JPH08507Y2 - 四サイクルエンジンのシリンダーヘッド - Google Patents
四サイクルエンジンのシリンダーヘッドInfo
- Publication number
- JPH08507Y2 JPH08507Y2 JP1987137491U JP13749187U JPH08507Y2 JP H08507 Y2 JPH08507 Y2 JP H08507Y2 JP 1987137491 U JP1987137491 U JP 1987137491U JP 13749187 U JP13749187 U JP 13749187U JP H08507 Y2 JPH08507 Y2 JP H08507Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder head
- cycle engine
- chain chamber
- chain
- camshaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、オートバイなどに搭載する四サイクルエ
ンジンのシリンダーヘッドに関する。
ンジンのシリンダーヘッドに関する。
最近のオートバイなどに搭載するエンジンは、高性能
が要求され、シリンダーヘッドに吸気用カムシャフトと
排気用カムシャフトを軸架したダブルオーバーヘッドカ
ムシャフト(DOHC)型と称されるものが使用されてい
る。そして、二つのカムシャフトは、多気筒エンジンの
シリンダーとシリンダーヘッドの中央にチェン室を設
け、チェンでクランクシャフトに連動させている。例え
ば、特開昭61-70122号公報参照。又、一方では軽量化が
求められ、シリンダーヘッドを軽合金でダイカスト鋳造
などによって軽量に作る。軽合金でシリンダーヘッドを
鋳造する場合に、中央のチェン室の部分が薄肉で、剛性
が不足し、撓が生じて、カムシャフトの焼付きなどの問
題が生じる。中央のチェン室の壁部分を肉厚さを増す
と、外側を広げて厚くすることになり、シリンダーヘッ
ドが大きくなる不都合がある。
が要求され、シリンダーヘッドに吸気用カムシャフトと
排気用カムシャフトを軸架したダブルオーバーヘッドカ
ムシャフト(DOHC)型と称されるものが使用されてい
る。そして、二つのカムシャフトは、多気筒エンジンの
シリンダーとシリンダーヘッドの中央にチェン室を設
け、チェンでクランクシャフトに連動させている。例え
ば、特開昭61-70122号公報参照。又、一方では軽量化が
求められ、シリンダーヘッドを軽合金でダイカスト鋳造
などによって軽量に作る。軽合金でシリンダーヘッドを
鋳造する場合に、中央のチェン室の部分が薄肉で、剛性
が不足し、撓が生じて、カムシャフトの焼付きなどの問
題が生じる。中央のチェン室の壁部分を肉厚さを増す
と、外側を広げて厚くすることになり、シリンダーヘッ
ドが大きくなる不都合がある。
この考案は、DOHC型エンジンで、チェン室をシリンダ
ーヘッドの中央に設けるもので、シリンダーヘッドのチ
ェン室によって2分されたシリンダーヘッドの吸気、排
気の各カムシャフト間の上壁を補強板で連結し、シリン
ダーヘッドのチェン室部分の肉厚さを厚くすることなく
シリンダーヘッドの撓み変形を防止できる四サイクルエ
ンジンのシリンダーヘッドを得ることを目的とする。
ーヘッドの中央に設けるもので、シリンダーヘッドのチ
ェン室によって2分されたシリンダーヘッドの吸気、排
気の各カムシャフト間の上壁を補強板で連結し、シリン
ダーヘッドのチェン室部分の肉厚さを厚くすることなく
シリンダーヘッドの撓み変形を防止できる四サイクルエ
ンジンのシリンダーヘッドを得ることを目的とする。
以下、本考案を図面に示す実施例によって説明する。
第1図、第2図は四気筒四サイクルエンジンの場合を
示すものである。シリンダーヘッド1は、軽合金を用い
て鋳造成形するもので、シリンダーヘッド1の上面両側
に、吸気用カムシャフト2と排気用カムシャフト3を軸
架するDOHC型エンジンである。シリンダーヘッド1に
は、中央にチェン室4が設けてあり、シリンダーヘッド
1をシリンダー5上に締着し、クランクシャフト6と吸
気用カムシャフト2及び排気用カムシャフト3に各々ス
プロケット7,8,9を取付け、チェン10で連結して連動さ
せる。チェン10は、チェン室4の両側部分を通る。しか
して本考案は、チェン室4により2分されたシリンダー
ヘッド1の吸気用、排気用の各カムシャフト2、3間の
上壁に、平面視工形の鋼板製補強板を前後左右各2本の
計4本のボルト12で連結する。補強板11は、第1図に二
点鎖線で示すように長くして、締着個所を増してもよ
い。
示すものである。シリンダーヘッド1は、軽合金を用い
て鋳造成形するもので、シリンダーヘッド1の上面両側
に、吸気用カムシャフト2と排気用カムシャフト3を軸
架するDOHC型エンジンである。シリンダーヘッド1に
は、中央にチェン室4が設けてあり、シリンダーヘッド
1をシリンダー5上に締着し、クランクシャフト6と吸
気用カムシャフト2及び排気用カムシャフト3に各々ス
プロケット7,8,9を取付け、チェン10で連結して連動さ
せる。チェン10は、チェン室4の両側部分を通る。しか
して本考案は、チェン室4により2分されたシリンダー
ヘッド1の吸気用、排気用の各カムシャフト2、3間の
上壁に、平面視工形の鋼板製補強板を前後左右各2本の
計4本のボルト12で連結する。補強板11は、第1図に二
点鎖線で示すように長くして、締着個所を増してもよ
い。
シリンダーヘッド1は、中央に大きいチェン室4が貫
通して設けてあって、チェン室4部分は、その両側の壁
だけで左右が連結しているので、特に軽合金でシリンダ
ーヘッド1を作る場合は、材料が柔かいこともあり、吸
気用カムシャフト2や排気用カムシャフト3の駆動力な
どによって、撓んで変形し易い。しかし、チェン室4に
より2分されたシリンダーヘッド1の吸気用、排気用の
各カムシャフト2、3間の上壁に、平面視工形の鋼板製
補強板11を計4本のボルト12により締着したので、シリ
