JPH0231525Y2 - - Google Patents

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JPH0231525Y2
JPH0231525Y2 JP9936183U JP9936183U JPH0231525Y2 JP H0231525 Y2 JPH0231525 Y2 JP H0231525Y2 JP 9936183 U JP9936183 U JP 9936183U JP 9936183 U JP9936183 U JP 9936183U JP H0231525 Y2 JPH0231525 Y2 JP H0231525Y2
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JP
Japan
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camshaft
cap
head
bolts
crankshaft
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JP9936183U
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English (en)
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JPS607495U (ja
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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、オーバーヘツドカム軸(OHC)機
構を備えたエンジンにおける頭上カム軸固定構造
に関する。
[従来の技術] シリンダブロツクの軽量化、内部応力の発生防
止、および騒音低減を図つたエンジンとして、シ
リンダヘツドとシリンダブロツクとを連結するヘ
ツドボルトと、クランク軸ベアリングキヤツプと
シリンダブロツクとを連結するクランク軸キヤツ
プボルトとを同一軸線上に配設したものがある。
すなわち、第2図に示すように、シリンダヘツ
ド11と図示しないシリンダブロツクとは2本の
ヘツドボルト12,13により締め付けられ、一
方、図示しないクランク軸ベアリングキヤツプは
2本のクランク軸キヤツプボルト(図示せず)に
より前記シリンダブロツクに締め付けられるが、
この際2本のヘツドボルト12,13と前記2本
のクランク軸キヤツプボルトとは同一軸線上に配
置されている。
また、オーバーヘツドカム軸14はカム軸ベア
リングハウジング15aに軸支され、該カム軸ベ
アリングハウジング15aには、カム軸ベアリン
グキヤツプ15bが2本のカム軸キヤツプボルト
16,17により締め付けられる。
[考案が解決しようとする課題] 上述の構成の機構を使用する場合、第2図に示
したように、2本のカム軸キヤツプボルト16,
17の所要の間隔Bに対し、2本のヘツドボルト
12,13の間隔Aを充分に大きくとれないとい
う設計上の制約が生ずる。すなわち、カム軸ベア
リングハウジング15aは、2本のヘツドボルト
12,13のボルトヘツドの斜線部分に干渉する
ため、オーバーヘツドカム軸機構を上記のような
構造を有するボルト配置の低騒音エンジンに適用
する場合には設計上の制約があつた。
本考案は、上記従来の技術が有する問題点に鑑
みてなされたものであり、低騒音エンジンにおい
てヘツドボルトの位置に制約されることなく、オ
ーバーヘツドカム軸をシリンダヘツドの上部に装
着可能な頭上カム軸固定構造を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案は、シリンダ
ヘツドとシリンダブロツクとを連結するヘツドボ
ルトと、クランク軸ベアリングキヤツプと前記シ
リンダブロツクとを連結するクランク軸キヤツプ
ボルトとが同一軸線上に配設される低騒音エンジ
ンに、オーバーヘツドカム軸を取付けるための頭
上カム軸固定構造において、 上面に前記シリンダヘツドの上面に対し傾斜し
た取付面が形成されたカム軸ベアリングハウジン
グを、前記ヘツドボルト間に位置するように前記
シリンダヘツドの上面に固着し、前記カム軸ベア
リングハウジングの取付面に、カム軸ベアリング
キヤツプをカム軸キヤツプボルトにより結合した
ことを特徴とする。
[作用] 上記のとおり構成された本考案においては、カ
ム軸ベアリングハウジングの上面すなわち取付面
はシリンダヘツドの上面に対して傾斜しているの
で、カム軸ベアリングハウジングの幅は小さいに
もかかわらず、前記取付面の面積を大きく設定で
きる。この結果、カム軸ベアリングハウジングは
ヘツドボルトのボルトヘツドに干渉しないととも
に、カム軸キヤツプボルトの間隔を所要の間隔に
設定できる。
[実施例] 次に本考案の一実施例について図面を参照して
説明する。
第1図において、弁装置35を備えたシリンダ
ヘツド23とシリンダブロツク30とは2本のヘ
ツドボルト21,22により締め付けられ、クラ
ンク軸31のクランク軸ベアリングキヤツプ32
は2本のクランク軸キヤツプボルト33,34に
より前記シリンダブロツク30に締め付けられて
いる。前記2本のヘツドボルト21,22と2本
のクランク軸キヤツプボルト33,34とは同一
軸線上に配置され、これにより、エンジン本体3
