JP2587499Y2 - カーテンウォールにおける外装パネルのシール構造 - Google Patents
カーテンウォールにおける外装パネルのシール構造Info
- Publication number
- JP2587499Y2 JP2587499Y2 JP1993007928U JP792893U JP2587499Y2 JP 2587499 Y2 JP2587499 Y2 JP 2587499Y2 JP 1993007928 U JP1993007928 U JP 1993007928U JP 792893 U JP792893 U JP 792893U JP 2587499 Y2 JP2587499 Y2 JP 2587499Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exterior panel
- sealing material
- aluminum unit
- sealing
- locking
- Prior art date
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、アルミニウムユニット
によるカーテンウォールにおける外装パネルのシール構
造に関する。
によるカーテンウォールにおける外装パネルのシール構
造に関する。
【０００２】
【従来の技術】カーテンウォールのアルミニウムユニッ
トの目地部における外装パネルとのシール構造を図３を
用いて説明する。図は縦断面図であり、図において、１
は下枠、２は上枠である。アルミニウムユニットの下枠
１の後部には、防水用ガスケット４の係止溝３が形成さ
れている。
トの目地部における外装パネルとのシール構造を図３を
用いて説明する。図は縦断面図であり、図において、１
は下枠、２は上枠である。アルミニウムユニットの下枠
１の後部には、防水用ガスケット４の係止溝３が形成さ
れている。
【０００３】アルミニウムユニットの上枠２の後部に
は、上記防水用ガスケット４の係止溝３と対向する位置
に同様に防水用ガスケット６の係止溝５が形成され、前
部には水密材８の係止材７が形成されており、この係止
材７の立ち上がり部９には排出孔１０があけてある。１
１はアルミニウムユニットに取り付けた外装パネルであ
り、スタッドボルト１２等によってアルミニウムユニッ
トに固定されており、この外装パネル１１とアルミニウ
ムユニットの目地端部はシール材１３でシールされてお
り、アルミニウムユニットと外装パネル１１の間から内
部に雨水が浸入しないようにしてある。
は、上記防水用ガスケット４の係止溝３と対向する位置
に同様に防水用ガスケット６の係止溝５が形成され、前
部には水密材８の係止材７が形成されており、この係止
材７の立ち上がり部９には排出孔１０があけてある。１
１はアルミニウムユニットに取り付けた外装パネルであ
り、スタッドボルト１２等によってアルミニウムユニッ
トに固定されており、この外装パネル１１とアルミニウ
ムユニットの目地端部はシール材１３でシールされてお
り、アルミニウムユニットと外装パネル１１の間から内
部に雨水が浸入しないようにしてある。
【０００４】従って、目地に吹き込んできた雨水や目地
内に入ってしまった雨水や結露水等の係止材の排出孔か
ら排出されてきた排水は上枠の上面からシール材の上面
を通って外装パネルに沿って流出する。
内に入ってしまった雨水や結露水等の係止材の排出孔か
ら排出されてきた排水は上枠の上面からシール材の上面
を通って外装パネルに沿って流出する。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】このような従来技術に
よると、外装パネルとアルミニウムユニットの目地端部
はシール材でシールしてあるが、このシール材は紫外線
と経時変化により劣化し、シール効果が弱ったり全く効
果がなくなったりし、アルミニウムユニットと外装パネ
ルの間から内部に雨水が浸入してくることになる。
よると、外装パネルとアルミニウムユニットの目地端部
はシール材でシールしてあるが、このシール材は紫外線
と経時変化により劣化し、シール効果が弱ったり全く効
果がなくなったりし、アルミニウムユニットと外装パネ
ルの間から内部に雨水が浸入してくることになる。
【０００６】また、それによって浸入してきた水がスタ
ッドボルトの個所や外装パネルとアルミニウムユニット
との接合下端から漏出するために図示する如く、スタッ
ドボルトの周囲および接合下端をシール材で覆う必要が
ある。ところが、このシール材を施すには工場で外装パ
ネルを下にし、スタッドボルトの個所を上にしてシール
材がダレないようにして作業するために大型のアルミニ
ウムユニットを裏返したり戻したりする作業が非常に大
掛かりとなりそれが大きな問題となる。
ッドボルトの個所や外装パネルとアルミニウムユニット
との接合下端から漏出するために図示する如く、スタッ
ドボルトの周囲および接合下端をシール材で覆う必要が
ある。ところが、このシール材を施すには工場で外装パ
ネルを下にし、スタッドボルトの個所を上にしてシール
