JP2010057271A - ダブルロータモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構造をもち高速回転性能に優れたダブルロータモータを提供すること。
【解決手段】径方向最内側の内側ロータ(3)は回転軸(5)に固定される。内側ロータ(3)の径方向外側に被せられる外側ロータ(2)は回転軸(6)に固定される。ステータ(1)はモータハウジング(4)に固定されて外側ロータ(2)の径方向外側に被せられる。内側ロータ(3)は永久磁石もロータとされ、外側ロータ(2)は、籠形コイル27が形成された外側ロータコア(21)からなる。籠形コイル(27)は支持ディスク(8A)と一体にアルミダイキャストにより製造されて外側ロータ(2)のトルクを支持ディスク(8A)を通じて回転軸(6)に伝達する。
【選択図】図6

Description

本発明は、軸方向に重なる位置に配置された2つのロータを有するモータ(以下、ダブルロータモータとも言う)の改良に関する。本発明のダブルロータモータは、たとえばエンジンと変速機の間に介設されて、エンジンを始動したり、エンジンのトルクをアシストしたり、車両の運動エネルギーを回生したりする車両用動力伝達装置として好適に採用される。
従来より、小径の内側ロータと大径の外側ロータと最外側のステータとが軸方向同位置(以下、同心円位置と称する)に配置されたダブルロータモータが本出願人の出願になる下記の特許文献1、2に提案されている。
特許文献1は、内側ロータに内側ステータコイルを、最外側のステータに外側ステータコイルを巻装し、外側ロータの外周面部及び内周面部にそれぞれ永久磁石又は籠形コイルを設けたダブルロータモータを開示している。
外側ロータに籠形コイルを採用する特許文献1の態様において、外側ロータの外周面部の籠形コイルと最外側のステータとは、外側の誘導モータを構成し、外側ロータの内周面部の籠形コイルと内側ロータとは内側の誘導モータを構成する。外側ロータの磁性コアは、外周面部と内周面部との間に円筒状のコアバックを有しており、これによりこれら2つの誘導モータのロータ側磁気回路は分離されている。つまり、この特許文献1のダブルロータモータは、2つの籠形誘導モータのロータを径方向に一体化した構造をもつ。
しかしながら、このダブルロータモータでは、内側ロータに巻いたステータコイル(すなわち、内側誘導モータのステータコイルのコイルエンドが軸方向両側へ長く突出するため、外側ロータの軸方向長さが増大し、その結果、高速回転する外側ロータに生じる遠心力の支持が困難となった。また、内側ロータのステータコイルの放熱も困難となった。更に、外側ロータの軸方向長の増大は、たとえばエンジン軸と負荷軸(正確に言えば減速機構又はその前段のクラッチ機構の入力軸)との間へのこのダブルロータモータの介設が困難となるという問題も派生した。また更に、このダブルロータモータでは、内側ロータに巻いた内側ステータコイルへの大電流給電のためにスリップリング・ブラシ機構が必要となるという解決困難な問題も生起した。
次に、特許文献2は、外側ロータの外周面部に巻いた外側コイルと、外側ロータの内周面部に巻いた内側コイルとを直列接続して直列接続短絡コイルとし、内側ロータを永久磁石ロータとしたダブルロータモータを提案している。
このダブルロータモータでは、内側コイルと外側コイルとを直列接続する必要があるため、外側ロータに装備される外側コイル及び内側コイルとして籠形コイルを採用することはできない。このため、このダブルロータモータでは、永久磁石ロータがコイルエンドをもたないものの、外側ロータの内側コイル及び外側コイルのコイルエンドが軸方向へ突出するため、回転軸に固定されて外側ロータの磁性コアを支持する支持ディスクから外側ロータの磁性コアまでの軸方向距離が長くなり、その結果として、高速回転する外側ロータの耐遠心力支持が困難となるという問題が特許文献1と同じく生じた。
また、この特許文献2のダブルロータモータでは、外側ロータの磁性コアは、外周面部と内周面部との間に円筒状のコアバックを有しており、これにより外側ロータの2つの巻線形ロータコイルの磁気回路は分離されている。
次に、本出願人の出願になる特許文献3は、小径の内側ロータと最大径の外側ロータとこれら両ロータ間に配置された中間のステータとが同心円位置に配置され、内側ロータ及び最外側のロータは永久磁石ロータとされたダブルロータモータを提案している。中間のステータの外周面部には外側コイルが、内周面部には内側コイルが巻かれており、中間のステータの磁性コアは、外周面部と内周面部との間に円筒状のコアバックを有しており、これによりこれら2つのステータコイルの磁気回路は分離されている。つまり、この特許文献3のダブルロータモータは、2つの永久磁石同期モータのステータを径方向に一体化した構造をもつ。
