JP2527312B2 - V形エンジンのシリンダブロツク構造 - Google Patents

V形エンジンのシリンダブロツク構造

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はV形エンジンのシリンダブロック構造に関
するもので、特にアルミニウム合金の鋳造によつて作ら
れる、いわゆるアルミシリンダの補強構造に関するもの
である。
〔従来の技術、その問題点〕
一般にV形エンジンは大型車両用として設計されるた
め、従来、量産用のエンジンではエンジン自体がシリン
ダブロツクのVバンクの根部の動弁カム軸を設け、そこ
から押し棒を介して動弁用のロツカーアームを作動させ
ている上に、シリンダブロツク自体も鋳鉄によつて作ら
れるものが大部分であつた。これを近年の設計傾向に沿
つてシリンダヘツドに動弁カム軸を備えた、いわゆるOH
C形あるいはDOHC形に構成し、更に軽量化の動向に沿つ
て材質をアルミニウム合金化しようとすると、アルミニ
ウム合金は熱膨張率が大きいので、前記シリンダブロツ
クのVバンクの根部に大きな熱応力を生じる。
〔発明の目的、問題を解決する手段の概要〕
この発明はこのような必要性に基づいてなされたもの
で、Vバンクの根部に生じる種々の応力を分散し、強度
を高めたアルミニウム合金製のシリンダブロツク構造を
得ることを目的とするもので、クランク軸方向に列設し
た隔壁によってクランク軸を支持するクランク箱部分
と、このクランク箱部分から放射方向にV形に突設され
た2個のシリンダ列とを有し、かつ一方のシリンダ列の
シリンダ孔が他方のシリンダ列のシリンダ孔に対してク
ランク軸方向に偏倚するシリンダブロックをアルミニウ
ム合金により鋳造することによって形成し、それらシリ
ンダ列の内側に、クランク軸方向へ直線状に延びる冷却
水通路をシリンダ列毎に付設すると共に、これらの冷却
水通路のVバンク内側の壁に連なってシリンダ列の間を
連結する連結壁を前記隔壁の延長面上に一体的に設けて
なり、この連結壁を、一方のシリンダ列におけるシリン
ダヘッドを固定するヘッドボルトが螺着される部分と、
他方のシリンダ列におけるシリンダヘッドを固定するヘ
ッドボルトが螺着される部分とを直線的に結ぶ構造とし
た点に特徴がある。
〔作 用〕
エンジン運転時に燃焼室部分で多量の熱が発生する
も、左右のシリンダ列L、R間は連結壁2eによつて補強
されると共に、放熱され、熱歪みは最小に抑制される。
〔実施例〕
以下、図示の実施例によつてこの発明を説明すると、
図はV形6気筒エンジンであり、左右のシリンダ列L、
Rはシリンダブロツク2の上にシリンダヘツド3および
ピストン4によつて形成されるそれぞれの燃焼室5を有
する。6は吸気弁7を介して燃焼室5に連なる吸気通
路、8は排気弁9を介して燃焼室5に連なる排気通路で
ある。なお、前記シリンダヘッド3は、図示してないヘ
ッドボルトによってシリンダブロック2に固定されてい
る。このヘッドボルト3は、第2図および第5図に示す
ようにシリンダブロック2に設けたボルト穴2Aにシリン
ダヘッド3側から挿入されて螺着される。また、前記シ
リンダブロック2は、アルミニウム合金を材料として鋳
造することによって形成している。
ピストン4はシリンダ孔2a内を上下に摺動し、その運
動はコンロツド10を介してクランク軸11を回転させる。
なお、12はオイルパンであり、シリンダブロツク2の下
面に取付けられ、それらの間にクランク軸11を軸支す
る。
こゝで、シリンダブロツク2は第2図以下で示すよう
に、両端に端壁2b、2bで区画されるクランク箱部分2dを
有し、その内部は端壁2bと平行な2個の隔壁2cによつて
3室に区画され、各端壁2bと隔壁2cの部分において、前
述したオイルパン12との間にクランク軸11をまた、この
シリンダブロック2の前記シリンダ孔2aは、第2図に示
すように、一方のシリンダ列Rのシリンダ孔2aに対して
他方のシリンダ列Lのシリンダ孔2aがクランク軸方向に
偏倚するように配設されている。
シリンダブロツク2のクランク箱部分2dからV形に突
設された2個のシリンダ列L、Rには、それらの対向す
る側面にクランク軸方向へ直線状に延びる冷却水通路15
を付設すると共に、それらは冷却水通路15のVバンク内
側の壁に連なって冷却水通路を15を跨ぐように設けられ
た連結壁2eによつて相互に連結されている。すなわち、
連結壁2eはシリンダブロツク2のVバンクの内側に、隔
壁2cとほぼ同一面上に位置して一体的に鋳造してあり、
左右のシリンダ列を強固に結合して、エンジンの温度上
昇によつても相互の関係位置が変化しないようにしてあ
る。また、前記連結壁2eは、一方のシリンダ列Rにおけ
るヘッドボルトが螺着されるヘッドボルト締結部2Bと、
他方のシリンダ列Lにおけるヘッドボルトが螺着される
ヘッドボルト締結部2Bとを直線的に結ぶ構造になってい
る。このため、この連結壁2eは、第2図に示すようにク
ランク軸方向(第2図においては上下方向)と直交する
方向に対して傾斜している。2fは各連結壁2eの最下端に
横長に鋳抜かれた排水孔であり、エンジンを洗浄すると
きVバンクの内側に落下した水の排除を容易にする。
