JP3474644B2 - 一体成形面ファスナー - Google Patents

一体成形面ファスナー

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JP3474644B2
JP3474644B2 JP20226194A JP20226194A JP3474644B2 JP 3474644 B2 JP3474644 B2 JP 3474644B2 JP 20226194 A JP20226194 A JP 20226194A JP 20226194 A JP20226194 A JP 20226194A JP 3474644 B2 JP3474644 B2 JP 3474644B2
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loop
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    • A44B18/00—Fasteners of the touch-and-close type; Making such fasteners
    • A44B18/0046—Fasteners made integrally of plastics
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は平板上基材と同基材の表
面から突出する多数の係合要素とが一体に成形して得ら
れる合成樹脂製の一体成形面ファスナーに関し、更に詳
しくは剥離方向に力が作用する天井材や壁材等の産業用
資材の接合部材に適用するに好適な係合強度及び高係合
率を有する一体成形面ファスナーに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の一体成形面ファスナーは、元
来、通常の編織物からなる面ファスナーに較べて係合強
度が大きいことから、一般的には壁材や天井材等の各種
室内に適用される装飾用資材の接合に使用されることが
多い。そして、この一体成形面ファスナーにおける係合
要素は、平板状基材の表面から立ち上がる起立部と、同
起立部の先端から一方向に湾曲して延出すると共に、そ
の先端を基材表面に向けた係合フック部とを有するフッ
ク片から構成されることが多い。
【０００３】一体成形面ファスナーにおける係合要素が
上述の単純なフック構造を有するフック片である場合
に、例えば相手方の係合要素であるループ片との係合強
度を高めようとすると、上記係合要素を剛性を有する合
成樹脂材料により成形するか、或いはループ片の太さを
太くすることになる。しかしながら、係合要素が剛直に
なればなるほど感触の面で劣るばかりでなく、かえって
相手方のループ片との係合を外れやすくする。また、相
手方の係合要素であるループ片の太さを太くする場合に
は、それだけ剛直となるばかりでなく基材上における単
位面積当たりの係合要素数が少なくなり、所定の係合強
度を確保することを難しくする。
【０００４】そこで、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
ウレタン等の一体成形面ファスナーに適用される通常の
柔軟な合成樹脂材料を用いると同時に係合強度を高める
ため、様々な形態を有する係合要素が実用化されてい
る。その代表的な形態としては、例えば特開昭４７−３
１７４０号公報や特開平４−２２４７０３号公報に開示
されているごとく、槍の刃先部分が欠如した略台形をな
して起立部の先端に前後対称に突出する係合部を有する
ものがあり、また例えば実開平４−１２８６１１号公報
に開示されているごとく起立部の先端を前後に分岐させ
てそれぞれをフック状に形成した前後に対称なフック係
合部を有するものがある。かかる形態により、基材上に
おける単位面積当たりの係合部の数が増え、相手方係合
要素との係合率も増加して、面ファスナー全体の係合強
度を大きくしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の産業
用資材に適用される一体成形面ファスナーは、その金型
技術などによって隣合う係合要素との間には必然的に所
定の間隔を設けざるを得ない。そのため、基材表面の係
合要素の配列密度も必然的に規制されることになり、相
手方の係合要素であるループ片の形成密度と比較した場
合に格段に低いものとなる。このことは、たとえ基材上
に設けられる係合要素を上述の公報などに開示されてい
るような単一の係合要素に逆向きの係合部を有する形態
して、係合率を高めるように工夫しても、一体成形面フ
ァスナーの係合要素と係合するループ片の数は相変わら
