JPH0946984A - 車両用駆動装置 - Google Patents

車両用駆動装置

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JPH0946984A
JPH0946984A JP19468695A JP19468695A JPH0946984A JP H0946984 A JPH0946984 A JP H0946984A JP 19468695 A JP19468695 A JP 19468695A JP 19468695 A JP19468695 A JP 19468695A JP H0946984 A JPH0946984 A JP H0946984A
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瀬口  正弘
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を大型化することなく、効率的に回転電
機を冷却する送風手段を備えた車両用駆動装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 エンジン100からの動力とバッテリ6
00からの動力を適宜制御して駆動輪700を駆動する
T−Sコンバータ1000において、ふたつの回転電機
を構成する回転数調整部1200とトルク調整部140
0を同心円上に回転可能な2重構造として配置するとと
もに、第2ロータ11310を保持するフレーム133
1、1332に通風孔、フィン等を設けて遠心式送風手
段を形成し、装置を大型化することなく、効率よく回転
電機を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両を駆動する駆動
装置、詳しくは内燃機関の発生動力から転換された電力
で車輪軸を駆動するハイブリッド形式の車両用駆動装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平7−15805号公報に示
されるように内燃機関から発生される動力の回転数を変
換する電磁カップリングと、トルクを制御する補助電動
機によって内燃機関と電機機械のハイブリッド化を行
い、動力機関の省燃費、低公害化を実現しているものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシステムでは2つの独立した回転機が必要であるた
め、結果としてシステム全体の重量が増加し、省燃費化
の実現が困難となる。また、本機能は従来車両のトルク
コンバータ及び変速に置き換えられるべきものであり、
このスペースに2つの回転電機を搭載するのが望ましい
が、事実上困難であった。
【0004】そこで本出願人は先の出願において、この
二つの回転電機を構成する回転子及び固定子を同心円状
に配置することによって小型化を図る構造のトルクー回
転数コンバータを考案した。しかし、回転電機を同心円
上に配置することにより小型化が図られる一方、各回転
子及び固定子より発生する熱を外部へ放出して冷却する
必要があるが、このような構造において小型化を維持し
たまま、効率よく放熱する方法がいまだ考えられていな
かった。
【0005】そのため、本発明は上記課題に鑑みて、装
置を大型化することなく、効率的に回転電機を冷却する
送風手段を備えた車両用駆動装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1記載
の如く、 内燃機関からの動力とバッテリからの動力を
適宜制御して駆動輪を駆動する駆動装置において、2つ
の回転電機を構成する回転子及び固定子を同心円上に回
転可能な2重構造として配置するとともに、前記第1の
回転子または第2の回転子に、前記いずれかの回転子の
回転により前記駆動装置を冷却する送風手段を設ける構
成とするものであり、このような構成から回転子の回転
を利用して駆動装置を効率よく冷却することが可能とな
る。
【0007】また、請求項2に記載の如く、遠心式送風
手段を両側に備えることにより軸方向両側から回転子へ
向けて空気流を形成するとともに円周方向へ空気流を排
出することで同心円状に配置した回転電機を効率よく冷
却することが可能となる。また、請求項3に記載の如く
軸流式送風手段を両側に備えることにより、回転子の軸
方向へ向けての空気流の増加を図ることができ、さらに
効率のよい回転電機の冷却を実現することが可能とな
る。
【0008】また、請求項4の構成の如く、第2の回転
子の径方向又は軸方向に通風孔を形成し、前記第2の回
転子の回転によりこの通風孔を流れる空気流が形成され
るとともに、該空気流が前記第1の回転子または前記固
定子へ向けて送風されることにより駆動装置を冷却する
構造とすることにより、回転子、固定子の回りに冷却の
為の空気流を大掛かりな構成を用いることなく形成で
き、装置を大型化することなく効率よく駆動装置を冷却
することが可能となる。また、請求項5に記載の如く、
冷却手段を第2の回転子をハウジングに回転可能に支持
