JP3289179B2 - 頭上カム軸式エンジンの動弁装置におけるカム軸のスラストストッパー装置 - Google Patents

頭上カム軸式エンジンの動弁装置におけるカム軸のスラストストッパー装置

Info

Publication number
JP3289179B2
JP3289179B2 JP30603895A JP30603895A JP3289179B2 JP 3289179 B2 JP3289179 B2 JP 3289179B2 JP 30603895 A JP30603895 A JP 30603895A JP 30603895 A JP30603895 A JP 30603895A JP 3289179 B2 JP3289179 B2 JP 3289179B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camshaft
stopper
thrust
thrust stopper
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP30603895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09144512A (ja
Inventor
啓一 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP30603895A priority Critical patent/JP3289179B2/ja
Publication of JPH09144512A publication Critical patent/JPH09144512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3289179B2 publication Critical patent/JP3289179B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭上カム軸式エン
ジンでの動弁カム軸をスラスト方向に位置決めするカム
軸のスラストストッパー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の頭上カム軸式エンジンとしては、
例えば実開平7−14103号公報に示すものが知られてい
る。即ち、図7に示すように、シリンダヘッド1の前後
端部(図7中では左右)及び中央部にボス18をそれぞれ固
設し、それらのボス18に動弁カム軸8の各ジャーナル部
21をそれぞれ内嵌させて上記カム軸8を回転自在に支持
してある。
【0003】さらに、上記ボス18の上部にロッカアーム
軸9を載置し、固定ボルト24によって上記ロッカアーム
軸9を上記ボス18に固定してある。また、上記カム軸8
のスラスト方向(軸方向)の位置決めのために、例えば上
記実開平7−14103号公報に記載のものでは、上記中央部
のボス18の固定ボルト24を長尺に形成し、その固定ボル
ト24の先端部46を中央部のジャーナル部21に周設した溝
45に嵌合させてある。
【0004】しかし、この実開平7−14103号公報に記載
のものでは、上記長尺状の固定ボルト24の先端部46が上
記ジャーナル部21の溝45の内面に当接することによって
上記カム軸8のスラスト方向のふらつきを抑止できる
が、上記長尺状の固定ボルト24の先端部46と上記ジャー
ナル部21の溝45の内面との接触面積は小さくなる。この
ため、上記長尺状の固定ボルト24の先端部46の摩耗が早
く、上記長尺状の固定ボルト24を比較的短期間で交換す
る必要がある。
【0005】これに対し、例えば実開平4−123308号公
報に示すようなストッパー金具が提案されている。即
ち、図8(A)〜(C)に示すように、このストッパー金具
47は、2つの固定ボルト49・49によってシリンダヘッド
1の中央部のボス18の上部に固定されており、この状態
でストッパー金具47の前後一対の縦板部48・48によって
動弁カム軸8のジャーナル部21を挟み込むように構成さ
れてある。
【0006】そして、このストッパー金具47では縦板部
48と上記ジャーナル部21の側面37との接触面積を比較的
大きくできるため、ストッパー金具47の縦板部48の摩耗
を低減できてストッパー金具47を長期間交換する必要が
ない。このため、上述の上記長尺状の固定ボルト24に代
えて上記ストッパー金具47を取り付けることがメンテナ
ンスの点で有利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記実開平4
−123308号公報に記載のものでは、上記ストッパー金具
47固定用の2つのボルト49・49がそれぞれ螺合する雌ネ
ジ部50・50を上記ボス18に形成する必要があるうえ、そ
の雌ネジ部50・50を形成するために上記ボス18の幅[図
8(B)中では左右方向]を大きくする必要がある。