ず全体のループ片の数割に過ぎず、係合率にも上限があ
ることを意味する。
【０００６】そこで、列方向に隣り合う前後の係合要素
の間に侵入してくるループ片をフック状の係合部により
確実に補足するため、例えば欧州特許第０４６４７５３
Ａ１号公報に開示された係合要素では、前記係合部のフ
ック先端を通る垂線と交差する基材表面の位置に前方に
隣合う係合要素の背面立上り部を位置させるように設計
している。かかる設計により、列方向に設けられた係合
要素の間に侵入するループ片の補足率を向上させること
はできるものの、ループ片が前方の係合要素の背面に沿
って持ち上げれれば、同ループ片は後方にある係合要素
の係合部に係合するという保証がない。更には、従来の
この種の一体成形面ファスナーにあっては、すべからず
隣り合う係合部列の間に侵入するループ片の殆どが係合
要素と係合しないままとなる。
【０００７】本発明は、かかる状況を踏まえてなされた
ものであり、その目的は上記係合要素として合理的な形
態を採用すると共に、係合要素のフック状係合部におけ
るループ片の補足率を更に向上させて面ファスナーとし
ての剥離強度を一段と強力なものにすると共に、係合要
素間における基材の裂断が防止される一体面ファスナー
を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の主
要な構成である平板状基材の表面に多数の係合要素を多
列に成形してなる一体成形面ファスナーにおいて、単一
の前記係合要素が、平板状基材の表面から立ち上がる起
立部と、同起立部の先端から延びる係合フック部とを有
してなり、隣合う係合要素の中間位置に、基材表面から
突出して相手方の係合要素であるループ片を隣合う係合
要素に向けて振り分ける振分け案内部材を有してなるこ
とを特徴とする一体成形面ファスナーにより達成され
る。
【０００９】そして本発明にあっては、前記係合要素が
前記起立部の先端から前後に延びる一対の係合フック部
を有し、一対の前記係合フック部が前記起立部の中心軸
線を含む同一鉛直面上に前後対称に形成されてなる場合
と、一対の前記係合フック部が前記起立部の中心軸線を
挟んで平行な左右の鉛直面上に形成されてなる場合とが
あり、更には前記振分け案内部材が、上端から下端にか
けて緩やかな曲面からなる末広り状の案内面を有する場
合と、前記振分け案内部材が上部に列方向に延びるフッ
ク片を有している場合とがある。このフック片は前後の
一方に又は双方に向けて形成される。
【００１０】
【作用】多数の係合要素の間にランダムに侵入してくる
ループ片は、ループ片案内部材により隣接する複数の係
合要素の一つに近づけるように振り分けられるため、例
えば前後の係合要素間に侵入してくるループ片を前後い
ずれかの係合要素に振り分けて、同ループ片を係合要素
に確実に係合せしめ、係合率の増大につなげて所定の係
合力を得る。更に、従来の一体面ファスナーでは、それ
ぞれの係合要素列間において極めて裂断しやすかったも
のであるが、本発明のごとく係合要素列の間や前後の係
合要素間に基材と一体に前記ループ片案内部材を成形す
ることにより、前述の裂断を効果的に防止する。
【００１１】また、例えば上記ループ片案内部材を側面
にスロープが形成され、通常の係合要素と同様の形態を
有するフック片形状とすることにより、同案内部材のフ
ック部の前方に侵入してくるループ片は同フック部によ
り捕捉されて係合し、フック部の左右に侵入してくるル
ープ片を左右斜め方向に隣接する複数の係合要素の間に
振り分ける。
【００１２】更に係合要素の形態を、通常の２個のフッ
ク片を隣合わせに密着させると共に、前後の係合フック
部を逆向きとして前記密着部分を一体化した形態とする
場合には、起立部の左右厚みが大きく、ループ片が係合
要素の係合フック部に係合しているとき上方に向かう離
脱力が作用しても、起立部には前記離脱力による傾倒が
殆どなく、係合フック部は起立部の垂直軸線を中心とし
て、独立して水平面内を回動するように変形すると同時
に、係合フック部の上方フック部分が立ち上がり方向に
弾性変形して、ループ片を係合フック部から損傷なく離
脱させる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の代表的な実施例を添付図面に
基づいて具体的に説明する。図１は本発明の第１実施例
を示す一体成形により得られる面ファスナーの部分斜視
図である。同実施例によれば、平板状基材１の上面から
一体に突出成形される多数の係合要素２は、基材１の表
面から立ち上がる起立部２１及び同起立部２１の上端か
ら前後に分岐すると共に、それぞれが所定の曲率をもっ
て前後斜め上方に延び、先端を下方に向けたフック状を
