JPS6128056Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6128056Y2 JPS6128056Y2 JP12871777U JP12871777U JPS6128056Y2 JP S6128056 Y2 JPS6128056 Y2 JP S6128056Y2 JP 12871777 U JP12871777 U JP 12871777U JP 12871777 U JP12871777 U JP 12871777U JP S6128056 Y2 JPS6128056 Y2 JP S6128056Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flywheel
- base plate
- fixed
- ignition timing
- magnets
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 7
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 7
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は内燃機関点火用のフライホイールマ
グネトーにおける点火時期調整構造に関するもの
である。
グネトーにおける点火時期調整構造に関するもの
である。
フライホイールマグネトーは簡便・小型にて点
火装置を構成することができるため自動二輪車に
おいては広く使用されている。その方式を大別す
ると、点火時期信号発生コイルを使用したいわゆ
る無接点点火方式と、カムとコンタクト装置を使
用したコンタクトブレーカ点火方式とがある。
火装置を構成することができるため自動二輪車に
おいては広く使用されている。その方式を大別す
ると、点火時期信号発生コイルを使用したいわゆ
る無接点点火方式と、カムとコンタクト装置を使
用したコンタクトブレーカ点火方式とがある。
ところで、これらいずれの方式による点火装置
であつても、内燃機関のクランクケースに取付け
た際の点火時期を調整するには、フライホイール
またはそれを取付ける駆動軸に対して、点火時期
信号発生コイルあるいはコンタクト装置を固設し
た台板を周方向へずらし、両者間の相対角度を変
化させるような構造が採られていた。
であつても、内燃機関のクランクケースに取付け
た際の点火時期を調整するには、フライホイール
またはそれを取付ける駆動軸に対して、点火時期
信号発生コイルあるいはコンタクト装置を固設し
た台板を周方向へずらし、両者間の相対角度を変
化させるような構造が採られていた。
したがつて、従来この種の点火装置にあつては
点火コイル類を備えた台板取付用孔はフライホイ
ールの周方向を長手方向とする長孔をもつて構成
され、ねじを緩めることにより長孔の長手方向に
台板が回転できるろうな構造を採つていた。そし
て、フライホイールの前面部にはこの長孔に対応
するドライバー挿通孔が穿設されていた。
点火コイル類を備えた台板取付用孔はフライホイ
ールの周方向を長手方向とする長孔をもつて構成
され、ねじを緩めることにより長孔の長手方向に
台板が回転できるろうな構造を採つていた。そし
て、フライホイールの前面部にはこの長孔に対応
するドライバー挿通孔が穿設されていた。
しかるに、従来の装置におけるこの取付用孔の
位置は、フライホイールの内周壁面に固設された
マグネツトの軸心よりの内側に対応する部位であ
るため、調整用のドライバーがマグネツトにくつ
ついてしまい調整作業がし難いといつた不具合が
あつた。
位置は、フライホイールの内周壁面に固設された
マグネツトの軸心よりの内側に対応する部位であ
るため、調整用のドライバーがマグネツトにくつ
ついてしまい調整作業がし難いといつた不具合が
あつた。
また、台板にはコイル用鉄心等の重量が嵩む部
材が設けられているのにかかわらず、このように
取付用孔が台板の回動中心に近い位置に設けられ
ていると、それだけ取付け状態が安定せず、振動
により位置ずれが起き易いという不具合がある。
材が設けられているのにかかわらず、このように
取付用孔が台板の回動中心に近い位置に設けられ
ていると、それだけ取付け状態が安定せず、振動
により位置ずれが起き易いという不具合がある。
この考案は上記のような不具合を解決するため
に成されたものであり、次のような構成をもつ。
すなわち、フライホイールの内周壁面に固設した
マグネツトの内、隣接するマグネツトの端面間と
フライホイールの内周壁面とにより囲まれる空間
をクランクケースに台板を固定するねじの頭より
広くし、また前記台板において前記空間と対応す
る部位にはフライホイールの周方向を長手方向と
する取付用の長孔を穿設し、さらにフライホイー
ルの正面部において前記長孔と対応する部位には
ドライバー挿通孔を穿設している。
に成されたものであり、次のような構成をもつ。
すなわち、フライホイールの内周壁面に固設した
マグネツトの内、隣接するマグネツトの端面間と
フライホイールの内周壁面とにより囲まれる空間
をクランクケースに台板を固定するねじの頭より
広くし、また前記台板において前記空間と対応す
る部位にはフライホイールの周方向を長手方向と
する取付用の長孔を穿設し、さらにフライホイー
ルの正面部において前記長孔と対応する部位には
ドライバー挿通孔を穿設している。
これにより、点火時期の調整を容易にし、しか
も台板のこていを強固に行い得るフライホイール
マグネトーの点火時期調整構造を提供する。