【0008】つまり、上記ストッパー金具47の固定だけ
のために雌ネジ部50・50を形成しなければならず、シリ
ンダヘッド1の加工の手間が増えて製造コストが上昇す
る。しかも、上記ボス18の幅を大きくする分、シリンダ
ヘッド1の材料が増えて製造コストが上昇するうえ、シ
リンダヘッド1の重量が増える。本発明は、動弁カム軸
のスラスト方向の位置決めができながら製造コストを低
くできるスラストストッパー装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、例えば図1から図5に示すように、次
のように構成したものである。頭上カム軸式エンジンE
のシリンダヘッド1にカム軸用軸受けボス18を固設し、
そのカム軸用軸受けボス18に動弁カム軸8のフランジ状
のジャーナル部21を内嵌させて回転自在に支持し、カム
軸用軸受けボス18の上部にロッカアーム軸9を載置して
固定ボルト24で固定する頭上カム軸式エンジンの動弁装
置において、横板部29の一端部から縦板部30を下向きに
延出させて、動弁カム軸8をスラスト方向に位置決めす
るスラストストッパー28を設け、そのスラストストッパ
ー28の横板部29に固定ボルト24が着座可能なボルト着座
部35を設け、スラストストッパー28の縦板部30の上部に
軸嵌合孔38を貫通させるとともに、縦板部30の下部をス
トッパー平面部31に形成し、ロッカアーム軸9に対して
同心状で外嵌するように軸嵌合孔38を形成して、その軸
嵌合孔38がロッカアーム軸9に外嵌した状態でスラスト
ストッパー28が位置決めされるように構成し、横板部29
のボルト着座部35をロッカアーム軸9上に載置した状態
で固定ボルト24によってロッカアーム軸9と共にカム軸
用軸受けボス18の上部に共締め固定し、スラストストッ
パー28がカム軸用軸受けボス18に固定された状態でスト
ッパー平面部31が動弁カム軸8のジャーナル部21の側面
37に対面するように構成したものである。
【0010】
【作用】本発明は、例えば図1(A)・(B)と図2とに示
すように次のように作用する。即ち、スラストストッパ
ー装置は次のように組み立てられる。つまり、スラスト
ストッパー28の縦板部30の軸嵌合孔38がロッカアーム軸
9に外嵌することによってスラストストッパー28が図1
(A)中の左右方向や図1(A)中の上下方向にほとんどぶ
れることがなく位置決めされる。
【0011】そして、上記スラストストッパー28が位置
決めされた状態で、シリンダヘッド1のカム軸用軸受け
ボス18上にロッカアーム軸9を載置するとともに、上記
ロッカアーム軸9上にスラストストッパー28の横板部29
を載置する。
【0012】この状態で上記固定ボルト24によって上記
横板部29のボルト着座部35を介してスラストストッパー
28がロッカアーム軸9と共締めされてロッカアーム軸9
と共にボス18上に固定される。
【0013】この際、スラストストッパー28のストッパ
ー平面部31が動弁カム軸8のジャーナル部21の側面37と
対面しており、これによって上記カム軸8のスラスト方
向のがたつきが上記ストッパー平面部31によって確実に
制止されて、上記カム軸8のスラスト方向の位置決めが
される。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され作用す
ることから次の効果を奏する。ロッカアーム軸をシリン
ダヘッドのカム軸用軸受けボス上に固定する固定ボルト
をそのまま利用してスラストストッパー装置のスラスト
ストッパーとロッカアーム軸とをカム軸用軸受けボス上
に共締めできるので、スラストストッパーをカム軸用軸
受けボス上に固定するために、このスラストストッパー
固定用のボルトを追加したり、このボルトを上記ボスに
取り付けるために上記ボスに雌ネジ部を形成したりする
必要がない。従って、シリンダヘッドの製造工程を低減
できるとともに製造コストを低減できる。
【0015】しかも、上記スラストストッパーは縦板部
の軸嵌合孔をロッカアーム軸に外嵌させるだけで位置決
めされるので、スラストストッパーの位置決め作業の手
間を低減できて、エンジン組立の効率向上を図ることが
できる。
【0016】なお、スラストストッパーのストッパー平
面部を円弧状に形成した場合には、ストッパー平面部が
動弁カム軸に当たることを防止しながらストッパー平面
部をより下方まで延ばすことができ、これによって動弁
カム軸のジャーナル部の側面と対面するストッパー平面
部の面積を増やすことができて、スラストストッパーの
ストッパー平面部と動弁カム軸のジャーナル部の側面と
の接触圧を減らしてストッパー平面部の摩耗をより低減
できる。
【0017】また、スラストストッパーの横板部に対し
てボルト着座部を段落ち状に形成した場合には、ロッカ
アーム軸の上面にスラストストッパーのボルト着座部を
直接載置することができ、ロッカアーム軸とスラストス
