JP2001023766A - 誘導発熱ローラ装置 - Google Patents

誘導発熱ローラ装置

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JP2001023766A
JP2001023766A JP11198416A JP19841699A JP2001023766A JP 2001023766 A JP2001023766 A JP 2001023766A JP 11198416 A JP11198416 A JP 11198416A JP 19841699 A JP19841699 A JP 19841699A JP 2001023766 A JP2001023766 A JP 2001023766A
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JP
Japan
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roller
stator
rotor
bearing
induction heating
Prior art date
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JP11198416A
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English (en)
Inventor
Yukio Horie
行雄 堀江
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Tokuden Co Ltd Kyoto
Original Assignee
Tokuden Co Ltd Kyoto
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラの温度情報を静止側に伝送するのに回
転トランスを使用するにあたり、回転トランスのステー
タに対するロータの相対的位置関係を、両者間に軸受を
設けることなく保持することを目的とする。 【解決手段】 温度センサによって検出されるローラの
温度信号が与えられる一次側コイルが設置されてあるロ
ータと、この一次側コイルと磁気的に結合する二次側コ
イルが設置されてあるステータとによって回転トランス
を構成し、ロータをローラに連結し、ステータを支持ロ
ッドに支持するとともに、ステータに対するロータの相
対的位置関係を、支持ロッドをジャーナルに対して支持
するための内部軸受を兼用して保持する。これによりス
テータとロータとの間の軸受を省略することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導発熱ローラ装
置、特にローラの発熱温度を固定側に対して回転トラン
スを介して伝達する誘導発熱ローラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導発熱ローラ装置において、内部を中
空としたローラの両端に一体的にジャーナルを連設し、
そのジャーナルの外周を軸受を介して、固定されている
架台に回転自在に支持し、またローラの内部には、誘導
コイルを備えた誘導発熱機構を配置し、これを静止状態
に保持された支持ロッドにより支持することにより、誘
導発熱機構をローラの内部において宙吊りに支持するよ
うにしたものが知られている。
【0003】一方ローラの温度を制御するためにその温
度を検出し、その検出値にしたがう電気信号を静止側に
伝送し、伝送されてきた電気信号によって誘導発熱機構
に供給する電力を制御することが行われている。そのた
めに誘導発熱機構によって発熱したローラの温度を温度
センサによって検出し、その検出値にしたがう電気信号
を回転トランスによって静止側に伝送することが行われ
ている。
【0004】この場合の回転トランスの一次側コイルを
支持するロータはローラと一体的に回転するように設置
し、また同二次側コイルを支持するステータは静止部分
たとえば支持ロッドに設置し、両コイルが互いに電磁結
合するようにしておけば、ローラの温度にしたがう電気
信号は、一次側コイルより二次側コイルに伝送されるよ
うになり、したがって静止側においてローラの温度を検
出することができるようになる。そして回転トランスは
スリップリングのような接触型のものとは相違し、非接
触型であるため、摩耗その他による故障原因が排除され
るといった利点がある。
【0005】しかしこのような回転トランスを使用した
構成では、ステータとロータとの相対的位置が不変とな
るように保持する必要があり、そのため従来ではステー
タとロータとの間に軸受を設置し、ステータに対してロ
ータをその相対的位置が変化しないように回転自在に支
持するようにしている。しかしこのような軸受を設置す
るための構成が必要となるばかりでなく、その保守、点
検を必要とするといった欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ローラの温
度情報を静止側に伝送するのに回転トランスを使用する
にあたり、回転トランスのステータに対するロータの相
対的位置関係の保持を、両者間に軸受を設けることなく