するフレームに設けることにより、効率よく送風手段を
回転子の近傍に配置させることができ、駆動装置の大型
化を回避できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面をもとに説明する。 (第1の実施の形態)図1に本案の第1の実施の形態を
示す。100は、内燃機関等のエンジンであり、100
0はエンジン100の出力を入力として受け、車両用の
駆動輪等から構成される負荷出力(走行駆動出力)に対
応できるよう駆動トルク及び回転数を適宜制御して負荷
出力へ向けて出力するトルク−回転数(speed)コ
ンバータとして機能する駆動装置であり、内部に一対の
コイルと磁石により構成される入出力間の回転数を調整
する回転数調整部1200と、入出力間のトルクを調整
するトルク調整部1400を有する。このトルク−回転
数(speed)コンバータを以下略してT−Sコンバ
ータ1000と呼ぶ。
【0010】200はT−Sコンバータ1000の回転
数調整部1200の通電を制御するインバータであり、
本実施例においては、回転数調整部1200は三相の回
転電機により構成されていることから、インバータ20
0のスイッチング動作により、三相の交流電流が回転数
調整部1200へ向けて通電制御されている。400は
同じくT−Sコンバータ1000のトルク調整部140
0の通電を制御するインバータであり、回転数調整部1
200と同様三相の交流電流を通電制御している。
【0011】500はT−Sコンバータ1000に設け
られた回転センサ、その他の内部情報または外部情報等
によりインバータ200及び400を制御するECUで
ある。600は一般の車両等に用いられている直流のバ
ッテリーである。700は負荷出力として車両のタイヤ
等により構成される駆動輪である。さらにエンジン10
0とT−Sコンバータ1000間には一般の内燃機関駆
動型の車両に広く用いられているジョイント部及び減速
機等が構成され、またT−Sコンバータ1000と駆動
輪700間にも同様にジョイント,差動ギヤ等が設けら
れているが図示を省略する。
【0012】次にT−Sコンバータ1000の詳細な構
造について説明する。エンジン100の回転駆動力を伝
達出力する出力軸110は、図示しないジョイント部、
減速機等を介してT−Sコンバータ1000のほぼ中心
に位置するシャフト状の入力軸1213と連結されてお
り、エンジン100の回転駆動力を入力軸1213へ直
接伝達する。本実施例においては、出力軸110と入力
軸1213を同一軸上に直線的に配置するようにした
が、車両の搭載スペースに合わせ、適宜ジョイント等を
介して出力軸110と入力軸1213の軸方向に角度を
もたせて配置させることも可能である。
【0013】T−Sコンバータ1000は3つのハウジ
ング1710、1720、1730を連結することによ
り、ひとつのハウジングを構成しており、各ハウジング
どうしの接合部はその位置決めが容易となるように、互
いに円筒状のはめ合い部を有しており、複数のボルトに
より結合させる構成となっている。ハウジング171
0、1720、1730より形成された内部空間には本
駆動装置の主要な回転電機部を構成するべく入力軸12
13に一体的に設けられた第1の回転子である第1ロー
タ1210と、第2の回転子である第2ロータ及び固定
子に相当するステータ1410等が設けられている。
【0014】入力軸1213は複数の異なる径の外周部
を有しており、第1ロータ1210、ベアリング、電源
供給の為のスリップリング、回転センサ等が配置されて
いる。第1ロータ1210は回転磁界を形成する巻線1
211及びロータコア1212から構成されており、入
力軸1213の外周面の内、最も径の大きい外周面にロ
ータコア1212が圧入固定されている。
【0015】入力軸1213は、ロータコア1212が
圧入される外周面からエンジン100側へ向けてその径
を徐々に小さくなるよう形成されており、その最もエン
ジン側に近い入力軸の外径にはベアリング1514が配
置され、ベアリング1514の外輪をハウジング173
0に支持固定することにより、入力軸1213の一端を
ハウジング1730に対し回転自在に支持している。
【0016】第1ロータ1210の外周には、第1ロー
タと対向して円筒状の第2ロータ1310が第1ロータ
1210と相対的に回転可能なように同一軸上に回転自
在に配置されている。第2ロータ1310は、その内周
面、外周面に複数の磁石を内装したロータヨーク131
1とロータヨークを支持するフレーム1331、133
2からなり、第2ロータ1310に貫通挿入される複数
のボルト1332により、第2ロータを、フレーム13
31、1332により挟みこむようにして、締結固定さ
れている。
【0017】フレーム1331は、第1ロータ1210
の巻線1211のコイルエンドとの接触を回避するよう
に、円筒部1331aおよび平坦部1331bが形成さ
れており、入力軸1213の軸方向に対し直角な方向に
平行な平面を有する平坦部1331bには、複数の通風
孔1335がフレーム1331を貫通する形で形成され
