JP3040654B2 - 回転センサ - Google Patents

回転センサ

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JP3040654B2
JP3040654B2 JP6068781A JP6878194A JP3040654B2 JP 3040654 B2 JP3040654 B2 JP 3040654B2 JP 6068781 A JP6068781 A JP 6068781A JP 6878194 A JP6878194 A JP 6878194A JP 3040654 B2 JP3040654 B2 JP 3040654B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B1/00Engines characterised by fuel-air mixture compression
    • F02B1/02Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
    • F02B1/04Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder

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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カムシャフトなどの回
転軸に取り付けられてその回転軸の回転状態に関する電
気信号を出力する回転センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ガソリンエンジンの点火装置にお
いて、スパークプラグへ高電圧を分配するディストリビ
ュータを使用しないものが普及してきている。そのよう
な点火装置においては、点火時期を決定するための、気
筒判別信号、クランク角度基準位置信号、及びエンジン
回転数信号を出力するカムポジションセンサが使用され
る。このようなカムポジションセンサにあっては、電磁
式のものが一般的であり、電磁式のカムポジションセン
サでは、それぞれの信号用のタイミングロータをカムシ
ャフトに連結し、それらのタイミングロータと所定のギ
ャップをあけて配設したピックアップから上記信号を得
るように構成されている。電磁式と同様な構成のものと
して、特開平3−12501号公報の回転角を測定する
測定装置のように、回転軸の端部に取り付けられる強磁
性材料のスリーブ体の内側にセンサコイルを配設する構
成のものも知られている。
【0003】上記した電磁式のカムポジションセンサに
あって、例えば4気筒エンジンに取り付けられるものの
場合、ピックアップコイルを巻回する鉄心は、タイミン
グロータ内面に90°づつ離間して形成された回転角の
検出のための突起にそれぞれの端部が対向するように構
成され、タイミングロータの突起が一方の端部を通過す
る毎にピックアップコイルに電圧が発生するものであ
る。そして、鉄心の一方の端部が任意の突起に対向する
と、他方の端部が前記突起から180°離間した突起と
対向し、鉄心とタイミングロータとにより閉磁路が形成
され、ピックアップコイルに発生する誘導磁気を増加さ
せるものとなり、センサ出力電圧が大きくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した4
気筒エンジン用のカムポジションセンサにおけるピック
アップの構造は、一般的には気筒数が変わっても同じも
のである。すなわち、端部同士が180°離間している
鉄心と、一方の端部の近傍に巻回されるピックアップコ
イルとを具備してなる構造で、偶数気筒数のエンジンに
おいては、上記したように、ピックアップの一方の端部
と他方の端部と2つの突起とが一直線上に並び、誘導磁
気を増加させる。
【0005】しかしながら、3気筒エンジンにおいて
は、前記突起が120°毎に形成されるもので、一方の
端部が3つの内の一つの突起と対向しても、他方の端部
は他の突起と対向するものではない。このことは逆の場
合も同じで、他方の端部が突起と対向した状態で、一方
の端部は他の突起とは対向していない。したがって、図
