JPH044968Y2 - - Google Patents

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JPH044968Y2
JPH044968Y2 JP13996586U JP13996586U JPH044968Y2 JP H044968 Y2 JPH044968 Y2 JP H044968Y2 JP 13996586 U JP13996586 U JP 13996586U JP 13996586 U JP13996586 U JP 13996586U JP H044968 Y2 JPH044968 Y2 JP H044968Y2
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support plate
timing pulley
cam timing
camshaft
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関のクランク角検出装置に関す
る。
〔従来の技術〕
燃料噴射制御、点火時期制御その他の制御を行
なう場合に各気筒の現在のクランク角やクランク
シヤフトの回転数を検出しなければならない場合
がある。そのために従来よりクランクシヤフトの
1/2の速度で回転するカムシヤフトの回転角度位
置を検出するようにしたクランク角検出装置が用
いられている。このようなクランク角検出装置は
通常、例えば実開昭60−189813号公報或いは特開
昭60−256009号公報に記載されているようにカム
タイミングプーリの内側にカムタイミングプーリ
と共に回転するシグナルシヤツタを配置し、検出
素子をシグナルシヤツタのスリツトに対面可能な
ようにシグナルシヤツタに近接配置すると共に検
出素子を機関本体に位置調節可能に固定するよう
にしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながらこのようなクランク角検出装置で
は検出素子の調節手段がカムタイミングプーリよ
りも奥まつたところに位置するので検出素子の調
節がやりにくいという問題がある。また、製造誤
差によりカムシヤフトと検出素子取付け位置の距
離、シグナルシヤツタ自体の寸法等がばらついた
場合にはシグナルシヤツタと検出素子が接触し、
検出素子が破損するという問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために本考案によれば複
数個のスリツトを具えかつカムタイミングプーリ
と共に回転するシグナルシヤツタをカムタイミン
グプーリの一側に配置し、検出素子をスリツトに
対面可能なようにシグナルシヤツタに近接配置し
た内燃機関のクランク角検出装置において、カム
タイミングプーリの外側にシグナルシヤツタを配
置し、カムタイミングプーリの外側にカムシヤフ
トと共軸でかつカムシヤフトに一体的に結合した
軸受部を形成し、検出素子を担持した検出素子担
持板を軸受部に回転自由に挿着して検出素子担持
板を軸受部により支承し、検出素子担持板と機関
本体固定部間に検出素子担持板の回り止め装置を
設けている。
〔実施例〕
第1図を参照すると、1は機関本体、2は機関
本体1上において回転可能に支承されたカムシヤ
フト、3はカムシヤフト2の端部に嵌着固定され
たカムタイミングプーリ、4はカムタイミングプ
ーリ3の外側に配置されかつカムタイミングプー
リ3に嵌着固定されたロータプレートを夫々示
す。カムタイミングプーリ3はノツクピン5によ
りカムシヤフト2に対して位置決めされ、ロータ
プレート4はカムタイミングプーリ3に対してノ
ツクピン6により位置決めされる。これらカムタ
イミングプーリ3およびロータプレート4はロー
タプレート4の中心軸線上を貫通するボルト7に
よつて一緒にカムシヤフト2の端部に固締され
る。
ロータプレート4の外側壁面上には環状をなす
コ字形断面形状のシグナルシヤツタ8が固定され
る。第1図および第3図に示されるようにシグナ
ルシヤツタ8はカムシヤフト2の回転軸線を中心
とする円筒状の外筒9と、カムシヤフト2の回転
軸線を中心とする円筒状の内筒10と、これら外
筒9と内筒10の内端部を橋絡する橋絡部11と
により構成される。橋絡部11の背面にはロータ
プレート4内を貫通する複数個の突起12が一体
形成され、各突起12の突出先端部をかしめるこ
とによつてシグナルシヤツタ8がロータプレート
4に固定される。第3図に示されるように外筒9
には等角度間隔で配置されかつ15度の角度範囲に
亘つて延びる12個のスリツト13が形成され、内
筒10には180度の角度範囲に亘つて延びるスリ
ツト14が形成される。
再び第1図を参照すると、ロータプレート4の
外側壁面中央部には外方に向けて突出する円筒状
