JP2586764Y2 - 瓦クリップ - Google Patents

瓦クリップ

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JP2586764Y2
JP2586764Y2 JP1166092U JP1166092U JP2586764Y2 JP 2586764 Y2 JP2586764 Y2 JP 2586764Y2 JP 1166092 U JP1166092 U JP 1166092U JP 1166092 U JP1166092 U JP 1166092U JP 2586764 Y2 JP2586764 Y2 JP 2586764Y2
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tile
roof
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tiles
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秀一 坪内
誠司 大本
俊文 西田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、瓦の屋根ぶきに際し、
瓦桟に瓦を係止するクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、瓦を屋根ぶきする際、小屋垂木の
上に野地板を張り、こけら板又は防水フエルトを張り重
ねた上に、瓦のふき足に合わせて瓦桟を釘で打ち付け、
この瓦桟に瓦を引掛けてふき、3〜5段おきに瓦を瓦桟
に釘で打ち付けるのが一般的である。
【0003】また、瓦の座りを良くするために、なじみ
粘土を置く土ぶき方法、全部の瓦を釘止めする方法、瓦
を銅線により瓦桟に固定する方法、更には、漆くい、モ
ルタルにより瓦同志を固定する方法等が採用されてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術のうち、3〜5段おきに瓦を釘止めする方法及び土ぶ
き方法が多く採用されているが、風に対して非常に弱い
という問題があり、またその他の方法では、風に対して
強いが施工に手間がかかり能率が悪いなどの問題があ
る。
【0005】本考案は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、瓦ふき屋根の耐
風性、防水性、施工性及び外観を向上させることができ
る瓦クリップを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本考
案は、複数枚の瓦を同時に野地板上の瓦桟に係止できる
クリップであって、下端に瓦桟への取付ベースを形成
し、該べースの一端に下段立上り片を形成し、下段立上
り片の上端に取付ベースの反対側に位置して下段瓦係止
片を形成し、該係止片の側端に前記下段立上り片と直交
状に上段立上り片を形成し、さらに上段立上り片上端に
上段第1及び第2瓦係止片を前記下段瓦係止片と平行で
かつ互いに反対方向に延設したことを特徴としている。
【0007】
【作用】本考案によれば、瓦桟の上に載置した瓦の右上
端部に、クリップの下段瓦係止片を引掛け、取付ベース
を釘により瓦桟に固着した後、既係止瓦の右端上に右隣
接瓦の左端を重ねて置くと共に、クリップの上段第1瓦
係止片に右隣接瓦の左上端を引掛けて係止し、続いて左
側既係止瓦の上端上に上段瓦の下端を重ねて置くと共
に、上段瓦の下右端をクリップの上段第2瓦係止片に引
掛けて係止することにより、1個のクリップで3枚の瓦
を同時に係止固定できる。
【0008】次に、前記下段右側及び上段の既係止瓦の
右上端部に、夫々クリップの下段瓦係止片を引掛け、取
付ベースを釘により瓦桟に固着した後、上記の手順で右
側、上段、右側の順に瓦を配置係止する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1において、瓦クリップ1 は一枚の板材を屈曲し
て成形したもので、下端に瓦桟への取付ベース2 を形成
し、該ベース2 の左端に下段立上り片3 を折曲形成し、
この立上り片3 の上端に取付ベース2 と反対左側に位置
してかつ取付ベース2 と平行な下段瓦係止片4 が折曲形
成されている。
【0010】そして、前記下段瓦係止片4 の瓦上段(屋
根流れ方向上手)側端に上段立上り片5 が形成され、該
上段立上り片5 の上端に前記下段瓦係止片4 の上側に平
行に上段第1瓦係止片6 が形成されると共に、該上段第
1係止片6 の反対側(屋根流れ方向上流側)に上段第2
瓦係止片7 が延設されている。前記下段立上り片3 及び