6に示すように、センサ出力電圧が大きくならず、しか
も、他方の端部が突起と対向した状態では、上記した信
号とならない無用な電圧が誘起されて、正常な出力電圧
に対してノイズとなるものであり、耐ノイズ性能を低下
させている。
【0006】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る回転センサは、筒体内周面
に複数の回転角検出用突起が所定角度離間して形成され
回転軸の一方の端部に取り付けられるシグナルロータ
と、該シグナルロータの回転角検出用突起の内接円内側
に非接触状態で配置される電磁ピックアップとを備えて
なり、電磁ピックアップが、一方の端部が前記回転角検
出用突起の任意の1つに対向した際に前記所定角度の整
数倍の角度を形成して屈曲する一方の端部の延長線上に
位置して他の回転角検出用突起に他の端部が対向する鉄
心と、該鉄心に巻回されるコイルと、前記コイルを貫通
する磁力線を発生する磁石とを具備してなることを特徴
とする。
【0008】
【作用】このような構成のものであれば、電磁ピックア
ップの鉄心が、そのそれぞれの端部を一直線上に位置さ
せずに、所定の角度の正数倍の角度を形成して屈曲して
いるので、シグナルロータが回転してその一方の端部が
回転角検出用突起と対向した時点で、他方の端部は他の
回転角検出用突起と対向する。つまり、鉄心のそれぞれ
の端部は、別個の回転角検出用突起と対向するもので、
鉄心とシグナルロータとで閉磁路が形成される。これに
よって、磁石から発生する磁力線は鉄心の中を通り、一
方の端部から回転角検出用突起に至り、シグナルロータ
内を経て他の回転角検出用突起から他方の端部を介して
再び鉄心内を貫通する。したがって、コイルに誘起され
る誘導磁気が増加されるものとなり、電磁ピックアップ
の出力電圧が大きくなり、SN比の高いものにすること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1に示すカム回転センサ100は、自動車
用の3気筒エンジン1に適用されるもので、筒体21内
周面21aに複数の回転角検出用突起22が所定角度α
離間して形成され回転軸たる後述の吸気弁駆動カムシャ
フト11の一方の端部に取り付けられるシグナルロータ
2と、該シグナルロータ2の回転角検出用突起22の内
接円内側に非接触状態で配置される電磁ピックアップ3
とを備えている。この実施例におけるカム回転センサ1
00は、ディストリビュータのない点火システムに必要
な、例えば気筒判別信号及びクランク角度基準位置信号
を出力するものである。また、このカム回転センサ10
0が取り付けられるエンジン1は、3気筒のダブルオー
バーヘッドカムシャフト(DOHC)式のもので、吸気
弁駆動カムシャフト11の一方の端部のカムシャフト駆
動用のスプロケットが収容される空間部分を利用して取
り付けられるものである。具体的には、このDOHCエ
ンジンでは、排気弁駆動カムシャフトの一方端にスプロ
ケットが固定され、そのスプロケットがクランク軸との
間に張架されたチェーンによって駆動されるようになっ
ている。
【0010】吸気弁駆動カムシャフト11と排気弁駆動
カムシャフトとは、シリンダヘッド12のスプロケット
室13に近接するスペースに設置されるギヤにより相互
に逆方向に回転するように構成され、シリンダヘッド1
2の上部に形成された軸受部14により回転可能に軸支
される。この軸受部14は、カムシャフトベアリングキ
ャップ14aが取り付けられてカム軸軸支孔14bを形
成する。カム軸軸支孔14bの内周面は、回転センサで
あるカム回転センサ100の電磁ピックアップ3を取り
付ける、シリンダヘッド12の側壁15に設けられた取
付部16とキャップ17とで形成されるセンサ取付孔1
8と同軸に加工される。したがって、カム軸軸支孔14
bと電磁ピックアップ3の取付のための開口部となるセ
ンサ取付孔18とは、同軸上に形成されることになる。
この取付部16は、吸気弁駆動カムシャフト11の軸受
部14を加工する場合に必要となる半円形の切欠を利用
しているもので、吸気弁駆動カムシャフト11の端部に
対向しているスプロケット室13外側側面であるシリン
ダヘッド12の側面15に設けられる。したがって、吸