も台板のこていを強固に行い得るフライホイール
マグネトーの点火時期調整構造を提供する。
以下、この考案の実施例を第1図〜第3図に従
つて説明する。
つて説明する。
第1図はこの考案に係る点火時期調整構造を点
火時期信号発生コイルを使用した無接点点火方式
に実施したフライホイールマグネトーの正面図、
第2図は第1図の−線断面図、第3図は同じ
く台板の一部を示す正面図である。
火時期信号発生コイルを使用した無接点点火方式
に実施したフライホイールマグネトーの正面図、
第2図は第1図の−線断面図、第3図は同じ
く台板の一部を示す正面図である。
第1図〜第3図において、符号1は内燃機関の
駆動軸2の一端部に固定された有底円筒状をなす
フライホイールであり、その内周壁面1aにはフ
ライホイール1の径方向に着磁された4個のマグ
ネツト3が極性方向に交互に異にして周方向に等
間隔をおいて固設されている。5は発電コイル、
6は点火時期信号発生コイルであり、これらコイ
ル類は円板状の台板7にて支承されている。
駆動軸2の一端部に固定された有底円筒状をなす
フライホイールであり、その内周壁面1aにはフ
ライホイール1の径方向に着磁された4個のマグ
ネツト3が極性方向に交互に異にして周方向に等
間隔をおいて固設されている。5は発電コイル、
6は点火時期信号発生コイルであり、これらコイ
ル類は円板状の台板7にて支承されている。
そして、前記隣接する各マグネツト3の端面間
とフライホイール1の内周壁面1aとにより囲ま
れた空間gは前記台板7を内燃機関のクランクケ
ース9に固定するねじ8の頭より十分広く形成さ
れており、ねじ8にあつた調整用ドライバー4の
本体を容易に挿入し得るようになつている。
とフライホイール1の内周壁面1aとにより囲ま
れた空間gは前記台板7を内燃機関のクランクケ
ース9に固定するねじ8の頭より十分広く形成さ
れており、ねじ8にあつた調整用ドライバー4の
本体を容易に挿入し得るようになつている。
なお、各マグネツト3は、発電コイル5、点火
時期信号発生コイル6などのコイル類との対向面
を広くし、しかも前記空間gが十分広くなるよう
に船形を呈する形状をなしている。
時期信号発生コイル6などのコイル類との対向面
を広くし、しかも前記空間gが十分広くなるよう
に船形を呈する形状をなしている。
10は前記空間gのうち対角線上にある一対の
空間gと対応するように、前記台板7に穿設され
た一対の取付け用の長孔であり、その長手方向は
フライホイール1の周方向と一致するように形成
され、この長孔10を通つてクランクケース9に
ねじ込まれた前記ねじ8により台板7は回動可能
に締め付け固定される。そして、この長孔10と
対応するフライホイール1の正面部の部位には前
記ドライバー4を挿入するためのドライバー挿通
孔1bが穿設されている。
空間gと対応するように、前記台板7に穿設され
た一対の取付け用の長孔であり、その長手方向は
フライホイール1の周方向と一致するように形成
され、この長孔10を通つてクランクケース9に
ねじ込まれた前記ねじ8により台板7は回動可能
に締め付け固定される。そして、この長孔10と
対応するフライホイール1の正面部の部位には前
記ドライバー4を挿入するためのドライバー挿通
孔1bが穿設されている。
11は台板7の周辺部に形成した調整用の切欠
であり、クランクケース9上に突設された突子1
2と対応した位置に設けられている。そして、こ
の切欠11はねじ8が緩められているときにドラ
イバー4の先端を入れて抉ると、台板7の回動を
容易に行い得るようにするものである。
であり、クランクケース9上に突設された突子1
2と対応した位置に設けられている。そして、こ
の切欠11はねじ8が緩められているときにドラ
イバー4の先端を入れて抉ると、台板7の回動を
容易に行い得るようにするものである。
さて、上記のような構造をもつフライホイール
マグネトーの点火時期調整を行う場合、すなわち
フライホイール1と点火時期信号発生コイル6と
の相対位置を変える場合について説明する。
マグネトーの点火時期調整を行う場合、すなわち
フライホイール1と点火時期信号発生コイル6と
の相対位置を変える場合について説明する。
まず、フライホイール1の挿通孔1bからマグ
ネツト3間の空間gを通したドライバー4にて、
台板7を内燃機関のクランクケース9に固定して
いるねじ8を緩める。次いで、ドライバー4等の
先端を切欠11に差し込み、突子12を支点にし
て抉ることにより台板7は所望の角度だけ回動調
節される。その後、ドライバー4によりねじ8を
締め直せばこの作業は完了する。
ネツト3間の空間gを通したドライバー4にて、
台板7を内燃機関のクランクケース9に固定して
いるねじ8を緩める。次いで、ドライバー4等の
先端を切欠11に差し込み、突子12を支点にし
て抉ることにより台板7は所望の角度だけ回動調
節される。その後、ドライバー4によりねじ8を
締め直せばこの作業は完了する。
なお、以上の説明は点火時期信号発生コイルを
使用した無接点点火方式による例を示したが、こ
の考案はコンタクトブレーカ点火方式のフライホ
イールマグネトーについても同様に実施できる。
使用した無接点点火方式による例を示したが、こ
の考案はコンタクトブレーカ点火方式のフライホ
イールマグネトーについても同様に実施できる。
すなわち、第4図に正面図で示す実施例に基づ
いて説明する。この図においてはコンタクトブレ
ーカ21が示され、フライホイール1に穿設した
調整用のドライバー4挿通孔1bが前記実施例に
示したものより大きく穿設されている。その他の