トッパーのボルト着座部との間にスペーサーを介在させ
る必要がなく、スラストストッパーの固定用に部品を追
加することを防止できる。しかも、固定ボルトがスラス
トストッパーの上側に突出することを防止できて、この
固定ボルトの突出によってシリンダヘッドの高さが大き
くなることを防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて図1から図5を用いて説明する。図1は本発明に係
る頭上カム軸式エンジンの動弁装置におけるカム軸のス
ラストストッパー装置の実施の一形態を説明する図であ
り、図1(A)は図2のI−I線断面図、図1(B)は図1
(A)のB−B線断面図である。図2はシリンダヘッドの
縦断側面図、図3は図2のIII−III線断面図、図4は上
記スラストストッパー装置のスラストストッパーの斜視
図、図5(A)は上記スラストストッパーの上面図、図5
(B)は上記スラストストッパーの正面図である。
【0019】まず、上記頭上カム軸式エンジンのシリン
ダヘッド内の概略構成について説明する。上記頭上カム
軸式エンジンEのシリンダヘッド1内の下部には、図3
に示すように、各気筒に接続される吸気ポート2と排気
ポート3とを形成してあり、これらの吸気ポート2と排
気ポート3との周囲には水冷ジャケット4を設けてあ
る。また、各気筒への吸気ポート2には吸気バルブ5を
設けてあり、各気筒への排気ポート3には排気バルブ6
を設けてある。
【0020】上記シリンダヘッド1の上部には上記バル
ブ5・6の動弁装置を備えてあり、この動弁装置は次の
ように構成される。即ち、シリンダヘッド1内の上部に
は動弁カム軸8とロッカアーム軸9とを上下に並べて横
架してある。これらの軸8・9のシリンダヘッド1への
取り付け構造については後述する。
【0021】上記カム軸8には上記各気筒の吸気バルブ
5と排気バルブ6とにそれぞれ対応させて動弁カム10を
固設してあり、上記ロッカアーム軸9には上記バルブ5
・6にそれぞれ対応させてロッカアーム11を揺動自在に
取り付けてある。
【0022】そして、各ロッカアーム11の入力端部12を
動弁カム10のカム面13に接当させるとともに、各ロッカ
アーム11の出力端部14を吸気バルブ5と排気バルブ6と
の弁軸頭部15・16にそれぞれ接当させている。これによ
り、上記カム軸8の回転に伴って動弁カム10がロッカア
ーム11の入力端部12を突き上げて揺動させ、吸気バルブ
5及び排気バルブ6が所定のタイミングで開閉される。
【0023】上記動弁装置を構成する動弁カム軸8とロ
ッカアーム軸9とは次のようにしてシリンダヘッド1に
取り付ける。即ち、図2に示すように、シリンダヘッド
1の前後方向[図2中の左右方向]での前後両端部及び中
間部にはカム軸用軸受けボス18がそれぞれ設けられてお
り、これらのボス18に軸受け孔19が前後方向に穿設され
る。なお、上記軸受け孔19などには潤滑ポンプPによっ
てオイルパンO内のオイルが供給される。
【0024】また、上記カム軸8のスラスト方向[図2
中の左右方向]での前後両端部及び中間部にはフランジ
状のジャーナル部21がそれぞれ設けられており、これら
のジャーナル部21が上記ボス18の軸受け孔19に嵌合する
ことによって、上記カム軸8がシリンダヘッド1に対し
て回転自在に支持される。このカム軸8のスラスト方向
の位置決めを行ってカム軸8のがたつきを抑止するため
にスラストストッパー装置が設けられる。なお、このス
ラストストッパー装置の詳細な構成については後述す
る。
【0025】一方、上記ロッカアーム軸9の軸方向[図
2中の左右方向]での前後両端部及び中間部には、その
上下をそれぞれ平面状に切り欠いた軸取付部22が形成さ
れる。そして、上記ロッカアーム軸9の中間部は、上記
軸取付部22を上記ボス18の上面に載置した状態で、この
軸取付部22に形成された挿通孔23を介して固定ボルト24
が上記ボス18の雌ネジ部に締め込まれることでボス18の
上面に固定される。
【0026】一方、上記ロッカアーム軸9の前後両端部
は、図1(A)・(B)に示すように、その軸取付部22を上
記ボス18の上面18aに載置するとともに、上記軸取付部2
2の上面にスラストストッパー装置のスラストストッパ
ー28を載置する。そして、この状態で上記軸取付部22の
挿通孔23を介して固定ボルト24を上記ボス18の雌ネジ部
32に締め込むことで、上記スラストストッパー28とロッ
カアーム軸9とが共締めされてボス18の上面18aに固定
される。
【0027】上記スラストストッパー装置はスラストス
トッパー28を上述のようにボス18の上面18aに固定する
ことで構成されており、このスラストストッパー28は、
図4に示すように、金属板を折り曲げ成型して形成さ
れ、上記横板部29と、この横板部29の一側部から下向き
に延出された縦板部30とから構成される。
【0028】上記横板部29は、左右方向[図5(B)中の
