JP2586430Y2 - 昇降かつ揺動自在な搬送用ハンガー - Google Patents
昇降かつ揺動自在な搬送用ハンガーInfo
- Publication number
- JP2586430Y2 JP2586430Y2 JP127893U JP127893U JP2586430Y2 JP 2586430 Y2 JP2586430 Y2 JP 2586430Y2 JP 127893 U JP127893 U JP 127893U JP 127893 U JP127893 U JP 127893U JP 2586430 Y2 JP2586430 Y2 JP 2586430Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rear frames
- frame
- carrier
- attached
- hanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、昇降かつ揺動自在な
搬送用ハンガーに関する。
搬送用ハンガーに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のハンガーとして、ラインのフレ
ームに設けられたオーバーヘッドコンベヤに装備された
ホイストに吊索を介して上昇下降自在に吊下された搬送
用ハンガーの傾動装置において、上記搬送用ハンガーの
少くとも１側に係合アームが一体的に外延して設けら
れ、一方前記フレームに設けられた掛止機構が該係合ア
ームに掛止可能なフックを該係合アームの下降域に有し
ているものが知られている（特公昭５８−４７３８４号
公報参照）。
ームに設けられたオーバーヘッドコンベヤに装備された
ホイストに吊索を介して上昇下降自在に吊下された搬送
用ハンガーの傾動装置において、上記搬送用ハンガーの
少くとも１側に係合アームが一体的に外延して設けら
れ、一方前記フレームに設けられた掛止機構が該係合ア
ームに掛止可能なフックを該係合アームの下降域に有し
ているものが知られている（特公昭５８−４７３８４号
公報参照）。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記ハンガーは掛止機
構が存在するため、構造が複雑化するうらみがある。
構が存在するため、構造が複雑化するうらみがある。
【０００４】この考案の目的は、構造がきわめて簡単な
昇降かつ揺動自在な搬送用ハンガーを提供することにあ
る。
昇降かつ揺動自在な搬送用ハンガーを提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この考案による昇降かつ
揺動自在な搬送用ハンガーは、上記の目的を達成するた
めに、天井レールに案内されて走行するキャリヤと、半
円より所定長さ大きい円弧状前後フレームおよび前後フ
レームの上端中央にわたし止められかつ前後方向にのび
ている上部水平フレームと、前後フレームの左右下端部
に回動かつ固定自在に内方水平突出状に取付けられたワ
ーク受けと、キャリヤから昇降装置により繰出されて、
前後フレームのそれぞれ左右外側略下半部分にそわされ
前後フレームの下端部に取付けられている４本の吊索と
を備えており、左側の一対の吊索と、右側の一対の吊索
とが別々に伸縮自在となされているものである。
揺動自在な搬送用ハンガーは、上記の目的を達成するた
めに、天井レールに案内されて走行するキャリヤと、半
円より所定長さ大きい円弧状前後フレームおよび前後フ
レームの上端中央にわたし止められかつ前後方向にのび
ている上部水平フレームと、前後フレームの左右下端部
に回動かつ固定自在に内方水平突出状に取付けられたワ
ーク受けと、キャリヤから昇降装置により繰出されて、
前後フレームのそれぞれ左右外側略下半部分にそわされ
前後フレームの下端部に取付けられている４本の吊索と
を備えており、左側の一対の吊索と、右側の一対の吊索
とが別々に伸縮自在となされているものである。
【０００６】
【作用】本願考案による昇降かつ揺動自在な搬送用ハン
ガーは、天井レールに案内されて走行するキャリヤと、
半円より所定長さ大きい円弧状前後フレームおよび前後
フレームの上端中央にわたし止められかつ前後方向にの
びている上部水平フレームと、前後フレームの左右下端
部に回動かつ固定自在に内方水平突出状に取付けられた
ワーク受けと、キャリヤから昇降装置により繰出され
て、前後フレームのそれぞれ左右外側略下半部分にそわ
され前後フレームの下端部に取付けられている４本の吊
索とを備えており、左側の一対の吊索と、右側の一対の
吊索とが別々に伸縮自在となされているから、ハンガー
を作業員の作業し易い位置に降下させかつ作業し易いよ
うにハンガーを傾けることができる。
ガーは、天井レールに案内されて走行するキャリヤと、
半円より所定長さ大きい円弧状前後フレームおよび前後
フレームの上端中央にわたし止められかつ前後方向にの
びている上部水平フレームと、前後フレームの左右下端
部に回動かつ固定自在に内方水平突出状に取付けられた
ワーク受けと、キャリヤから昇降装置により繰出され
て、前後フレームのそれぞれ左右外側略下半部分にそわ
され前後フレームの下端部に取付けられている４本の吊
索とを備えており、左側の一対の吊索と、右側の一対の
吊索とが別々に伸縮自在となされているから、ハンガー
を作業員の作業し易い位置に降下させかつ作業し易いよ
うにハンガーを傾けることができる。
【０００７】
【実施例】この考案の実施例を、以下図面を参照して説
明する。
明する。
