JP2586191B2 - 開閉式屋根 - Google Patents

開閉式屋根

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JP2586191B2
JP2586191B2 JP2203880A JP20388090A JP2586191B2 JP 2586191 B2 JP2586191 B2 JP 2586191B2 JP 2203880 A JP2203880 A JP 2203880A JP 20388090 A JP20388090 A JP 20388090A JP 2586191 B2 JP2586191 B2 JP 2586191B2
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徹 青柳
弘行 山根
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上利用分野》 本発明は野球場,陸上競技場等の開閉式屋根に関す
る。
《従来の技術》 最近の野球場や競技場では天候の影響に関係なく使用
できるように、空気膜構造による屋根を具備したものも
存在するようになった。
そしてさらに、晴天時の開放感を得るために開閉式屋
根についても種々の提案が行われている。
開閉式屋根は移動屋根部材を多段構造とし、屋根が開
く時に伴なう収納状態が積層型になって、収納スペース
を小さくし、開口率を大きくすることが一般的になって
いる。
開閉式屋根を構成する移動屋根部材の運動方向は、上
下方向,水平方向などがあり、それぞれ一長一短ではあ
るが、移動動力容量の小容量化を目的とする場合には、
水平方向が有利であり、これは移動屋根部材をそのまま
水平に左右方向、あるいは一方向へ運動させるものであ
る。
《発明が解決しようとする課題》 ドーム屋根の開口率を100%とするためには、ドーム
屋根が開いて収まる場所についてアリーナの外部を考え
ざるを得ない。その時、移動屋根部材を左右へ開く時に
は屋根が収まる場所を左右に設けるようになる。
そのために、移動方向を左右何れかの一方とする場合
には、屋根を移動させるための案内レールも移動方向の
一方についてのみで足りるので外観上も構造上もスッキ
リした形になるのであるが、ドーム屋根には妻壁あるい
は妻壁相当部分があるために、これをも含めて完全に一
方へ移動させるには妻壁をも収容できるだけの空間がア
リーナ外部に必要となる他、これが移動終了位置直下に
垂れ幕のように下がるおそれがあって、アリーナ天面空
間を狭めるか、遮蔽することになる。
また、ドームの平面形状が楕円の場合、端部になるに
従って漸次に幅が狭くなることにより、その支持レール
はアリーナ中央空間に吊り下げる必要があるなど、ドー
ム屋根を一方へ移動させるたの支持レールについても問
題を残していた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的はアリーナの天面を100%開ききると同時に、ド
ーム屋根を安定的に一方へ開くことのできる開閉式屋根
を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本発明の開閉式屋根は、
ドーム屋根の上方部分を、その頂部を含む中央部屋根と
これに連接する端部屋根とに2分割し、上記端部屋根に
は、中央部屋根側のアーチ状をなす分割端縁のアーチ頂
部上面および一対のアーチ下部にそれぞれ吊り車輪およ
び一対の走行車輪を設けるとともに、上記中央部屋根に
は、上記端部屋根をその直下に収容して上記ドーム屋根
を開放すべく、端部屋根側のアーチ状をなす分割端縁の
アーチ頂部下面に端部屋根側から該ドーム屋根の頂部直
下へ向かって当該中央部屋根の曲率で湾曲させて上記吊
り車輪を移動自在に支持するハンガーレールを設けると
ともに、該ハンガーレールの両側下方位置にこれに沿っ
て上記走行車輪を移動自在に支持する一対の案内レール
を設けたのである。
また、上記構成において、前記中央部屋根を搬送屋根
とするとともに、前記端部屋根を該中央部屋根によって
搬送する被搬送屋根とし、前記ドーム屋根の下方部分に
はこれより該ドーム屋根外方へ向けて、該ドーム屋根の
上方部分を開放すべく上記搬送屋根を搬出するための軌
道を設けたのである。
《実 施 例》 以下、本発明の好適な実施例について図面を参照にし
て詳細に説明する。本実施例は基本的には、ドーム屋根
1の上方部分を、その頂部の含む中央部屋根である搬送
屋根4とこれに連接する端部屋根である被搬送屋根3と
に2分割し、被搬送屋根3には、搬送屋根側のアーチ状
をなす分割端縁のアーチ頂部上面および一対のアーチ下
部にそれぞれ吊り車輪としての車輪5および一対の走行
車輪としての走行輪8を設けるとともに、搬送屋根4に
は、被搬送屋根3をその直下に収容してドーム屋根1を
