JP2586216B2 - ロール装置 - Google Patents

ロール装置

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JP2586216B2
JP2586216B2 JP2400328A JP40032890A JP2586216B2 JP 2586216 B2 JP2586216 B2 JP 2586216B2 JP 2400328 A JP2400328 A JP 2400328A JP 40032890 A JP40032890 A JP 40032890A JP 2586216 B2 JP2586216 B2 JP 2586216B2
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芳男 倍田
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁コイルによりロ
ールを誘導加熱し、このロール上を例えば紙、フイルム
等を通過させて加熱するロール装置、特に電磁コイルの
取付構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特公昭46−40139号
公報に示された従来のロール装置の構成を示す断面図で
ある。
【0003】図において、1は中空ロールで、例えば被
加熱部材としての紙、フイルム等が表面を通過移送され
るロール部1aとこのロール部1aの両端に突設され中
心部に貫通穴1cをそれぞれ有する軸端部1bとで構成
され、この軸端部1bを介して図示しない軸受装置によ
り回転自在に支承されている。2はロール部1aの内面
と軸端部1bの側面とで形成される中空部、3は貫通穴
1cと所定の間隔をあけて中空部2を貫通する中心軸
で、一端が外部の基台4に固定支持されている。
【0004】5は中心軸3の他端と一方の軸端部1bと
の間に嵌着された軸受、6は中空部2内で中心軸3の周
囲に固定された鉄心で、端部に半径方向に突出して中空
ロール1のロール部1aの内面近傍に延在するツバ部6
aを有している。7は中心軸3に鉄心6を介して巻装さ
れた電磁コイルで、鉄心6との間は図示しない耐熱性絶
縁物で埋められ鉄心6に固定されている。
【0005】次に、上記のように構成された従来のロー
ル装置の動作について説明する。まず、電磁コイル7を
単相交流電源(図示せず)によって励磁すると、これに
よって誘起される磁束φは図中点線で示すように、鉄心
6、一方のツバ部6a、中空ロール1のロール部1a、
他方のツバ部6aの順に流れて閉磁路が形成され、中空
ロール1のロール部1aの内周部にうず電流が流れこの
うず電流により中空ロール1が発熱する。したがつて中
空ロール1の表面を例えば紙、フイルム等を移送させれ
ば、これらの被加熱部材はこの熱によつて加熱され初期
の目的は達成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のロール装置は以
上のように構成されているので、電磁コイル7を鉄心6
の周囲に固定するため耐熱性絶縁物により、電磁コイル
7と鉄心6との間は埋められており、電磁コイル7は自
身による発熱および中空ロール1の内周面からの輻射熱
により加熱されて高温になるにもかかわらず、外周面側
からしか放熱冷却できないため絶縁寿命が短くなり、頻
繁に電磁コイル7を取替えなければならないという問題
点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、電磁コイルの放熱冷却を内外周
両面から可能として、絶縁寿命を延ばし頻繁に電磁コイ
ルを取り替える必要のないロール装置を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るロール装
置は、中心軸の周囲に固設された鉄心の周囲に、間隙を
介して電磁コイルを固設したものである。
【0009】
【作用】この発明におけるロール装置の電磁コイルは、
鉄心との間に間隙が設けられたことにより、内外両面か
らの放熱冷却が可能となり絶縁寿命が延びる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例におけるロール装置の
構成を示す断面図である。図において、中空ロール1、
ロール部1a、軸端部1b、貫通穴1c、中空部2、中
心軸3、基台4および軸受5は図5における従来装置の
ものと同様なので説明を省略する。
【0011】8は中空部2内で中心軸3の周囲に固設さ
れた鉄心、9はこの鉄心8の周囲に間隙10を介して配
設される電磁コイルで、銅、アルミ等の導電性材料の周
囲をガラス、マイカ等の耐熱性絶縁物で被覆した素線
を、螺旋状に一層ないし複数層巻装して構成されてい
る。11は電磁コイル9とマイカ、カプトン、ガラス等
の耐熱性絶縁材を用いて一体化され鉄心8にボルト等に
よって固定された取付具で、電磁コイル9を鉄心8の周
囲に間隙10をあけて支持している。
