JP2585880Y2 - ポリッシャーのヘッド - Google Patents

ポリッシャーのヘッド

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JP2585880Y2
JP2585880Y2 JP7601493U JP7601493U JP2585880Y2 JP 2585880 Y2 JP2585880 Y2 JP 2585880Y2 JP 7601493 U JP7601493 U JP 7601493U JP 7601493 U JP7601493 U JP 7601493U JP 2585880 Y2 JP2585880 Y2 JP 2585880Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電動で回転するポリッ
シャーの床を磨くフェルト、モップあるいはブラシなど
の研磨用の清掃体を取換えて取付けられるヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリッシャーのヘッドは本体側に設けた
回転盤に、フェルトなどの研磨用の清掃体を取換え可能
に面接合されるものである。その面接合の手段として、
一般には面ファスナーによられるが、回転によって生じ
る遠心力にも耐えて確実な接合を得る手段として、例え
ば実開昭64−23221号公報によって開示してある
ように、面ファスナーによる手段と、針状の突起を清掃
体に突き刺す補強手段とによるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】周知のように、面ファ
スナーは、フックとループの係合によって接合されるも
のである。ところで、ポリッシャーのヘッドを形成する
回転体の回転に対して清掃体に回転方向に反発する抵抗
が生じるものであり、その抵抗する作動力によって面フ
ァスナーのループがフックに深く係合するものであれ
ば、確実な接合が維持されるが、面ファスナーのフック
の開放口が必ずしも一方向に向いておらず、多数のフッ
クが設けてあっても、ループが深く係合する(フックの
開放口が回転方向側に向いている)有効な係合関係を持
つものが全体の数割に減少することから、面ファスナー
のみの接合では不確実である。そのために前記公報に記
載された如く、補強手段を加味されているが、清掃体が
フェルトのように突き刺しが可能のものであれば問題が
ないが、硬質合成樹脂などの剛体の板にフェルトやブラ
シなどを設けたものでは、その板に針状の突起を突き刺
すことができず、この種の面接合手段に未だ問題があっ
た。
【0004】本考案は以上の問題を、面ファスナーによ
る面接合のみで確実に接合することができるように解決
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】その第1の解決手段は、
回転盤とこれに面ファスナーで着脱自在に面接合する清
掃体とからなり、清掃体の回転盤に取付ける面には、面
ファスナーの多数のループ係合子を備える雌部材部を付
着し、回転盤の清掃体を取付ける面に、多数のフック係
合子を突設した射出成形による雄部材部を設けていると
共に、各フック係合子がその開放口側を回転方向側に向
けて突設する。そして、前記射出成形によるフック係合
子が、その突出する基部側を厚肉にした堅固部となし、
先端に至るに従い堅固部より順次幅を狭くした彎曲部に
形成してある。
【0006】第2の解決手段として、前記第1の解決手
段のフック係合子の配列を、その開放口側が回転方向側
に向けて列設する多数の係合列となし、その各係合列を
回転盤の中心部より放射状に配して設ける。
【0007】第3の解決手段として、前記第1の解決手
段のフック係合子の配列を、その開放口側が回転方向に
向き、且つ回転時に生じる遠心力作用線と回転モーメン
トに対する清掃体に生じる反力作用線間内に向かって傾
斜して列設する多数の係合列となし、その各係合列を回
転盤の中心部より放射状に配して設ける。
【0008】
【作用】回転盤に清掃体を取付けるには、雌部材部と雄
部材部とを対面して互いに押し付けることにより面接合
することができ、これを回転した際、雄部材部の全ての
フック係合子が回転する方向に向いているで、ループ係
合子が常にフック係合子に深く係合するため、両者の面
接合が強力になり、しかも確実に回転力を伝達すること
ができるようになる。また、清掃体を取外す時には、単
に引き抜いても良いが、清掃体をフック係合子の開放口
側、即ち回転盤が回転する方向に僅かに回転してから引
き抜くように取外せば、無理なく簡単に取外すことがで
きる。
【0009】
【実施例】本考案を具体的に説明すると、図8にポリッ
シャーを示しているように、図中1は本体、2は主軸、
