JP2586932Y2 - ドアハンドルのケーブル固定構造 - Google Patents
ドアハンドルのケーブル固定構造Info
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- JP2586932Y2 JP2586932Y2 JP1992050807U JP5080792U JP2586932Y2 JP 2586932 Y2 JP2586932 Y2 JP 2586932Y2 JP 1992050807 U JP1992050807 U JP 1992050807U JP 5080792 U JP5080792 U JP 5080792U JP 2586932 Y2 JP2586932 Y2 JP 2586932Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用ドアの取付面
に固定されたボディ本体に、ハンドル本体が枢支され、
ハンドル本体のアーム部がケーブルを介してドアロック
に連結されたドアハンドルのケーブル固定構造に関す
る。
に固定されたボディ本体に、ハンドル本体が枢支され、
ハンドル本体のアーム部がケーブルを介してドアロック
に連結されたドアハンドルのケーブル固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のハンドル装置として、例
えば図6及び図7に示すようなものがある。この装置
は、ドアのインナーパネル(A)にねじ(101)により固定
されたボディ本体(102)に、ハンドル本体(103)を軸(10
4)により枢着するとともに、ハンドル本体(103)に形成
されたアーム部(103a)に、ケーブル(105)の端末に固着
された端末部(105a)が連結されることにより、ハンドル
本体(103)のドア開扉操作力がドアロック装置に伝達さ
れるようになっている。
えば図6及び図7に示すようなものがある。この装置
は、ドアのインナーパネル(A)にねじ(101)により固定
されたボディ本体(102)に、ハンドル本体(103)を軸(10
4)により枢着するとともに、ハンドル本体(103)に形成
されたアーム部(103a)に、ケーブル(105)の端末に固着
された端末部(105a)が連結されることにより、ハンドル
本体(103)のドア開扉操作力がドアロック装置に伝達さ
れるようになっている。
【0003】また、ケーブル(105)のハンドル本体(103)
に対する連結は、ケーブル(105)のアウターケーブル(10
6)に挿通されて案内されるインナーケーブル(107)の端
末に固着された端末部(105a)をハンドル本体(103)のア
ーム部(103a)に嵌合するとともに、アウターケーブル(1
06)の段付き部(106a)をボディ本体(102)に形成された保
持部(102a)の嵌合溝(102b)に嵌合することにより行なわ
れている。
に対する連結は、ケーブル(105)のアウターケーブル(10
6)に挿通されて案内されるインナーケーブル(107)の端
末に固着された端末部(105a)をハンドル本体(103)のア
ーム部(103a)に嵌合するとともに、アウターケーブル(1
06)の段付き部(106a)をボディ本体(102)に形成された保
持部(102a)の嵌合溝(102b)に嵌合することにより行なわ
れている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、アウターケーブル(106)を保持部(102)の嵌合溝
(102b)に単に嵌合するだけであると、アウターケーブル
(106)と嵌合溝(102b)との間にガタがある場合、ハンド
ル本体(103)の操作時にケーブル(105)がガタ付き、異音
発生の原因となり、品質感を低下させる問題点がある。
また、アウターケーブル(106)が嵌合溝(102b)内でガタ
付くことがないように、アウターケーブル(106)を嵌合
溝(102b)にきつく嵌合させると、アウターケーブル(10
6)のガタ付きを防止することはできるが、その反面、ケ
ーブル(105)の組み付け作業性が低下する問題点があ
る。
ように、アウターケーブル(106)を保持部(102)の嵌合溝
(102b)に単に嵌合するだけであると、アウターケーブル
(106)と嵌合溝(102b)との間にガタがある場合、ハンド