【0012】次に、上記のように構成されたこの発明の
一実施例におけるロール装置の動作について説明する。
まず、電磁コイル9を単相交流電源(図示せず)によっ
て励磁すると、従来装置と同様に、これによって誘起さ
れる磁束φは図中点線で示すように、鉄心8、一方の軸
端部1bの側部、ロール部1a、他方の軸端部1bの側
部の順に流れて閉磁路が形成され、ロール1aの内周部
にうず電流が流れてこのうず電流により中空ロール1が
発熱する。
【0013】そして、電磁コイル9は自身の発熱と中空
ロール1の内周面からの輻射熱により加熱されて高温と
なるが、内周面側に間隙10が設けられているため内外
周両表面から放熱が行われ、放熱面積は従来装置のほぼ
2倍となる。したがって、通常、中空ロール1の温度よ
りも50℃程度高くなる電磁コイル9の温度を20〜3
0℃程度下げることができる。絶縁寿命は温度が10℃
下がると約2倍になると一般に言われており、この点を
考えると絶縁寿命は著しく向上できる。
【0014】さらに、電磁コイル9と取付具11とを耐
熱性絶縁材で一体化して、鉄心ボルトで固定するように
しているので、組立性が著しく向上しコストの面でも大
幅に低減することができる。
【0015】図2はこの発明の他の実施例におけるロー
ル装置の構成を示す断面図である。図に示すように、鉄
心8の周囲に間隙10をあけて固設される3個の電磁コ
イル9の間に鉄心のツバ部12を挿着し、3個の電磁コ
イル9を三相交流電源(図示せず)により励磁してそれ
ぞれ独立した3つの閉磁路を形成して、ロール部1aの
内周部および軸端部1bの側部に超電力を誘起し、うず
電流を発生させて発熱させるようにしたものであり、上
記一実施例同様の効果を奏する。
【0016】図3はこの発明の第3の実施例におけるロ
ール装置の構成を示す断面図である。図に示すように、
中心軸3が軸端部1bに一体結合されて中空ロール1と
一体的に回転するように構成されており、電磁コイル9
は3個設けられそれぞれの電磁コイル9に対応して鉄心
8は3分割されている。又、鉄心8の一端側は一方の軸
端部1bに当接され、他端側は他方の軸端部1bに形成
された凹部内に、軸端部1bの側面との間に間隙を残し
て延在されている。
【0017】そして、3個の電磁コイル9を単相交流電
源(図示せず)により励磁して1つの閉磁路を形成し、
上記他の実施例と同様にロール部1aの内周部および軸
端部1bの側部に起電力を誘起し、うず電流を発生させ
て発熱させるようにしたものであり、上記各実施例同様
の効果を奏する。又、鉄心8の他端側と軸端部1bの側
面との間に間隙が形成されているので、鉄心8と中空ロ
ール1との熱膨張差を吸収することもできる。なお、取
付具11は1つの電磁コイル9に対して1個であっても
良いし、図4に示すように第1の取付具11aおよび第
2の取付具11bというように複数に分割されたもので
あっても良い。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば中心軸
の周囲に固設された鉄心の周囲に、間隙を介して電磁コ
イルを固設したので、電磁コイルの放熱冷却を内外両面
から可能として、絶縁寿命を延ばし頻繁に電磁コイルを
取り替える必要のないロール装置を提供することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例におけるロール装置の構成
を示す断面図である。
【図2】この発明の他の実施例におけるロール装置の構
成を示す断面図である。
【図3】この発明の第3の実施例におけるロール装置の
構成を示す断面図である。
【図4】各実施例におけるロール装置の主要部を構成す
る取付具の変形例を示す図である。
【図5】従来のロール装置の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 中空ロール 1c 貫通穴 2 中空部 3 中心軸 4 基台 8 鉄心 9 電磁コイル 10 間隙

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転自在に支承され中央内部に両端が貫通
    穴で開口する中空部が形成された中空ロールと、上記貫
    通穴と所定の間隔をあけて上記中央部を貫通し基台に固
    定支持された中心軸と、上記中空部内部に且つ上記中心
    軸の周囲に固設された鉄心と、間隙を介して上記鉄心の
    周囲に固設された電磁コイルとを備えたことを特徴とす
    るロール装置。
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JPS5215143A (en) * 1975-07-28 1977-02-04 Tokai Kogyo Co Ltd Method of producing perforated beam and reinforcing body

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