JP2549457Y2 - 内燃機関の排気マニホールド取付構造 - Google Patents

内燃機関の排気マニホールド取付構造

Info

Publication number
JP2549457Y2
JP2549457Y2 JP1989122784U JP12278489U JP2549457Y2 JP 2549457 Y2 JP2549457 Y2 JP 2549457Y2 JP 1989122784 U JP1989122784 U JP 1989122784U JP 12278489 U JP12278489 U JP 12278489U JP 2549457 Y2 JP2549457 Y2 JP 2549457Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stud
exhaust manifold
diameter
internal combustion
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989122784U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0361116U (ja
Inventor
真一 長鴫
壮二郎 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP1989122784U priority Critical patent/JP2549457Y2/ja
Publication of JPH0361116U publication Critical patent/JPH0361116U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2549457Y2 publication Critical patent/JP2549457Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、内燃機関の排気マニホールド取付構造に関
する。
従来の技術 第3図には従来の排気マニホールド取付部の構造を示
す(実開昭55-20611号公報、特公昭62-27246号公報等参
照)。
1は直列4気筒エンジンの排気マニホールド2と触媒
コンテナ3とのサブアッセンブリ部品を図示したもの
で、排気マニホールド2の4本のブランチ4の端面には
図示しないシリンダヘッドに接合する取付フランジ5a,5
b,5c,5dが設けられ、取付フランジ5a〜5dには各上下2
個づつ合計8個のスタッド孔6〜13が穿設されている。
スタッド孔6〜13は全て丸孔で、4気筒エンジンの場
合には真中2個のスタッド孔8及び10を位置決め孔と
し、他のスタッド孔6,7,9,11,12,13は端へ行くほど熱膨
張を考慮してやや大きな馬鹿孔としてある。
そして、この排気マニホールド2と触媒コンテナ3と
のサブアッセンブリ部品1又は排気マニホールド2単品
を図示しないシリンダヘッドに取り付けるには、排気マ
ニホールド2のスタッド孔6〜13に図示しないシリンダ
ヘッドに固定されたスタッド14を挿入してナットで締結
していた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の内燃機関の排気マニ
ホールド取付構造にあっては、排気マニホールド2単品
又は排気マニホールド2と触媒コンテナ3等の他部品と
のサブアッセンブリ部品1の重心はスタッド中心線15か
ら偏っている場合が多い。
このように重心が偏心しているときには、第4図に図
示したように、重心のずれている方へ回転しようとする
モーメントMが発生する。このため排気マニホールド2
又はサブアッセンブリ部品1のシリンダヘッドへの取付
作業時に、例えば作業者が他工程へ移るために排気マニ
ホールド2又はサブアッセンブリ部品1から手を離す
と、熱膨張収縮を考慮して位置決め孔8,10にもある程度
の余裕があるため、スタッド中心線上の所定点を中心と
して偏っている方へ回転してしまう。このままナットで
締結するわけにはいかないので、再び本来の位置へ戻し
片手で排気マニホールド2又はサブアッセンブリ部品1
を保持しながら他方の手でナットを締めねばならず作業
性が極めて悪いという問題点があった。
課題を解決するための手段 このため本考案は、各排気ポートに対応した排気ブラ
ンチの端面に取付フランジをもつ排気マニホールドにお
いて、重心位置に最も近い取付フランジに穿たれたスタ
ッド孔を、スタッドの径に略等しい位置決め孔に形成
し、両端気筒の少なくとも一方の取付フランジに穿たれ
たスタッド孔の一つを、機関の前後方向に伸びた長孔と
し、該長孔の短径はスタッドの径と略等しくし、長径は
排気ブランチの熱膨張・収縮に応じ得る長さに形成し、
他のスタッド孔は、排気ブランチの熱膨張・収縮を許容
し得る大きさの径の真円形を形成したことを特徴として
いる。
作用 重心位置がスタッド中心線から偏っている、排気マニ
ホールド単品又は排気マニホールドと触媒コンテナ等と
のサブアッセンブリ部品のシリンダヘッドへの取付作業
時に、作業者が上記した部品から手を離すと、これら部
品は回転しようとするが、スタッド中心線から離れた位
置にある取付フランジに穿たれたスタッドの径に略等し
い短径を有する長孔により動きが阻止される。
実施例 以下、本考案を図面に基づいて説明する。第1図は本
考案の第1実施例を示す図である。
先ず構成を説明する。なお従来例と同一構成部分には
同一の符号を付してその説明は省略する。
スタッド中心線15に近い2つの取付フランジ5b,5cの
スタッド孔8及び10は位置決め孔として、スタッド14の
径に略等しい径の外孔に穿設されている。
そして、スタッド中心線15から遠いフランジ5a,5dの
スタッド孔6(第3図参照)、7,12,13のいずれか1つ
が、図において、上下方向の短径はスタッド14の径に略
等しく、左右方向はブランチ4の熱膨張収縮によるフラ
ンジ5a或は5dの左右方向移動を許容できる長さを持たせ
た長孔16に形成されている。
次に作用を説明する。排気マニホールド2と触媒コン
テナ3とのサブアッセンブリ部品1は、その重心位置が
スタッド中心線15から偏っているため取付作業中に作業
者が手を離すと回転しようとする。すると長孔16の短径
がスタッド14の径に略等しく形成されているので、長孔
16の短径方向壁によりスタッド14の動きが阻止される。
従って、サブアッセンブリ部品1は回転することはな
い。
このように、排気マニホールド2単品又は排気マニホ
ールド2と触媒コンテナ3等とのサブアッセンブリ部品
1のシリンダヘッドへの取付作業時に作業者が他の工程
へ離れるために手を離しても排気マニホールド2単品又
は排気マニホールド2と触媒コンテナ3等とのサブアッ
センブリ部品は回転することなく所定の取り付け位置を
保つので、作業を極めて容易に行うことができる。
第2図には、本考案の第2実施例を示す。この実施例
はスタッド中心線に近いフランジ5cのスタッド孔10を位
置決め孔とし、スタッド中心線より遠いフランジ5a及び
5aのスタッド孔を長孔17及び18としたものである。20は
連結板である。
なお、この実施例においては、重心位置がスタッド中
心線15より偏っているマニホールド単体の場合を示す。
本実施例においても、取付作業時に、作業者が手を離
しても排気マニホールド2が位置決め孔10を中心に大き
く回転しようとすると、回転を長孔17及び18の短径によ
って阻止される。
従って、取り付け位置を保つので作業を極めて容易に
行うことができる。
考案の効果 本考案は以上説明したように構成されているので、排
気マニホールド単体又は排気マニホールドと触媒コンテ
ナ等とのサブアッセンブリ部品のシリンダヘッドへの取
付作業が容易となり、能率を向上させることができる。
特に、長孔に加工するのは一部のスタッド孔でよく、他
の孔は真円形であるので、その加工が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す正面図、第2図は本
考案の第2実施例を示す正面図、第3図は従来例を示す
正面図、第4図は従来例の問題点を説明した説明図であ
る。 1……サブアッセンブリ部品、2……排気マニホール
ド、3……触媒コンテナ、4……ブランチ、5a,5b,5c,5
d……取付フランジ、6〜13……スタッド孔、14……ス
タッド、15……スタッド中心線、16,17,18……長孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】重心位置が排気マニホールドのスタッド中
    心線から偏っているとともに、各々の排気ブランチの端
    面に、シリンダヘッドに接合する取付フランジを有する
    内燃機関の排気マニホールドにおいて、重心位置に最も
    近い取付フランジに穿たれたスタッド孔を、スタッドの
    径に略等しい位置決め孔に形成し、両端気筒の少なくと
    も一方の取付フランジに穿たれたスタッド孔の一つを、
    機関の前後方向に伸びた長孔とし、該長孔の短径はスタ
    ッドの径と略等しくし、長径は排気ブランチの熱膨張・
    収縮に応じ得る長さに形成し、他のスタッド孔は、排気
    ブランチの熱膨張・収縮を許容し得る大きさの径の真円
    形に形成したことを特徴とする内燃機関の排気マニホー
    ルド取付構造。
JP1989122784U 1989-10-20 1989-10-20 内燃機関の排気マニホールド取付構造 Expired - Fee Related JP2549457Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989122784U JP2549457Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 内燃機関の排気マニホールド取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989122784U JP2549457Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 内燃機関の排気マニホールド取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0361116U JPH0361116U (ja) 1991-06-14
JP2549457Y2 true JP2549457Y2 (ja) 1997-09-30