ル本体(103)の操作時にケーブル(105)がガタ付き、異音
発生の原因となり、品質感を低下させる問題点がある。
また、アウターケーブル(106)が嵌合溝(102b)内でガタ
付くことがないように、アウターケーブル(106)を嵌合
溝(102b)にきつく嵌合させると、アウターケーブル(10
6)のガタ付きを防止することはできるが、その反面、ケ
ーブル(105)の組み付け作業性が低下する問題点があ
る。
【0005】本考案は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、組み付け作業性を低下させることな
く、ケーブルのガタを確実に防止することができるよう
にしたドアハンドルのケーブル固定構造を提供すること
を目的とする。
な問題点に鑑み、組み付け作業性を低下させることな
く、ケーブルのガタを確実に防止することができるよう
にしたドアハンドルのケーブル固定構造を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案の装置は、ドアの取付面に固定されたボディ
本体にハンドル本体が枢支され、ハンドル本体のアーム
部がケーブルを介してドアロックに連結されたドアハン
ドルのケーブル固定構造であって、ボディ本体に形成し
たドアの取付面に向かって開口する嵌合溝に、ケーブル
のアウターケーブルに形成した段差部を嵌合するととも
に、ボディ本体をドアの取付面に取付けることにより、
ボディ本体に形成した押え部とドアの取付面とにより、
アウターケーブルに形成した大径部を挾持するように
し、かつ前記アウターケーブルの端末より延出するイン
ナーケーブルの端部を、ハンドル本体のアーム部に止着
したことを特徴としている。
め、本考案の装置は、ドアの取付面に固定されたボディ
本体にハンドル本体が枢支され、ハンドル本体のアーム
部がケーブルを介してドアロックに連結されたドアハン
ドルのケーブル固定構造であって、ボディ本体に形成し
たドアの取付面に向かって開口する嵌合溝に、ケーブル
のアウターケーブルに形成した段差部を嵌合するととも
に、ボディ本体をドアの取付面に取付けることにより、
ボディ本体に形成した押え部とドアの取付面とにより、
アウターケーブルに形成した大径部を挾持するように
し、かつ前記アウターケーブルの端末より延出するイン
ナーケーブルの端部を、ハンドル本体のアーム部に止着
したことを特徴としている。
【0007】
【作用】ボディ本体にハンドル本体を組み付けた後、ボ
ディ本体の嵌合溝に、アウターケーブルの段差部を嵌合
し、かつアウターケーブルの端末より延出するインナー
ケーブルの端部を、ハンドル本体のアーム部に止着して
仮組みし、その状態で、ボディ本体を取付面に固定する
と、アウターケーブルの大径部が押え部によって取付面
に押圧され、押え部と取付面との間に挾持されて、アウ
ターケーブルはボディ本体とドアの取付面との間にガタ
付くことなく確実に固定される。
ディ本体の嵌合溝に、アウターケーブルの段差部を嵌合
し、かつアウターケーブルの端末より延出するインナー
ケーブルの端部を、ハンドル本体のアーム部に止着して
仮組みし、その状態で、ボディ本体を取付面に固定する
と、アウターケーブルの大径部が押え部によって取付面
に押圧され、押え部と取付面との間に挾持されて、アウ
ターケーブルはボディ本体とドアの取付面との間にガタ
付くことなく確実に固定される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の第1実施例を図1乃至図3に
基づいて説明する。 (1)は、自動車用ドアのインナーパネル(A)に固定され
たボディ本体、(2)は、ボディ本体(1)に固定された舟
形状のエスカッション本体、(3)は、ボディ本体(1)に
軸(4)により枢着されたハンドル本体、(5)は、ハンド
ル本体(3)と同軸上に独立して揺動可能に枢着されたロ
ックノブ、(6)は、一端がハンドル本体(3)に連結され
たケーブルである。
基づいて説明する。 (1)は、自動車用ドアのインナーパネル(A)に固定され
たボディ本体、(2)は、ボディ本体(1)に固定された舟
形状のエスカッション本体、(3)は、ボディ本体(1)に
軸(4)により枢着されたハンドル本体、(5)は、ハンド
ル本体(3)と同軸上に独立して揺動可能に枢着されたロ