なした前後一対の係合フック部２２を有している。そし
て、前記起立部２１の本体２１ａは断面が矩形状の立柱
状であり、基端２１ｂは前後に滑らかな曲面をもって漸
次末広がりに形成され、垂直軸線に関して前後が対称の
形状とされている。また、前記起立部２１の基端２１ｂ
の左右側面には、頂上から前後にかけて基材表面に向け
て滑らかな曲面をもつ縦断面が山形の補強リブ２３が一
体に形成されている。この補強リブ２３は左右の巾が小
さい起立部２１の横倒れを防止する機能を有している。
【００１４】かかる形態をもつ多数個の係合要素２が基
材１の表面を前後方向に所定のピッチで、且つ左右に所
定の間隔をもってマトリックス状に突出して一体に成形
されている。そして、図示例では前後左右に隣合う４個
の係合要素２の中間位置に、本発明の最も特徴とするル
ープ片案内部材４を基材１の上面から突出させて一体に
成形している。このループ案内部材４の配列は、図１に
示す配列に限定されず、例えば図３に示すように前後に
並ぶ前記補強リブ２３のそれぞれ中間位置に配設するこ
とができ、或いは図４に示すように前後の係合要素２の
中間位置に配設することも可能である。
【００１５】前記ループ案内部材４は、上方から侵入し
てくるループ片３を前後左右に配設された係合要素２の
係合フック部２２に振り分ける形状であれば多様な形状
が採用できる。通常は、基材表面から突出すると共に、
その各係合フック部２２と対向する側面をスロープとし
て形成することが好ましい。ここで、そのスロープの方
向は、ループ片３が前後左右に隣合って設けられた係合
要素２の各係合フック部２２に近づく方向に振り分けら
れるようにすることが肝要である。
【００１６】図１に示す例では２つの側面が平坦面とさ
れた縦断面が山形をなしており、その振分け面をなすス
ロープ４ａの方向は、左右に隣合う係合要素列Ａ，Ｂの
中間部に侵入してくるループ片３を、各列Ａ，Ｂのそれ
ぞれに設けられた前後係合要素２，２の間に振り分ける
方向に設定することが好ましい。図３及び図４に示すル
ープ案内部材４の配置例では、同一列に配設された前後
の係合要素２，２の中間部に侵入してくるループ片３を
ループ案内部材４により前後いずれかの係合要素２，２
の係合フック部２２，２２に近づけるため、そのスロー
プ４ａを前後の係合要素２，２に向けて設定する。ま
た、同ループ片案内部材４の高さも任意に設定し得るも
のであるが、係合要素２の起立部本体２１ａを越える
と、却って係合フック部２２にループ片が係合しにくく
なるばかりでなく、面ファスナーとしての柔軟性が失わ
れやすくなり、またループ片案内部材４の高さが基端２
１ｂの高さ以下であると、ループ片３に対する振分け機
能が発揮されないため、その中間高さが好ましい。
【００１７】かかる実施例による本発明の一体成形面フ
ァスナーによれば、図２に示すごとく多数の係合要素２
の間にランダムに侵入してくるループ片３は、途中でル
ープ片案内部材４により隣接する係合要素２に向けて近
づけるように振り分けられるため、例えば係合要素列
Ａ，Ｂの間に侵入してくるループ片３を左右いずれかの
係合要素列Ａ，Ｂに振り分けて、係合要素２によるルー
プ片３の捕捉率を高め、結果的に係合率を大幅に高めて
所定の係合力を得る。更に、従来の一体面ファスナーで
は、面ファスナー製品の成形取出し時、同製品の縫製
時、或いは同製品の使用時に、それぞれ係合要素列間に
おいて極めて裂断しやすかったものであるが、本発明の
ごとく係合要素列の間や前後の係合要素間に基材１と一
体に前記ループ片案内部材４を成形することにより、前
述の裂断が防止されるようになる。
【００１８】図５に示すループ案内部材４は、上述のご
とく単にループ片３を複数の隣接する係合要素２に振り
分ける機能を有するに留まらず、更にループ片案内部材
４自体にもループ片３に対する係合機能を備えさせたも
のである。即ち、図示例によればループ片案内部材４の
形状を、例えば基材１の表面から立ち上がる起立部４１
と同起立部４１の上端から一方向に延びるフック部４２
とを有するフック形状をなしており、しかも前記起立部
４１は基端がスカート状に広がり上方に向けて先細とな
る略円錐台状をなしている。このため、フック部４２の
前方に侵入してくるループ片３は同フック部４２により
捕捉されて係合し、フック部４２の左右に侵入してくる
ループ片３は左右斜め方向に隣接する複数の係合要素２
２の間に振り分けられることになる。なお、前記起立部
４１の形状及びフック部４２の向きは任意に設定できる
ものであり、図示例に限定されない。
【００１９】図６は本発明の他の代表的な実施例を示
し、同図によれば係合要素２の形態が上述の実施例と異