ンダーヘッド1の両側の大きいブロック部分を補強板11
で堅固に連結して、撓み変形やねじり変形を防止でき
る。このため、シリンダーヘッド1のチェン室4の両外
側の壁部分の肉厚さを厚く丈夫に補強する必要がなく、
小型で丈夫にでき、変形によるトラブルが防止できる。
通して設けてあって、チェン室4部分は、その両側の壁
だけで左右が連結しているので、特に軽合金でシリンダ
ーヘッド1を作る場合は、材料が柔かいこともあり、吸
気用カムシャフト2や排気用カムシャフト3の駆動力な
どによって、撓んで変形し易い。しかし、チェン室4に
より2分されたシリンダーヘッド1の吸気用、排気用の
各カムシャフト2、3間の上壁に、平面視工形の鋼板製
補強板11を計4本のボルト12により締着したので、シリ
ンダーヘッド1の両側の大きいブロック部分を補強板11
で堅固に連結して、撓み変形やねじり変形を防止でき
る。このため、シリンダーヘッド1のチェン室4の両外
側の壁部分の肉厚さを厚く丈夫に補強する必要がなく、
小型で丈夫にでき、変形によるトラブルが防止できる。
以上説明したように、この考案は、多気筒四サイクル
エンジンのシリンダーヘッドの中央の左右気筒間に設け
たチェン室によって2分されたシリンダーヘッドの吸気
用、排気用の各カムシャフト間の上壁に、平面視工形の
鋼板製補強板を計4本のボルトで締着したので、シリン
ダーヘッドを大きくすることなく、チェン室付近の剛性
を補強板で高めることができ、シリンダーヘッドの撓み
変形やねじり変形を防いで、変形によるトラブルが防止
でき、安定した性能が得られる。
エンジンのシリンダーヘッドの中央の左右気筒間に設け
たチェン室によって2分されたシリンダーヘッドの吸気
用、排気用の各カムシャフト間の上壁に、平面視工形の
鋼板製補強板を計4本のボルトで締着したので、シリン
ダーヘッドを大きくすることなく、チェン室付近の剛性
を補強板で高めることができ、シリンダーヘッドの撓み
変形やねじり変形を防いで、変形によるトラブルが防止
でき、安定した性能が得られる。
図は本考案の一実施例を示し、第1図はシリンダーヘッ
ドの平面図、第2図は一部を第1図A−A矢視で切断し
た正面図である。 1……シリンダーヘッド、2……吸気用カムシャフト、
3……排気用カムシャフト、4……チェン室、6……ク
ランクシャフト、10……チェン、11……補強板。
ドの平面図、第2図は一部を第1図A−A矢視で切断し
た正面図である。 1……シリンダーヘッド、2……吸気用カムシャフト、
3……排気用カムシャフト、4……チェン室、6……ク
ランクシャフト、10……チェン、11……補強板。
Claims (1)
- 【請求項1】多気筒四サイクルエンジンのシリンダーヘ
ッドに吸気用カムシャフトと排気用カムシャフトを前後
方向に並べて軸架すると共に、シリンダーヘッドの中央
における左右気筒間にチェン室を設け、かつ前記両カム
シャフトに設けたスプロケットとクランク軸に掛け渡し
たチェンにより両カムシャフトを回転させる四サイクル
エンジンにおいて、 前記チェン室によって2分されたシリンダーヘッドの両
カムシャフト間の上壁に、平面視工形の鋼板製補強板を
少なくとも前後左右の4個所でボルト締結により連結し
たこと、 を特徴とする四サイクルエンジンのシリンダーヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987137491U JPH08507Y2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | 四サイクルエンジンのシリンダーヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987137491U JPH08507Y2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | 四サイクルエンジンのシリンダーヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6444343U JPS6444343U (ja) | 1989-03-16 |
JPH08507Y2 true JPH08507Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=31398960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987137491U Expired - Lifetime JPH08507Y2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | 四サイクルエンジンのシリンダーヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08507Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5874810A (ja) * | 1981-10-29 | 1983-05-06 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のタイミングチエンのテンシヨナにおけるロツク装置 |
US4632073A (en) * | 1984-05-16 | 1986-12-30 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Camshaft mounting mechanism for DOHC engine of motorcyle |
-
1987
- 1987-09-10 JP JP1987137491U patent/JPH08507Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6444343U (ja) | 1989-03-16 |
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