ックノブ、(6)は、一端がハンドル本体(3)に連結され
たケーブルである。
【0009】ボディ本体(1)は、合成樹脂材料で成形さ
れ、底面に形成された爪部(1a)をインナーパネル(A)
に穿設された孔に係合させるとともに、ねじ(9)をイン
ナーパネル(A)のねじ孔(A1)に螺合させることによ
り、インナーパネル(A)に固定され、後方(図1におい
て右方)に形成された保持部(1b)には、一端がインナー
パネル(A)側に向かって開口して中央部が膨らんだ形状
の嵌合溝(1c)及び嵌合溝(1c)に並設して切設された切
欠溝(1d)が形成され、保持部(1b)の上端には、ケーブ
ル(6)の配索方向に沿って後方に延出し、かつ先端部(1
0a)が斜めに垂下する弾性変形可能な押え部(10)が形成
されている。
れ、底面に形成された爪部(1a)をインナーパネル(A)
に穿設された孔に係合させるとともに、ねじ(9)をイン
ナーパネル(A)のねじ孔(A1)に螺合させることによ
り、インナーパネル(A)に固定され、後方(図1におい
て右方)に形成された保持部(1b)には、一端がインナー
パネル(A)側に向かって開口して中央部が膨らんだ形状
の嵌合溝(1c)及び嵌合溝(1c)に並設して切設された切
欠溝(1d)が形成され、保持部(1b)の上端には、ケーブ
ル(6)の配索方向に沿って後方に延出し、かつ先端部(1
0a)が斜めに垂下する弾性変形可能な押え部(10)が形成
されている。
【0010】ハンドル本体(3)は、エスカッション本体
(2)上に配置された把持部(3a)と、インナーパネル
(A)側に延出するアーム部(3b)とを有し、アーム部(3
b)には、他端部がドアロックに連結されたケーブル(6)
の一端が連結され、常時は、軸(4)に巻装されたコイル
ばね(7)により、図1において反時計方向に付勢され、
コイルばね(7)の付勢力に抗して、時計方向に回動操作
することにより、その操作力がケーブル(6)を介してド
アロック装置に伝達され、ドア開扉制御操作をすること
ができる。また、ロックノブ(5)は、施錠、解錠操作が
可能であって、その操作がロッド(8)を介してドアロッ
ク装置の施解錠レバーに伝達される。
(2)上に配置された把持部(3a)と、インナーパネル
(A)側に延出するアーム部(3b)とを有し、アーム部(3
b)には、他端部がドアロックに連結されたケーブル(6)
の一端が連結され、常時は、軸(4)に巻装されたコイル
ばね(7)により、図1において反時計方向に付勢され、
コイルばね(7)の付勢力に抗して、時計方向に回動操作
することにより、その操作力がケーブル(6)を介してド
アロック装置に伝達され、ドア開扉制御操作をすること
ができる。また、ロックノブ(5)は、施錠、解錠操作が
可能であって、その操作がロッド(8)を介してドアロッ
ク装置の施解錠レバーに伝達される。
【0011】ケーブル(6)は、インナーケーブル(6a)
と、インナーケーブル(6a)を挿通して案内するアウタ
ーケーブル(6b)とからなり、インナーケーブル(6a)の
端末に固着された円柱状の端末部(6c)が、ハンドル本
体(3)のアーム部(3b)に嵌合されて連結されるととも
に、アウターケーブル(6b)に形成された拡径部(6d)の
段差部(6e)が、図3に示す矢印方向からボディ本体
(1)の保持部(1b)の嵌合溝(1c)に係合されることによ
り、ボディ本体(1)に仮止めされる。
と、インナーケーブル(6a)を挿通して案内するアウタ
ーケーブル(6b)とからなり、インナーケーブル(6a)の
端末に固着された円柱状の端末部(6c)が、ハンドル本
体(3)のアーム部(3b)に嵌合されて連結されるととも
に、アウターケーブル(6b)に形成された拡径部(6d)の
段差部(6e)が、図3に示す矢印方向からボディ本体
(1)の保持部(1b)の嵌合溝(1c)に係合されることによ
り、ボディ本体(1)に仮止めされる。
【0012】次に本考案の第1実施例の作用について説
明する。ボディ本体(1)にハンドル本体(3)及びエスカ
ッション本体(2)をそれぞれ組み付けた状態で、インナ
ーケーブル(6a)の端末部(6c)をハンドル本体(3)のア
ーム部(3b)に係合するとともに、アウターケーブル(6
b)の段差部(6e)を嵌合溝(1c)の切欠溝(1d)側にある
側片(1e)を外側に弾性変形させながら嵌合溝(1c)に嵌