しかしながら、この中間ステータ構造のダブルロータモータでは、中間ステータに巻かれる内側コイル及び外側コイルのコイルエンドが軸方向に突出するため、最外側のロータを支持するための支持ディスクは、このコイルエンドの軸方向長さの分だけ軸方向に腕を伸ばす必要があり、その結果、高速回転する最外側ロータの遠心力の支持が困難となった。特に、最外側ロータの重心のずれ(すなわち偏心)による回転バランスの崩れに対する対策が非常に困難となった。
特許第3052820号 特開2000−197324 特開2001−136606
本発明は従来のダブルロータモータにおける上記問題点に鑑みなされたものであり、必要な軸方向長を短縮でき、外側ロータの回転支持が容易で、堅牢な構造をもつダブルロータモータを提供することをその解決すべき課題すなわち目的としている。
上記課題を解決する本発明のダブルロータモータは、同一軸芯に配置された回転軸(5)、(6)と、回転軸(5)に固定された内側ロータ(3)と、内側ロータ(3)の外周面に小ギャップを隔てて電磁的にトルク授受可能な内周面を有して回転軸(6)に固定された外側ロータ(2)と、外側ロータ(2)の外周面に小ギャップを隔てて電磁的にトルク授受可能な内周面を有してハウジング(4)に固定されたステータ(1)とを有し、前記ステータ(1)は、ステータコア(11)にステータコイル(12)を巻装して構成されているダブルロータモータにおいて、前記内側ロータ(3)は、永久磁石が周方向極性交互に配置された円筒状の軟磁性コアにより構成されて外周面に偶数個の磁極を有し、前記外側ロータ(2)は、籠形コイルを装備する円筒状の軟磁性コアにより構成され、前記籠形コイルは、前記内側ロータ(3)及び前記ステータと磁束を授受することを特徴としている。
すなわち、この発明のダブルロータモータは、径方向最内側に配置される内側ロータ(3)として永久磁石ロータを採用し、径方向最外側に配置されるステータと内側ロータ(3)との間に配置される外側ロータ(2)として籠形コイルをもつロータを採用する。このようにすれば、外側ロータ(2)とそれを支持する支持ディスク(8A)又は支持ディスク(8B)との間の軸方向距離を従来よりも大幅に短縮することができるため、外側ロータ(2)の遠心力の支持及びトルクの伝達が容易となり、外側ロータ(2)の回転バランスの確保が容易となる。また、モータの必要な軸方向長を短縮することができるため、その分だけ内側ロータ(3)の軸方向長を増加でき、トルクを増大することができる。
好適な態様において、前記ステータコイル(12)に前記内側ロータ(3)の角速度に相当する周波数の交流電流を通電するインバータ(13)を有する。これにより、ステータ(1)と回転軸(5)又は(6)との間でトルク授受を行うことができる。
好適な態様において、前記籠形コイルは、前記外側ロータ(2)と前記回転軸(6)とをトルク授受可能に連結する支持ディスク(8A)と一体に鋳造されている。これにより、簡素な構造及び製造方法により剛性及び強度に優れた外側ロータ(2)を実現することができる。
好適な態様において、前記コイルエンド(24)に機械的に結合される外周部を有して前記回転軸(5)に回転自在に支持される支持ディスク(8B)を有する。これにより、外側ロータ(2)の回転バランスの向上と耐遠心力性能の向上とを実現することができる。
好適な態様において、前記外側ロータ(2)は、前記外側ロータ(2)の外周面部を軸方向へ延在する外側コイル(22)と、前記外側ロータ(2)の内周面部を軸方向へ延在する内側コイル(23)と、前記ステータコア(11)から軸方向両側に突出する前記前記ステータコイル(12)の略内径側へ延在して前記外側コイル(22)及び内側コイル(23)の端部を短絡する共通のコイルエンド(24)、(25)とを有する。これにより、回転軸(6)にトルクアシストしたり、回転軸(5)の動力を発電電力として出力したりすることができる。
好適な態様において、前記コイルエンド(25)は、前記外側ロータ(2)と前記回転軸(6)とをトルク授受可能に連結する支持ディスク(8A)により構成されている。これにより、簡素な構造及び製造方法により剛性及び強度に優れた外側ロータ(2)を実現することができる。