6の剛性を保持して振動低減ひいては騒音低減を
図れる。
一方、カム軸ベアリングハウジング26は、2
本のヘツドボルト21,22の間隔W1よりも充
分に小さな幅W2を有し、ボルト24によりシリ
ンダヘツド23の上面に固着され、2本のヘツド
ボルト21,22間に位置している。このカム軸
ベアリングハウジング26の上面はシリンダヘツ
ド23の上面に対して傾斜した取付面37となつ
ている。カム軸ベアリングキヤツプ27は、2本
のカム軸キヤツプボルト28,29によりカム軸
ベアリングハウジング26に前記取付面37で結
合され、これらカム軸ベアリングハウジング26
およびカム軸ベアリングキヤツプ27にオーバー
ヘツドカム軸25が支軸されている。上述の2本
のカム軸キヤツプボルト28,29の間隔は所要
の間隔となつている。
エンジン稼動中の図示しないピストンシリンダ
内のガス圧力やクランク軸31の回転等により、
上下への引張力および慣性力、左右への側圧、ク
ランク軸31の中心からの左右両側の曲げモーメ
ント等を、シリンダヘツド23、クランク軸ベア
リングキヤツプ32、およびカム軸ベアリングキ
ヤツプ27等を介して、2本のヘツドボルト2
1,22、2本のクランク軸キヤツプボルト3
3,34、および2本のカム軸キヤツプボルト2
8,29でそれぞれ受け、諸応力の均衡を図る。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したとおり構成されている
ので、以下に記載するような効果を奏する。
ヘツドボルトの位置に制約されることなく、オ
ーバーヘツドカム軸をシリンダヘツドの上部に装
着でき、すなわちヘツドボルトとクランク軸キヤ
ツプボルトとを同軸配置した低騒音エンジンにオ
ーバーヘツドカム軸機構を問題なく適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を適用した低騒音エ
ンジンの正面図、第2図は従来技術を示し、低騒
音エンジンにオーバーヘツドカム軸機構を装着す
る場合の不具合を説明するためのエンジンの要部
正面図である。 W1……間隔、W2……幅、21,22……ヘツ
ドボルト、23……シリンダヘツド、24……ボ
ルト、25……オーバーヘツドカム軸、26……
カム軸ベアリングハウジング、27……カム軸ベ
アリングキヤツプ、28,29……カム軸キヤツ
プボルト、30……シリンダブロツク、31……
クランク軸、32……クランク軸ベアリングキヤ
ツプ、33,34……クランク軸キヤツプボル
ト、35……弁装置、36……エンジン本体、3
7……取付面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダヘツド23とシリンダブロツク30と
    を連結するヘツドボルト21,22と、クランク
    軸ベアリングキヤツプ32と前記シリンダブロツ
    ク30とを連結するクランク軸キヤツプボルト3
    3,34とが同一軸線上に配設される低騒音エン
    ジンに、オーバーヘツドカム軸25を取付けるた
    めの頭上カム軸固定構造において、 上面に前記シリンダヘツドの上面に対し傾斜し
    た取付面37が形成されたカム軸ベアリングハウ
    ジング26を、前記ヘツドボルト21,22間に
    位置するように前記シリンダヘツド23の上面に
    固着し、前記カム軸ベアリングハウジング26の
    取付面37に、カム軸ベアリングキヤツプ27を
    カム軸キヤツプボルト28,29により結合した
    ことを特徴とする頭上カム軸固定構造。
JP9936183U 1983-06-29 1983-06-29 頭上カム軸固定構造 Granted JPS607495U (ja)

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JP9936183U JPS607495U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 頭上カム軸固定構造

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JP9936183U JPS607495U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 頭上カム軸固定構造

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Publication Number Publication Date
JPS607495U JPS607495U (ja) 1985-01-19
JPH0231525Y2 true JPH0231525Y2 (ja) 1990-08-27

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JP9936183U Granted JPS607495U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 頭上カム軸固定構造

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JPS607495U (ja) 1985-01-19

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