JPS6349877B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6349877B2
JPS6349877B2 JP9331482A JP9331482A JPS6349877B2 JP S6349877 B2 JPS6349877 B2 JP S6349877B2 JP 9331482 A JP9331482 A JP 9331482A JP 9331482 A JP9331482 A JP 9331482A JP S6349877 B2 JPS6349877 B2 JP S6349877B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
roller body
temperature
heat
induction coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9331482A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58209887A (ja
Inventor
Yoshio Kitano
Kozo Okamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuden Co Ltd Kyoto
Original Assignee
Tokuden Co Ltd Kyoto
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuden Co Ltd Kyoto filed Critical Tokuden Co Ltd Kyoto
Priority to JP9331482A priority Critical patent/JPS58209887A/ja
Publication of JPS58209887A publication Critical patent/JPS58209887A/ja
Publication of JPS6349877B2 publication Critical patent/JPS6349877B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • General Induction Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は誘導発熱ローラに関する。
周知のようにこの種ローラは、磁性体からなる
ローラ本体を駆動源によつて回転せしめるように
するとともに、前記ローラ本体の内部に誘導コイ
ル並びに内部磁路となるコアを配置することによ
つて構成される。ところで従来のこの種装置にお
けるコアは前記のようにローラ本体の内部磁路と
して使用されるが、使用時にコアの温度が上昇
し、そのため透磁率が低下するので、使用可能な
最高温度に限界があつた。すなわち磁性体にはす
べてキユーリーポイント(非磁化温度)があり、
この温度に近づくにつれて透磁率が低下し、それ
以上で比透磁率が1となることが知られている。
コアの温度がキユーリーポイント以上になると、
誘導コイルは空心化されてしまい、商用周波の電
源を投入した場合、大電力投入が困難となり、ロ
ーラを高温化することができない。
この発明はローラ本体の発熱温度を何ら支障な
く増大せしめることを目的とする。
この発明の実施例を図によつて説明する。第1
図において、1はローラ本体、2は回転軸で、こ
の構成は回転軸2を内部磁路のコアに兼用した例
である。3は誘導コイルで、ローラ本体1内に同
軸に配置され、電線4によつて交流電源に接続さ
れる。5は磁性材からなるホルダで、誘導コイル
3を支持するとともに、磁路の一部にも利用され
る。これらの構成は周知のもので、誘導コイル3
が交流電源によつて励磁されるとき、コアから発
生する交番磁束はローラ本体1、ホルダ5、コア
(この例では回転軸2)を磁路として流通し、こ
れによつてローラ本体1は発熱する。なおコアは
独立した磁材鋼板からなるもの、たとえば巻鉄心
によつて構成してもよい。
この発明にしたがい、第1図の実施例では、誘
導コイル3とコアたる回転軸2との間に断熱材6
(たとえばアスベスト)を介在させる。図では円
筒状の断熱材6を用い、その外周に直接又はボビ
ン等を介して誘導コイル3を同心状に巻装し、断
熱材6の端部をホルダ5により支持し、これを介
して誘導コイル3をホルダ5に支持している。な
おホルダ5は図示しない基枠等に固定される。
このような構成によれば、前記のようにローラ
本体1発熱するとき、これによつて発生するふく
射熱、対流熱は断熱材6によつてしや断される。
したがつてこの種の熱によつてコアすなわち回転
軸2は高温にさらされることなく低温度に維持で
きるようになる。これによつて誘導コイル3に大
電力を供給しても、コアはキユーリーポイントに
到達するのが防止でき、ローラ本体1を高温度に
発熱させることできるようになる。換言すればコ
アがキユーリーポイントに到達する程度の高電力
を、この発明における誘導コイル3に供給してロ
ーラ本体1を高温化しても、コアはキユーリーポ
イントに到達することがなくなるようになるので
ある。
上述のように断熱材6を設ければ、ローラ本体
1からのふく射熱、対流熱等によつてコアの温度
が上昇するのは回避できるが、しかしコアはロー
ラ本体1の端壁1Aと熱的に連結されるので、端
壁1Aを介してローラ本体1の熱がコアに伝導さ
れることになる。もちろん端壁1Aの熱抵抗によ
つてコア温度はローラ本体1と同温度まで上昇す
ることはないが、ローラ本体1を高温化した場
合、コア温度が熱伝導によつてキユーリーポイン
ト以上となることもある。そのためこの発明では