開放すべく、被搬送屋根側のアーチ状をなす分割端縁の
アーチ頂部下面に被搬送屋根側からドーム屋根1の頂部
直下へ向かって当該搬送屋根4の曲率で湾曲させて車輪
5を移動自在に支持するハンガーレール6を設けるとと
もに、ハンガーレール6の両側下方位置にこれに沿って
走行輪8を移動自在に支持する一対の案内レール7を設
けて構成され、さらにまた、ドーム屋根1の下方部分に
はこれよりドーム屋根1外方へ向けて、ドーム屋根1の
上方部分を開放すべく搬送屋根4を搬出するための軌道
としてレール9を設けている。
第1図は陸上競技場を開閉式屋根にした場合の平面を
示し、図の如くドーム屋根1の平面形状は楕円形に形成
してある。そして、ドーム屋根1を支えている側壁2も
楕円形になっている。
すなわち、楕円形状の側壁2の上の方に楕円形のドー
ム屋根1を構成している。
このドーム屋根1の左端部は半円形に画成した被搬送
屋根3とし、残余の部分を搬送屋根4としている。
また、被搬送屋根3の幅は搬送屋根4の幅よりも狭
く、かつ被搬送屋根3および搬送屋根4で山なりになっ
たドーム屋根1を構成するものであり、左端部側に位置
する被搬送屋根3のレベルは搬送屋根4よりも当然のこ
とながら低くなっている。このために、被搬送屋根3を
そのまま右方向へずらしたとき搬送屋根4の下面側に潜
り込むような位置関係になっている。
被搬送屋根3の上面、かつドーム屋根1の長手方向中
央部分には車輪5を設けている。車輪5は被搬送屋根3
上面中央部分から搬送屋根4との隣接縁の所にかけて左
右に2個並列に配置している。そして、そのまま被搬送
屋根3上面であって車輪5が配置してある軸線方向に沿
う搬送屋根4の下面側にはハンガーレール6を設けてい
る。車輪5は被搬送屋根3が搬送屋根4の方へ移動した
ときにハンガーレール6に沿って走行し、被搬送屋根3
を吊持するような構造になっている。
さらに、ハンガーレール6はドーム屋根1の稜線がも
っている曲率半径でドーム屋根1の長手方向に延びてい
るものである。同様の曲率半径と軸線方向によって搬送
屋根4の下面、かつ被搬送屋根3との隣接縁両端部側に
平行に延びた案内レール7があり、この案内レール7を
被搬送屋根3の下部両端側に設けた走行輪8が被搬送屋
根3を支持して搬送屋根4の下面側に移動させる。
さらにまた、搬送屋根4の右端部外方、かつドーム屋
根1の長手方向に沿うようにして搬送屋根4の両端部に
平行に敷設したレール9を設けている。搬送屋根4の下
部両端側には走行台車(図示せず)が装着してあって、
走行台車は搬送屋根4を支持しながらレール9の上をド
ーム屋根1の長手方向に沿って被搬送屋根3を搬送屋根
4の下面側に収納した状態において移動させるものであ
る。
第2図は第1図のII−II矢視線で示す断面であるが、
被搬送屋根3のレベルおよび大きさが搬送屋根4の下面
側に収まる程度の大きさであることがわかる。また、こ
の被搬送屋根3は搬送屋根4の下面側に設けたハンガー
レール6および案内レール7で搬送屋根4の下面側に支
持していることがわかる。
第3図はドーム屋根1が閉じた状態を示す側面で、レ
ール9は搬送屋根4を水平に右端部外方へ移動させ得る
ように搬送屋根4の下端部を支持する高さを維持してい
る。
すなわち、レール9は搬送屋根4をそのまま水平に移
動させ得るレベルに構成した構造物の上に敷設してい
る。第4図はドーム屋根1が開ききった状態を示してい
る。案内レール7は搬送屋根4の下面に沿って敷設した
ハンガーレール6と同じ曲率半径で構成しているため
に、緩やかな右上りになっており、被搬送屋根3は上面
中央部分の車輪5がハンガーレール6で支持され、その
下部両端部にある走行輪8は案内レール7で支持される
安定した3点支持になっている。それ故に、被搬送屋根
3は左から右へ搬送屋根4の下面側を移動するにしたが
って妻壁部分が上に持ち上がり、搬送屋根4は被搬送屋
根3を収納した状態においてレール9の方へ移動する。
しかし、搬送屋根4は被搬送屋根3を必ずしも収納し
た状態でなければ右端部外方へ移動できないとするもの
ではなく、被搬送屋根3をそのままの状態にして搬送屋
根4だけが移動してもよい。
第5図は被搬送屋根3の両端部に装着する走行輪8の
概略を示し、被搬送屋根3の端部に取付プレート10を固
定し、この取付プレート10には継ぎ材11によって一定の
間隔を隔てて配置した2枚のイコライザープレートをイ
コライザー軸12で支持して装着している。
イコライザープレートの両端には軸受13があり、この
軸受13で走行輪8を支持している。すなわち、走行輪8
は大きな荷重を支えられるように、しかも案内レール7
の多少の上下方向へのうねりにも適応できるようにイコ
ライザー台車になっている。
第6図はハンガーレール6に車輪5が乗った状態を示
し、ハンガーレール6は倒立した断面T字状になってお
り、その両翼表面に被搬送屋根3に装着した車輪5が走