左右方向]の中央部を段落ちさせてボルト着座部35を形
成しており、このボルト着座部35に上記固定ボルト24が
挿通する挿通孔34を形成してある。そして、このボルト
着座部35に上記固定ボルト24が着座するようになってい
る。
【0029】上記縦板部30の上部には円形状の軸嵌合孔
38を貫通させてあり、この軸嵌合孔38は上記ロッカアー
ム軸9に対してほぼ同心状に外嵌するように形成され
る。また、上記縦板部30の下部は、図1(A)・(B)に示
すように、上記カム軸8のジャーナル部21の側面37に対
面する高さまで下方向に延びており、このジャーナル部
21の側面37に対面するストッパー平面部31は下端側に半
円状の切り欠き39が形成されてほぼ円弧状になってい
る。つまり、ストッパー平面部31を円弧状にしたこと
で、ストッパー平面部31は上記カム軸8に当たることな
く、ジャーナル部21の側面37と対面する面積を増やすこ
とができる。
【0030】そして、上記軸嵌合孔38が上記ロッカアー
ム軸9に外嵌することによって上記スラストストッパー
28が位置決めされる。つまり、この位置決めされた状態
ではスラストストッパー28は左右方向[図1(A)中の左
右方向]や上下方向[図1(A)中の上下方向]にほとんど
ぶれることがなく、ストッパー平面部31は適正な姿勢で
上記カム軸8のジャーナル部21の側面37に対面する。
【0031】このようにスラストストッパー28の縦板部
30の軸嵌合孔38にロッカアーム軸9の端が外嵌されてス
ラストストッパー28が位置決めされた状態で、上記ボス
18の上面18aにロッカアーム軸9の軸取付部22を載置す
るとともに、上記軸取付部22の上面にスラストストッパ
ー28の横板部29を載置する。
【0032】この状態で上記固定ボルト24によってロッ
カアーム軸9とスラストストッパー28とが共締めされて
スラストストッパー28がロッカアーム軸9と共にボス18
の上面18aに固定される。
【0033】この際、スラストストッパー28のストッパ
ー平面部31が上記カム軸8のジャーナル部21の側面37と
対面しており、これによって上記カム軸8のスラスト方
向のがたつきが上記ストッパー平面部31によって確実に
制止されて、上記カム軸8のスラスト方向の位置決めが
される。
【0034】このように、ロッカアーム軸9をボス18の
上面18aに固定する固定ボルト24をそのまま利用してス
ラストストッパー28をボス18の上面18aに固定できるの
で、スラストストッパー28の固定のためだけに固定ボル
トを増やしたり、そのスラストストッパー28固定用の固
定ボルトと螺合する雌ネジ部をボス18に設ける必要がな
い。
【0035】従って、スラストストッパー28を設けるこ
とによるシリンダヘッド1の製造工程の増加を抑えて製
造コストの低減を図ることができる。なお、横板部29の
切り欠き41[図5(A)]は、横板部29のボルト着座部35の
成形を容易にするために形成されたものである。
【0036】上記実施の形態は次のように変更可能であ
る。上記説明では、縦板部30に対してボルト着座部35を
段落ち状に形成したが、例えば図6(A)・(B)に示すよ
うに、縦板部30を平面状に形成してもよい。この場合、
ロッカアーム軸9の軸取付部22の上面と、スラストスト
ッパー28の横板部29との間にスペーサー42を介在させる
ことになる。
【0037】また、上記説明では、スラストストッパー
28の縦板部30を上記カム軸8のジャーナル部21の上下方
向の中央部まで延設したが、縦板部30は、ストッパー平
面部31が上記ジャーナル部21の側面37に対面する高さま
で延設されればよく、例えば図6(A)の二点鎖線51の高
さまで延設したものであってもよい。この場合、縦板部
30に切り欠き39を形成しなくてもよい。
【0038】また、上記ボルト着座部35の挿通孔34は、
円形であってもよく、あるいは長孔状に形成したり、U
字状に切り欠いて形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る頭上カム軸式エンジンの動弁装置
におけるカム軸のスラストストッパー装置の実施の一形
態を説明する図であり、図1(A)は図2のI−I線断面
図、図1(B)は図1(A)のB−B線断面図である。
【図2】上記頭上カム軸式エンジンのシリンダヘッドの
縦断側面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】上記スラストストッパー装置に用いるスラスト
ストッパーの斜視図である。
【図5】上記スラストストッパーを示す図であり、図5
(A)は上記スラストストッパーの上面図、図5(B)は上
記スラストストッパーの正面図である。
【図6】上記スラストストッパー装置の変形例を示す図
であり、図6(A)は図1(A)相当図、図6(B)は図1
(B)相当図である。
【図7】従来の頭上カム軸式エンジンのシリンダヘッド