ており、さらに第1ロータの回転軸と同心円状に配置さ
れた円筒部1331aにも同様に複数の通風孔1336
がフレーム1331を貫通する形で形成されている。円
筒部1331a上には径方向外周へ向けて放射状に配置
された平板状の複数のフィン1343が設けられてい
る。
【0018】図1のA矢視における送風手段の部分拡大
図を図4に示す。フレーム1332もフレーム1331
と同様に、第1ロータ1210の巻線1211のコイル
エンドとの接触を回避するように、円筒部1332aお
よび平坦部1332bが形成されており、入力軸121
3の軸方向に対し直角な方向に平行な平面を有する平坦
部1332bには、複数の通風孔1337が形成されて
おり、さらに第1ロータの回転軸と同心円状に配置され
た円筒部1332aにも同様に複数の通風孔1334が
形成されている。円筒部1332a上には径方向外周へ
放射状に配置された平板状の複数のフィン1342が設
けられている。
【0019】なお、フレーム1331、1332の円筒
部1331a,1332aに設けられたフィン134
2、1343は、それぞれ後述するステータ1410の
巻線1412のコイルエンドと第1ロータの巻線121
1のコイルエンドとの間に形成される空間に収まるよう
配置構成されている。フレーム1332には、一体的に
出力軸1340が形成されており、出力軸1340がハ
ウジング1720にベアリング1513を介して回転自
在に支持している。出力軸1340の一端は、ハウジン
グ1720より外部へ突出しており、図示しないデファ
レンシャルギヤ等を介して駆動輪700に連結されてい
る。フレーム1332には、さらにハウジング1720
内において、その回転軸心付近が一部第1ロータ側へ向
けて突出しており、その内部に入力軸1213の一端が
挿入され、ベアリング1511を介して入力軸1213
をフレーム1332に回転自在に支持する構成となって
いる。このときロータコア1311に巻装されている巻
線1211のコイルエンドはロータコア1311の軸方
向端面よりも軸方向へ向けて突出しており、この巻線1
211のコイルエンドの突出部の内方で、ロータコア1
212の端面側方には空間が形成され、この空間部分に
第1ロータ1210の軸に対し第2ロータ1310のフ
レーム1332を回転支持するベアリング1511が収
まるように配置されているため、第1ロータの回転支持
部を軸方向外方へ突出させることなく、装置全体の軸方
向長さを極力小さくする構成を実現している。
【0020】ロータヨーク1420の軸方向端面は、第
1ロータ1210のロータコア1212の軸方向端面と
ほぼ同一の位置になっており、そのためロータヨーク1
420の端面に連結されるフレーム1332は、ロータ
コア1212の端面より突出する巻線1211のコイル
エンドを回避するよう、その軸中心部よりカップ型形状
を成してロータヨーク1311の端面へ向けて延設され
る形状となっている。
【0021】ロータヨーク1311を支持するもう一方
のフレーム1331は、径の異なる円筒状の外周面を複
数有しており、エンジン側へ向けてその径が徐々に小さ
くなるよう構成されている。最も小径な部分は入力軸1
213の外周面に対し微小の隙間を介して配置されてお
り、その小径部の外周側の面にはベアリング1510が
はめ込まれており、ベアリング1510の外輪はハウジ
ング1710より延設されているプレート部1710a
に固定されている。そのため第2ロータ1310は、フ
レーム1331、1332がそれぞれハウジング171
0、1720に対し、ベアリング1510、1513を
介して回転自在に支持されるものであり、また各ベアリ
ング1510、1513はともに入力軸に対し、同軸上
に配置されていることから第2ロータ1310も入力軸
1213に対し、同軸上に回転自在に支持されるもので
ある。
【0022】また、フレーム1331とプレート部17
10aとの間の軸方向空間部にはレゾルバなどの回転セ
ンサ1912が設けられており、回転センサ1912の
一方がフレーム1331に固定され、他方がプレート部
1710aに固定されることにより、第2ロータ131
0の回転数を検出可能構成となっている。この回転セン
サ1912からの検出信号は、ECU500へ向けて送
られ第2ロータ1310の回転制御に用いられる。
【0023】フレーム1331は、ベアリング1510
よりも第1ロータ1210側に近い位置で、入力軸12
13に対し、ベアリング1512を介して回転自在に支
持されている。ロータヨーク1420の円筒状の外周面
に対向するようにしてステータ1410が配置されてい
る。ステータ1410はステータコア1412及び巻線
1412から構成されており、ステータコア1412は
ハウジング1720の円筒状の内周面に直接固定される
ように配設されており、回転磁界を形成する巻線141
1がステータコア1412に巻装されている。
【0024】このような構成からステータ1410は、
第1ロータ1210と第2ロータ1310が互いに同軸
上に配置されるのと同様に、同軸上に配置される構成と