気弁駆動カムシャフト11のシグナルロータ1の取り付
けられる一方の端部に対向する側壁15に設けられるも
のである。
【0011】シグナルロータ2は、ボス付きの円筒形の
筒体21の内周面に、エンジン100の気筒数に応じ
て、その筒体21の周方向に所定角度α離れて、軸方向
に条状に突出した回転角検出用突起22が形成され、吸
気弁駆動カムシャフト11の一方の端部に取り付けられ
る。この実施例では、回転角検出用突起22は気筒数に
合わせて120°毎に3条設けられており、さらにクラ
ンク角度基準信号のための突条23が設けられている。
このような形状のシグナルロータ2は、吸気弁駆動カム
シャフト11の一方の端部に取り付けられ、シリンダヘ
ッド12のスプロケット室13内における、シャフト駆
動用のスプロケットに対向する場所であるデッドスペー
スに配設されることになる。したがって、その外径は、
デッドスペースに収容できる大きさであればよく、特別
に厳しい制約を受けるものではない。また、その筒体2
1内部における、回転角検出用突起22の先端に内接す
る円の大きさ、つまり実質的な内径寸法は、電磁ピック
アップ3の外径に径方向のクリアランスを加えた大きさ
にしてある。回転角検出用突起22を除いた筒体21内
部の形状については、特に規定しないが、電磁ピックア
ップ3が回転角検出用突起22の位置で最大となる電気
信号を出力するように形成すればよい。
【0012】電磁ピックアップ3は、一方の端部が回転
角検出用突起22の任意の1つに対向した際に所定角度
αの整数倍の角度を形成して屈曲する一方の端部31a
の延長線上に位置して他の回転角検出用突起22に他の
端部31bが対向する鉄心31と、該鉄心31に巻回さ
れるコイル32と、前記コイル32を貫通する磁力線を
発生する磁石33とを具備してなる。この実施例におけ
る電磁ピックアップ3は、例えば、磁力線を透過する合
成樹脂製の円筒からなるケース34内に、コイル32を
巻回した磁石33付の鉄心31を内設したもので、ケー
ス34後端に設けられたフランジ34aから出力電圧を
取り出せるようになっている。
【0013】鉄心31は、あらかじめその両端部が12
0°の角度を形成して屈曲した位置になるように成形し
たフェライトの薄板を積層してなるもので、その一方の
端部31aが回転角検出用突起22の幅と略同一の幅に
形成してあり、他方の端部31bは磁石33の大きさと
合わせて幅広く形成されている。電磁ピックアップ3が
シグナルロータ2内に納められた際に、一方の端部31
aと回転角検出用突起22との一方の間隙は、ケース3
4の円筒の厚みとケース34と回転角検出用突起22と
のクリアランスとの和よりわずかに大きい距離に設定
し、他方の端部31bとの他方の間隙は、一方の間隙の
例えば約1〜4倍程度に設定する。この他方の間隙は、
その寸法が前記の数値以上に大きくなると閉磁路が形成
し難くなるので好ましくない。
【0014】コイル32は、鉄心31の一方の端部31
a側にボビンを介して巻回されており、その下側に磁石
33が取り付けられている。コイル32及び磁石33に
ついては、従来と同様な構造で鉄心31に取り付けられ
るものであってよい。
【0015】また、ケース34の外周面には、取付部分
のシール性を維持する目的と、電磁ピックアップ3の取
付微調整の際の軸線の傾き防止の目的で、Oリングシー
ル5が装着される2条の溝34bが軸方向に離間して形
成されている。この電磁ピックアップ3は、図に示すよ
うに、シリンダヘッド12の側壁15にフランジ34a
の下端側に穿設された取付調整孔に挿入された1本のボ
ルト6で固定されており、このボルト6をゆるめて微調
整を行うことができるようになっている。
【0016】以上の構成において、センサ取付孔18と
カム軸軸支孔14bとが同軸に加工され、吸気弁駆動カ
ムシャフト2が組み付けられる際にカム回転センサ10
0の組み付けが実施される。組み付けは、まず、吸気弁
駆動カムシャフト11の一方の端部にシグナルロータ2
を圧入して取り付け、そのシグナルロータ2が取り付け
られた吸気弁駆動カムシャフト11を、シリンダヘッド
12の軸受部14に載置し、各軸受部14にカムシャフ
トベアリングキャップ14aを固定してシリンダヘッド
