JPH111034A - インパクトプリンタ - Google Patents

インパクトプリンタ

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Publication number
JPH111034A
JPH111034A JP15530597A JP15530597A JPH111034A JP H111034 A JPH111034 A JP H111034A JP 15530597 A JP15530597 A JP 15530597A JP 15530597 A JP15530597 A JP 15530597A JP H111034 A JPH111034 A JP H111034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platen
side frame
impact
elastic material
impact printer
Prior art date
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Pending
Application number
JP15530597A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Ishiwatari
敏夫 石渡
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP15530597A priority Critical patent/JPH111034A/ja
Publication of JPH111034A publication Critical patent/JPH111034A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音の小さいインパクトプリンタを得る。 【解決手段】 用紙にインパクト力により印字するイン
パクトヘッド4に対向配置されたプラテン3の両端を弾
性材10aを介してサイドフレーム2に取り付ける。イ
ンパクトヘッド4が有するワイヤピンから用紙を介して
インパクト力が与えられることによるプラテン3の振動
は弾性材10aによって減衰するため、プラテン3が発
する騒音は小さくなる。また、サイドフレーム2に伝わ
る振動は弾性材10a,10bによって減衰するため、
プラテン3以外の部材が発する騒音も小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インパクトヘッド
の衝撃部によるインパクト力により用紙に印字するイン
パクトプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタのうち、プラテン上の用
紙にワイヤピンを衝突させ用紙に対してインパクト力に
より印字するインパクトヘッドを備えるインパクトプリ
ンタには、ワイヤピンが衝突する用紙を押さえるプラテ
ンが設けられている。プラテンの両端は、位置固定の一
対のサイドフレームに直接取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のインパクトプリ
ンタで印字が行われる際には、ワイヤピンがプラテン上
の用紙に衝突することによってプラテンが振動して騒音
を発する。また、従来のインパクトプリンタではプラテ
ンがサイドフレームに直接取り付けられているので、剛
性が高い反面、ワイヤピンがプラテン上の用紙に衝突し
たときの振動はプラテンからサイドフレームへ伝わり、
さらに他の部材を介して外部に伝わって騒音を発する。
【0004】そこで本発明は、騒音が小さいインパクト
プリンタを得ることを目的とする。
【0005】また本発明は、組立てが容易なインパクト
プリンタを得ることを目的とする。
【0006】さらに本発明は、サイドフレームの十分な
剛性を確保することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のイ
ンパクトプリンタは、プラテンと、前記プラテンに対向
し前記プラテンとの間の用紙にインパクト力により印字
するインパクトヘッドと、前記プラテンの両端を支持す
る一対のサイドフレームと、前記プラテンと前記サイド
フレームとの間に介在して前記インパクトヘッドの衝撃
部が衝突することによる前記プラテンの振動が前記サイ
ドフレームに伝わることを抑える弾性材とを備える。
【0008】したがって、プラテンの振動は弾性材によ
って減衰し、且つ、サイドフレームに伝わりにくい。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明のインパクトプリンタであって、弾性材は、高減衰材
料によって形成されている。
【0010】したがって、プラテンの振動は大きく減衰
する。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明のインパクトプリンタであって、プラテン及びサイド
フレームにより挾まれてつぶれた弾性材の厚さとつぶれ
る前の前記弾性材の厚さとの差である前記弾性材のつぶ
れ量は、つぶれる前の前記弾性材の厚さの5%以上10
%以下である。
【0012】したがって、弾性材の振動吸収機能が損な
われない。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明のインパクトプリンタであって、プラテンと弾性材と
はサイドフレームに段付ネジによって取り付けられ、前
記段付ネジの段部の長さによって前記弾性材のつぶれ量
を規定する。
【0014】ここで、段付ネジは、軸部分のうち、頭部
の反対側のネジ切りされている端部の直径よりもネジ切
りされていない部分すなわち段部の直径が大きく形成さ
れている。段付ネジは、弾性材及びサイドフレームを貫