したがつて、エンジンが運転された燃焼室5の温度が
100℃前後の高温に至つても、連結壁2eによつて左右の
シリンダ列L、R間が連結され、剛性が高められている
のでVバンクの内側に過大な熱応力が生じるのを有効に
防止し得る。また、連結壁2eはクランク箱部分2dの内側
に設けられた端壁2bおよび隔壁2cの延長面上に形成され
るので、クランク軸11の軸受部分の放熱性が向上する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係るV形エンジンのシリ
ンダブロック構造は、クランク軸方向に列設した隔壁に
よってクランク軸を支持するクランク箱部分と、このク
ランク箱部分から放射方向にV形に突設された2個のシ
リンダ列とを有し、かつ一方のシリンダ列のシリンダ孔
が他方のシリンダ列のシリンダ孔に対してクランク軸方
向に偏倚するシリンダブロックをアルミニウム合金によ
り鋳造することによって形成し、それらシリンダ列の内
側に、クランク軸方向へ直線状に延びる冷却水通路をシ
リンダ列毎に付設すると共に、これらの冷却水通路のV
バンク内側の壁に連なってシリンダ列の間を連結する連
結壁を前記隔壁の延長面上に一体的に設けてなり、この
連結壁を、一方のシリンダ列におけるシリンダヘッドを
固定するヘッドボルトが螺着される部分と、他方のシリ
ンダ列におけるシリンダヘッドを固定するヘッドボルト
が螺着される部分とを直線的に結ぶ構造としたため、エ
ンジン運転時に燃焼室部分で多量の熱が発生するも、左
右のシリンダ列L、R間は連結壁2eによつて補強される
と共に、エンジンの熱が連結壁2eからエンジンの外部へ
放熱され、クランク箱部分に生じる熱歪みが最小に抑制
される。また、シリンダブロツク2と連結壁2eとはシリ
ンダ列毎に配列方向へ伸びる冷却水通路15を介して連結
されているので、シリンダ部分の外壁面がそれによつて
補強され、且つ、シリンダブロツク2と連結壁2eとの結
合部における応力が冷却水通路15を介して分散され、応
力の集中が回避される等の効果がある。さらに、冷却水
通路を直線状に形成すると通路壁が実質的にパイプ構造
体を構成するから、シリンダ列のVバンク内側に前記パ
イプ構造体が平行に設けられることになる。そして、こ
れらのパイプ構造体に跨るように連結壁が形成される。
このため、Vバンク内側に平面視において略梯子状に
補強体が設けられるから高い剛性が得られる。
さらにまた、剛体からなるヘッドボルトが螺着するこ
とによりこのヘッドボルトが実質的に骨材になって剛性
が高くなるシリンダ列のヘッドボルト締結部に連結壁を
結合させることができるから高い剛性が得易い。しか
も、この構成を採ると、連結壁を必要以上に厚く形成し
たり複数設けたりすることなく、シリンダ列の相対的に
強固な部位に結合させることができる。すなわち、連結
壁を用いてシリンダブロックの剛性向上を図るに当た
り、重量増加を可及的少なく抑えることができる。な
お、連結壁どうしを連結する前記パイプ構造体は専ら連
結するために設けたのではなく、冷却水通路の通路壁を
利用して構成したので、この点からも重量増加を少なく
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図はエン
ジンの断面図、第2図はその要部の平面図、第3図はそ
の正面図、第4図はそのIV−IV断面図、第5図はV−V
断面図である。 6……吸気通路、8……排気通路、11……クランク軸、
12……オイルパン、15……冷却水通路、2f……排水孔。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸方向に列設した隔壁(2c)によ
    ってクランク軸(11)を支持するクランク箱部分(2d)
    と、このクランク箱部分から放射方向にV形に突設され
    た2個のシリンダ列(L、R)とを有し、かつ一方のシ
    リンダ列のシリンダ孔が他方のシリンダ列のシリンダ孔
    に対してクランク軸方向に偏倚するシリンダブロック
    (2)をアルミニウム合金により鋳造することによって
    形成し、それらシリンダ列の内側に、クランク軸方向へ
    直線状に延びる冷却水通路(15)をシリンダ列毎に付設
    すると共に、これらの冷却水通路のVバンク内側の壁に
    連なってシリンダ列の間を連結する連結壁(2e)を前記
    隔壁(2c)の延長面上に一体的に設けてなり、この連結
    壁(2e)を、一方のシリンダ列におけるシリンダヘッド
    (3)を固定するヘッドボルトが螺着される部分と、他
    方のシリンダ列におけるシリンダヘッド(3)を固定す
    るヘッドボルトが螺着される部分とを直線的に結ぶ構造
    としたことを特徴とするV形エンジンのシリンダブロッ
    ク構造。
  2. 【請求項2】各連結壁(2e)にはその両面を連通する排
    水孔(2f)を穿設してなる特許請求の範囲第1項記載の
    V形エンジンのシリンダブロック構造。
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