点においては前記実施例と同様に構成されている
ため、前記実施例と同一部分には同一符号を付し
その詳細な説明は省略する。
いて説明する。この図においてはコンタクトブレ
ーカ21が示され、フライホイール1に穿設した
調整用のドライバー4挿通孔1bが前記実施例に
示したものより大きく穿設されている。その他の
点においては前記実施例と同様に構成されている
ため、前記実施例と同一部分には同一符号を付し
その詳細な説明は省略する。
以上説明したように、この考案の調整構造によ
れば、内燃機関のクランクケースに取付けられる
台板の固定位置が台板の調整回動中心から外方に
離れて位置するため、装置として受ける外力のう
ち避けられない振動に対しても強固き固定される
ことになる。
れば、内燃機関のクランクケースに取付けられる
台板の固定位置が台板の調整回動中心から外方に
離れて位置するため、装置として受ける外力のう
ち避けられない振動に対しても強固き固定される
ことになる。
さらに、台板の位置調整のために挿入されるド
ライバーはマグネツト端面間の比較的磁力の影響
を受け難い空間に挿通されることになり、また例
えマグネツトの磁力の影響を受けたとしてもマグ
ネツトの端面間とフライホイールの内周壁面とで
囲まれた空間で挿入案内されるため、調節作業が
容易になる効果がある。
ライバーはマグネツト端面間の比較的磁力の影響
を受け難い空間に挿通されることになり、また例
えマグネツトの磁力の影響を受けたとしてもマグ
ネツトの端面間とフライホイールの内周壁面とで
囲まれた空間で挿入案内されるため、調節作業が
容易になる効果がある。
第1図はこの考案に係る点火時期調整構造を点
火時期信号発生コイルを使用した無接点点火方式
に実施したフライホイールマグネトーの正面図、
第2図は第1図の−線断面図、第3図は同じ
く台板の一部を示す正面図、第4図はコンタクト
ブレーカ点火方式に実施したフライホイールマグ
ネトーの正面図である。 1……フライホイール、1a……内周壁面、1
b……挿通孔、2……駆動軸、3……マグネツ
ト、5……発電コイル、6……点火時期信号発生
コイル、7……台板、8……ねじ、9……クラン
クケース、10……長孔、g……空間。
火時期信号発生コイルを使用した無接点点火方式
に実施したフライホイールマグネトーの正面図、
第2図は第1図の−線断面図、第3図は同じ
く台板の一部を示す正面図、第4図はコンタクト
ブレーカ点火方式に実施したフライホイールマグ
ネトーの正面図である。 1……フライホイール、1a……内周壁面、1
b……挿通孔、2……駆動軸、3……マグネツ
ト、5……発電コイル、6……点火時期信号発生
コイル、7……台板、8……ねじ、9……クラン
クケース、10……長孔、g……空間。
Claims (1)
- 内燃機関の駆動軸に固定されるフライホイール
の内周壁面にはフライホイールの径方向に着磁さ
れた複数個のマグネツト固設し、このマグネツト
と協働して内燃機関を点火する点火コイル類を保
持する台板をねじによりクランクケースに固定す
るフライホイールマグネトーにおいて、前記マグ
ネツトの内、隣接するマグネツトの端面間とフラ
イホイールの内周壁面とにより囲まれる空間を前
記ねじの頭より広くし、また前記台板において前
記空間と対応する部位にはフライホイールの周方
向を長手方向とする取付用の長孔を穿設し、さら
にフライホイールの正面部において前記長孔と対
応する部位にはドライバー挿通孔を穿設したフラ
イホイールマグネトーの点火時期調整構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12871777U JPS6128056Y2 (ja) | 1977-09-24 | 1977-09-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12871777U JPS6128056Y2 (ja) | 1977-09-24 | 1977-09-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5454747U JPS5454747U (ja) | 1979-04-16 |
JPS6128056Y2 true JPS6128056Y2 (ja) | 1986-08-20 |
Family
ID=29092679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12871777U Expired JPS6128056Y2 (ja) | 1977-09-24 | 1977-09-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6128056Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0143465Y2 (ja) * | 1984-11-02 | 1989-12-18 | ||
JP2507113Y2 (ja) * | 1990-06-22 | 1996-08-14 | 株式会社三ッ葉電機製作所 | 磁石発電機 |
-
1977
- 1977-09-24 JP JP12871777U patent/JPS6128056Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5454747U (ja) | 1979-04-16 |
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