好適な態様において、前記外側ロータ(2)は、放射状に配置されて前記内側ロータ(3)の磁束を前記ステータコア(11)に径方向へ流す互いに連結されない多数のティース(26)により構成される外側ロータコア(21)と、前記各ティースに周方向に隣接する共通の籠形コイル(27)とを有する。これにより、回転軸(6)にトルクアシストしたり、回転軸(5)の動力を発電電力として出力したりすることができる。その他、ステータ(1)から回転軸(5)を駆動することもできる。
好適な態様において、前記外側ロータ(2)は、放射状に配置されて前記内側ロータ(3)の磁束を前記ステータコア(11)に径方向へ流す互いに連結されない多数のティース(26)と、前記各ティース(26)を連結するコアバック(210)とを有し、前記コアバックよりも径方向外側の各スロット(S1)内に収容された籠形コイルの導体(28B)と、前記コアバックよりも径方向内側の各スロット(S2)内に収容された籠形コイルの導体(28A)とはコイルエンド(24A)、(24B)により一つづつ連結されて多数の1ターン籠形コイル(28)が形成され、前記各1ターン籠形コイル(28)は、支持ディスク(8A)、(8B)に電気絶縁可能に連結される。これにより、回転軸(6)にトルクアシストしたり、回転軸(5)の動力を発電電力として出力したりすることができる。その他、ステータ(1)から回転軸(5)を駆動することもできる。
本発明のダブルロータモータの好適な実施態様を図面を参照して以下に説明する。
(実施形態1)
本発明の車両用動力伝達装置の第一実施例を図1を参照して説明する。図1は、この実施形態のダブルロータモータの軸方向模式半断面図である。
(全体構造)
1は最外側のステータ、2は外側ロータ、3は内側ロータ、4はモータハウジング、5は入力側の回転軸、6は出力側の回転軸、7A〜7Cは軸受けである。
ステータ1は、モータハウジング4の周壁部内周面に固定された円筒状のステータコア11に3相のステータコイル12を巻装して構成されている。ステータコア11は、輪板状の電磁鋼板を軸方向に積層して形成されている。ステータコイル12の2つのコイルエンドは、軸方向両側に突出している。モータハウジング4の前端壁は軸受け7Aを通じて回転軸5を回転自在に支承し、モータハウジング4の後端壁は軸受け7Bを通じて回転軸6を回転自在に支承している。この実施形態では、回転軸5は図略のエンジンのクランク軸にクラッチを通じて又は直接に連結されている。同じく、回転軸6は、減速ギヤ機構にクラッチを通じて又は直接に連結されている。もちろん、回転軸5、6と外部との連結形態は自由であり、たとえば、回転軸6をトルクコンバータの入力軸に連結しても良い。
外側ロータ2の後端面は、内側ロータ3の後方に近接して支持ディスク8Aの外周部に固定されている。外側ロータ2の前端面は、内側ロータ3の前方に近接して支持ディスク8Bの外周部に固定されている。支持ディスク8Bは、軸受け7Cを介して回転軸5に回転自在に固定されている。内側ロータ3は、支持ディスク9の外周面に嵌着、固定されている。
外側ロータ2は、支持ディスク8A、8Bの外周部に支持される外側ロータコア21と、この外側ロータコア21に巻装された外側コイル22及び内側コイル23とを有している。外側ロータコア21は、輪板状の電磁鋼板を軸方向に積層して形成されている。この実施形態では、外側コイル22及び内側コイル23は、それぞれアルミダイキャスト法により形成された籠形コイルからなる。24は外側コイル22及び内側コイル23の前側のコイルエンドをなす輪板部であり、25は外側コイル22及び内側コイル23の後側のコイルエンドをなす輪板部である。コイルエンド24、25は外側コイル22及び内側コイル23と一体にアルミダイキャスト法により鋳造されている。
内側ロータ3は、支持ディスク9の外周面に嵌着、固定される内側ロータコア31と、内側ロータコア31の表面に周方向へ極性交互に配置された偶数個の永久磁石32とからなる。すなわち、内側ロータ3は表面固定型の永久磁石ロータからなる。内側ロータコア31は、輪板状の電磁鋼板を軸方向に積層して形成されている。もちろん、永久磁石32を内側ロータコア31に軸方向に貫設された磁石収容孔に収容してもよい。
モータハウジング4及び支持ディスク8A、8B、9はアルミ合金の鋳造により形成されている。
上記した構造を採用するこの実施形態のダブルロータモータは、内側ロータ3と外側ロータ2の内側コイル23とが内側のモータ(内側モータとも呼ぶ)を構成し、ステータ1と外側ロータ2の外側コイル22とが外側のモータ(外側モータとも呼ぶ)を構成している。これら内側モータ及び外側モータは、誘導モータである。なお、ここで言うモータは、発電機を包含する用語である。なお、図2に示す外側ロータコア21のコアバック210の存在にもかかわらず、内側ロータ3の永久磁石磁束の一部はステータ1に到達し、それにより、ステータコイル12や外側コイル22と鎖交するがその影響は無視するものとする。