行自在に乗っている。すなわち、車輪5の車軸は被搬送
屋根3からハンガーレール6の両翼上に水平に延びてい
る。
また、車輪5は被搬送屋根3の上面にあるためにドー
ム屋根1が閉じた状態においては風雨に晒される。その
ために被搬送屋根3の表面には車輪5の上を覆うように
庇14が延びている。第7図では走行輪8を介して被搬送
屋根3と搬送屋根4の位置関係が上下に重なるようにな
っていることがわかる。案内レール7が搬送屋根4の下
面両側位置において被搬送屋根3のそれぞれの端部に水
平に突出するように設けた走行輪8を支えるように延び
ているのである。
被搬送屋根3を移動させるためのハンガーレール6お
よび案内レール7を搬送屋根3の下面側に収めて外部に
露出しないようにしているので、これらレール6,7を風
雨から守ることができる。
《効 果》 以上詳細に説明したように本発明の開閉式屋根は、ド
ーム屋根の上方部分を、その頂部を含む中央部屋根とこ
れに連接する端部屋根とに2分割し、上部端部屋根に
は、中央部屋根側のアーチ状をなす分割端縁のアーチ頂
部上面および一対のアーチ下部にそれぞれ吊り車輪およ
び一対の走行車輪を設けるとともに、上記中央部屋根に
は、上部端部屋根をその直下に収容して上記ドーム屋根
を開放すべく、端部屋根側のアーチ状をなす分割端縁の
アーチ頂部下面に端部屋根側から該ドーム屋根の頂部直
下へ向かって当該中央部屋根の曲率で湾曲させて上記吊
り車輪を移動自在に支持するハンガーレールを設けると
ともに、該ハンガーレールの両側下方位置にこれに沿っ
て上記走行車輪を移動自在に支持する一対の案内レール
を設けたので、端部屋根を中央部屋根下面側に移動させ
るときには端部屋根の妻壁部分などが中央部屋根の下面
側へ移動するに従って上に持ち上がるようになり、した
がって妻壁がそのままの最初のレベルの状態で下へ垂れ
幕のように下がったり、また端部屋根を支持するための
レールが中央部屋根下面からドームの中央空間に吊り下
がったりすることがなくて、目線を妨げる部分が残ら
ず、或いは極力目線を妨げる部分が残らないようにする
ことができる。
また、前記中央部屋根を搬送屋根とするとともに、前
記端部屋根を該中央部屋根によって搬送する被搬送屋根
とし、前記ドーム屋根の下方部分にはこれより該ドーム
屋根外方へ向けて、該ドーム屋根の上方部分を開放すべ
く上記搬送屋根を搬出するための軌道を設けたので、被
搬送屋根を搬送屋根下面に収納した状態のまま搬送屋根
を軌道に沿って一方に移動させてドーム屋根を100%開
くことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のドーム屋根を示す平面図、第2図はそ
のII−II矢視線で示す断面図、第3図は第1図の側面
図、第4図は第3図のドームが開いた状態を示す側面
図、第5図は被搬送屋根の両端部を支持する走行輪を示
す斜視図、第6図は搬送屋根がハンガーレールにて被搬
送屋根を支持した状態を示す断面図、第7図は被搬送屋
根および搬送屋根の位置関係を示す部分断面図である。 1……ドーム屋根、2……側壁 3……被搬送屋根、4……搬送屋根 5……車輪、6……ハンガーレール 7……案内レール、8……走行輪 9……レール、10…取付プレート 11……継ぎ材、12……イコライザー軸 13……軸受、14……庇

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドーム屋根の上方部分を、その頂部を含む
    中央部屋根とこれに連接する端部屋根とに2分割し、 上記端部屋根には、中央部屋根側のアーチ状をなす分割
    端縁のアーチ頂部上面および一対のアーチ下部にそれぞ
    れ吊り車輪および一対の走行車輪を設けるとともに、 上記中央部屋根には、上記端部屋根をその直下に収容し
    て上記ドーム屋根を開放すべく、端部屋根側のアーチ状
    をなす分割端縁のアーチ頂部下面に端部屋根側から該ド
    ーム屋根の頂部直下へ向かって当該中央部屋根の曲率で
    湾曲させて上記吊り車輪を移動自在に支持するハンガー
    レールを設けるとともに、該ハンガーレールの両側下方
    位置にこれに沿って上記走行車輪を移動自在に支持する
    一対の案内レールを設けたことを特徴とする開閉式屋
    根。
  2. 【請求項2】前記中央部屋根を搬送屋根とするととも
    に、前記端部屋根を該中央部屋根によって搬送する被搬
    送屋根とし、 前記ドーム屋根の下方部分にはこれより該ドーム屋根外
    方へ向けて、該ドーム屋根の上方部分を開放すべく上記
    搬送屋根を搬出するための軌道を設けたことを特徴とす
    る請求光1に記載の開閉式屋根。
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