【０００８】図示の昇降かつ揺動自在な搬送用ハンガー
は、天井レール(1) に案内されて走行するキャリヤ(2)
と、半円より所定長さ大きい円弧状前後フレーム(3)(4)
および前後フレーム(3)(4)の上端中央にわたし止められ
かつ前後方向にのびている上部水平フレーム(5) と、前
後フレーム(3)(4)の左右下端部に回動かつ固定自在に内
方水平突出状に取付けられたワーク受け(6)(7)と、キャ
リヤ(2) から昇降装置(8) により繰出されて、前後フレ
ーム(3)(4)のそれぞれ左右外側略下半部分にそわされ前
後フレーム(3)(4)の下端部に取付けられている４本の吊
索(9)(10)(11)(12) とを備えており、左側の一対の吊索
(9)(11) と、右側の一対の吊索(10)(12)とが別々に伸縮
自在となされているものである。
は、天井レール(1) に案内されて走行するキャリヤ(2)
と、半円より所定長さ大きい円弧状前後フレーム(3)(4)
および前後フレーム(3)(4)の上端中央にわたし止められ
かつ前後方向にのびている上部水平フレーム(5) と、前
後フレーム(3)(4)の左右下端部に回動かつ固定自在に内
方水平突出状に取付けられたワーク受け(6)(7)と、キャ
リヤ(2) から昇降装置(8) により繰出されて、前後フレ
ーム(3)(4)のそれぞれ左右外側略下半部分にそわされ前
後フレーム(3)(4)の下端部に取付けられている４本の吊
索(9)(10)(11)(12) とを備えており、左側の一対の吊索
(9)(11) と、右側の一対の吊索(10)(12)とが別々に伸縮
自在となされているものである。
【０００９】天井レール(1) は、横断面Ｉ形であり、左
右一対存在する。
右一対存在する。
【００１０】キャリヤ(2) は、井桁状吊下げフレーム(1
3)と、これの４つの交差部に取付けられかつ両レール
(1) のそれぞれ前後に吊下げられたトロリ(14)と、前右
側のトロリ(14)に前方にのびる連結棒(15)を介して連結
されている自走車(16)とよりなる。
3)と、これの４つの交差部に取付けられかつ両レール
(1) のそれぞれ前後に吊下げられたトロリ(14)と、前右
側のトロリ(14)に前方にのびる連結棒(15)を介して連結
されている自走車(16)とよりなる。
【００１１】トロリ(14)は、天井レール(1) の左右下部
水平部(1a)上を転動する一対の垂直ローラ(17)と、左右
下部水平部(1a)の各縁に接して転動する振れ止め用の一
対の水平ローラ(18)とを備えている。
水平部(1a)上を転動する一対の垂直ローラ(17)と、左右
下部水平部(1a)の各縁に接して転動する振れ止め用の一
対の水平ローラ(18)とを備えている。
【００１２】自走車(16)は、モータ(19)により駆動され
かつ天井レール(1) の下面中央部に接する摩擦駆動ロー
ラ(20)と、天井レール(1) の左右下部水平部(1a)上を転
動しかつ駆動ローラ(20)の上下方向の中心線の前後に配
置されるとともに、左右に対に存在する４つの垂直ロー
ラ(21)とを備えている。
かつ天井レール(1) の下面中央部に接する摩擦駆動ロー
ラ(20)と、天井レール(1) の左右下部水平部(1a)上を転
動しかつ駆動ローラ(20)の上下方向の中心線の前後に配
置されるとともに、左右に対に存在する４つの垂直ロー
ラ(21)とを備えている。
【００１３】昇降装置(8) は、吊下げフレーム(13)上の
前部左右に配置されたホイスト(22)よりなる。吊索(9)
〜(12)には、チェーンが用いられている。前側左右の吊
索(9)(10) は、吊下げフレーム(13)の前部左右外側に、
これとは若干の間隔をおいて回転軸が吊下げフレーム(1
3)の側面と平行になるように設けられた垂直スプロケッ
ト(23)の内側にかけわたされ、ホイスト(22)の駆動軸(2
4)に取付けられた垂直ホイスト・スプロケット(25)にか
けわたされて上の余り部分は吊索だまり(26)に収容され
ている。後側左右の吊索(11)(12)は、吊下げフレーム(1
3)の後部左右外側に、回転軸が吊下げフレーム(13)の側
面と直交するように設けられた後部垂直スプロケット(2
7)の上側にかけわたされ、さらに同様にして吊下げフレ
ーム(13)の前部左右外側に設けられた前部垂直スプロケ
ット(28)にかけわたされ、前部吊索用ホイスト・スプロ
ケット(25)の内方において、ホイスト(22)の駆動軸(24)
に取付けられた垂直ホイスト・スプロケット(29)にかけ
わたされて上の余り部分は吊索だまり(26)に収容されて
いる。
前部左右に配置されたホイスト(22)よりなる。吊索(9)
〜(12)には、チェーンが用いられている。前側左右の吊
索(9)(10) は、吊下げフレーム(13)の前部左右外側に、
これとは若干の間隔をおいて回転軸が吊下げフレーム(1
3)の側面と平行になるように設けられた垂直スプロケッ
ト(23)の内側にかけわたされ、ホイスト(22)の駆動軸(2
4)に取付けられた垂直ホイスト・スプロケット(25)にか
けわたされて上の余り部分は吊索だまり(26)に収容され
ている。後側左右の吊索(11)(12)は、吊下げフレーム(1
3)の後部左右外側に、回転軸が吊下げフレーム(13)の側
面と直交するように設けられた後部垂直スプロケット(2
7)の上側にかけわたされ、さらに同様にして吊下げフレ
ーム(13)の前部左右外側に設けられた前部垂直スプロケ
ット(28)にかけわたされ、前部吊索用ホイスト・スプロ
ケット(25)の内方において、ホイスト(22)の駆動軸(24)