通し、ネジ切りされた部分がプラテンの側面に形成され
たメネジに螺合され、弾性材及びサイドフレームは、段
付ネジの頭部とプラテンの側面とにより挾まれる。段部
は径が太くメネジに入り込まないため、段付ネジの頭部
とプラテンの側面との距離を段部の長さによって規定す
ることができる。したがって、組立て作業時の弾性材の
つぶれ量の調整が容易に行われる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明のインパクトプリンタであって、一対のサイドフレー
ムの間に架け渡されたサイドフレームの剛性を補う梁部
材が設けられている。
【0016】したがって、サイドフレームが補強され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のインパクトプリンタの実
施の一形態について、図面に基づいて説明する。図1は
本実施の形態のインパクトプリンタの一部分であってプ
ラテンとサイドフレームとの取付構造を示す横断平面図
であり、図2は同じくプラテンとサイドフレームとの取
付構造を示す正面図であり、図3は同じくプラテンとサ
イドフレームとの取付構造を示す分解斜視図であり、図
4は本実施の形態のインパクトプリンタの全体を概略的
に示す縦断右側面図である。
【0018】本実施の形態のインパクトプリンタ1は、
一対のサイドフレーム2(一方は図示せず)によって両
端を支持されたプラテン3と、インパクトヘッド4とを
有している。インパクトヘッド4は図示しないワイヤピ
ンを有し、用紙Sにワイヤピンが衝突するインパクト力
によって印字する。このワイヤピンが本発明の衝撃部に
相当する。プラテン3とインパクトヘッド4とは、通紙
経路5を挾んで対向配置されている。通紙経路5は、用
紙Sが載置されているインパクトプリンタ1の後部から
プラテン3とインパクトヘッド4との間へと続いてい
る。プラテン3の表面であって用紙Sを介してワイヤピ
ンのインパクト力を受ける面には、鋼板6が設けられて
いる。
【0019】プラテン3の両端には、サイドフレーム2
側へ突出した取付部7が設けられており、取付部7はサ
イドフレーム2のプラテン受け部8に嵌め込まれ、段付
ネジ9によってネジ止めされている。プラテン受け部8
と取付部7との間には弾性材10aが介在し、サイドフ
レーム2と段付ネジ9との間には弾性材10bが介在し
ている。弾性材10aは、取付部7に装着されており、
取付部7の正面以外を覆っている。弾性材10a,10
bはいずれも、高減衰材料(ハイダンピングラバー、H
DR)である。段付ネジ9の段部11の長さL(図1参
照)は、弾性材10a,10bのつぶれ量を10%程度
に規定する長さであって、つまり、弾性材10aのつぶ
れる前の厚さの90%以上の値と、弾性材10bのつぶ
れる前の厚さの90%以上の値と、サイドフレーム2の
厚さとを足した値である。
【0020】ここで、プラテン3とサイドフレーム2と
は弾性材10a,10bを介して取り付けられているの
で、プラテン3とサイドフレーム2とを直接取り付けた
場合よりも剛性が低下するため、剛性を補う梁部材12
を一対のサイドフレーム2の間に架け渡し、ネジ13で
ネジ止めする。
【0021】このような構成において、インパクトヘッ
ド4が有するワイヤピンがプラテン3上に搬送されてき
た用紙Sにインパクト力によって印字すると、プラテン
3は用紙Sを介して与えられたインパクト力によって振
動するが、この振動は弾性材によって減衰するので、プ
ラテンが発する騒音は小さくなる。また、他の騒音の原
因であるサイドフレーム2への振動の伝達は、弾性材1
0a,10bがプラテン3の振動を減衰させるために抑
えられるので、プラテンの他の部材が発する騒音も小さ
くなる。
【0022】段付ネジ9の段部11の長さLを規定する
ことによって弾性材10a,10bのつぶれ量を10%
程度に規定しているのは、弾性材10a,10bの締め
付け過ぎを防ぐためであり、締め付け過ぎてつぶれ量が
大きくなると、弾性材10a,10bが剛体のようにな
ってプラテン3の振動がサイドフレーム2に伝えられて
しまうからである。
【0023】弾性材10a,10bのつぶれ量は、振動
の伝わりを防止するとともに、プラテン3の保持ができ
る程度で5〜15%程度であればよく、好ましくは10
%程度がよい。
【0024】なお、本実施の形態では段付ネジ9の段部
11によって弾性材10a,10bのつぶれ量を規定し
ているが、実施にあたっては、他の方法によって規定す
るようにしてもよい。
【0025】
【実施例】
【0026】
【表1】
【0027】表1に、四種類のプラテン3とサイドフレ
ーム2との取付条件について行った実験の結果を示す。
このときの実験温度は45℃であり、Aは、プラテン3
とサイドフレーム2とを直接取り付けた従来のもの、B
は、普通のゴム(NBR)をプラテン3とサイドフレー
ム2との間に介在させてNBRのつぶれ量を10%とし
たもの、Cは、高減衰材料(HDR)をプラテン3とサ
イドフレーム2との間に介在させてHDRのつぶれ量を
10%としたもの、Dは、HDRをプラテン3とサイド
フレーム2との間に介在させてHDRのつぶれ量を30
%としたものである。
【0028】この実験結果によれば、NBRを用いたB
は、従来のAよりは騒音の発生が抑えられていることが
わかる。しかし、Bとつぶれ量が等しいCとを比較する
と、HDRを用いたCの方が効果が顕著である。また、
この実験結果から、HDRをCよりも強く締め付けたD
は、騒音が発生し易くなっていることがわかる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明のインパクトプリン
タは、インパクトヘッドのワイヤピンが衝突することに
よるプラテンの振動がサイドフレームに伝わることを抑
える弾性材をプラテンとサイドフレームとの間に備える
