JP3070323B2 - エンジンの遮熱板取付構造 - Google Patents

エンジンの遮熱板取付構造

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JP3070323B2
JP3070323B2 JP5034605A JP3460593A JP3070323B2 JP 3070323 B2 JP3070323 B2 JP 3070323B2 JP 5034605 A JP5034605 A JP 5034605A JP 3460593 A JP3460593 A JP 3460593A JP 3070323 B2 JP3070323 B2 JP 3070323B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの遮熱板取
付構造に係り、特に遮熱板によってカム軸キャップの強
度を向上するとともに、部品点数を低減し得るエンジン
の遮熱板取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンにおいては、シリンダヘッドの
上部位にカム軸キャップによってカム軸を軸支し、ま
た、このカム軸の端部位にカム角度センサやディストリ
ビュータ等の電気部品を取付けている。しかし、この電
気部品は、シリンダヘッドの排気系部品である排気マニ
ホルドや排気管近傍に配設されていると、排気熱の放射
によってその機能が損なわれるものである。そこで、電
気部品を排気熱から保護すべく、遮熱板を取付けてい
る。
【0003】この遮熱板の取付方法としては、例えば、
電気部品であるカム角度センサに直接取付ける場合や、
また、排気管に直接取付ける場合や、更に、シリンダヘ
ッド等でカム角度センサや排気管以外に取付ける場合が
ある。また、カム角度センサは、その機能上、カム軸キ
ャップやシリンダヘッドにオーバハングして取付けられ
ている。
【0004】また、このような電気部品の取付構造とし
ては、例えば、特開昭57−12302号公報に開示さ
れている。この公報に記載のものは、動弁カム軸を少な
くとも2個の軸受で支承される型式とし、角度センサを
軸受間に配置して設け、これにより、軸受間に存する空
間を有効に利用するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来におけ
る遮熱板取付構造においては、遮熱板の取付けのため
に、別途に取付具である取付ボルトが必要となり、この
ため、部品点数が増加するとともに、締付穴や座面等の
加工が必要にになって加工工数が増加するという不都合
があった。
【0006】また、カム角度センサをカム軸キャップに
取付ける場合に、カム軸キャップのカム角度センサの取
付部位が比較的強度不足となり、このため、カム角度セ
ンサ内の電子部品がエンジンの振動によって故障すると
いう不都合があった。
【0007】更に、カム角度センサをカム軸キャップに
オーバハングして取付けた場合における対策のために、
カム軸キャップの強度を向上させると、重量が増加する
という不都合があった。
【0008】更にまた、カム軸キャップの強度不足は、
カム軸キャップの軸受部位を変形し易くさせ、摩擦損失
の増大や偏摩耗を招くという不都合があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、シリンダヘッドの上部位
でカム軸キャップによって軸支させたカム軸に取付けた
電気部品を排気熱から保護すべく遮熱板を設けたエンジ
ンの遮熱板取付構造において、前記遮蔽板を前記シリン
ダヘッドと前記カム軸キャップとに連絡すべく構成し、
前記遮熱板を前記電気部品の取付具によって前記シリン
ダヘッドと前記カム軸キャップとに固定して設けたこと
を特徴とする。
【0010】
【作用】この発明の構成によれば、遮熱板がシリンダヘ
ッドとカム軸キャップとを連絡するように取付けられる
ので、遮熱板がカム軸キャップの補強部材としての機能
を果し、カム軸キャップの強度が向上し、これにより、
電気部品に故障が発生するのを防止するとともに、摩擦
損失を減少し、また、偏摩耗を防止し、しかも、カム軸
キャップの重量増加を防止することができる。また、遮
熱板を取付けるために別途に取付具を不要とし、部品点
数を低減するとともに、加工工数を低減することができ
る。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜3は、この発明の実施例
を示すものである。図1、2において、2はエンジン、
4はシリンダブロック、6はシリンダヘッド、8はシリ
ンダヘッドカバーである。前記シリンダヘッド6には、
一側に吸気マニホルド10が取付けられている。この吸
気マニホルド10には、吸気管12が接続されている。
また、前記シリンダヘッド6には、他側に排気マニホル
ド14が取付けられている。この排気マニホルド14に
は、排気管16が接続されている。
【0012】また、前記シリンダヘッド6の上部位に
は、カム軸18がカム軸キャップ20によって軸支して
設けられている。図1に示す如く、エンジン2の排気系
側で斜め上方に突出してセンサ取付アーム部22が延設
されている。
【0013】カム軸キャップ20よりも端部位側のカム
軸20には、電気部品として例えばカム角度センサ24
が取付けられる。
【0014】このカム角度センサ24には、シリンダヘ
ッド6の外面に接すべくヘッド側取付突部26が形成さ
れているとともに、カム軸キャップ20のセンサ取付ア
ーム部22に接すべくキャップ側取付突部28が形成さ