図2に外側ロータ2の径方向断面を示す。外側ロータコア21は、外側コイル22及び内側コイル23の間に位置して周方向に延在するコアバック210と、コアバック210から周方向所定ピッチで径方向外側に突出する外側ティース211と、コアバック210から周方向所定ピッチで径方向内側に突出する内側ティース212とからなる。この実施形態では、コアバック210の径方向幅は十分に大きく形成されている。これにより、内側ロータ3と内側コイル23とからなる内側モータの磁束と、ステータ1と外側コイル22とからなる外側モータの磁束とは磁気的に分離される。
したがって、このダブルロータモータは、内側モータと外側モータとを径方向に重ねた構造をもつ。内側モータは、内側ロータ3の永久磁石の回転により内側コイル23に誘導される誘導電流が短絡されるため、一種の誘導機として動作する。この内側の誘導機は内側ロータ3と外側ロータコア21との角速度差が大きい場合には二次銅損が大きくなって、効率が低下する欠点はもつ。しかし、内側ロータ3と外側ロータ2との間のトルク授受を簡素な構造にて実現することができるうえ、内側ロータ3と外側ロータ2との間の角速度差が小さい場合には、内側ロータ3と外側ロータ2との間で高効率にトルク授受を実現することができる。更に、ステータ1と外側コイル22とが通常の籠形誘導機を構成するので、外側ロータ2の回転数に合わせてステータ1の電流の周波数を調整することにより、ステータ1と外側コイル22との間で高効率なトルク授受を実現することができる。その結果、回転軸5、6との間のトルク授受に加えて、ステータコイル12による発電やトルクアシストが可能となる。
このダブルロータモータの具体的な動作を、このダブルロータモータの回路図を示す図3を参照して説明する。図3において、13は、星形接続された3相のステータコイル12に3相交流電圧を印加する周知の3相のインバータである。14は、バッテリ15と3相インバータ13との間に配置された双方向DCDCコンバータである。双方向DCDCコンバータ14はたとえば双方向チョッパ回路により構成されている。なお、この双方向DCDCコンバータ14は、ステータコイル12の発電電流を制御するために設けられている。
(インバータ停止モード)
インバータ13の動作を停止し、ステータコイル12への通電を停止するモードでは、籠形誘導モータを構成する内側モータだけが動作し、内側ロータ3のトルクT1の絶対値と外側ロータ2のトルクT2の絶対値とは等しくなり、両者の角速度差(ω1ーω2)にトルクT(=T1=T2)を掛けた電力が内側コイル23により二次銅損として消費される。しかし、角速度差(ω1ーω2)が小さい場合には、かなり効率よく、回転軸5、6間でトルクを授受することができる。
(トルクアシストモード)
インバータ13からステータコイル12へ交流電流を通電し、外側モータを電動動作させることにより、トルクアシストモードが実行される。ステータコイル12には、外側ロータ2の角速度ω2よりもわずかに大きな角速度に相当する周波数の3相交流電流を通電することが好適である。この制御はいわゆるベクトル制御として周知である。これにより、外側ロータ2は、回転軸5からのトルクT1とステータ1からのトルクT2との両方を得ることができる。
(発電モード)
内側ロータ3により外側ロータ2が作動している時、ステータコイル12に、外側ロータ2の角速度ω2よりもわずかに小さい角速度に相当する周波数の3相交流電流を通電することにより、外側モータをいわゆる誘導発電機として作動させることができ、インバータ13を発電動作させることができる。インバータ13の発電電圧は、双方向DCDCコンバータ14によりバッテリ15の充電に好適な電圧に変換されてバッテリ15を充電する。
(外側ロータ2の特徴構造1)
外側ロータコア21の外周面部に設けられた外側コイル22、並びに、外側ロータコア21の内周面部に設けられた内側コイル23は、上述したように籠形コイルからなる。この外側コイル22及び内側コイル23は、従来同様にアルミダイキャストにより構成されている。
この実施形態によれば、内側ロータ3が磁石ロータとし、更に外側ロータ2の外側コイル22及び内側コイル23が籠形コイルとしたので、内側ロータ3も外側ロータ2も軸方向に長く突出する巻線コイルをもたない。したがって、この巻線コイルから軸方向へ長く突出するコイルエンドに比較して、籠形コイルの軸方向突出長は非常に短い。したがって、外側ロータ2を支持する支持ディスク8Aと外側ロータ2との間の軸方向長を大幅に短縮することができるため、外側ロータ2の回転剛性や耐遠心力性能を大幅に向上することができ、外側ロータ2の重心が偏心していてもその回転中心の径方向へのぶれを大幅に低減することができる。