12に回転可能に取り付ける。シグナルロータ2を取り
付ける場合、回転角検出用突起22により電磁ピックア
ップ3から出力される出力電圧が異なるので、吸気弁駆
動カムシャフト11の基準となる回転位置と、基準とな
る回転角検出用突起22とを、正確に位置あわせを行っ
て圧入する。次に、シリンダヘッド12の取付部16に
キャップ13を固定し、センサ取付孔18を形成する。
電磁ピックアップ3は、センサ取付孔18に取り付ける
前に、ケース34の溝34bにOリングシール5を装着
しておき、フランジ34aの取付調整孔を下にしてセン
サ取付孔18に装入する。そして、取付調整孔41dに
ボルト6を挿入して仮止めしておく。
【0017】このようにしてカム回転センサ100の組
み付けが完了した後、エンジンが組み立てられ、運転さ
れると、電磁ピックアップ3から出力される出力電圧を
観測しながら、電磁ピックアップ3を左右いずれかの方
向に回転させて、シグナルロータ2のいずれか1つの回
転角検出用突起22が電磁ピックアップ3内部の鉄心3
1の一方の端部31aと対向するタイミングを調整す
る。この場合、鉄心31の一方の端部31aが回転角検
出用突起22と対向すると、その他方の端部31bも他
の回転角検出用突起22と対向する。このため、磁石3
3から発した磁力線は、コイル32の巻回してある鉄心
31の部分を透過し、一方の端部31aからギャップを
介してシグナルロータ2に進入し、他の回転角検出用突
起22から他方の端部31bを経て再び鉄心31内部に
入り、1つの閉磁路を形成する。このように、閉磁路M
Cが形成されることにより、鉄心31内を透過する誘導
磁気が増加されることとなり、コイル32誘起される誘
導起電力が大きくなり、出力電圧が大きくなる。したが
って、出力電圧とノイズとの比率であるSN比が改善さ
れ、気筒別信号及びクランク角度基準信号を認識し易く
することができる。
【0018】なお、この実施例のカム回転センサ100
は、それ自体のケースとなるものを有しておらず、吸気
弁駆動カムシャフト11にシグナルロータ2を取り付
け、シリンダヘッド12の側壁15に電磁ピックアップ
3を取り付けて形成されるので、カム回転センサ100
自体がシリンダヘッド12内に収納された状態となり、
言い換えれば電磁ピックアップ3のフランジ34a部分
を残してその他の部分がシリンダヘッド12のスプロケ
ット室13のデッドスペース部分に収まるので、エンジ
ン全体の大きさが大きくなるのを抑えることができ、し
かも部品点数を削減することができるので容易にコスト
ダウンすることができる。しかして、電磁ピックアップ
3は、シリンダヘッド12の側壁15に形成され、吸気
弁駆動カムシャフト11のカム軸軸支孔14bと同軸加
工されるセンサ取付孔18に取り付けられるので、シグ
ナルロータ2と電磁ピックアップ3との軸のずれを最少
限にすることができるとともに、電磁ピックアップ3の
鉄心31とシグナルロータ2の回転角検出用突起22の
相対角度を、高精度に直角に保持することができ、した
がって、カム回転センサ100における径方向のクリア
ランスを縮小することができ、磁気により発生する出力
電圧を高くすることができる。
【0019】また、電磁ピックアップ3の取付について
は、2本のOリングシール5を介して行っているので、
吸気弁駆動カムシャフト11の基準位置に対する相対的
な円周方向の取付角度を可変調整する際に、電磁ピック
アップ3がセンサ取付孔18のクリアランス分だけ軸線
から外れて傾斜することが防止でき、クランク軸に対す
る吸気弁駆動カムシャフト11の位相のずれ及び回転角
検出用突起22を有するシグナルロータ2の吸気弁駆動
カムシャフト11に対する位相のずれを容易に補正する
ことができる。さらに、デッドスペースの大きさに合わ
せてシグナルロータ2の外径を大きくすることができ、
そのシグナルロータ2の大きさに合わせて電磁ピックア
ップ3を大きくすることができるので、磁気の変化速度
に比例して発生する出力電圧を高くすることが可能で、
よって回転検出精度を向上させることができる。
【0020】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではない。例えば、上記実施例では、3気筒
エンジンに適用するカム回転センサ100を説明した