ので、プラテンの振動は弾性材によって減衰し、且つ、
サイドフレームに伝わりにくいため、プラテンが発する
騒音とプラテン以外の部材が発する騒音とを小さくする
ことができ、よって、インパクトプリンタが発する騒音
を小さくすることができる。
【0030】請求項2記載の発明では、弾性材は、高減
衰材料によって形成されているので、プラテンの振動が
弾性材によって大きく減衰するため、インパクトプリン
タが発する騒音を小さくすることができる。
【0031】請求項3記載の発明では、プラテン及びサ
イドフレームにより挾まれてつぶれた弾性材の厚さとつ
ぶれる前の弾性材の厚さとの差である弾性材のつぶれ量
は、つぶれる前の弾性材の厚さの5%以上10%以下で
あるので、弾性材の振動吸収機能が損なわれないため、
インパクトプリンタが発する騒音を小さくすることがで
きる。
【0032】請求項4記載の発明では、プラテンと弾性
材とはサイドフレームに段付ネジによって取り付けら
れ、段付ネジの段部の長さによって弾性材のつぶれ量を
規定するので、組立て作業時の弾性材のつぶれ量の調整
をネジ止めだけで容易に行うことができる。
【0033】請求項5記載の発明では、一対のサイドフ
レームの間に架け渡されたサイドフレームの剛性を補う
梁部材が設けられているので、サイドフレームを補強す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のインパクトプリンタの
一部分であってプラテンとサイドフレームとの取付構造
を示す横断平面図である。
【図2】その正面図である。
【図3】その分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の一形態のインパクトプリンタの
全体を概略的に示す縦断右側面図である。
【符号の説明】
2 サイドフレーム 3 プラテン 4 インパクトヘッド 9 段付ネジ 10a,10b 弾性材 11 段部 12 梁部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンと、前記プラテンに対向し前記
    プラテンとの間の用紙にインパクト力により印字するイ
    ンパクトヘッドと、前記プラテンの両端を支持する一対
    のサイドフレームと、前記プラテンと前記サイドフレー
    ムとの間に介在して前記インパクトヘッドの衝撃部が衝
    突することによる前記プラテンの振動が前記サイドフレ
    ームに伝わることを抑える弾性材とを備えることを特徴
    とするインパクトプリンタ。
  2. 【請求項2】 弾性材は、高減衰材料によって形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のインパクトプリ
    ンタ。
  3. 【請求項3】 プラテン及びサイドフレームにより挾ま
    れてつぶれた弾性材の厚さとつぶれる前の前記弾性材の
    厚さとの差である前記弾性材のつぶれ量は、つぶれる前
    の前記弾性材の厚さの5%以上10%以下であることを
    特徴とする請求項1又は2記載のインパクトプリンタ。
  4. 【請求項4】 プラテンと弾性材とはサイドフレームに
    段付ネジによって取り付けられ、前記段付ネジの段部の
    長さによって前記弾性材のつぶれ量を規定することを特
    徴とする請求項3記載のインパクトプリンタ。
  5. 【請求項5】 一対のサイドフレームの間に架け渡され
    たサイドフレームの剛性を補う梁部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のインパ
    クトプリンタ。
JP15530597A 1997-06-12 1997-06-12 インパクトプリンタ Pending JPH111034A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15530597A JPH111034A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 インパクトプリンタ

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JP15530597A JPH111034A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 インパクトプリンタ

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JPH111034A true JPH111034A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15603005

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JP15530597A Pending JPH111034A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 インパクトプリンタ

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JP (1) JPH111034A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002079713A (ja) * 2000-09-07 2002-03-19 Toshiba Tec Corp 印台支持装置
JP2012093682A (ja) * 2010-09-30 2012-05-17 Fuji Xerox Co Ltd 清掃器、像保持体ユニットおよび画像形成装置

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