(外側ロータ2の特徴構造2)
次に、この実施形態の重要な特徴の一つである外側ロータ2の第2の特徴構造を以下に詳しく説明する。
この実施形態では特に、この外側コイル22及び内側コイル23をなす籠形コイルのコイルエンド24、25は一体化されて共通のコイルエンドとなっている。これにより、外側ロータ2の機械的な剛性は大幅に向上する。更に、たとえば内側コイル23の誘導電流が大きく、外側コイル22の誘導電流が小さい場合に、外側コイル22及び内側コイル23の共通のコイルエンドの電気抵抗が小さいため、外側コイル22の二次銅損を減少できる。逆に、内側コイル23の誘導電流が小さく、外側コイル22の誘導電流が大きい場合に、外側コイル22及び内側コイル23の共通のコイルエンドの電気抵抗が小さいため、内側コイル23の二次銅損を減少できる。
(外側ロータ2の特徴構造3)
次に、この実施形態の重要な特徴の一つである外側ロータ2の第3の特徴構造を以下に詳しく説明する。
この実施形態では更に、籠形コイルをなす外側コイル22及び内側コイル23は、支持ディスク8Aと一体にアルミダイキャスト法により構成されている。更に具体的に説明すれば、支持ディスク8の外周部は、外側コイル22及び内側コイル23の共通のコイルエンド25を兼ねている。つまり、外側ロータコア21に掛かる遠心力及びトルクは、籠形コイルをなす外側コイル22及び内側コイル23により支持ディスク8Aに伝達される。これにより、従来採用していた外側ロータコア21を支持ディスク8Aに固定するために外側ロータコア21を軸方向へ貫通して支持ディスク8に締結される支持ピンを省略することができるとともに、構造が簡素となり、かつ、ロータ剛性を向上することができる。
(外側ロータ2の特徴構造4)
次に、この実施形態の重要な特徴の一つである外側ロータ2の第4の特徴構造を以下に詳しく説明する。
この実施形態では更に、籠形コイルをなす外側コイル22及び内側コイル23の前側のコイルエンド24は、支持ディスク8Bの外周部に直接機械的に結合されている。これにより、外側ロータ2の回転安定性を大幅に向上することができる。更に、支持ディスク8Bは、外側コイル22及び内側コイル23の共通のコイルエンド24と並列接続される電流通路を構成するので、コイルエンド24の電気抵抗を低減することができ、外側コイル22及び内側コイル23の二次銅損を低減することができる。なお、支持ディスク8の外周面は、図1、図4に示すように、共通のコイルエンド24の内周部に設けられた溝部24Xに嵌合する突起80をもつ。これにより、支持ディスク8Bは良好に外側ロータ2の径方向偏心を抑制し、外側ロータ2の遠心力を支持することができる。更に、必要な場合には、支持ディスク8Bを外側ロータ2から取り外すことにより、外側ロータ2と内側ロータ3とを分離したり、修理、交換したりすることもできる。なお、図4は、支持ディスク8B及びコイルエンド24の部分模式正面図である。その他、支持ディスク8Bは、コイルエンド24の前端面に締結されてもよい(図5参照)。図5は支持ディスク8B及びコイルエンド24の部分模式軸方向側面図である。
(実施形態2)
本発明のダブルロータモータの第二実施例を図6、図7を参照して説明する。図6はこの実施形態のダブルロータモータの軸方向模式半断面図であり、図7は外側ロータ2の部分径方向断面図である。
このダブルロータモータの基本的な構造は、図1に示す実施形態1の外側コイル22及び内側コイル23を一体化した点にその特徴がある。すなわち図7に示すように、この外側ロータ2は、放射状に配置された軟磁性鋼板製の多数のティース26と、各ティース26の間に注入、固化された共通の籠形コイル27とからなる。籠形コイル27は、支持ディスク8Aと一体に鋳造されている。これにより、軸方向に積層された各ティース26は、籠形コイル27に機械的に支持される。このダブルロータモータの等価回路を図8に示す。
このダブルロータモータの動作を以下に説明する。内側ロータ3の永久磁石の磁束は外側ロータ2のティース26を通じてステータ1のステータコア11に流れてステータコイル12と鎖交し、更に、外側ロータ2の籠形コイル27と鎖交している。ステータ1のステータコイル12は、図3と同じく双方向DCDCコンバータ14及びインバータ13を通じて3相の交流電流を給電されている。