の軸受部15が一体形成され、ボルト7はこの軸
受部15内を貫通する。この軸受部15はカムシ
ヤフト2と共軸的に配置され、カムシヤフト2に
一体的に結合される。第1図に示す実施例では軸
受部15はロータプレート4上に一体形成されて
いるがロータプレート4に軸受部15を設けずに
この軸受部15をカムタイミングプーリ3上に一
体形成してロータプレート4を軸受部15上に嵌
着することもできるし、ロータプレート4に軸受
部15を設けずにカムシヤフト2の端部をロータ
プレート4から突出させ、カムシヤフト2の突出
端部を軸受部15とすることもできる。いずれの
場合であつても軸受部15がカムシヤフト2に一
体的に結合されていることには変りがない。
軸受部15には玉軸受16のインナーレース1
7が嵌着され、玉軸受16のアウターレース18
には検出素子担持板19が嵌着される。検出素子
担持板19の全重量は玉軸受16を介して軸受部
15のみによつて支持されており、従つて検出素
子担持板19は軸受部15の回りを自由に回転す
ることができる。第1図および第2図に示される
ようにカムタイミングプーリ3の上方にはカムタ
イミングプーリ3を覆うようにブラケツト20が
固定配置され、このブラケツト20はボルト21
によつて機関本体1に固締される。ブラケツト2
0には検出素子担持板19の円周方向に変位可能
なように調節ねじ22が螺着され、調節ねじ22
の円筒状大径部22aには下方に垂下するレバー
23が嵌着される。レバー23の下端部には上下
方向に長い長穴24が形成され、この長穴24内
には検出素子担持板19の上端部外側壁面上に螺
着されたねじ25の円筒状大径部25aが嵌着さ
れる。一方、ブラケツト20にはピン26が固定
され、このピン26とねじ25間に引張りばね2
7が張設される。レバー23はこの引張りばね2
5のばね力によつて常時調節ねじ22の拡大頭部
に圧接せしめられる。一方、ねじ25の円筒状大
径部25aはレバー23に対して上下方向に自由
に移動することができるが水平方向に移動するこ
とはできない。従つて前述したように検出素子担
持板19は軸受部15に対して自由に回転するこ
とができるがねじ25によつて回転運動が阻止さ
れている。即ち、調節ねじ22、レバー23、長
孔24およびねじ25は検出素子担持板19の回
転運動を阻止する回り止め装置を形成している。
なお、調節ねじ22を回すと検出素子担持板19
が回転することは云うまでもない。
一方、検出素子担持板19の下部には検出素子
ホルダ28がボルト28aによつて固締される。
この検出素子ホルダ28には内筒10を受容する
溝29と、外筒9を受容する溝30とが形成され
る。溝29は内筒10の厚みよりもわずかばかり
広い巾を有し、内筒10は溝29の内壁面と接触
しないように配置される。一方、溝30は外筒9
の厚みよりもわずかばかり広い巾を有し、外筒9
は溝30の内壁面と接触しないように配置され
る。溝29の互いに対向する内壁面上には内筒1
0に形成されたスリツト14(第3図)と対面可
能なように永久磁石31とホール素子32が配置
され、溝30の互いに対向する内壁面上にも外筒
9に形成されたスリツト13(第3図)と対面可
能なように永久磁石33とホール素子34が配置
される。ホール32,34は磁界が作用すると出
力電圧を発生する。従つて各ホール素子32,3
4が対応するスリツト14,13と対面している
ときには永久磁石31,33による磁界が各ホー
ル素子32,34に作用するために各ホール素子
32,34の出力電圧は高レベルとなり、一方各
ホール素子32,34が内筒10或いは外筒9に
対面しているときには内筒10或いは外筒9によ
つて永久磁石31,33による磁界が遮蔽される
ために各ホール素子32,34の出力電圧は低レ
ベルとなる。従つてカムシヤフト2がクランクシ
ヤフトの1/2の速度で回転することを考えると内
筒10に対面したホール素子32の出力電圧は第
4図Aに示すようにクランク角度CAが360度毎に
高レベルとなり、外筒9に対面したホール素子3
4の出力電圧は第4図Bに示すようにクランク角
度CAが30度毎に高レベルとなる。従つてホール
素子32の出力電圧から上死点を検出することが
でき、ホール素子34の出力電圧からクランク角
を検出することができる。なお、検出素子として
は永久磁石31,33とホール素子32,34と
の組合せに代えて、ホトダイオードとホトトラン
ジスタの組合せ、或いは電磁ピツクアツプ等の他
の検出素子を使用することができる。
検出素子としてどのような形式の検出素子を用
いても検出精度を高めるには検出素子を内筒10
および外筒9にできるだけ近づけることが必要で
あり、従つて検出素子が内筒10或いは外筒9と
接触する危険性が必然的に生じてくる。ところが
