JP2586171B2 - 演算増幅器 - Google Patents

演算増幅器

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JP2586171B2 JP2077674A JP7767490A JP2586171B2 JP 2586171 B2 JP2586171 B2 JP 2586171B2 JP 2077674 A JP2077674 A JP 2077674A JP 7767490 A JP7767490 A JP 7767490A JP 2586171 B2 JP2586171 B2 JP 2586171B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高い利得が実現できる差動入出力を有する演
算増幅器に関し、特にその初段増幅部に関する。
[従来の技術] 従来の初段および駆動段より成る差動入出力を有する
演算増幅器において、その初段は、例えば第2図に示す
ように定電流源I21と、定電流源I21にソースが各々接続
され入力段ペアトランジスタを構成するPチャネル型MO
SトランジスタM21,M22と、Pチャネル型MOSトランジス
タM21,M22のドレインにドレインとゲートの共通接続端
子が各々接続されたNチャネル型MOSトランジスタM23,M
24とによって構成される。第2図に示す従来の差動入出
力を有する演算増幅器の初段の直流利得を解析すると近
似的に次式によって表すことができる。
G=gm21/gm23 ここで、gm21はM21の相互コンダクタンス、gm23はM23
の相互コンダクタンスを示し、通常gm211.0×10-3、g
m231.0×10-4であるので初段の直流利得Gは約20dBと
なる。
また、従来より、初段の直流利得を改善するために、
例えば第3図に示すように、定電流源I31と、定電流源I
31にソースが各々接続され入力段ペアトランジスタを構
成するPチャネル型MOSトランジスタM31,M32と、Pチャ
ネル型MOSトランジスタM31,M32のドレインに各々ドレイ
ンが接続され基準電圧端子VBにゲートが接続されたN
チャネル型MOSトランジスタM33,M32とによって構成され
るものがある。第3図に示す従来の差動入出力を有する
演算増幅器の初段の直流利得を同様に解析すると近似的
に次式によって表すことができる。
G=gm31・rd33 ここで、gm31はM31の相互コンダクタンス、rd33はM33
のドレイン抵抗を示し、通常、gm311.0×10-3、rd
1.0×105であるので初段の直流利得Gは約40dBとなる。
[発明が解決しようとする課題] 上述した従来の演算増幅器においては、初段の負荷ト
ランジスタの構成で制約を受け、直流利得を大きくする
ことが困難であるという欠点があった。
本発明は負荷トランジスタによる制約を受けずに高利
得を得ることができる演算増幅器を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の演算増幅器は、少なくとも初段および駆動段
の2段により構成された演算増幅器において、初段部
が、第1の電源端子と、該第1の電源端子に一端が各々
接続された第1および第2の定電流源と、該第1の定電
流源の他端に各々ソースが接続された第1および第2の
第1導電型電界効果トランジスタと、前記第2の定電流
源の他端に各々ソースが接続された第3および第4の第
1導電型電界効果トランジスタと、前記第1の第1導電
型電界効果トランジスタのドレインにドレインおよびゲ
ートが接続され第2の電源端子にソースが接続された第
2の第2導電型電界効果トランジスタと、前記第2の第
1導電型電界効果トランジスタのドレインにドレインお
よびゲートが接続され前記第2の電源端子にソースが接
続された第2の第2導電型電界効果トランジスタと、前
記第3の第1導電型電界効果トランジスタのドレインに
ドレインが接続され前記第1の第2導電型電界効果トラ
ンジスタのドレインとゲートの共通接続端子にゲートが
接続され前記第2の電源端子にソースが接続された第3
の第2導電型電界効果トランジスタと、前記第4の第1
導電型電界効果トランジスタのドレインにドレインが接
続され前記第2の第2導電型電界効果トランジスタのド
レインとゲートの共通接続端子にゲートが接続され前記
第2の電源端子にソースが接続された第4の第2導電型
電界効果トランジスタと、前記第1および第4の第1導
電型電界効果トランジスタのゲートに各々接続された非
反転入力端子と、前記第2および第3の第1導電型電界
効果トランジスタのゲートに各々接続された反転入力端
子とを具備したことを特徴とする。
[実施例] 次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す図である。第1図に
おいて、I1,I2は定電流源、M1,M2,M3,M4は入力段ペアト
ランジスタ、M5,M6,M7,M8は負荷トランジスタである。
Pチャネル型MOSトランジスタM1,M4のゲートには非反転