なっているものである。ステータ1410の配線はハウ
ジング1710より内部に突出形成されているプレート
部1710aを貫通し、さらにハウジング1710の外
周円筒部に固定された配線固定プラグ1711内を貫通
して外部へ配線され、インバータ400へ向けて電気的
に接続されている。
【0025】第1ロータ1210においては、ロータコ
ア1212のエンジン側端面から三相の各相ごとの配線
となるリード部1660が入力軸1213に埋め込まれ
た形で、入力軸の軸方向に並列的に配置された3つのス
リップリング1630にそれぞれ接続されている。各ス
リップリング1630はそれぞれ互いに導通しないよ
う、間にモールド等の絶縁部1650を介して設けられ
ており、さらにリード部1660の周囲も同様にしてモ
ールド等の絶縁部により覆われており、入力軸1213
等との絶縁を図っている。
【0026】各スリップリング1630には、その先端
をスリップリング1630に摺動するようにして、ブラ
シ1620がそれぞれ当接されており、各ブラシ162
0はその後方よりスプリング1640によって、スリッ
プリング1630へ向けて押圧されている。これら3つ
のブラシ1620はブラシホルダ1610により保持さ
れており、ブラシホルダ1610は、ハウジング171
0のプレート部1710aに固定されている。各ブラシ
1620からは、それぞれインバータ200へ向けて配
線が延びており、インバータ200からの電力を第1ロ
ータ1210に対し、授受可能なように電気的に接続さ
れる構成となっている。
【0027】スリップリング1630とベアリング15
14との間の入力軸1213外周面には第1のロータの
回転を検出するレゾルバなどで構成される回転センサ1
911が設けられている。その固定側は、ハウジング1
710より突出するプレート部1710aの一部に固定
されている。この回転センサ1911からの信号は第2
ロータ1310の回転センサ1912と同様その信号は
ECU500へ向けて出力され第1ロータ1210の回
転制御に用いられる。
【0028】入力軸1213に圧入されたロータコア1
212は外径d1を有し、その外周に径方向へ向けて複
数のスロット1212aが形成され、その内部に巻線1
211が巻装されている。ロータコア1212の外周に
はエアギャップg1を介して円筒状のロータヨーク13
10が回転自在に設けられており、その内周面側の内部
に、円周方向に等間隔に複数配置された磁石1220が
設けられており、磁石1220の内周面側の磁極が、
N、S極交互になるよう配置されている。各磁石の両端
には、磁束の漏れを防ぐための開口部がそれぞれ軸方向
に向けて形成されている。また、各磁石と磁石との間の
スペースには、ロータヨーク1311を両サイドで支持
するフレーム1311、1312を結合するためのボル
ト1333が挿入されるボルト穴1311bがロータヨ
ーク1311を軸方向に貫通するように円周方向に複数
形成されている。
【0029】この磁石1220とロータコア1212及
び巻線1211との間で磁束が形成されることにより一
つの磁気回路を形成し、巻線1211に流れる電流をイ
ンバータ200により適宜制御することによって、負荷
出力の回転数を調整する回転数調整部1200を構成す
る。また、ロータヨーク1311の外周面側内部に円周
方向に等間隔に複数配置された磁石1420が設けられ
ており、磁石1220と同様、各磁石の両端部には、磁
束の漏れを防ぐための開口部が形成されている。また磁
極の配置も磁石1220と同様である。第2ロータのロ
ータヨーク1311の外径d2の外周部に所定のエアギ
ャップg2を介してステータ1410が設けられてい
る。ステータ1410のステータコア1412の内周面
側には巻線1411が巻装されるための複数のスロット
が形成されており、第2ロータの磁石1420との間で
磁束を形成し、第2の磁気回路を構成する。そして巻線
1411に流れる電流をインバータ400により適宜制
御することによって負荷出力へ向けてのトルクを調整す
ることが可能であり、この磁気回路によりトルク調整部
1400を構成する。
【0030】次にこの実施の形態におけるシステムの作
動について説明する。今エンジン100の出力の回転数
が2n[rpm]、トルクがt[N・m]である時、こ
れを回転数n[rpm]、トルク2t[N・m]の車両
出力として出力したい場合について説明する。エンジン
100からの入力(トルクt、回転数2n)をまず回転
数調整部1200により、エンジン100のトルクt
は、そのまま第2ロータ1310へ伝達し、エンジン1
00の回転数2nを所望の出力回転数nに合わせるが、
その時に生ずる回転数差n×トルクtのエネルギーを電
力に変換し、インバータ200、バッテリ600を介し
てトルク調整部1400へ送る。トルク調整部1400
側では、回転数調整部1200或いはバッテリ600の
出力を受け、そのトルクtの車両出力トルクに対する不
足分或いは過剰分をここで補正する。この時、不足の場
合は、1400は電動機として、過剰であれば発電機と
して機能する。