達成することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、温度センサに
よって検出されるローラの温度信号が与えられる一次側
コイルが設置されてあるロータと、この一次側コイルと
磁気的に結合する二次側コイルが設置されてあるステー
タとによって回転トランスを構成し、ロータをローラに
連結し、ステータを支持ロッドに支持するとともに、ス
テータに対するロータの相対的位置関係を、支持ロッド
をジャーナルに対して支持するための内部軸受を兼用し
て保持したことを特徴とする。
【0008】ステータに対するローラの相対的位置関係
は、ローラに対して静止状態に支持する内部軸受が兼用
して保持するので、ステータとロータとの間に軸受を設
置する必要はなくなる。そのためこのような軸受を設置
していた従来の構成に比較して、軸受設置のための構成
を省略することができるとともに、その軸受の保守、点
検が省略できるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1により
説明する。1は内部を中空としたローラで、両端に中空
状のジャーナル2を一体的に連設しており、ジャーナル
2はその外側にある軸受3によって、固定の架台4に回
転自在に支持されている。そして適当な駆動源(たとえ
ばモータ)によってジャーナル2が回転されることによ
って、ローラ1が回転される。
【0010】ローラ1の内部には、鉄心5およびこれに
巻回された誘導コイル6からなる誘導発熱機構7を配置
し、その両端を支持ロッド8によって支持する。支持ロ
ッド8はジャーナル2に挿通され、ジャーナル2に対し
て内部軸受9によって支持されてあり、これにより誘導
発熱機構7をローラ1の内部において宙吊りに支持す
る。10は誘導コイル6のリード線で、支持ロッド8の
内部を通ってその端部から導出され、外部の励磁用の交
流電源に接続されている。
【0011】11は温度センサで、ローラ1の周壁の内
部に挿通されてあり、ローラの温度に対応する電気信号
を出力する。具体的には温度センサ11はたとえば熱電
対によって構成されてあり、ローラ1の温度に対応する
電圧を出力する。12は温度センサ11に接続されてい
るリード線である。
【0012】13は回転トランスで、ロータ14とステ
ータ15とによって構成され、ロータ14は一方のジャ
ーナル2に機械的に一体に連結されてあり、またステー
タ15は支持ロッド8に機械的に一体に連結されてあ
る。ロータ14には回転トランス13の一次側コイル1
6が設置されてあり、ステータ15には同じく二次側コ
イル17が設置されてあり、両コイル16、17は互い
に磁気的に結合されている。
【0013】温度センサ11によるローラ1の温度情報
はロータ14の一次側コイル16に与えられるのである
が、この温度情報は周波数情報として伝送するのが好ま
しいので、具体的にはローラ1を含む回転要素の一部に
電圧−周波数変換器(V/F変換器という。)を設置し
ておき、これにリード線12からの電圧を入力電圧とし
て与え、ここで入力電圧に対応する周波数の電気信号に
変換する。変換された電気信号を一次側コイル16に与
える。
【0014】一次側コイル16から伝送された電気信号
は二次側コイル17が受け取る。そしてコネクタ18よ
り外部に取りだされる。前記のように温度センサ11の
出力がV/F変換器により変換されて一次側コイル16
より伝送された場合は、コネクタ18からの電気信号
を、周波数−電圧変換器に与え、ここで当初の電圧信号
に復元する。この電圧値よりローラ1の温度を静止側で
知ることができるようになる。
【0015】なおこのようにV/F変換器を回転要素側
に設置した場合は、その変換器に電源電圧が必要とな
る。この電源電圧を回転要素側に伝送するのにも回転ト
ランス13を利用することかできる。具体的にはステー
タ15には電源用の一次コイル20を、またロータ14
には同二次コイル21を設置し、この二次コイル21に
伝送される二次電圧をV/F変換器並びにこれに付随す
る増幅器などの電源電圧として利用すればよい。
【0016】なおローラ1の温度情報の取りだしに2チ
ャンネルを必要とする場合は、図に示すように、一次コ
イル16A、二次コイル17Aをステータ15、ロータ
14に設置するとよい。3チャンネル以上を必要とする
ときは、その数に応じて一次コイル、二次コイルを設置
すればよい。
【0017】本発明にしたがい、内部軸受9を、ロータ
14、ステータ15間の相対的位置関係の保持に兼用す
る。そのためには内部軸受9は、ジャーナル2と支持ロ
ッド8との間の相対的位置関係を保持するとともに、ロ
ータ14、ステータ15間の相対的位置関係の保持に必
要な機能を具備していることが必要である。このように
することにより、ロータ14、ステータ15間には、両
者間の相対的位置関係保持のための軸受を設置しない。
その結果、その軸受の設置のための構成並びに保守、点
検の作業は不用となる。
【0018】図1の構成ではステータ15の外周に向い
あうようにしてロータ14を配置した構成としている
が、これに代えて図2に示すように、ロータ14の外周
に向いあうようにステータ15を配置してもよい。何れ
の場合でもステータ、ロータの各向いあう面に一次側コ