が、他の実施例としては、5気筒エンジンに適用し得る
ように、図5に示すような、シグナルロータ2の回転角
検出用突起22を72°毎に円周方向に設け、かつこれ
に対応して鉄心31を例えば144°の角度で屈曲した
形状に形成したものが挙げられる。なお、鉄心31は、
その一方の端部31aが任意の1つの回転角検出用突起
22と対向した際に、他方の端部31b部が他の回転角
検出用突起22と対向すればよいので、例えば屈曲の角
度を72°にしたもの(図中想像線で示す)でもよい
が、この場合は巻回方法に若干の工夫が必要となる。
【0021】また、上記実施例では、カム回転センサ自
体の全体のケースを有していない例を説明したが、シグ
ナルロータと電磁ピックアップとを1つのケース内に収
納して構成するものであってもよい。この場合、シグナ
ルロータを形成する筒体の後面から回転軸をケース外に
突出させ、カム軸等の目的の回転軸に連結し得るように
すればよい。
【0022】さらに、上記実施例ではギヤ駆動方式の3
気筒DOHCエンジンを説明したが、タイミングベルト
のみでそれぞれのカムシャフトを駆動する方式のDOH
CエンジンやSOHCエンジンであってもよい。しかし
て、そのようなエンジンにあっては、カムシャフト端部
に固定される駆動用のスプロケットが固定される端部と
は異なる他方の端部にシグナルロータ2を取り付けるも
のであってもよいが、シグナルロータ2を駆動用スプロ
ケットのシリンダヘッド12の側壁と対向する側面に一
体に形成するものが好ましい。このようなスプロケット
とシグナルロータ2との一体構成にすることにより、上
記実施例と同等の効果が得られるとともに、シグナルロ
ータ2が駆動用のスプロケット8と一体になるので、さ
らに部品点数を削減することができ、それに伴って組付
工数も減少するのでさらなるコストダウンが可能とな
る。
【0023】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、電磁
ピックアップの鉄心31を、シグナルロータの回転角検
出用突起の設置位置に応じて設定される所定の条件を満
たす屈曲形状のものとすることにより、鉄心の一方の端
部が任意の回転角検出用突起と対向した場合に閉磁路が
形成されるので、出力電圧を大きくすることができ、ノ
イズに対して出力信号を認識し易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を組み付けたエンジンの要部
を拡大して示す断面図。
【図2】同実施例を分解して示す斜視図。
【図3】図1のA−A線に沿った端面図。
【図4】同実施例の出力電圧の変化を示す波形図。
【図5】本発明の他の実施例の図3相当図。
【図6】従来例の出力電圧の変化を示す波形図。
【符号の説明】
2…シグナルロータ 3…電磁ピックアップ 11…吸気弁駆動カムシャフト 11a…一方の端部 21…筒体 21a…内周面 22…回転角検出用突起 31…鉄心 31a…一方の端部 31b…他方の端部 32…コイル 33…磁石 α…所定角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 7/00 - 7/34 G01D 5/20 G01D 5/245 G01P 3/488

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒体内周面に複数の回転角検出用突起が所
    定角度離間して形成され回転軸の一方の端部に取り付け
    られるシグナルロータと、該シグナルロータの回転角検
    出用突起の内接円内側に非接触状態で配置される電磁ピ
    ックアップとを備えてなり、 電磁ピックアップが、一方の端部が前記回転角検出用突
    起の任意の1つに対向した際に前記所定角度の整数倍の
    角度を形成して屈曲する一方の端部の延長線上に位置し
    て他の回転角検出用突起に他の端部が対向する鉄心と、
    該鉄心に巻回されるコイルと、前記コイルを貫通する磁
    力線を発生する磁石とを具備してなることを特徴とする
    回転センサ。
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