合した状態で、ケーブル(6)をボディ本体(1)に仮止め
する。次いで、ボディ本体(1)を爪部(1a)及びねじ
(9)によりドアのインナーパネル(A)に固定すると、ア
ウターケーブル(6b)に設けられた拡径部(6d)が押え部
(10)によってインナーパネル(A)に押圧され、アウター
ケーブル(6b)は押え部(10)とインナーパネル(A)との
間に狭持されて固定される。また、アウターケーブル
(6b)は、押え部(10)の先端部(10a)の弾性力により押え
られ、ガタ付くことなく、確実に固定される。
明する。ボディ本体(1)にハンドル本体(3)及びエスカ
ッション本体(2)をそれぞれ組み付けた状態で、インナ
ーケーブル(6a)の端末部(6c)をハンドル本体(3)のア
ーム部(3b)に係合するとともに、アウターケーブル(6
b)の段差部(6e)を嵌合溝(1c)の切欠溝(1d)側にある
側片(1e)を外側に弾性変形させながら嵌合溝(1c)に嵌
合した状態で、ケーブル(6)をボディ本体(1)に仮止め
する。次いで、ボディ本体(1)を爪部(1a)及びねじ
(9)によりドアのインナーパネル(A)に固定すると、ア
ウターケーブル(6b)に設けられた拡径部(6d)が押え部
(10)によってインナーパネル(A)に押圧され、アウター
ケーブル(6b)は押え部(10)とインナーパネル(A)との
間に狭持されて固定される。また、アウターケーブル
(6b)は、押え部(10)の先端部(10a)の弾性力により押え
られ、ガタ付くことなく、確実に固定される。
【0013】図4は、本考案の第2実施例を示す。第2
実施例は、ボディ本体(1)の押え部(10)に形成された弾
性変形可能な先端部(10a)を省略し、それに代えて、ケ
ーブル(6)のアウターケーブル(6b)に設けられた拡径
部(6d)の外周に、複数の弾性変形可能な弾性舌片(6f)
を形成している。ボディ本体(1)をインナーパネル(A)
に固定することにより、拡径部(6d)及び弾性舌片(6f)
が押え部(10)とインナーパネル(A)との間に狭持され、
第1実施例と同様にケーブル(6)のガタを確実に押さえ
られる。その他の、構成については、第1実施例と同様
であるので、それらについては第1実施例のものと同一
の符号を付して、詳細な説明は省略する。
実施例は、ボディ本体(1)の押え部(10)に形成された弾
性変形可能な先端部(10a)を省略し、それに代えて、ケ
ーブル(6)のアウターケーブル(6b)に設けられた拡径
部(6d)の外周に、複数の弾性変形可能な弾性舌片(6f)
を形成している。ボディ本体(1)をインナーパネル(A)
に固定することにより、拡径部(6d)及び弾性舌片(6f)
が押え部(10)とインナーパネル(A)との間に狭持され、
第1実施例と同様にケーブル(6)のガタを確実に押さえ
られる。その他の、構成については、第1実施例と同様
であるので、それらについては第1実施例のものと同一
の符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0014】図5は、本考案の第3実施例を示す。第3
実施例は、拡径部(6d)及び拡径部(6d)に対向する鍔部
(6g)、さらには、保持部(1b)の拡径部(6d)に対向す
る側のそれぞれの面にテーパ面(11)を形成して、アウタ
ーケーブル(6b)の保持部(1b)に対する組み付け作業を
向上させている。すなわち、アウターケーブル(6b)を
嵌合溝(1c)に嵌合する際に、インナーケーブル(1a)の
端末部(6c)をハンドル本体(3)のアーム部(3b)に嵌合
した後、ケーブル(6)を矢示方向に回すことにより、拡
径部(6d)の段差部(6e)がそれぞれのテーパ面(11)に案
内されて、嵌合溝(1c)に対する組み付けが容易にな
り、作業性の向上が図られる。その他の、構成について
は、第1実施例と同様であるので、それらについては第
1実施例のものと同一の符号を付して、詳細な説明は省
略する。
実施例は、拡径部(6d)及び拡径部(6d)に対向する鍔部
(6g)、さらには、保持部(1b)の拡径部(6d)に対向す
る側のそれぞれの面にテーパ面(11)を形成して、アウタ
ーケーブル(6b)の保持部(1b)に対する組み付け作業を
向上させている。すなわち、アウターケーブル(6b)を
嵌合溝(1c)に嵌合する際に、インナーケーブル(1a)の