イル16なり二次側コイル17を設置することが必要で
ある。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ーラの温度を検出するのに使用する回転トランスを設置
するにあたり、そのステータ、ロータの相対的位置関係
を維持するのに、支持ロッドとローラのジャーナルとの
間の軸受を兼用するようにし、ステータ、ローラ間の軸
受の設置を省略するようにしたので、その軸受の設置の
ための構成ならびにその保守、点検が扶養となるといっ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ローラ 2 ジャーナル 3 軸受 4 架台 7 誘導発熱機構 8 支持ロッド 9 内部軸受 11 温度センサ 13 回転トランス 14 ロータ 15 ステータ 16 一次側コイル 17 二次側コイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月11日(1999.8.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本発明にしたがい、内部軸受9を、ロータ
14、ステータ15間の相対的位置関係の保持に兼用す
る。そのためには内部軸受9は、ジャーナル2と支持ロ
ッド8との間の相対的位置関係を保持するとともに、ロ
ータ14、ステータ15間の相対的位置関係の保持に必
要な機能を具備していることが必要である。このように
することにより、ロータ14、ステータ15間には、両
者間の相対的位置関係保持のための軸受を設置しない。
その結果、その軸受の設置のための構成並びに保守、点
検の作業は不要となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ーラの温度を検出するのに使用する回転トランスを設置
するにあたり、そのステータ、ロータの相対的位置関係
を維持するのに、支持ロッドとローラのジャーナルとの
間の軸受を兼用するようにし、ステータ、ローラ間の軸
受の設置を省略するようにしたので、その軸受の設置の
ための構成ならびにその保守、点検が不要となるといっ
た効果を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を中空としたローラの両端に一体的
    にジャーナルを連設し、前記ジャーナルを機台に回転自
    在に支持するとともに、前記ローラの内部に配置されて
    ある誘導発熱機構を支持する支持ロッドを前記ジャーナ
    ルに挿通し、前記支持ロッドを前記ジャーナルに対して
    内部軸受によって支持してなる誘導発熱ローラ装置にお
    いて、温度センサによって検出される前記ローラの温度
    信号が与えられる一次側コイルが設置されてあるロータ
    と、前記一次側コイルと磁気的に結合する二次側コイル
    が設置されてあるステータとによって回転トランスを構
    成し、前記ロータを前記ローラに連結し、前記ステータ
    を前記支持ロッドに支持するとともに、前記ステータに
    対する前記ロータの相対的位置関係を、前記内部軸受を
    兼用して保持してなる誘導発熱ローラ装置。
JP11198416A 1999-07-13 1999-07-13 誘導発熱ローラ装置 Pending JP2001023766A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263252A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Sasakura Engineering Co Ltd 回転式ロールへの電子部品の取付構造
JP2008262797A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Tokuden Co Ltd 電源装置付熱処理ローラ
CN103391654A (zh) * 2013-06-28 2013-11-13 苏州科睿特能源科技有限公司 一种可实现固体金属材料梯度加热的装置
EP2897443A1 (en) 2014-01-15 2015-07-22 Tokuden Co., Ltd. Induction-heated roller apparatus
EP2938159A1 (en) 2014-04-23 2015-10-28 Tokuden Co., Ltd. Induction heated roll apparatus
CN107939345A (zh) * 2017-12-19 2018-04-20 苏州泰铎电气有限公司 一种用于塔架式抽油机的永磁电机

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KR20150085476A (ko) 2014-01-15 2015-07-23 토쿠덴 가부시기가이샤 유도 발열 롤러 장치
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040608

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040921