Family

ID=31670778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989122784U Expired - Fee Related JP2549457Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 内燃機関の排気マニホールド取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2549457Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5520787B2 (ja) * 2010-11-11 2014-06-11 本田技研工業株式会社 自動車用前側下部のスポイラー構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6269020U (ja) * 1985-10-22 1987-04-30
JPH01124030U (ja) * 1988-02-10 1989-08-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0361116U (ja) 1991-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2549457Y2 (ja) 内燃機関の排気マニホールド取付構造
JP3055354B2 (ja) 自動車用内燃機関における配管取付構造
JPH0337020U (ja)
JPH10118801A (ja) シグナルロータを基準としたカムシャフトの加工方法
JP3069273B2 (ja) 内燃機関の補機取付装置
KR200166211Y1 (ko) 실린더 헤드 조립지그
JP2546033Y2 (ja) 燃料噴射ノズルの保持装置
JPH0231525Y2 (ja)
JPH0618002Y2 (ja) Ohvエンジンのロツカ−ア−ム支持装置
JPH05256380A (ja) 管部材用クランプ
JP2528364Y2 (ja) 多連吸気通路の結合装置
JPS6335162Y2 (ja)
JPS633363Y2 (ja)
JPS5941603U (ja) ロツカシヤフトの支持構造
JPS5941332Y2 (ja) 内燃機関の始動ハンドル保持装置
JPH03264717A (ja) エンジンの排気管連結装置
JPS643005Y2 (ja)
JPH0734171Y2 (ja) 遮熱ガスケツトの取付構造
JPS6033807U (ja) 正逆転ロ−タリの耕耘爪取付構造
JPS63191229U (ja)
JPS6397478U (ja)
JP2539824Y2 (ja) ロッカシャフトキャップ
JPS5877140U (ja) 内燃機関のメインベアリングキヤツプ取付構造
JP2587693Y2 (ja) マグネチックディスクの取付け構造
JPS59172896U (ja) 内燃機関のロツカ−カバ−締付装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees