JP2587053Y2 - 防振機構を有する製版機 - Google Patents
防振機構を有する製版機Info
- Publication number
- JP2587053Y2 JP2587053Y2 JP1992089735U JP8973592U JP2587053Y2 JP 2587053 Y2 JP2587053 Y2 JP 2587053Y2 JP 1992089735 U JP1992089735 U JP 1992089735U JP 8973592 U JP8973592 U JP 8973592U JP 2587053 Y2 JP2587053 Y2 JP 2587053Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- elastic material
- frame
- making machine
- plate making
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、平版印刷用製版機の現
像・定着等の処理部から発生する振動の画像露光部への
伝達を遮断する防振機構を有する製版機に関する。
像・定着等の処理部から発生する振動の画像露光部への
伝達を遮断する防振機構を有する製版機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の製版機では、製版機の中に製版機
のフレームに振動を伝達してしまう振動源、例えば現像
・定着処理部のモータ,現像処理部のポンプモータ等が
あったが多くの場合にこのような振動は無視できるもの
として問題にされていなかった。しかしながら、画像の
露光中に露光部に微小な振動が伝達されてもそれが画像
に影響を与えるので、高分解能を必要とする場合では例
えば振動を発生する現像処理部の駆動を停止し画像の露
光を行わなければならなかった。そのため、従来の製版
装置で高品質の画像を得るためには、画像の露光中は振
動発生源の動作を停止するというような対策が行われて
いた。
のフレームに振動を伝達してしまう振動源、例えば現像
・定着処理部のモータ,現像処理部のポンプモータ等が
あったが多くの場合にこのような振動は無視できるもの
として問題にされていなかった。しかしながら、画像の
露光中に露光部に微小な振動が伝達されてもそれが画像
に影響を与えるので、高分解能を必要とする場合では例
えば振動を発生する現像処理部の駆動を停止し画像の露
光を行わなければならなかった。そのため、従来の製版
装置で高品質の画像を得るためには、画像の露光中は振
動発生源の動作を停止するというような対策が行われて
いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】振動源となる現像・定
着等の処理部の振動の伝達を抑圧し、画像露光中であっ
ても現像・定着等の処理部を実行することができれば製
版機の処理能力を向上させることができる。本考案の目
的は、平版印刷用製版機の現像・定着等の処理部から発
生する振動の発生の画像露光部への伝達を遮断する防振
機構を有する製版機を提供することにある。
着等の処理部の振動の伝達を抑圧し、画像露光中であっ
ても現像・定着等の処理部を実行することができれば製
版機の処理能力を向上させることができる。本考案の目
的は、平版印刷用製版機の現像・定着等の処理部から発
生する振動の発生の画像露光部への伝達を遮断する防振
機構を有する製版機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本考案による防振機構を有する製版機は本体フレーム
内に画像露光部が設けられている製版機において、振動
発生源であるモータを含む処理部を前記フレームに防振
材を介して接続し、感光処理と平行して前記処理部を作
動可能にし、前記防振材は、コルゲート構造を有するゴ
ム性の弾性材であり前記処理部のベースを前記弾性材を
介して前記フレームにのせ、フランジを有するゴム性の
円筒弾性材の端部を前記フレームに突き当て、前記フラ
ンジで前記処理部を押さえ、該円筒弾性材にネジ材を通
しナットで締め付けることにより前記ベースをフレーム
に固定した構成としてある。また、本考案は、本体フレ
ーム内に画像露光部が設けられている製版機において、
振動発生源であるモータを含む処理部を前記フレームに
防振材を介して接続し、感光処理と平行して前記処理部
を作動可能にし、前記防振材は、コルゲート構造を有す
るゴム性の弾性材であり、ガイドを取り付けたブラケッ
トを前記弾性材を介して前記フレームにのせ、フランジ
を有するゴム性の円筒弾性材の端部を前記フレームに突
き当て、前記フランジで前記ブラケットを押さえ、該円
筒弾性材にネジ材を通しナットで締め付けることにより
前記ブラケットをフレームに固定し、前記処理部のベー
スを前記ガイドにスライド可能に取り付けた構成として
ある。
に本考案による防振機構を有する製版機は本体フレーム
内に画像露光部が設けられている製版機において、振動
発生源であるモータを含む処理部を前記フレームに防振
材を介して接続し、感光処理と平行して前記処理部を作
動可能にし、前記防振材は、コルゲート構造を有するゴ
ム性の弾性材であり前記処理部のベースを前記弾性材を
介して前記フレームにのせ、フランジを有するゴム性の
円筒弾性材の端部を前記フレームに突き当て、前記フラ
ンジで前記処理部を押さえ、該円筒弾性材にネジ材を通
しナットで締め付けることにより前記ベースをフレーム
に固定した構成としてある。また、本考案は、本体フレ
ーム内に画像露光部が設けられている製版機において、
振動発生源であるモータを含む処理部を前記フレームに
防振材を介して接続し、感光処理と平行して前記処理部
を作動可能にし、前記防振材は、コルゲート構造を有す
るゴム性の弾性材であり、ガイドを取り付けたブラケッ
トを前記弾性材を介して前記フレームにのせ、フランジ
を有するゴム性の円筒弾性材の端部を前記フレームに突
き当て、前記フランジで前記ブラケットを押さえ、該円
筒弾性材にネジ材を通しナットで締め付けることにより
前記ブラケットをフレームに固定し、前記処理部のベー
スを前記ガイドにスライド可能に取り付けた構成として
ある。
【0005】
【実施例】以下図面等を参照して、本考案をさらに詳し
く説明する。図1は本考案による防振機構を有する製版
機の内部構造を示す配置図である。本体フレーム8の内
部に画像露光部1が設けられており、画像露光部1のベ
ルトの左側の面に支持される版7への画像露光により潜
像が形成される。本体フレーム8の上面に原稿載置部G
があり、その像が光学系10を介して版7の面に形成さ
れる。図においてOAは光学系10の光軸,Mは全反射
鏡,Lは結像光学系である。現像処理部2と定着処理部
3はベース5の上に一体に設けられており、ベース5は
防振材料6を介して本体フレーム8に取りつけられてい
る。現像処理部2と定着処理部3には現像および定着処
理工程で版7を搬送する搬送系を駆動する駆動モータ4
が設けられている。図2にベース5の取りつけ部を拡大
して示してある。防振材料6としてコルゲート構造6b
を有するゴム性の弾性材を用いた。弾性材はその厚さが
10mmで硬度は40であり、孔6aを有している。処
理部のベース5およびフレーム8にはそれぞれ孔5dお
よび8aが設けられている。各孔5d,6aおよび8a
を揃えてフレーム8の上に、防振材料6をコルゲート構
造6bを向けて載せ、さらにベース5を重ねる。そして
フランジ12aを有する円筒弾性材であるゴム性のブッ
シュ12を上記孔5dおよび6aに挿入し、その先端部
12bをフレーム8の内面に突き当て、フランジ12a
の下面によってベース5の上面を押さえ付ける。ゴム性
のブッシュ12にボルト14を挿通し、ナット13を螺
合し締め付けることにより固定することができる。
く説明する。図1は本考案による防振機構を有する製版
機の内部構造を示す配置図である。本体フレーム8の内
部に画像露光部1が設けられており、画像露光部1のベ
ルトの左側の面に支持される版7への画像露光により潜
像が形成される。本体フレーム8の上面に原稿載置部G
があり、その像が光学系10を介して版7の面に形成さ
れる。図においてOAは光学系10の光軸,Mは全反射
鏡,Lは結像光学系である。現像処理部2と定着処理部
3はベース5の上に一体に設けられており、ベース5は
防振材料6を介して本体フレーム8に取りつけられてい
る。現像処理部2と定着処理部3には現像および定着処
理工程で版7を搬送する搬送系を駆動する駆動モータ4
が設けられている。図2にベース5の取りつけ部を拡大
して示してある。防振材料6としてコルゲート構造6b
を有するゴム性の弾性材を用いた。弾性材はその厚さが
10mmで硬度は40であり、孔6aを有している。処
理部のベース5およびフレーム8にはそれぞれ孔5dお
よび8aが設けられている。各孔5d,6aおよび8a
を揃えてフレーム8の上に、防振材料6をコルゲート構
造6bを向けて載せ、さらにベース5を重ねる。そして
フランジ12aを有する円筒弾性材であるゴム性のブッ
シュ12を上記孔5dおよび6aに挿入し、その先端部
12bをフレーム8の内面に突き当て、フランジ12a
の下面によってベース5の上面を押さえ付ける。ゴム性
のブッシュ12にボルト14を挿通し、ナット13を螺
合し締め付けることにより固定することができる。
【0006】また図3に示すようにベース5を直接固定
するかわりにブラケット5aを上記と同様にしてフレー
ム8に固定し、ガイド5b,コロ5cを介してベース5
を取りつけるとベース5をスライドさせることも可能と
なる。
するかわりにブラケット5aを上記と同様にしてフレー
ム8に固定し、ガイド5b,コロ5cを介してベース5
を取りつけるとベース5をスライドさせることも可能と
なる。
【0007】画像露光部1で画像処理された版7はベー
ス5に乗せた現像処理部2に送り込まれる。同じくベー
ス5に乗せた駆動モータ4により版7は同じくベース5
に乗せた定着処理部3に送り込まれるが、この時の駆動
モータ4や現像処理部2内のポンプモータによる振動は
ベース5と本体フレーム8との間に入れてある防振材6
により吸収されるため画像露光部1には伝わらない。本
考案では防振材6としてコルゲート構造を有するゴム性
の弾性体を用いたが振動の特性と処理部重量から他の防
振材を使用しても支障はない。
ス5に乗せた現像処理部2に送り込まれる。同じくベー
ス5に乗せた駆動モータ4により版7は同じくベース5
に乗せた定着処理部3に送り込まれるが、この時の駆動
モータ4や現像処理部2内のポンプモータによる振動は
ベース5と本体フレーム8との間に入れてある防振材6
により吸収されるため画像露光部1には伝わらない。本
考案では防振材6としてコルゲート構造を有するゴム性
の弾性体を用いたが振動の特性と処理部重量から他の防
振材を使用しても支障はない。
【0008】
【考案の効果】以上詳しく説明したように、本考案によ
れば装置内で発生する振動が画像露光部に伝達されるの
を防止しているから、現像・定着処理中であっても画像
処理を行うことができ高い能率で高品質の画像が得られ
る。
れば装置内で発生する振動が画像露光部に伝達されるの
を防止しているから、現像・定着処理中であっても画像
処理を行うことができ高い能率で高品質の画像が得られ
る。
【図1】本考案による防振機構を有する製版機の実施例
を示す配置図である。
を示す配置図である。
【図2】ベースとフレーム本体の取りつけ部を拡大して
示した図である。
示した図である。
【図3】ベースとフレーム本体の取りつけ部のさらに他
の構成例を拡大して示した図である。
の構成例を拡大して示した図である。
1 画像露光部 2 現像処理部 3 定着処理部 4 駆動モータ 5 ベース 5a ブラケット 5b ガイド 5c コロ 6 防振材 7 版 8 本体フレーム 10 光学系 12 ゴムブッシュ 13 ナット 14 ボルト
フロントページの続き (72)考案者 矢野 敦士 東京都千代田区丸の内三丁目4番2号 三菱製紙株式会社内 (72)考案者 佐々木 和夫 東京都狛江市和泉本町一丁目35番1号 東京航空計器株式会社内 (72)考案者 塩見 達 東京都狛江市和泉本町一丁目35番1号 東京航空計器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−137229(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 7/20 G03D 13/00
Claims (2)
- 【請求項1】 本体フレーム内に画像露光部が設けられ
ている製版機において、振動発生源であるモータを含む
処理部を前記フレームに防振材を介して接続し、感光処
理と平行して前記処理部を作動可能にし、 前記防振材は、コルゲート構造を有するゴム性の弾性材
であり前記処理部のベースを前記弾性材を介して前記フ
レームにのせ、 フランジを有するゴム性の円筒弾性材の端部を前記フレ
ームに突き当て、前記フランジで前記処理部を押さえ、
該円筒弾性材にネジ材を通しナットで締め付けることに
より前記ベースをフレームに固定したことを特徴とする
防振機構を有する製版機。 - 【請求項2】 本体フレーム内に画像露光部が設けられ
ている製版機において、振動発生源であるモータを含む
処理部を前記フレームに防振材を介して接続し、感光処
理と平行して前記処理部を作動可能にし、 前記防振材は、コルゲート構造を有するゴム性の弾性材
であり、ガイドを取り付けたブラケットを前記弾性材を
介して前記フレームにのせ、 フランジを有するゴム性の円筒弾性材の端部を前記フレ
ームに突き当て、前記フランジで前記ブラケットを押さ
え、該円筒弾性材にネジ材を通しナットで締め付けるこ
とにより前記ブラケットをフレームに固定し、前記処理
部のベースを前記ガイドにスライド可能に取り付けたこ
とを特徴とする 防振機構を有する製版機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992089735U JP2587053Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 防振機構を有する製版機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992089735U JP2587053Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 防振機構を有する製版機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654054U JPH0654054U (ja) | 1994-07-22 |
JP2587053Y2 true JP2587053Y2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=13979028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992089735U Expired - Fee Related JP2587053Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 防振機構を有する製版機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587053Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP1992089735U patent/JP2587053Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0654054U (ja) | 1994-07-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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