されると共にこの案内溝40の下端部に位置さ
せてソケツト20を回動可能に収容する凹部32
が形成され、この凹部32に収容されたソケツト
20には回動レバー33が案内溝40内へ延出し
て一体形成され、この回動レバー33にはこれを
ボルト頭部6aの食い込みを解除する方向(ボル
ト捩込み方向とは反対方向、第3図において時計
方向)に回動させるための回動手段34が連結さ
れている。この回動手段34は上記回動レバー3
3の先端部に係合したカム部材35と、このカム
部材35にピストンロツド36aが連結され、こ
れを昇降移動させるシリンダ36とから主に構成
されている。回動レバー33は漸次先端側が細く
形成され、その先端部のボルト捩込み方向側面に
はV形凹部37が形成されている。一方、カム部
材35は上記回動レバー33の先端部両側を覆う
ごとくU字状に形成され、その一側には上記V形
凹部37に係合するV字状の凸部38が形成さ
れ、他則には回動レバー33の側面を受け止める
受け止め部39が形成されている。特にこの受け
止め部39はカム部材35が上昇してV形凹部3
7内の凸部38が回動レバー33を食い込み解除
方法に回動させたとき、回動レバー33を逃がす
ように傾斜面50に形成されている。上記カム部
材35はアーム体11の案内溝40に摺動自在に
嵌合され、この案内溝40の上方に形成されたフ
レーム41に上記シリンダ36の基端部が固定さ
れている。またアーム体11の内側には案内溝4
0内の回動レバー33が外れないように支持する
支持フレーム42が掛け渡されている。ナツト回
転具21は第4図に示すごとく幅方向中央に外歯
歯車部21aを有する従動歯車からなり、軸芯部
にナツト5を係合させる係合孔21bが形成され
ている。このナツト回転具21を取付けるアーム
体(これをナツト回転アームという。)12はギ
ヤケーシングを構成しており、先端部に軸受50
を介してナツト回転具21を回転自在に内蔵して
いる。そして、ナツト回転アーム12の基端部に
は、ナツト回転具21を回転駆動する回転駆動手
段として、回転軸22aに駆動歯車23を固定し
たモータ22が固定され、その駆動歯車23はナ
ツト回転アーム12内に軸受24を介して回転自
在に支持されている。
また、ナツト回転アーム12の駆動歯車23と
ナツト回転具21との間には両者に噛合する中間
歯車25が軸受26を介して回転自在に取付けら
れている。
なお、架台14の一方の脚部14aには上記モ
ータ22との干渉を避けるためにモータ挿通窓2
7が形成されている。また、架台14の他方の脚
部14bには上記構成のボルト自動締結装置9を
シールド堀進機のエレクタ等に据付けるための支
持台28が固定されている。
次に実施例の作用を述べる。
ボルト締結を行なう場合は、ボルト自動締結装
置9全体をセグメント1に接近させて、ソケツト
20を有するアーム体(これをボルト保持アーム
ともいう)11及びナツト回転アーム12の先端
部をセグメント1のそれぞれのフランジ孔3に挿
入し、ソケツト20の軸芯をボルト6の軸芯に合
わせる。次いで、ボルト保持アーム11及びナツ
ト回転アーム12をそれぞれのシリンダ15,1
6の駆動によつて互いに接近させ、ボルト6の頭
部6aをソケツト20に、且つナツト5をナツト
回転具21の係合孔21bにそれぞれ係合させ
る。この場合、予めボルト6の頭部6aをソケツ
ト20の形状に一致させた状態に支持材8により
固定しておくと共に、ナツト回転具21を低速回
転させつつナツト5に押付けることにより、それ
ぞれを容易に係合させることができる。
次に、モータ22の駆動により駆動歯車23、
中間歯車25を介してナツト回転具21を回転さ
せ、この状態でシリンダ15の駆動によりボルト
保持アーム11を介してボルト6をナツト5方向
へ軸送りさせる。この時、ボルト6に加わるトル
クはソケツト20から回動レバー33、カム部材
35の受け止め部39を介してアーム体11に伝
わり、このアーム体11に受け止められるので、
ソケツト20がボルト6と共に回転することはな
い。これによつて、ボルト6は支持材8の弾発力
に抗して回転するナツト5に接近し、ナツト5と
螺合することになり、一定の締付トルクにてセグ
メント1のフランジ21,22相互を締結すること
になる。ボルト締結が完了したならモータ22の
電源を切り、ボルト保持アーム11及びナツト回
転アーム12をシリンダ15,16の駆動により
相互に離反させてボルト6の頭部6a及びナツト
5に対する係合を解き、ボルト自動締結装置9全
体をセグメント1より引き離せばよい。この時、
ボルト6の頭部6aがソケツト20に食い込んで
いる場合にはボルト保持アーム11をボルト6か
ら離反させることができない。そこで、シリンダ
36によりカム部材35を引き上げると、回動レ
バー33のV形凹部37に係合しているカム部材
35のV形凸部38が上昇してこれらの上側傾斜
面38a,37aにより回動レバー33をボルト
捩込み方向とは反対方向に押圧する一方、カム部
材35の受け止め部35の傾斜面50が回動レバ
ー33の上記押圧による回動を許容するため、締
付け固定されているボルト6の頭部6aに対して
ソケツト20がボルト捩込み方向とは反対方向に
回動され、その食い込みが解除されるようにな
る。
なお、実施例では被締結物としてセグメント1
を対象としたが、狭隘な場所でボルト締結される
ものであればセグメント1に限定されるものでは
ない。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば次のごとき優れた
効果を発揮する。
(1) ナツトの締付け時にそのトルクでボルトの頭
部がソケツトに食い込んだ場合には、カム部材
をシリンダにより駆動すると、カム部材のV形
凸部が回動レバーのV形凹部を押し、傾斜面が
回動レバーの回動を許容するため、締付け固定
されているボルトの頭部に対してソケツトが回
動レバーを介してボルト捩込み方向とは反対方
向(締付けトルクの方向)に回動されため、上
記食い込みを迅速かつ容易に解除することがで
きる。
(2) 従つて、ボルト締結後は直ちにボルト頭部か
らソケツトを外すことができ、ボルト締結作業
の迅速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るボルト自動締結装置の一
部破断側面図、第2図は同装置の一部破断平面
図、第3図は第1図A−A矢視拡大図、第4図は
第2図B−B矢視拡大断面図である。 図中、1は被締結物たるセグメント、2はその
フランジ、4はボルト孔、5はナツト、6はボル
ト、6aはその頭部、20はソケツト、21はナ
ツト回転具、33は回動レバー、34は回動手段
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対のアーム体の一方にボルトの頭部と係合す
    るソケツトを、他方にナツトと係合するナツト回
    転具を設けたボルト自動締結装置において、上記
    一方のアーム体に長手方向に沿つた案内溝を設け
    ると共に該案内溝の一端に上記ソケツトを回動自
    在に設け、該ソケツトにボルト捩込み方向側面に
    V形凹部を有する回動レバーを案内溝内へ延出さ
    せて設け、案内溝に回動レバーのV形凹部と係合
    するV形凸部とボルト捩込み方向とは反対側の側
    面を受け止める傾斜面とを有するカム部材を摺動
    自在に設け、該カム部材にこれを案内溝に沿つて
    駆動しV形凸部と傾斜面により回動レバーをボル
    ト捩込み方向とは反対方向に回動させるシリンダ
    を連結したことを特徴とするボルト自動締結装
    置。
JP1986081792U 1986-05-31 1986-05-31 Expired JPH0325906Y2 (ja)

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JPS536996B2 (ja) * 1973-08-17 1978-03-13

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