なっている。この実施例による係合要素２は、例えば米
国特許第４，９８４，３３９号明細書に開示されている
係合要素の２個を一組として、そのフック方向を逆に向
けて隣合わせに配置し、両係合要素の側面同志を密着一
体化した形態に近似している。
【００２０】即ち、上記係合要素２は基材１の表面に対
して緩かな曲線に沿って立ち上がる背面２１ｃ及び同じ
く基材１の表面に対して所定の曲率で始まり垂直に立ち
上がる前面２１ｄを有する起立部２１と、同起立部２１
の前記背面２１ｃ及び前面２１ｄからそれぞれ所定の曲
率で前方に延出し、先端を下方に向けた係合フック部２
２とを有する２個の係合要素片２−１，２−２が、各係
合フック部２２，２２を逆方向に向けて隣合わせに密着
して配置され、図７に斜線で示すごとく各起立部２１，
２１及び各係合フック部２２，２２の密着部分が一体化
されている形態を有している。そして、図示例では各起
立部２１，２１の下部外側面にそれぞれ補強リブ２３，
２３が突設されており、このような形態を有する複数の
係合要素２が前後の各係合フック部２２，２２を平板状
基材１の上面に直線的に配して成形され、これを多数の
列に形成している。
【００２１】図７は上述のようにして基材１に成形され
る係合要素２に相手方の係合要素であるループ片３が係
合するときの通常の状態を示している。図８は２本のル
ープ片３，３が係合要素２の前後一対の係合フック部２
２，２２にそれぞれ係合している場合に、上方に向かう
離脱力が作用したときの同係合要素の挙動を説明するた
めの側面図である。この場合の多くは、前後の係合フッ
ク部２２，２２の双方共に、それぞれ直上のループ片３
が係合している場合は少なく、そのいずれか一方又は双
方に各係合フック部２２，２２の直上から外れた位置に
あるループ片３，３が係合している。
【００２２】かかる状態にあって、上記公報等に開示さ
れた従来の係合要素では、その係合力が本発明の係合要
素と同様であるとき、従来の係合要素における起立部が
本発明における起立部２１と比較すると側面方向に略１
／２の薄肉となって、上記離脱力による影響が大きく、
例えば２本のループにより同一方向の力が作用すると、
その起立部が係合部と共に傾倒しやすく、ループ片を係
合部から外れにくくする。これに対して、本発明の係合
要素構造によれば、起立部２１の側方の厚みが大きく、
しかも前後一対の係合フック部２２，２２の基端部２２
ａ，２２ａが一体化されているため、上述のごとく２本
のループ片３，３が係合要素２の前後一対の係合フック
部２２，２２にそれぞれ係合している場合に、上方に向
かう離脱力が作用しても、起立部２１及び係合フック２
２の基端部２２ａには前記離脱力による傾倒が殆どな
く、前後一対の係合フック部２２，２２がその基端部２
２ａを中心に、それぞれ干渉することなく独立して水平
面内を回動するように変形すると共に、係合フック部２
２，２２の上方フック部分２２ｂ，２２ｂが立ち上がり
方向に弾性的に変形するため、ループ片３，３を係合フ
ック部２２，２２から互いに損傷することなく外れやす
くする。
【００２３】上述の機能は、１本のループ片３が係合要
素２の前後一方の係合フック部２２と係合している場
合、並びにループ片３が係合要素２を首吊り状態で係合
している場合に同様に機能し、ループ片３，３と係合フ
ック部２２，２２とを互いに損傷することなく外れやす
くする。
【００２４】図６に示す実施例においても、係合要素列
Ａ，Ｂの間に所定のピッチをもって図１に示すと同様の
形態を有するループ片案内部材４を基材１の表面に突出
させている。従って、この実施例でもループ案内部材４
により係合要素２のループ片３に対する係合率を高める
と共に、ループ片３の係合要素２に対する離脱時におい
て係合要素２及びループ片３の双方に損傷を与えること
が少なくなり、しかも所望の係合力が確保されるもので
ある。
【００２５】なお、以上の説明からも明かなごとく、本
発明は多様な態様を採用することが可能であり、例えば
図６に示した実施例において前後一対の係合フック部２
２，２２の高さを異ならせることにより、ループ片との
係合率を更に高めることができるものである。
【００２６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
に係る一体成形面ファスナーによれば平板状基材の表面
に突出し、係合部を有する多数の係合要素間の所定位置
に相手方の係合要素であるループ片の案内部材を突設し
ているため、多方向から侵入してくるループ片を隣接す
る複数の係合要素のいずれかに確実に振り分け、係合要
素の同ループ片に対する捕捉率を増大させる結果、係合
率が増加し面ファスナーとして所望の係合力が発揮され