を示す図であり、図2相当図である。
【図8】従来のスラストストッパー装置を示す図であ
り、図8(A)は従来のスラストストッパー装置の縦断側
面図、図8(B)は図8(A)のB−B線断面図、図8(C)
は従来のスラストストッパー装置に用いるストッパー金
具の斜視図である。
【符号の説明】
1…シリンダヘッド、8…動弁カム軸、9…ロッカアー
ム軸、18…カム軸用軸受けボス、21…動弁カム軸のジャ
ーナル部、24…固定ボルト、28…スラストストッパー、
29…スラストストッパーの横板部、30…スラストストッ
パーの縦板部、31…縦板部のストッパー平面部、35…横
板部のボルト着座部、37…ジャーナル部の側面、38…軸
嵌合孔、E…頭上カム軸式エンジン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−123215(JP,U) 実開 昭58−77101(JP,U) 実開 昭59−73506(JP,U) 実開 昭62−72405(JP,U) 実開 平4−123308(JP,U) 実開 平4−113717(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭上カム軸式エンジン(E)のシリンダヘ
    ッド(1)にカム軸用軸受けボス(18)を固設し、 そのカム軸用軸受けボス(18)に動弁カム軸(8)のフラン
    ジ状のジャーナル部(21)を内嵌させて回転自在に支持
    し、 上記カム軸用軸受けボス(18)の上部にロッカアーム軸
    (9)を載置して固定ボルト(24)で固定する頭上カム軸式
    エンジンの動弁装置において、 横板部(29)の一端部から縦板部(30)を下向きに延出させ
    て、上記動弁カム軸(8)をスラスト方向に位置決めする
    スラストストッパー(28)を設け、 そのスラストストッパー(28)の横板部(29)に上記固定ボ
    ルト(24)が着座可能なボルト着座部(35)を設け、 上記スラストストッパー(28)の縦板部(30)の上部に軸嵌
    合孔(38)を貫通させるとともに、上記縦板部(30)の下部
    をストッパー平面部(31)に形成し、 上記ロッカアーム軸(9)に対して同心状で外嵌するよう
    に上記軸嵌合孔(38)を形成して、その軸嵌合孔(38)が上
    記ロッカアーム軸(9)に外嵌した状態で上記スラストス
    トッパー(28)が位置決めされるように構成し、 上記横板部(29)のボルト着座部(35)を上記ロッカアーム
    軸(9)上に載置した状態で上記固定ボルト(24)によって
    上記ロッカアーム軸(9)と共に上記カム軸用軸受けボス
    (18)の上部に共締め固定し、 上記スラストストッパー(28)が上記カム軸用軸受けボス
    (18)に固定された状態で上記ストッパー平面部(31)が上
    記動弁カム軸(8)のジャーナル部(21)の側面(37)に対面
    するように構成した、 ことを特徴とする頭上カム軸式エンジンの動弁装置にお
    けるカム軸のスラストストッパー装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパー平面部(31)を円弧状に形
    成した、 ことを特徴とする請求項1に記載の頭上カム軸式エンジ
    ンの動弁装置におけるカム軸のスラストストッパー装
    置。
  3. 【請求項3】 前記スラストストッパー(28)の横板部(2
    9)に対して前記ボルト着座部(35)を段落ち状に形成し
    た、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の頭上カム軸式
    エンジンの動弁装置におけるカム軸のスラストストッパ
    ー装置。
JP30603895A 1995-11-24 1995-11-24 頭上カム軸式エンジンの動弁装置におけるカム軸のスラストストッパー装置 Expired - Lifetime JP3289179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30603895A JP3289179B2 (ja) 1995-11-24 1995-11-24 頭上カム軸式エンジンの動弁装置におけるカム軸のスラストストッパー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30603895A JP3289179B2 (ja) 1995-11-24 1995-11-24 頭上カム軸式エンジンの動弁装置におけるカム軸のスラストストッパー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09144512A JPH09144512A (ja) 1997-06-03
JP3289179B2 true JP3289179B2 (ja) 2002-06-04