更にコアとなる回転軸2内に冷却用のジヤケツト
7を設ける。図の例では回転軸2内に最低2個の
通路8a,8bを同心状に設け、一方の通路から
他方の通路に冷媒を強制的に巡還させている。こ
のようにすればローラ本体1からの熱伝導によつ
ても、コアの高温化が回避される。したがつてロ
ーラ本体1がキユーリーポイント附近又はそれ以
上の温度に発熱しても、コアをキユーリーポイン
トより低い温度に維持できるようになる。なおコ
ア内にジヤケツトを設けた場合は、コア自身の損
失による発熱に基く温度上昇をも併せて抑制する
ことがができるようになる。
第2図に示す実施例は、ホルダ5をローラ本体
1の内部に延長させることによつて、その延長部
5Aをコアに兼用させた例を示す。この場合、断
熱材6は端部のみならず内面もホルダ5に支持さ
れるようになる。又ジヤケツト7はこの場合延長
部5A内に設ける。このジヤケツトは第1図と同
じ構成としてもよいが、これに代えて延長部5A
の円周方向に複数の通路(各通路は内端において
連通している。)を設け、そのうちのいくつかか
ら冷媒を送り、残りのいくつから冷媒を戻すよう
にして巡還させるようにしてもよい。
以上の各実施例は、断熱材6を誘導コイル3と
コアとの間に設けているが、第3図の実施例は、
誘導コイル3の外面に、すなわちローラ本体1の
内面に向かい合うに設置している。このようにす
れば、ローラ本体1に対し誘導コイル3、ホルダ
5がともに断熱材6で熱的に分離されるようにな
る。又ジヤケツト7の存在によつてローラ本体1
からの熱伝導によるコアの温度上昇が抑制できる
ほかに、誘導コイル3、コア自身の発熱に基くコ
アの温度上昇が抑制できるようになる。
第1図乃至第3図はいずれもローラ本体1を片
持式とした例であるが、第4図の実施例は両持式
の構成である。すなわち固定された軸11がコア
として兼用されこれに対し、ローラ本体1は同軸
状に回転自在に配置され、このローラ本体1を駆
動源によつて回転させる。この構成では誘導コイ
ル3、断熱材6は軸11に固定支持される。図の
例は断熱材6は誘導コイル3とローラ本体1との
間に介在されているが、第1図、第2図に示すよ
うに誘導コイル3と軸11との間に配置するよう
にしてもよい。
以上詳述したようにこの発明によれば、従来よ
りもローラ本体をキユーリーポイント附近又はそ
れ以上の温度まで発熱させることが可能となると
ともにこれによつてもコアの透磁率の低下を防ぐ
ことができるといつた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すもので、上半
部を断面とした正面図、第2図、第3図は別の実
施例を示すもので上半部断面図、第4図は更に別
の実施例を示すもので、上半部を断面とした正面
図である。 1……ローラ本体、2……回転軸、3……誘導
コイル、5……ホルダ、6……断熱材、7……ジ
ヤケツト、11……軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転自在のローラ本体の内部に、前記ローラ
    本体と同軸に誘導コイルと内部磁路となるコアを
    配置してなる誘導発熱ローラにおいて、前記ロー
    ラ本体と前記コアとの間に、前記ローラ本体から
    の熱をしや断するための断熱材を介在せしめると
    ともに、前記コアの内部に冷媒を流通させるため
    のジヤケツトを設けてなる誘導発熱ローラ。
JP9331482A 1982-05-31 1982-05-31 誘導発熱ロ−ラ Granted JPS58209887A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9331482A JPS58209887A (ja) 1982-05-31 1982-05-31 誘導発熱ロ−ラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9331482A JPS58209887A (ja) 1982-05-31 1982-05-31 誘導発熱ロ−ラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58209887A JPS58209887A (ja) 1983-12-06
JPS6349877B2 true JPS6349877B2 (ja) 1988-10-06

Family

ID=14078844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9331482A Granted JPS58209887A (ja) 1982-05-31 1982-05-31 誘導発熱ロ−ラ

Country Status (1)

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JP (1) JPS58209887A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2705456B2 (ja) * 1992-05-20 1998-01-28 三菱電機株式会社 ロール装置
GB2319583B (en) 1996-11-25 1999-09-22 Ricoh Kk Device with induction heating roller
JP5083891B2 (ja) * 2008-01-07 2012-11-28 トクデン株式会社 片持ち式誘導発熱ローラ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58209887A (ja) 1983-12-06

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