端末部(6c)をハンドル本体(3)のアーム部(3b)に嵌合
した後、ケーブル(6)を矢示方向に回すことにより、拡
径部(6d)の段差部(6e)がそれぞれのテーパ面(11)に案
内されて、嵌合溝(1c)に対する組み付けが容易にな
り、作業性の向上が図られる。その他の、構成について
は、第1実施例と同様であるので、それらについては第
1実施例のものと同一の符号を付して、詳細な説明は省
略する。
【0015】
【考案の効果】本考案によると、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) ボディ本体の嵌合溝にアウターケーブルの段差
部を嵌合したことにより、アウターケーブルの軸線方向
の移動が阻止され、また、ボディ本体をドアの取付面に
取付けることにより、ボディ本体に形成した押え部とド
アの取付面とにより、アウターケーブルの大径部が挾持
されるようにしたことにより、アウターケーブルの軸線
と直交する方向、特にアウターケーブルが嵌合溝から抜
け出す方向の移動が阻止されるので、アウターケーブル
は、ガタ付くことなく確実にボディ本体とドアの取付面
との間に固定される。したがって、アウターケーブルの
端末より延出するインナーケーブルが、ハンドル本体の
回転に伴ってアウターケーブルから進退させられると
き、その進退方向がアウターケーブルの軸線の延長線よ
り若干偏倚しても、アウターケーブルがガタ付くことは
ない。 (b) 組み付けに際しては、ボディ本体の嵌合溝にア
ウターケーブルの段差部を嵌合し、かつアウターケーブ
ルの端末より延出するインナーケーブルの端部を、ハン
ドル本体のアーム部に止着して仮組しておくことができ
るとともに、その仮組状態で、ボディ本体をドアの取付
面に固定することにより、アウターケーブルの大径部が
ボディ本体の押え部とドアの取付面との間に挾持される
ので、組付け作業が簡単である。
ることができる。 (a) ボディ本体の嵌合溝にアウターケーブルの段差
部を嵌合したことにより、アウターケーブルの軸線方向
の移動が阻止され、また、ボディ本体をドアの取付面に
取付けることにより、ボディ本体に形成した押え部とド
アの取付面とにより、アウターケーブルの大径部が挾持
されるようにしたことにより、アウターケーブルの軸線
と直交する方向、特にアウターケーブルが嵌合溝から抜
け出す方向の移動が阻止されるので、アウターケーブル
は、ガタ付くことなく確実にボディ本体とドアの取付面
との間に固定される。したがって、アウターケーブルの
端末より延出するインナーケーブルが、ハンドル本体の
回転に伴ってアウターケーブルから進退させられると
き、その進退方向がアウターケーブルの軸線の延長線よ
り若干偏倚しても、アウターケーブルがガタ付くことは
ない。 (b) 組み付けに際しては、ボディ本体の嵌合溝にア
ウターケーブルの段差部を嵌合し、かつアウターケーブ
ルの端末より延出するインナーケーブルの端部を、ハン
ドル本体のアーム部に止着して仮組しておくことができ
るとともに、その仮組状態で、ボディ本体をドアの取付
面に固定することにより、アウターケーブルの大径部が
ボディ本体の押え部とドアの取付面との間に挾持される
ので、組付け作業が簡単である。
【図1】本考案の第1実施例の縦断側面図である。
【図2】同じく第1実施例の後面図である。
【図3】同じく要部の分解斜視図である。
【図4】本考案の第2実施例の要部の縦断側面図であ
る。
る。
【図5】本考案の第3実施例の要部の縦断側面図であ
る。
る。
【図6】従来技術を示すドアハンドルの側面図である。
【図7】従来技術の要部の分解斜視図である。
(1)ボディ本体 (1b)保持部 (1c)嵌合溝 (2)エスカッシ
ョン本体 (3)ハンドル本体 (3b)アーム部 (6)ケーブル (6a)インナー
ケーブル (6b)アウターケーブル (6c)端末部 (6d)拡径部 (6e)段差部 (6f)弾性舌片 (10)押え部 (10a)先端部 (A)インナーパ
ネル(取付面)
ョン本体 (3)ハンドル本体 (3b)アーム部 (6)ケーブル (6a)インナー
ケーブル (6b)アウターケーブル (6c)端末部 (6d)拡径部 (6e)段差部 (6f)弾性舌片 (10)押え部 (10a)先端部 (A)インナーパ
ネル(取付面)
Claims (1)
- 【請求項1】 ドアの取付面に固定されたボディ本体に