3はヘッドであって、ヘッド3は回転盤4と清掃体5と
着脱自在に面接合したものである。しかも清掃体5は円
盤状のフェルトからなる。
【0010】上記面接合する手段は図1と図2に示して
いるように、清掃体5の回転盤4に取付ける面に、面フ
ァスナーを構成する一方のループ係合子6を備える雌部
材部7が付着してある。
【0011】一方回転盤4は、円盤体でその清掃体5を
接合する面に、面ファスナーを構成する他方のフック係
合子8を有する雄部材部9を設けるが、この円盤体と雄
部材部9とを射出成形により一体に形成したものであ
る。しかし必ずしも一体に形成する必要がなく、図7に
示すように、別体に成形して互いに付着しても良く、そ
の場合の雄部材部9は、基板10にフック係合子8を射
出成形により一体に形成するものである。
【0012】以上のようにフック係合子8は射出成形に
よって形成するものであるから、その方向性、並べ方な
どを自由に所望するように形成することができるもの
で、その例を図3から図5に示している。
【0013】図3の例は、回転盤4が矢印11の方向に
回転するものとして説明すると、図3の(ロ)のよう
に、フック係合子8の開放口12が回転方向に向って複
数個並列した係合列13を、回転盤4の中心より放射状
に配して突設するものである。従って各フック係合子8
は回転モーメントの作用線14と平行に設けられるもの
である。
【0014】図4の例は、図3の例とほぼ同様に、フッ
ク係合子8の開放口12を回転方向に向け、係合列13
を放射状に設けたものであるが、その並列形態を、回転
時に生じる遠心力作用線と回転モーメントの作用線14
に対する清掃体5に生じる反力作用線16間との間に向
かって傾斜した状態に並べるものである。
【0015】図5の例は、フック係合子8の開放口12
を回転方向に向け、回転盤4の縦横中心線17,18と
平行に設けるもので、縦中心線17と平行する群と、横
中心線18と平行する群とを円周方向に交互に設けるも
のである。
【0016】前記各例のフック係合子8は、図1と図2
に示しているように、回転盤4より突出する側の基部を
幅広くリブで厚肉にした堅固部19とし、その堅固部1
9から伸びる部分を幅狭くした彎曲部20に形成したも
のである。
【0017】ループ係合子6をフック係合子8に押し付
けることにより回転盤4に清掃体5を取付けることがで
き、このヘッド3を回転した際、フック係合子8を前記
のように配列して突出したものであるから、回転盤4の
回転に伴なう清掃体5の抵抗により、ループ係合子6が
フック係合子8内に深く侵入し、両者の係合がより確実
になる。また、清掃体5を取外す時には、清掃体5を引
き抜くように引き取ればよいが、清掃体5を回転盤4が
回転する方向に僅かに回転することにより、ループ係合
子6に無理な力を加えることなく円滑に取外すことがで
きる。
【0018】また、図4に示す例の場合には、ヘッド3
の回転中にはループ係合子6に回転モーメントと遠心力
が加わり、清掃体5には遠心力と回転モーメントに対す
る反力との合力の方向に沿ってフック係合子8が設けて
あるため、ループ係合子6がフック係合子8に抵抗なく
確実に係合するもので、最も良好な面接合となる。
【0019】図6に示す回転盤4は、研磨する面が凹曲
面の場合に適するもので、これに突設したフック係合子
8は前記各例の何れかの方向性をもっている。
【0020】図7に示す回転盤4は、研磨する面が凸曲
面の場合に適するもので、この図では雄部材部9を別体
に形成して回転盤4の凹部に接着したものであるが、こ
の凸曲面に適するものに限ることがなく、凹曲面は勿論
図1のように平坦面の場合にも適合することができる。
【0021】
【考案の効果】本考案によるポリッシャーのヘッドによ
れば、ヘッドを構成する清掃体にループ係合子を備える
雌部材部を設け、回転盤に射出成形したフック係合子を
設けた雄部材部を設けたもので、フック係合子を射出成
形によるものであるから、フック係合子の方向性を、回
転中にループ係合子がフック係合子内に深く係合する方
向に揃えて設けることができ、確実な係合状態が得られ
ることから、面ファスナーのみによって面接合が可能と
なる。
【0022】フック係合子の方向性を、その開放口側が
回転方向に向き、回転時に生じる遠心力作用線と回転モ
ーメントによって清掃体に生じる反力作用線間内に向か
って傾斜して列設する多数の係合列となし、各係合列を
回転盤の中心部より放射状に配して設けたものであれ
ば、回転中にループ係合子がフック係合子に抵抗なく円
滑に深く係合され、強固な面接合を得ることができる。
【0023】射出成形によるフック係合子が、その突出
する基部側を厚肉にした堅固部となし、先端に至るに従
い堅固部よりも順次幅を狭くした彎曲部に形成されてい