に取付けられた垂直ホイスト・スプロケット(29)にかけ
わたされて上の余り部分は吊索だまり(26)に収容されて
いる。
【００１４】円弧状前後フレーム(3)(4)は開放部が外向
きのチャンネル材よりなり、その円弧中心は、左側の吊
索(9)(11) と右側の吊索(10)(12)の真中の垂直線上に位
置している。
きのチャンネル材よりなり、その円弧中心は、左側の吊
索(9)(11) と右側の吊索(10)(12)の真中の垂直線上に位
置している。
【００１５】図中（Ｗ）はワークであり、この実施例で
は車体である。ワークは図示しない固定手段により、ワ
ーク受け(6)(7)に固定せられる。
は車体である。ワークは図示しない固定手段により、ワ
ーク受け(6)(7)に固定せられる。
【００１６】この実施例では、ワーク（Ｗ）が車体であ
るので、ワーク（Ｗ）を図示のように作業し易い位置に
降下させて傾むけ、ワイヤー・ハーネス、ブレーキ・チ
ューブ、ヒート・インシュレータ等の下回り部品の取付
け作業を行なう。
るので、ワーク（Ｗ）を図示のように作業し易い位置に
降下させて傾むけ、ワイヤー・ハーネス、ブレーキ・チ
ューブ、ヒート・インシュレータ等の下回り部品の取付
け作業を行なう。
【００１７】この実施例では、吊索としてチェーンが用
いられ、それにともなってスプロケットが用いられてい
るが、これらに代えワイヤロープと滑車を用いることも
できる。
いられ、それにともなってスプロケットが用いられてい
るが、これらに代えワイヤロープと滑車を用いることも
できる。
【００１８】また、自走車が用いられているが、複動式
コンベヤなどのオーバヘッド・コンベヤでもよい。
コンベヤなどのオーバヘッド・コンベヤでもよい。
【００１９】
【考案の効果】この考案の昇降かつ揺動自在な搬送用ハ
ンガーによれば、きわめて簡単な構造で任意の位置にワ
ークを降下させかつこれを傾むけることができるので、
地上よりの作業が容易である。
ンガーによれば、きわめて簡単な構造で任意の位置にワ
ークを降下させかつこれを傾むけることができるので、
地上よりの作業が容易である。
【図１】垂直断面図である。
【図２】側面図である。
(1) ：天井レール (2) ：キャリヤ (3) ：円弧状前フレーム (4) ：円弧状後フレーム (5) ：上部水平フレーム (6)(7)：ワーク受け (8) ：昇降装置 (9) 〜(12)：吊索
Claims (1)
- 【請求項１】 天井レール(1) に案内されて走行するキ
ャリヤ(2) と、半円より所定長さ大きい円弧状前後フレ
ーム(3)(4)および前後フレーム(3)(4)の上端中央にわた
し止められかつ前後方向にのびている上部水平フレーム
(5) と、前後フレーム(3)(4)の左右下端部に回動かつ固
定自在に内方水平突出状に取付けられたワーク受け(6)
(7)と、キャリヤ(2) から昇降装置(8) により繰出され
て、前後フレーム(3)(4)のそれぞれ左右外側略下半部分
にそわされ前後フレーム(3)(4)の下端部に取付けられて
いる４本の吊索(9)(10)(11)(12) とを備えており、左側
の一対の吊索(9)(11) と、右側の一対の吊索(10)(12)と
が別々に伸縮自在となされている昇降かつ揺動自在な搬
送用ハンガー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP127893U JP2586430Y2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 昇降かつ揺動自在な搬送用ハンガー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP127893U JP2586430Y2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 昇降かつ揺動自在な搬送用ハンガー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0659379U JPH0659379U (ja) | 1994-08-19 |
| JP2586430Y2 true JP2586430Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=11496990
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP127893U Expired - Lifetime JP2586430Y2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 昇降かつ揺動自在な搬送用ハンガー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2586430Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-22 JP JP127893U patent/JP2586430Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0659379U (ja) | 1994-08-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980804 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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