れている。
【0015】前記ヘッド側取付突部26にヘッド側取付
長孔30が形成されているとともに、前記キャップ側取
付突部28にはキャップ側取付長孔32が形成されてい
る。
【0016】前記カム角度センサ24は、ヘッド側取付
長孔30に挿通してシリンダヘッド6の外面に螺着する
取付具であるヘッド側取付ボルト34と、キャップ側取
付長孔32に挿通してセンサ取付アーム部22の先端側
に螺着する取付具であるキャップ側取付ボルト36とに
よって固定して取付けられる。
【0017】前記カム角度センサ24を排気マニホルド
14や排気管16の排気熱から保護すべく、遮熱板38
が取付けられる。
【0018】この遮熱板38は、図1〜3に示す如く、
幅Wで幅広に形成された遮熱本体部38aが排気マニホ
ルド14、排気管16側でカム角度センサ24を包囲す
べく、つまりカム角度センサ24と排気マニホルド14
・排気管16との間に位置し、且つシリンダヘッド6と
カム軸キャップ20のセンサ取付アーム部22とを連絡
すべく、一端部38aが前記カム角度センサ24のヘッ
ド側取付突部26にまで延設されているとともに他端部
38cが前記カム角度センサ24のキャップ側取付突部
28にまで延設されるように構成されている。この遮熱
板38の一端部38b及び他端部38cには、前記ヘッ
ド側取付ボルト34及び前記キャップ側取付ボルト36
を挿通する各ボルト挿通孔(図示せず)が形成されてい
る。
【0019】また、前記シリンダヘッド6には、排気マ
ニホルド14の上方に位置するマニホルド用遮熱板40
がマニホルド側取付ボルト42によって取付けられてい
る。なお、符号44、44はカム軸キャップ20のキャ
ップ取付ボルトである。
【0020】次に、この実施例の作用を説明する。
【0021】遮熱板38を取付ける際には、一端部38
bのボルト挿通孔とヘッド側取付孔30とにヘッド側取
付ボルト34を挿通するとともにこのヘッド側取付ボル
ト34をシリンダヘッド6に螺着し、また、他端部38
cのボルト挿通孔とキャップ側取付長孔32とにキャッ
プ側取付ボルト36を挿通するとともにこのキャップ側
取付ボルト36をセンサ取付アーム22に螺着する。
【0022】これにより、カム軸キャップ20にカム角
度センサ24を直接的に取付けることがなくなり、且つ
遮熱板38がシリンダヘッド6とカム軸キャップ20と
を連絡してカム軸キャップ20の補強部材の機能を果す
ので、カム軸キャップ20の強度が大となり、よって、
カム角度センサ24内の電子部品がエンジン2の振動に
よって故障するのを回避させることができ、カム角度セ
ンサ24の機能を良好に担保させるとともに、カム軸キ
ャップ20の加工が不要で、カム軸キャップ20の軸受
部位に変形が生ずることがないので、摩擦損失の増大や
偏摩耗の発生を防止することができる。
【0023】また、排気マニホルド14側からの排気熱
は、遮熱板38の遮熱本体部38aによって遮断され、
カム角度センサ24の保護が図られる。
【0024】また、カム軸キャップ20自体の強度を向
上させる必要がなく、重量増加を防止することができ
る。
【0025】更に、遮蔽板38を取付けるために、別途
に取付具を不要とし、また、カム軸キャップ20に別途
に補強部材を設ける必要がないので、部品点数を低減す
るとともに、取付けのための加工作業を不要として加工
工数を減少させることができる。
【0026】なお、上述の実施例においては、カム角度
センサ24の遮熱板38について説明したが、ディスト
リビュータ等の他の電気部品の遮熱板においても、同様
に構成し、同効を得るものである。
【0027】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、遮熱板をシリンダヘッドとカム軸キャッ
プとに連絡すべく構成し、遮熱板を電気部品の取付具に
よってシリンダヘッドとカム軸キャップとに固定して設
けたことにより、遮熱板によってカム軸キャップの強度
を向上し、これにより、電気部品に故障が発生するのを
防止するとともに、摩擦損失を減少し、また、偏摩耗を
防止し、しかも、カム軸キャップの重量増加を防止し得
る。
【0028】また、遮熱板を取付けるために別途に取付
具を不要とする等により、部品点数を低減するととも
に、加工工数を低減し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダヘッドの後側における遮熱板取付構造
の構成図である。
【図2】エンジンの遮熱板取付構造の平面図である。
【図3】図2の〓−〓線によるシリンダヘッドの断面図
である。
【符号の説明】
2 エンジン 6 シリンダヘッド 14 排気マニホルド 16 排気管 18 カム軸 20 カム軸キャップ 22 センサ取付アーム部 24 カム角度センサ 34 ヘッド側取付ボルト 36 キャップ側取付ボルト 38 遮熱板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドの上部位でカム軸キャッ
    プによって軸支させたカム軸に取付けた電気部品を排気
    熱から保護すべく遮熱板を設けたエンジンの遮熱板取付
    構造において、前記遮蔽板を前記シリンダヘッドと前記
    カム軸キャップとに連絡すべく構成し、前記遮熱板を前
    記電気部品の取付具によって前記シリンダヘッドと前記
    カム軸キャップとに固定して設けたことを特徴とするエ
    ンジンの遮熱板取付構造。
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