Family

ID=17952318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30603895A Expired - Lifetime JP3289179B2 (ja) 1995-11-24 1995-11-24 頭上カム軸式エンジンの動弁装置におけるカム軸のスラストストッパー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3289179B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101154393B1 (ko) 2006-09-08 2012-06-15 현대자동차주식회사 가변 밸브 리프트 시스템용 다이나믹 캠샤프트 마운팅장치

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100469842B1 (ko) * 2002-03-05 2005-02-02 지엠대우오토앤테크놀로지주식회사 자동차용 캠샤프트의 축방향 움직임 방지구조
US6755172B2 (en) 2002-03-25 2004-06-29 Brp-Rotax Gmbh & Co. Kg Thrust stopper device for camshaft
JP5310467B2 (ja) * 2009-10-14 2013-10-09 スズキ株式会社 動弁装置及びこれを備えた内燃機関

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101154393B1 (ko) 2006-09-08 2012-06-15 현대자동차주식회사 가변 밸브 리프트 시스템용 다이나믹 캠샤프트 마운팅장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09144512A (ja) 1997-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2786699B2 (ja) Sohcエンジンの動弁装置
JPH0219523Y2 (ja)
US5339778A (en) Cylinder-head-mounted camshaft bearing for an internal combustion engine
JP2623856B2 (ja) 内燃機関のシリンダヘッド
JP3289179B2 (ja) 頭上カム軸式エンジンの動弁装置におけるカム軸のスラストストッパー装置
JP3870548B2 (ja) オイルコントロールバルブの取付け構造
JP3823786B2 (ja) V型内燃機関のマウントブラケット取付構造
JP4544100B2 (ja) エンジンの前部構造
JPH0874523A (ja) 内燃機関におけるカム軸の軸受け装置
JPS6172809A (ja) 頭上弁式内燃機関のプツシユロツドガイド装置
JP2798625B2 (ja) シリンダヘッドのカムシャフト軸受け機構
JP2872755B2 (ja) Dohcエンジンのカムシャフト支持構造
JPH08508Y2 (ja) エンジンのシリンダヘッド構造
JP3415180B2 (ja) エンジンのシリンダヘッド構造
JPH09273429A (ja) エンジンのタイミングチェーンガイド取付構造
JP3112534B2 (ja) エンジンのシリンダヘッド構造
JPH10121914A (ja) Dohc型エンジン
JPH0235143B2 (ja)
JPH0113762Y2 (ja)
JP3791185B2 (ja) 直噴式多気筒ディーゼルエンジン
JP2511855Y2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP2568846Y2 (ja) ロッカーアーム支持構造
JPH0128248Y2 (ja)
JP4134689B2 (ja) シリンダブロックとクランクキャップとの組み付け方法
JPS62653A (ja) シリンダヘツドの取付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100322

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100322

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110322

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120322

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130322

Year of fee payment: 11