ハンドル本体が枢支され、ハンドル本体のアーム部がケ
ーブルを介してドアロックに連結されたドアハンドルの
ケーブル固定構造であって、ボディ本体に形成したドア
の取付面に向かって開口する嵌合溝に、ケーブルのアウ
ターケーブルに形成した段差部を嵌合するとともに、ボ
ディ本体をドアの取付面に取付けることにより、ボディ
本体に形成した押え部とドアの取付面とにより、アウタ
ーケーブルに形成した大径部を挾持するようにし、かつ
前記アウターケーブルの端末より延出するインナーケー
ブルの端部を、ハンドル本体のアーム部に止着したこと
を特徴とするドアハンドルのケーブル固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992050807U JP2586932Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ドアハンドルのケーブル固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992050807U JP2586932Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ドアハンドルのケーブル固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066642U JPH066642U (ja) | 1994-01-28 |
JP2586932Y2 true JP2586932Y2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=12869046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992050807U Expired - Fee Related JP2586932Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ドアハンドルのケーブル固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586932Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5752914B2 (ja) * | 2010-10-15 | 2015-07-22 | 株式会社アルファ | 車両のドアインサイドハンドル装置 |
JP6409534B2 (ja) * | 2014-12-02 | 2018-10-24 | アイシン精機株式会社 | ドア開閉装置及び車両ドアモジュール |
JP6789701B2 (ja) * | 2016-07-06 | 2020-11-25 | 株式会社アルファ | ハンドル装置及びハンドル装置の製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5755895Y2 (ja) * | 1977-09-21 | 1982-12-02 | ||
JPS5855149U (ja) * | 1981-10-12 | 1983-04-14 | 国産金属工業株式会社 | 自動車用ドアのインサイドハンドルとロツド杣の連結機構 |
JPS603372A (ja) * | 1983-06-21 | 1985-01-09 | 日産自動車株式会社 | インサイドハンドル装置の取付構造 |
JPH0227507A (ja) * | 1988-07-16 | 1990-01-30 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気ヘッド |
JP2522929Y2 (ja) * | 1990-08-31 | 1997-01-22 | スズキ株式会社 | 自動車用ドアのインサイドハンドル機構 |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP1992050807U patent/JP2586932Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH066642U (ja) | 1994-01-28 |
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