本考案では第1図に示すように永久磁石31,3
3およびホール素子32,34からなる検出素子
が玉軸受16の転動接触部を含む平面a内に配置
されているので、たとえアウタレース18がイン
ナーレース17に対して傾斜したとしても永久磁
石31,33と内筒10、外筒9間の距離はほと
んど変化せず、ホール素子32,34と内筒1
0、外筒9の距離はほとんど変化しない。従つて
永久磁石31,33、ホール素子32,34が内
筒10、外筒9と接触する危険性がないので永久
磁石31,33、ホール素子32,34が破損す
るのを阻止することができる。
内筒10、外筒9に対する永久磁石31,3
3、ホール素子32,34の位置調整はブラケツ
ト20に螺着された調整ねじ22によつて行なわ
れる。この調節ねじ22はカムタイミングプーリ
3の外方に配置されているので調節ねじ22を容
易に操作することができ、斯くして永久磁石3
1,33、ホール素子32,34の位置調節が極
めて容易であるという利点がある。また、カムタ
イミングプーリ3の外側に板状の検出素子担持板
19を取付けただけなのでクランク角検出装置の
軸方向長さが短かく、従つて狭いエンジンルーム
内にも容易に配置することができる。また、軸方
向長さが短かいために振動が発生する危険性はな
く、従つて高速機関にも適用することが可能であ
る。更に、検出素子担持板19は単に玉軸受16
に嵌着するだけで組付けることができるので検出
素子担持板19の取付けが容易なばかりでなく、
また検出素子担持板19は軸受部15のみによつ
て支承されているので検出素子担持板19を取付
けることによつて検出素子担持板19或いは軸受
部15に過度な応力が発生することがなく、従つ
てすぐれた耐久性を有することになる。
〔考案の効果〕
カムタイミングプーリの前方において検出素子
の位置調節が可能であるので検出素子の位置調整
を極めて容易に行なうことができる。また、クラ
ンク角検出装置の軸方向長さが短かいために狭い
エンジンルーム内にも容易に配置できるばかりで
なく、振動が発生する危険性がないために高速機
関にも適用可能である。また、検出素子担持板の
取付が容易なばかりでなく、検出素子担持板およ
び軸受部に過度な応力が発生しないのですぐれた
耐久性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の−線に沿つてみたクラン
ク角検出装置およびその周囲の側面断面図、第2
図はクランク角検出装置の正面図、第3図はシグ
ナルシヤツタの斜視図、第4図はホール素子の出
力電圧を示す線図である。 2……カムシヤフト、3……カムタイミングプ
ーリ、8……シグナルシヤツタ、13,14……
スリツト、15……軸受部、19……検出素子担
持板、31,33……永久磁石、32,34……
ホール素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個のスリツトを具えかつカムタイミングプ
    ーリと共に回転するシグナルシヤツタをカムタイ
    ミングプーリの一側に配置し、検出素子を該スリ
    ツトに対面可能なようにシグナルシヤツタに近接
    配置した内燃機関のクランク角検出装置におい
    て、カムタイミングプーリの外側にシグナルシヤ
    ツタを配置し、カムタイミングプーリの外側にカ
    ムシヤフトと共軸でかつカムシヤフトに一体的に
    結合した軸受部を形成し、上記検出素子を担持し
    た検出素子担持板を該軸受部に回転自由に挿着し
    て該検出素子担持板を該軸受部により支承し、該
    検出素子担持板と機関本体固定部間に検出素子担
    持板の回り止め装置を設けた内燃機関のクランク
    角検出装置。
JP13996586U 1986-09-13 1986-09-13 Expired JPH044968Y2 (ja)

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JP13996586U JPH044968Y2 (ja) 1986-09-13 1986-09-13

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JP13996586U JPH044968Y2 (ja) 1986-09-13 1986-09-13

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JPS6348110U JPS6348110U (ja) 1988-04-01
JPH044968Y2 true JPH044968Y2 (ja) 1992-02-13

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