このダブルロータモータでは、内側ロータ3と外側ロータ2の籠形コイル27とにより実施形態1と同じく籠形誘導モータが構成される。また、ステータコイル12と籠形コイル27とにより籠形誘導モータが構成される。更に、内側ロータ3とステータコイル12とにより同期モータが構成される。このダブルロータモータの回路図を図8に示す。このダブルロータモータの具体的な動作を以下に説明する。
(インバータ停止モード)
インバータ13の動作を停止し、ステータコイル12への通電を停止するモードでは、籠形誘導モータを構成する内側モータだけが動作し、内側ロータ3のトルクT1の絶対値と外側ロータ2のトルクT2の絶対値とは等しくなり、両者の角速度差(ω1ーω2)にトルクT(=T1=T2)を掛けた電力が内側コイル23により二次銅損として消費される。しかし、角速度差(ω1ーω2)が小さい場合には、かなり効率よく、回転軸5、6間でトルクを授受することができる。なお、内側ロータ3の回転により、ステータコイル12は発電動作するが、双方向DCDCコンバータ14のオフによりバッテリ15への発電電力の出力は停止することができる。
(トルクアシストモード)
インバータ13からステータコイル12へ交流電流を通電し、外側モータを電動動作させることにより、トルクアシストモードが実行される。内側ロータ3の磁束が外側ロータコア21を通じてステータコイル12に与えられるので、内側ロータ3の角速度ω1に同期する周波数の電流をステータコイル12に与えることにより、ステータ1と外側ロータコア21の外周面部との間に同期トルクが発生する。
その他、ステータコイル12に外側ロータコア21の角速度ω2よりも少し大きな角速度に相当する周波数の3相交流電流を通電してもよい。この場合には、ステータ1と外側ロータコア21の外側コイル22とが籠形誘導モータを構成するため、ベクトル制御によりトルクを高効率に発生することができる。
(発電モード)
内側ロータ3が回転すると、ステータコイル12に内側ロータ3の角速度差ω1で内側ロータ3の磁束が鎖交するため、ステータコイル12は発電電圧を発生する。この発電電圧は、インバータ13により3相全波整流されて直流電圧に変換される。この直流電圧は、双方向DCDCコンバータ14によりバッテリ15の充電に好適な電圧に変換されてバッテリ15を充電する。
(実施形態3)
本発明のダブルロータモータの第三実施例を図9、図10を参照して説明する。図9はこの実施形態のダブルロータモータの軸方向模式部分断面図であり、図10は支持ディスク8Bの部分正面図である。
このダブルロータモータの基本的な構造は、図1に示す実施形態1のそれと同じである。ただし、図9の外側コイル22及び内側コイル23のコイルエンド24、25は、周方向へ1スロットごとに分離されている。つまり、図2に示す外側ロータコア21の一つの外周側スロットS1に収容されている一本の導体28B(図9参照)と、外側ロータコア21の一つの内周側スロットS2に収容されている一本の導体28A(図9参照)とは、図9に示されるように、径方向に延在する一つのコイルエンド24Aと一つのコイルエンド25Aにより連結されて1ターンの短絡コイルを構成している。このため、外側ロータコア21には、外周側スロットS1の数に等しく、かつ、内周側スロットS2の数に等しい1ターンの短絡コイル28が巻かれている。図9に示すように、各短絡コイル28のコイルエンド24A、25Aは軸方向外側に突出する軸方向突出部をもち、コイルエンド24Aの軸方向突出部は支持ディスク8Bの外周部に設けられた貫通孔80Bに挿通され、コイルエンド25Aの軸方向突出部は支持ディスク8Aの外周部に設けられた貫通孔80Aに挿通されている。これにより、外側ロータ2の遠心力は支持ディスク8A、8Bに支持され、外側ロータ2のトルクは支持ディスク8Aを通じて回転軸6に伝達される。
更に、外側ロータコア21から軸方向に突出するコイルエンド24A、25Aの表面には絶縁膜が設けられている。これにより、各コイルエンド24A、25Aは、支持ディスク8A、8Bに対して電気絶縁されている。外側ロータコア21のスロット内面にも絶縁膜が形成されている。各短絡コイル28の誘導電圧は小さいため、これらの絶縁膜により、各短絡コイル28間は電気絶縁されている。
このダブルロータモータの等価回路を図11に示す。この実施形態では、内側ロータ3の磁束Φiが外側ロータコア21のコアバック210に流れると、この磁束Φiは各短絡コイルと個別に鎖交する。これにより、内側ロータ3が回転すると、各短絡コイルに交流電流が誘導される。この交流電流により形成された磁束Φoがステータコア11に流れる。この磁束Φoは、外側ロータコア21が回転しているため内側ロータ3の角速度ω1と等しくなる。その結果、ステータコア11と鎖交する磁束は、図7に示す実施形態2とほぼ同じとなる。