【0031】又、回転数調整部1200もエンジン10
0の入力の設定によっては電動機として機能する必要が
ある。又逆に前記システムを車両の制動時に利用する場
合は、エンジン100をコンプレッサー(或いはエンジ
ン100によるブレーキ)として前記回転数調整部12
00の第1ロータの回転抵抗体として利用でき、車両の
制動エネルギーの内、前記回転数調整部1200で制動
エネルギーの一部を吸収するので、トルク調整部140
0が負担する制動エネルギーは減少し、制動時に必要な
容量も小さくする事が出来る。
【0032】以上の様な構成によりエンジン100の回
転エネルギーを一部電磁力を介してダイレクトに走行駆
動側へ伝達する事で、電力系統及び回転機の容量を小さ
くする事ができ、さらには2つの回転機を複合化し内外
配置としたので非常に小型化が可能となった。又、一部
回転エネルギーを電力に、又電力から回転エネルギーに
変換する工程が省けるので、その分効率UPも期待出来
る。
【0033】次に回転電機を冷却する冷却手段の構成及
び作用について説明する。第1ロータ1210及びステ
ータ1410からの電磁誘導作用により、第2ロータ1
310が回転すると、ロータヨーク1311を支持する
フレーム1331、1332がローターヨーク1311
とともに回転駆動する。フレーム1331、1332に
はそれぞれ通風孔1335、1336、1337、13
38が形成され、複数のフィン1342、13343が
設けられていることから、このフレーム1331、13
32の回転により図1に示す矢印の如く循環する空気流
が形成される。各フレームに形成された通風孔、フィン
の構成から各フレームは遠心式の送風手段を構成する。
フレーム1331の周囲に形成される空気流は通風孔1
335においてフレーム1331の外部より第1ロータ
1210の巻線1211の端部へ向けて回転軸と平行な
方向へ流れ第1ロータ1210の熱を吸収するととも
に、円周方向へとその向きを変え、通風孔1336に向
けられフレーム1331の外周へ排出される。フレーム
1331外へ排出された空気流は、ステータ1410の
巻線1411のコイルエンドへ向けて吹き付けられステ
ータ1410に発生した熱を吸収するとともに、外部フ
レーム1710、1720を介してハウジング外へ放熱
する。その後ステータ1410の巻線1411へ向けら
れた空気流はその向きを変え、再び通風孔1335へ向
けられる循環する空気流を形成する。
【0034】フレーム1332においても、通風孔13
37、1338、フィン1343により同様の空気流が
形成され、ハウジング外部へ熱を放出する。このよう
に、第2ロータ1310に設けられたフレーム133
1、1332に送風手段を設けることによりステータ巻
線1411及び第1ロータの巻線1211の両方を同時
に冷却することができ、効率のよい冷却手段を実現する
ことができる。またこれら送風手段は第1ロータとステ
ータとのコイルエンド部間の空間を利用して構成される
ことから、回転機の寸法を大幅に変えることなくコンパ
クトに冷却構造を構成することができる。
【0035】上記実施の形態においては、遠心式送風手
段を構成するためのフィン1342、1343を放射状
に配置される平面板としたが、このような形状に限ら
ず、ターボファン、シロッコファンと呼ばれるような平
面板を回転方向に角度を持たせて設けるようなものや、
湾曲した形状としてもの同様の効果を奏するものであ
る。
【0036】(第2の実施形態)図2に第2の実施形態
を示す。この実施の形態では、図1と同じ構成のものに
ついては同一の符号を付すとともにその詳細な説明は省
略する。この実施の形態では第2ロータ1310に設け
られたフレーム1331、1332の平坦部1331
b,1332bの各通風孔ごとに、斜め外径方向へ伸び
る軸流フィン1339、1341を設けて軸流式送風手
段をさらに付加した構成としたものである。図5に図1
のB矢視における送風手段の部分拡大図を示す。
【0037】第2ロータ1310が回転すると、回転軸
と直角方向の平面に形成された通風孔には軸流フィン1
339、1341により回転軸方向への空気流を増加さ
せることができ、第2ロータの回転によって図2の矢印
に示すような循環する空気流を形成し、流量の増加を図
ることができ、放熱能力をあげることができる。なお、
上記実施の形態においては、遠心式送風手段に、軸流式
送風手段を複合して構成したものについて述べたが、こ
れに限らず軸流式送風手段のみを備える構成としてもよ
い。この場合フィン1342、1343を省略すること
ができる。また、上記送風手段をロータの両サイドに設
けたが、片側一方にのみ設けるようにしてもよい。
【0038】(第3の実施形態)図3に第3の実施の形
態を示す。この実施の形態においても、図1及び図2と
同じ構成のものについては同一の符号を付すとともにそ
の詳細な説明は省略する。この実施の形態では第1ロー
タ1210のロータコア1212の両サイドに第1の実
施の形態において第2ロータ1310のフレーム133
1、1332に構成した遠心式送風手段と同様な構成の