材がダレないようにして作業するために大型のアルミニ
ウムユニットを裏返したり戻したりする作業が非常に大
掛かりとなりそれが大きな問題となる。
【０００７】また、その際に外装パネルの表面をぶつけ
たり擦ったりして傷を付けてしまうという問題がある。
たり擦ったりして傷を付けてしまうという問題がある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、外装
パネルを取り付けるアルミニウムユニットの外側上部に
係止凹部を形成すると共にこの係止凹部に沿って係止溝
を形成し、この係止凹部の下部に排水孔を設け、この排
水孔を竪枠支持部に設けた排出口に連通させ、上記係止
凹部にシール材を充填してアルミニウムユニットと外装
パネルとの接触端を塞ぐと共に係止溝に水密材を係止
し、この水密材によって上記シール材を覆ったことを特
徴とする。
パネルを取り付けるアルミニウムユニットの外側上部に
係止凹部を形成すると共にこの係止凹部に沿って係止溝
を形成し、この係止凹部の下部に排水孔を設け、この排
水孔を竪枠支持部に設けた排出口に連通させ、上記係止
凹部にシール材を充填してアルミニウムユニットと外装
パネルとの接触端を塞ぐと共に係止溝に水密材を係止
し、この水密材によって上記シール材を覆ったことを特
徴とする。
【０００９】
【作用】以上の構成によると、シール材は水密材によっ
て覆われているために直射日光や風雨が直接当たらない
ことになり、しかも雨水は水密材上を流れて外装パネル
に沿って流出することになる。また、万一シール材が劣
化等してシール効果が完全でなくなり外装パネルとアル
ミニウムユニットとの間に水が浸入した場合、その水は
排水孔を通って排水口から外部に排出されることにな
る。
て覆われているために直射日光や風雨が直接当たらない
ことになり、しかも雨水は水密材上を流れて外装パネル
に沿って流出することになる。また、万一シール材が劣
化等してシール効果が完全でなくなり外装パネルとアル
ミニウムユニットとの間に水が浸入した場合、その水は
排水孔を通って排水口から外部に排出されることにな
る。
【００１０】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面を用いて説明す
る。図１は縦断面図、図２は横断面図であり、図におい
て、１４は下枠、１５は上枠、１６、１７は竪枠であ
る。下枠１４の後部には、防水用ガスケット１９の係止
溝１８が形成されている。
る。図１は縦断面図、図２は横断面図であり、図におい
て、１４は下枠、１５は上枠、１６、１７は竪枠であ
る。下枠１４の後部には、防水用ガスケット１９の係止
溝１８が形成されている。
【００１１】上枠１５の後部には、上記防水用ガスケッ
ト１９の係止溝１８と対向する位置に同様に防水用ガス
ケット２１の係止溝２０が形成され、前部には水密材２
３の係止材２２が形成されており、この係止材２２の立
ち上がり部２４には排水孔２５があけてある。また、先
端にはシール材２７の係止凹部２６を形成し、その下部
には排水孔２８があけてある。さらに、係止凹部２６に
沿って水密材３０の係止溝２９を形成する。
ト１９の係止溝１８と対向する位置に同様に防水用ガス
ケット２１の係止溝２０が形成され、前部には水密材２
３の係止材２２が形成されており、この係止材２２の立
ち上がり部２４には排水孔２５があけてある。また、先
端にはシール材２７の係止凹部２６を形成し、その下部
には排水孔２８があけてある。さらに、係止凹部２６に
沿って水密材３０の係止溝２９を形成する。
【００１２】３１は竪枠支持部３２に設けた排水口であ
り、竪枠に設けた排水パイプ３３に連結してある。３４
はアルミニウムユニットに取り付けた外装パネルであ
り、スタッドボルト３５等によってアルミニウムユニッ
トに固定されており、この外装パネル３４とアルミニウ
ムユニットとの間の上記係止凹部２６にはシール材２７
を充填してシールされ、アルミニウムユニットと外装パ
ネル３４の間から内部に雨水が浸入しないようにしてあ
る。さらに、水密材３０を係止溝２９に嵌めて上記シー
ル材２７を覆うようにしておく。
り、竪枠に設けた排水パイプ３３に連結してある。３４
はアルミニウムユニットに取り付けた外装パネルであ
り、スタッドボルト３５等によってアルミニウムユニッ
トに固定されており、この外装パネル３４とアルミニウ
ムユニットとの間の上記係止凹部２６にはシール材２７
を充填してシールされ、アルミニウムユニットと外装パ
ネル３４の間から内部に雨水が浸入しないようにしてあ
る。さらに、水密材３０を係止溝２９に嵌めて上記シー
ル材２７を覆うようにしておく。
【００１３】以上の構成によると、アルミニウムユニッ
トと外装パネル３４の当接上端部に設けたシール材２７
を水密材３０で覆ってシール材２７に直射日光や風雨が
直接当たらないように保護することになる。また、目地
に吹き込んだ雨水は水密材３０上を流れて外装パネル３
４に沿って流出し、アルミニウムユニット内に浸入した
雨水や結露水等は排水孔２５から流出してやはり水密材
３０上を流れて外装パネル３４に沿って流出することに
なる。