入力端子IN+が、Pチャネル型MOSトランジスタM2,M3の
ゲートには反転入力端子IN-が接続されている。
次に、第1図を参照して動作を説明する。まず、非反
転入力端子IN+の電位が反転入力端子IN-の電位に比較し
て高くなった場合、Pチャネル型MOSトランジスタM1,M4
に流れる電流は、Pチャネル型MOSトランジスタM2,M3に
流れる電流に比較して少なくなる。従って、Nチャネル
型MOSトランジスタM6,M8の共通ゲート端子の電位は上が
るが、一方前述のようにNチャネル型MOSトランジスタM
8に流れる電流は減少している(Pチャネル型MOSトラン
ジスタM4に流れる電流と同じ)ためそのドレイン電位は
低くなる。従って、この点を初段出力として駆動段の入
力端子にすることによって駆動段出力端子の電位は高く
なる。
逆に非反転入力端子IN+の電位が反転入力端子IN-の電
位に比較して低くなった場合、Pチャネル型MOSトラン
ジスタM1,M4に流れる電流は、Pチャネル型MOSトランジ
スタM2,M3に流れる電流に比較して多くなる。従って、
Nチャネル型MOSトランジスタM6,M8の共通ゲート端子の
電位は下がるが、一方前述のようにNチャネル型MOSト
ランジスタM8に流れる電流は増加している(Pチャネル
型MOSトランジスタM4に流れる電流と同じ)ためそのド
レイン電位は高くなる。従って、この点を初段出力とし
て駆動段の入力端子にすることによって駆動段出力端子
の電位は低くなる。
尚、トランジスタM1,M3,M5,M7側については、これと
並の動作となる。
次に、本発明の差動入出力を有する演算増幅器の初段
の直流利得を同様に解析すると近似的に次式によって表
することができる。
G1=2・gm1・rd3 ここで、gm1はM1の相互コンダクタンス、rd3はM3のド
レイン抵抗を示し、通常gm1.0×10-3、rd31.0×105
であるので初段の直流利得G1は約46dBとなる。
以上はPチャネル型MOSトランジスタを入力段として
用いた場合を示したが、第1図において、Pチャネル型
MOSトランジスタとNチャネル型MOSトランジスタを交換
してNチャネル型MOSトランジスタを入力段として用い
た演算増幅器を構成するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は初段の負荷トランジス
タの構成による制約を受けずに演算増幅器の直流利得を
高めることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の回路図、第2図は従来
例の回路図、第3図は他の従来例の回路図である。 I1……第1の定電流源、 I2……第2の定電流源、 M1〜M4……第1〜第4の第1導電型MOSトランジスタ、 M5〜M8……第1〜第4の第2導電型MOSトランジスタ、 IN+……非反転入力端子、 IN-……反転入力端子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも初段および駆動段の2段により
    構成された演算増幅器において、初段部が、第1の電源
    端子と、該第1の電源端子に一端が各々接続された第1
    および第2の定電流源と、該第1の定電流源の他端に各
    々ソースが接続された第1および第2の第1導電型電界
    効果トランジスタと、前記第2の定電流源の他端に各々
    ソースが接続された第3および第4の第1導電型電界効
    果トランジスタと、前記第1の第1導電型電界効果トラ
    ンジスタのドレインにドレインおよびゲートが接続され
    第2の電源端子にソースが接続された第2の第2導電型
    電界効果トランジスタと、前記第2の第1導電型電界効
    果トランジスタのドレインにドレインおよびゲートが接
    続され前記第2の電源端子にソースが接続された第2の
    第2導電型電界効果トランジスタと、前記第3の第1導
    電型電界効果トランジスタのドレインにドレインが接続
    され前記第1の第2導電型電界効果トランジスタのドレ
    インとゲートの共通接続端子にゲートが接続され前記第
    2の電源端子にソースが接続された第3の第2導電型電
    界効果トランジスタと、前記第4の第1導電型電界効果
    トランジスタのドレインにドレインが接続され前記第2
    の第2導電型電界効果トランジスタのドレインとゲート
    の共通接続端子にゲートが接続され前記第2の電源端子
    にソースが接続された第4の第2導電型電界効果トラン
    ジスタと、前記第1および第4の第1導電型電界効果ト
    ランジスタのゲートに各々接続された非反転入力端子
    と、前記第2および第3の第1導電型電界効果トランジ
    スタのゲートに各々接続された反転入力端子とを具備し
    たことを特徴とする演算増幅器。
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