(インバータ停止モード)
インバータ13の動作を停止し、ステータコイル12への通電を停止するモードでは、籠形誘導モータを構成する内側モータだけが動作し、内側ロータ3のトルクT1の絶対値と外側ロータ2のトルクT2の絶対値とは等しくなり、両者の角速度差(ω1ーω2)にトルクT(=T1=T2)を掛けた電力が各短絡コイル28により二次銅損として消費される。しかし、角速度差(ω1ーω2)が小さい場合には、かなり効率よく、回転軸5、6間でトルクを授受することができる。なお、内側ロータ3の回転により、ステータコイル12は発電動作するが、双方向DCDCコンバータ14のオフによりバッテリ15への発電電力の出力は停止することができる。
(トルクアシストモード)
インバータ13からステータコイル12へ交流電流を通電し、外側モータを電動動作させることにより、トルクアシストモードが実行される。角速度ω2で回転する各短絡コイル28が角速度(ω1ーω2)の誘導電流磁界が形成するため、この誘導電流磁界の角速度はω1となる。このため、内側ロータ3の角速度ω1に同期する周波数の電流をステータコイル12に与えることにより、ステータ1と外側ロータ2との間に一種の同期トルクが発生する。
その他、ステータコイル12に外側ロータコア21の角速度ω2よりも少し大きな角速度に相当する周波数の3相交流電流を通電してもよい。この場合には、ステータ1と外側ロータコア21の外側コイル22とが新たな籠形誘導モータを構成するため、ベクトル制御によりトルクを高効率に発生することができる。
(発電モード)
内側ロータ3が回転すると、短絡コイル28に流れる電流による磁束Φ2がステータコイル12に内側ロータ3の角速度差ω1で鎖交するため、ステータコイル12は発電電圧を発生する。この発電電圧は、インバータ13により3相全波整流されて直流電圧に変換される。この直流電圧は、双方向DCDCコンバータ14によりバッテリ15の充電に好適な電圧に変換されてバッテリ15を充電する。
(変形態様)
上記実施形態では、回転軸5をエンジンのクランクシャフトに連結し、回転軸6をクラッチ機構を通じてトランスミッションの入力軸に連結したが、逆に連結しても良い。上記クラッチ機構は、外側ロータ2を支持する支持ディスク8Aの背面を利用して配置することもできる。
(変形態様)
上記実施形態では、外側ロータ2の外側ロータコア21にアルミダイキャスト法により形成された籠形コイルを外側ロータ2から支持ディスク8Aへのトルク伝達部材としたが、従来公知の支持ピンを外側ロータコア21に軸方向へ挿入してもよい。
(変形態様)
ステータコイル12により回転軸5を電動駆動することも可能である。この動作はたとえばエンジン始動において好適である。このエンジン始動動作は、特にアイドルストップにおいて有効である。
たとえば実施形態3では、外側ロータコア21の回転をたとえばブレーキ機構により禁止する。ステータコイル12に通電して角速度ω2の回転磁界を各短絡コイル28に与えると、各短絡コイル28の誘導電流は、内側ロータ3に角速度ω2の回転磁界を形成する。したがって、この回転磁界を内側ロータ3の角速度ω1と同期させることにより、内側ロータ3を電動駆動することができる。実施形態2においても本質的に同じである。
(変形態様)
内側ロータ3と外側ロータ2との間にロックアップクラッチ機構を設けることもできる。このようにすれば、回転軸5から回転軸6へ無損失でトルクを伝達することができるうえ、上記したトルクアシスト動作や発電動作も利用することができる。
(変形態様)
たとえばエンジンのトルク変動と逆位相でステータ1によるトルクアシストや発電動作を行うこともできる。これにより、エンジン振動の低減やエンジントルク変動の低減を実現することができる。
実施形態1のダブルロータモータの軸方向模式半断面図である。 図1の外側ロータの径方向部分断面図である。 図1のダブルロータモータの回路図である。 外側ロータの前側のコイルエンド近傍を示す模式部分正面図である。 変形態様における外側ロータの前側のコイルエンド近傍を示す模式部分軸方向断面図である。 実施形態2のダブルロータモータの軸方向模式半断面図である。 図6の外側ロータの径方向部分断面図である。 図6のダブルロータモータの等価回路図である。 実施形態3のダブルロータモータの軸方向模式半断面図である。 図9の外側ロータの径方向部分断面図である。 図9のダブルロータモータの等価回路図である。