るので、フック係合子は単なる射出成形による材質特性
のみの剛性ではなく、その形態によっても係合を維持す
ることが可能となる。従って、本考案のポリッシャーの
ヘッドに使用されているフック係合子は、ポリッシャー
の回転時に、ループ係合子による係合負荷を受けたり、
複数本のループ係合子にまとめて係合して強い引張力が
加わったり、あるいは被洗浄物に押し付けられたりした
場合でも、いわゆる腰の強いフック係合子となって、容
易に変形・破損することなく、ループ係合子と強固で確
実な係合状態を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるポリッシャーのヘッドを構成する
回転盤と清掃体を分解して示す斜視図である。
【図2】回転盤と清掃体との面接合状態を拡大して示す
正面図である。
【図3】の(イ)(ロ)回転盤に設けたフック係合子の
配列例を示す底面図と(イ)図のA部の正面図である。
【図4】回転盤に設けたフック係合子の他の配列例を示
す底面図である。
【図5】回転盤に設けたフック係合子の更に他の配列例
を示す底面図である。
【図6】凹曲面を研磨する際に使用する回転盤の例を示
す端面図である。
【図7】凸曲面を研磨する際に使用する回転盤の例を示
す端面図である。
【図8】本考案によるヘッドを設けたポリッシャーを示
す正面図である。
【符号の説明】
3 ヘッド 4 回転盤 5 清掃体 6 ループ係合子 7 雌部材部 8 フック係合子 9 雄部材部 13 係合列 14 回転モーメントの作用線 15 遠心力作用線 16 反力 19 堅固部 20 彎曲部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転盤(4)とこれに面ファスナーで着
    脱自在に面接合する清掃体(5)とからなり、清掃体
    (5)の回転盤(4)に取付ける面には、面ファスナー
    の多数のループ係合子(6)を備える雌部材部(7)を
    付着し、回転盤(4)の清掃体(5)を取付ける面に、
    多数のフック係合子(8)を突設した射出成形による雄
    部材部(9)を設けていると共に、各フック係合子
    (8)がその開放口(12)側を回転方向側に向けて突
    設し、且つ前記射出成形によるフック係合子(8)は、
    その突出する基部側を厚肉にした堅固部(19)とな
    し、先端に至るに従い堅固部(19)よりも順次幅を狭
    くした彎曲部(20)に形成していることを特徴とする
    ポリッシャーのヘッド。
  2. 【請求項2】 回転盤(4)とこれに面ファスナーで着
    脱自在に面接合する清掃体(5)とからなり、清掃体
    (5)の回転盤(4)に取付ける面には、面ファスナー
    の多数のループ係合子(6)を備える雌部材部(7)を
    付着し、回転盤(4)の清掃体(5)を取付ける面に、
    多数のフック係合子(8)を突設した射出成形による雄
    部材部(9)を設けていると共に、各フック係合子
    (8)をその開放口(12)側が回転方向側に向けて列
    設する多数の係合列(13)となし、その各係合列(1
    3)を回転盤(4)の中心部より放射状に配し、且つ前
    記射出成形によるフック係合子(8)は、その突出する
    基部側を厚肉にした堅固部(19)となし、先端に至る
    に従い堅固部(19)よりも順次幅を狭くした彎曲部
    (20)に形成して設けていることを特徴とするポリッ
    シャーのヘッド。
  3. 【請求項3】 回転盤(4)とこれに面ファスナーで着
    脱自在に面接合する清掃体(5)とからなり、清掃体
    (5)の回転盤(4)に取付ける面には、面ファスナー
    の多数のループ係合子(6)を備える雌部材部(7)を
    付着し、回転盤(4)の清掃体(5)を取付ける面に、
    多数のフック係合子(8)を突設した射出成形による雄
    部材部(9)を設けていると共に、各フック係合子
    (8)をその開放口(12)側が回転方向に向き、且つ
    回転時に生じる遠心力作用線(15)と回転モーメント
    (14)に対する清掃体(5)に生じる反力作用線(1
    6)間内に向かって傾斜して列設する多数の係合列(1
    3)となし、その各係合列(13)を回転盤(4)の中
    心部より放射状に配し、且つ前記射出成形によるフック
    係合子(8)は、その突出する基部側を厚肉にした堅固
    部(19)となし、先端に至るに従い堅固部(19)よ
    りも順次幅を狭くした彎曲部(20)に形成して設けて
    いることを特徴とするポリッシャーのヘッド。
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