トと外装パネル３４の当接上端部に設けたシール材２７
を水密材３０で覆ってシール材２７に直射日光や風雨が
直接当たらないように保護することになる。また、目地
に吹き込んだ雨水は水密材３０上を流れて外装パネル３
４に沿って流出し、アルミニウムユニット内に浸入した
雨水や結露水等は排水孔２５から流出してやはり水密材
３０上を流れて外装パネル３４に沿って流出することに
なる。
【００１４】また、万一シール材２７が劣化等してシー
ル効果が完全でなくなり外装パネル３４とアルミニウム
ユニットとの間に水が浸入するようになって水が浸入し
た場合、その水は排水孔２８を通って排水口３１から排
水パイプ３３に排出され、室内側には流入しないことに
なる。
ル効果が完全でなくなり外装パネル３４とアルミニウム
ユニットとの間に水が浸入するようになって水が浸入し
た場合、その水は排水孔２８を通って排水口３１から排
水パイプ３３に排出され、室内側には流入しないことに
なる。
【００１５】
【考案の効果】以上詳細に説明した本考案によると、ア
ルミニウムユニットと外装パネルの当接部に設けたシー
ル材を水密材で覆ったことにより、シール材が紫外線の
影響を受けにくくなり耐久性が向上して長期にわたって
アルミニウムユニットと外装パネル枠との間の水密性が
保てる効果を有する。
ルミニウムユニットと外装パネルの当接部に設けたシー
ル材を水密材で覆ったことにより、シール材が紫外線の
影響を受けにくくなり耐久性が向上して長期にわたって
アルミニウムユニットと外装パネル枠との間の水密性が
保てる効果を有する。
【００１６】また、シール材の係止凹部の下部に設けた
排水孔を竪枠支持部の排出口に連通させたことにより、
シール材でシールした個所から水が浸入しても直ちに排
出口より排出されることになり、室内側に水が浸入する
ことがない効果を有する。
排水孔を竪枠支持部の排出口に連通させたことにより、
シール材でシールした個所から水が浸入しても直ちに排
出口より排出されることになり、室内側に水が浸入する
ことがない効果を有する。
【図１】実施例を示す縦断面図である。
【図２】横断面図である。
【図３】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】 １４ 下枠 １５ 上枠 １６、１７ 竪枠 ２６ 係止凹部 ２７ シール材 ２８ 排水孔 ２９ 係止溝 ３０ 水密材 ３１ 排水口 ３２ 竪枠支持部 ３４ 外装パネル
Claims (1)
- 【請求項１】 外装パネルを取り付けるアルミニウムユ
ニットの外側上部に係止凹部を形成すると共にこの係止
凹部に沿って係止溝を形成し、この係止凹部の下部に排
水孔を設け、この排水孔を竪枠支持部に設けた排出口に
連通させ、上記係止凹部にシール材を充填してアルミニ
ウムユニットと外装パネルとの接触端を塞ぐと共に係止
溝に水密材を係止し、この水密材によって上記シール材
を覆ったことを特徴とするカーテンウォールにおける外
装パネルのシール構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993007928U JP2587499Y2 (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | カーテンウォールにおける外装パネルのシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993007928U JP2587499Y2 (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | カーテンウォールにおける外装パネルのシール構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0667626U JPH0667626U (ja) | 1994-09-22 |
| JP2587499Y2 true JP2587499Y2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=18528225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993007928U Expired - Lifetime JP2587499Y2 (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | カーテンウォールにおける外装パネルのシール構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2587499Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP1993007928U patent/JP2587499Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0667626U (ja) | 1994-09-22 |
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