るようになる。また、前記ループ片案内部材を上述のご
とく配設すると、最も裂断しやすい係合要素列間や前後
の係合要素間における裂断が回避できる。
【００２７】また本発明にあって、上記係合要素の形態
を１個の係合フック部を有する通常の係合要素を同係合
フック部の向きが逆となるようにして左右に配すると共
に、その密着部を一体に結合してなる形態とするとき
は、離脱時において前記係合フック部が起立部の軸線を
中心として水平に回動変形するため、係合要素からルー
プ片が滑らかに離脱し、特に壁材や天井材などの産業用
資材に適用される面ファスナーとしては、数少ない剥離
操作によっても各係合要素同士の損傷を与えない好まし
い態様となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の代表的な一体成形面ファスナーの実施
例を示す部分斜視図である。
【図２】同面ファスナーの係合時におけるループ片の挙
動を示す部分正面図である。
【図３】同面ファスナーにおけるループ片案内部材の他
の配置例を示す平面図である。
【図４】同面ファスナーにおけるループ片案内部材の更
に他の配置例を示す平面図である。
【図５】同ループ片案内部材の変形例を示す部分側面図
である。
【図６】本発明の他の代表的な実施例を示す部分斜視図
である。
【図７】同面ファスナーの係合時におけるループ片の挙
動を示す部分正面図である。
【図８】同面ファスナーの離脱時における係合要素の挙
動を模式的に示す図７のＸ−Ｘ線断面図である。
【符号の説明】
１ 平板状基材 ２ 係合要素 2-1,2-2 係合要素片 ２１ 起立部 ２１ａ 本体 ２１ｂ 基端 ２１ｃ 背面 ２１ｄ 前面 ２２ 係合フック部 ２２ａ 基端部 ２２ｂ 上方フック部分 ２３ 補強リブ ３ ループ片 ４ ループ片案内部材 ４ａ スロープ ４１ 起立部 ４２ フック部 Ａ，Ｂ 係合要素列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭47−31740（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−224703（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−31512（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−128611（ＪＰ，Ｕ) 特表 平８−506754（ＪＰ，Ａ) 欧州特許出願公開464753（ＥＰ，Ａ １) 米国特許4984339（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A44B 18/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 平板状基材(1) の表面に多数の係合要素
    (2) を多列に成形してなる一体成形面ファスナーにおい
    て、 単一の前記係合要素(2) が、平板状基材(1) の表面から
    立ち上がる起立部(21)と、同起立部(21)の先端から延び
    る係合フック部(22)とを有してなり、 隣合う係合要素(22)の中間位置に、基材表面から突出し
    て相手方の係合要素であるループ片(3) を隣合う各係合
    要素(2) に向けて振り分ける振分け案内部材(4) を有し
    てなることを特徴とする一体成形面ファスナー。
  2. 【請求項２】 前記係合要素(2) が前記起立部(21)の先
    端から前後に延びる一対の係合フック部(22,22) を有
    し、一対の前記係合フック部(22,22) が前記起立部(21)
    の中心軸線を含む同一鉛直面上に前後対称に形成されて
    なる請求項１記載の一体成形面ファスナー。
  3. 【請求項３】 前記係合要素(2) が前記起立部(21)の先
    端から前後に延びる一対の係合フック部(22,22) を有
    し、一対の前記係合フック部(22,22) が前記起立部の中
    心軸線を挟んで平行な左右の鉛直面上に形成されてなる
    請求項１記載の一体成形面ファスナー。
  4. 【請求項４】 前記振分け案内部材(4) が、上端から下
    端にかけ緩やかな曲面からなる末広り状の案内面(4a)を
    有してなる請求項１記載の一体成形面ファスナー。
  5. 【請求項５】 前記振分け案内部材(4) の上部に列方向
    に延びるフック部(42)を有してなる請求項１記載の一体
    成形面ファスナー。
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