遠心式送風手段1223、1224を構成したものであ
る。なお遠心式送風手段1224の内部空間には入力軸
1213を回転支持するベアリング1511とその外輪
を支持するフレーム1332の一部が収容される。その
ため、軸方向に突出することなく、内部空間を利用して
コンパクトに構成することができる。同様に、軸流式送
風手段1223の内方にロータコア1212からの出力
端子部等が収容され、軸方向への突出を防いでいる。
【0039】このような構成において、出力側に回転力
が伝達されないような状況、例えば車両が停止している
場合にT−Sコンバータ1000を発電機として制御す
るときの作動について説明する。出力側に回転力が伝達
しない場合は出力側に直結している第2ロータ1310
は回転しないが、エンジン100の出力が伝達する第1
ロータ1210には回転力が伝達する。従って、第1ロ
ータとともに、遠心式送風手段1223、1224が回
転することにより、空気流が発生する。この空気流はフ
レーム1331、1332に形成される軸方向及び径方
向の通風孔1335、1336、1337、1338を
通り第1ロータ1210の巻線1211及びステータ1
410の巻線1411の熱をフレーム1710、172
0を介して外部へ放熱する。
【0040】このような構成とすることにより、車両が
停止した状態であっても、エンジン100の回転駆動に
より、駆動装置を冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における全体構成及び
主要部の縦断面図。
【図2】本発明の第2の実施形態における全体構成及び
主要部の縦断面図。
【図3】本発明の第3の実施の形態における全体構成及
び主要部の縦断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるA矢視部に
おける部分構成図。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるB矢視部に
おける部分構成図。
【符号の説明】
100 エンジン 200、400 インバータ 500 ECU 600 バッテリ 700 駆動輪(負荷出力) 1000 T−Sコンバータ 1200 回転調整部 1210 第1ロータ 1310 第2ロータ 1400 トルク調整部 1410 ステータ(固定子) 1510、1511、1512、1513、1514、
1515 ベアリング 1335,1336,1337,1338 通風孔 1342、1343 フィン 1339、1341 軸流フィン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関または蓄電手段からの出力を入
    力とし、連結される負荷出力に対し所定の駆動トルク及
    び回転数を出力制御する駆動装置において、 前記駆動装置は、ハウジングと、 前記ハウジングに収容され、前記負荷出力に回転力を伝
    える相対回転可能な第1及び第2の回転子と、 前記ハウジングに固定される固定子とを備えるととも
    に、 前記第2の回転子には、前記第1の回転子と相対的に回
    転駆動することにより相互電磁作用を行う第1の磁気回
    路と、前記固定子と相対的に回転駆動することにより相
    互電磁作用を行う第2の磁気回路とを備え、 前記両回転子および固定子を同心円状に配置するととも
    に、 前記第1の回転子または第2の回転子に、いずれかの回
    転子の回転により前記駆動装置を冷却する送風手段を設
    けることを特徴とする車両用駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記送風手段は前記第1の回転子または
    第2の回転子の両側に備えられた遠心式送風手段である
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記送風手段は前記第1の回転子または
    第2の回転子の両側に備えられた軸流式送風手段である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用駆動
    装置。
  4. 【請求項4】 前記送風手段は前記第2の回転子の径方
    向又は軸方向に設けられた通風孔を有し、前記第2の回
    転子の回転により空気流が形成されるとともに、該空気
    流は前記第1の回転子または前記固定子へ向けて送風さ
    れることを特徴とする請求項1乃至3に記載のいずれか
    一項に記載の車両用駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記送風手段は、前記第2の回転子を前
    記ハウジングに回転可能に支持するフレームに設けられ
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記
    載の車両用駆動装置。
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