符号の説明
1 ステータ
2 外側ロータ
3 内側ロータ
4 モータハウジング
5 回転軸
6 回転軸
8 支持ディスク
8A 支持ディスク
8B 支持ディスク
9 支持ディスク
11 ステータコア
12 ステータコイル
13 インバータ(3相インバータ)
14 DCDCコンバータ
15 バッテリ
21 外側ロータコア
22 外側コイル
23 内側コイル
24 コイルエンド
24A コイルエンド
24X 溝部
25 コイルエンド
25A コイルエンド
26 ティース
27 籠形コイル
28 短絡コイル
28A 導体
28B 導体
31 内側ロータコア
32 永久磁石
80 突起
80A 貫通孔
80B 貫通孔
210 コアバック
211 外側ティース
212 内側ティース

Claims (8)

  1. 同一軸芯に配置された回転軸(5)、(6)と、回転軸(5)に固定された内側ロータ(3)と、内側ロータ(3)の外周面に小ギャップを隔てて電磁的にトルク授受可能な内周面を有して回転軸(6)に固定された外側ロータ(2)と、外側ロータ(2)の外周面に小ギャップを隔てて電磁的にトルク授受可能な内周面を有してハウジング(4)に固定されたステータ(1)とを有し、前記ステータ(1)は、ステータコア(11)にステータコイル(12)を巻装して構成されているダブルロータモータにおいて、
    前記内側ロータ(3)は、永久磁石が周方向極性交互に配置された円筒状の軟磁性コアにより構成されて外周面に偶数個の磁極を有し、
    前記外側ロータ(2)は、籠形コイルを装備する円筒状の軟磁性コアにより構成され、
    前記籠形コイルは、前記内側ロータ(3)及び前記ステータと磁束を授受することを特徴とするダブルロータモータ。
  2. 請求項1記載のダブルロータモータにおいて、
    前記ステータコイル(12)に前記内側ロータ(3)の機械角速度と磁極とによる電気角速度にほぼ相当する周波数の交流電流を通電するインバータ(13)を有する請求項1記載のダブルロータモータ。
  3. 請求項1記載のダブルロータモータにおいて、
    前記籠形コイルは、前記外側ロータ(2)と前記回転軸(6)とをトルク授受可能に連結する支持ディスク(8A)と一体に鋳造されているダブルロータモータ。
  4. 請求項1記載のダブルロータモータにおいて、
    前記コイルエンド(24)に機械的に結合される外周部を有して前記回転軸(5)に回転自在に支持される支持ディスク(8B)を有するダブルロータモータ。
  5. 請求項1記載のダブルロータモータにおいて、
    前記外側ロータ(2)は、
    前記外側ロータ(2)の外周面部を軸方向へ延在する外側コイル(22)と、前記外側ロータ(2)の内周面部を軸方向へ延在する内側コイル(23)と、前記ステータコア(11)から軸方向両側に突出する前記ステータコイル(12)の略内径側へ延在し、前記外側コイル(22)及び内側コイル(23)の端部を短絡する共通のコイルエンド(24)、(25)とを有するダブルロータモータ。
  6. 請求項5記載のダブルロータモータにおいて、
    前記コイルエンド(25)は、前記外側ロータ(2)と前記回転軸(6)とをトルク授受可能に連結する支持ディスク(8A)により構成されているダブルロータモータ。
  7. 前記外側ロータ(2)は、
    放射状に配置されて前記内側ロータ(3)の磁束を前記ステータコア(11)に径方向へ流す互いに連結されない多数のティース(26)により構成される外側ロータコア(21)と、前記各ティースに周方向に隣接する共通の籠形コイル(27)とを有するダブルロータモータ。
  8. 前記外側ロータ(2)は、
    放射状に配置されて前記内側ロータ(3)の磁束を前記ステータコア(11)に径方向へ流す互いに連結されない多数のティース(26)と、前記各ティース(26)を連結するコアバック(210)とを有し、
    前記コアバックよりも径方向外側の各スロット(S1)内に収容された籠形コイルの導体(28B)と、前記コアバックよりも径方向内側の各スロット(S2)内に収容された籠形コイルの導体(28A)とはコイルエンド(24A)、(24B)により一つづつ連結されて多数の1ターン籠形コイル(28)が形成され、
    前記各1ターン籠形コイル(28)は、支持ディスク(8A)、(8B)に電気絶縁可能に連結されるダブルロータモータ。
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