上段立上り片5 の高さは、瓦の厚さと同じでかつ若干大
きくされており、各瓦係止片4,6,7 によって瓦を確実に
係止固定できるようにしてある。また、取付ベース2 に
は、半円形釘孔8 が設けられ、下段立上り片3には釘孔8
の直上に位置して半円筒形の釘保持部14が突設されて
おり、瓦桟12に釘13により止めることができるようにな
っており、釘保持部14により下段立上り片3 のふらつき
を防止できる。
【0011】図2〜図4は、本考案クリップ1 により瓦
9 をふく手順を示し、瓦9A〜9Cはその左上隅及び右下隅
に切欠部10,11 が設けられており、小屋垂木の上に張っ
た野地板及び防水フエルト上には、瓦9A〜9C……のふき
足に合わせて瓦桟12が釘止めされている。瓦9A〜9C……
…の屋根ぶきに際しては、まず、図2に示すように、瓦
桟12の上に下段瓦9Aが位置決めされ、瓦9Aの右上端にク
リップ1 の下段瓦係止片4 を引掛け、釘保持部14の上方
から釘孔8 に釘13を通し取付ベース2 を釘13により瓦桟
12に固定する。
【0012】次に、図3に示すように、既係止瓦9Aの右
端上に、右隣接瓦9Bの左端を重ねて置くと共に、クリッ
プ1 の上段第1瓦係止片6 に瓦9Bの左上端切欠部10を引
掛けて係止する。続いて、図4に示すように、左側既係
止瓦9Aの上端上に、上段瓦9Cの下端を重ねて置くと共
に、上段瓦9Cの下右端切欠部11をクリップ1 の上段第2
瓦係止片7 に引掛けて係止することにより、1個のクリ
ップ1 で3枚の瓦9A〜9Cを同時に係止固定できる。
【0013】そこで、前記下段右側の瓦9B及び上段瓦9C
の右上端部に、夫々クリップ1 の下段瓦係止片4 を引掛
け、取付ベース2 を釘により瓦桟12に固着した後、瓦9B
の右側から上側へと前記手順に従って瓦を上段へと配置
係止してふき上げることができ、1枚の瓦9A〜9C………
の各3個所をクリップ1 によって固定できると共に、ク
リップ1 の係止片6,7 が右側に重ねる瓦によって隠さ
れ、外観を良好にすることができる。
【0014】本考案は、上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、板金製ではなく、ダイキヤストにより
一体成形することができ、釘保持部14を省略して取付ベ
ース2 中央に円形の釘孔8A(図1に2点鎖線で示す)を
設け、瓦桟12に釘止めすることができる。
【0015】
【考案の効果】本考案は、上述のように、複数枚の瓦を
同時に野地板上の瓦桟に係止できるクリップであって、
下端に瓦桟への取付ベースを形成し、該べースの一端に
下段立上り片を形成し、下段立上り片の上端に取付ベー
スの反対側に位置して下段瓦係止片を形成し、該係止片
の側端に前記下段立上り片と直交状に上段立上り片を形
成し、さらに上段立上り片上端に上段第1及び第2瓦係
止片を前記下段瓦係止片と平行でかつ互いに反対方向に
延設したことを特徴とするものであるから、瓦は各係止
片に引掛るだけであり施工性が良く、耐風性に優れてお
り、クリップは瓦桟に固定するため瓦に釘止めが不要で
水が廻り込み難く防止性が良好であり、クリップの上段
第1及び第2瓦係止片が、上段側瓦の端部により隠れる
ので外から見えず外観が良好となる上、作業能率を大幅
に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案クリップによる瓦屋根ぶき作業説明図で
ある。
【図3】同屋根ぶき作業説明図である。
【図4】同屋根ぶき作業説明図である。
【符号の説明】
1 クリップ 2 取付ベース 3 下段立上り片 4 下段瓦係止片 5 上段立上り片 6 上段第1瓦係止片 7 上段第2瓦係止片 9A 瓦 9B 瓦 9C 瓦 12 瓦桟
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 1/34

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の瓦を同時に野地板上の瓦桟に係
    止できるクリップであって、下端に瓦桟への取付ベース
    を形成し、該べースの一端に下段立上り片を形成し、下
    段立上り片の上端に取付ベースの反対側に位置して下段
    瓦係止片を形成し、該係止片の側端に前記下段立上り片
    と直交状に上段立上り片を形成し、さらに上段立上り片
    上端に上段第1及び第2瓦係止片を前記下段瓦係止片と
    平行でかつ互いに反対方向に延設したことを特徴とする
    瓦クリップ。
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