JPH0637695Y2 - スナツプフアスナ−用の合成樹脂製雌型部材 - Google Patents

スナツプフアスナ−用の合成樹脂製雌型部材

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JPH0637695Y2
JPH0637695Y2 JP1987014628U JP1462887U JPH0637695Y2 JP H0637695 Y2 JPH0637695 Y2 JP H0637695Y2 JP 1987014628 U JP1987014628 U JP 1987014628U JP 1462887 U JP1462887 U JP 1462887U JP H0637695 Y2 JPH0637695 Y2 JP H0637695Y2
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peripheral wall
female member
flexible sheet
annular groove
synthetic resin
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、2枚の可撓性シートの一側より打ち
込むためのリベット部材と、他側から打ち込むためのリ
ベット部材と、前記2枚の可撓性シート間にあって前記
2つのリベット部材とカシメ止めされ且つ相互に弾性嵌
合する雌型部材と雄型部材とから構成されるスナップフ
ァスナーに用いられる合成樹脂製の雌型部材に関するも
のである。
〔従来の技術〕
中央に貫通孔が形成された円形の基板と、該基板の外周
部から立ち上がった周壁とを備え、可撓性シートの片側
から前記貫通孔に打ち込まれてカシメ止めされるリベッ
ト部材の頭部と前記基板とで可撓性シートを挟持すべく
構成した合成樹脂製の雌型部材は既に知られている。
この種の雌型部材においては、周壁の外周部下面が基板
の下面よりも若干上方に位置している。これは、自動ス
ナップ取付け機を使用して可撓性シートに対するスナッ
プ取付け作業を行う際、雌型部材の基板下面と周壁外周
部下面との段差がホッパーからの出口やシュートの断面
形状に対応して、雌型部材を一定姿勢に制御するのに役
立つからである。
またリベット部材の頭部は雌型部材の直径と略等しい
か、あるいは雌型部材よりもやや大径に形成されるのが
普通である。これは、リベット部材の頭部と雌型部材の
基板とで可撓性シートを挟持した際、その外周部におい
ても前記周壁外周部の下面とリベット部材頭部とで可撓
性シートを挟持し、可撓性シートが内外2箇所で挟持さ
れて、雌型部材及びリベット部材を可撓性シートにしっ
かりと取り付けることができるように配慮されたもので
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の従来例においては、可撓性シート
がジーンズのような厚手のものである場合、前記周壁外
周部の下面が可撓性シートで突き上げられるので、前記
周壁の上端側が内方へ傾いて、雄型部材の突起部との嵌
合がきつくなって、嵌合及び嵌合離脱の操作が困難にな
ると言う欠点があった。
このような現状に鑑み、本考案は、周壁の内側に雄型部
材の突起部に対応する嵌合作用部を形成することによ
り、可撓性シートが厚くて、周壁外周部の下面が可撓性
シートで突き上げられた場合でも、これに影響されるこ
とがなく、しかも、嵌合作用部の磨耗を防止することが
できて常に一定した弾性嵌合力が得られるようにすると
共に、洗濯等の際、嵌合作用部が可撓性シートの繊維に
引っ掛かって、繊維のほつれや嵌合作用部の破損変形等
が生じないようにすることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案が講じた技術的手
段は、次の通りである。即ち、本考案によるスナップフ
ァスナー用の合成樹脂製雌型部材は、中央に貫通孔が形
成された円形の基板と、該基板の外周部から立ち上がっ
た周壁とを有し、前記周壁の上部には、前記貫通孔と同
芯状の環状溝を形成し、当該環状溝で囲まれた内側の周
壁部分に周方向適当間隔おきに切れ目を形成して、当該
周壁部分を雄型部材の突起部に対して弾性的に嵌合離脱
自在な円弧状の嵌合作用部に形成すると共に、当該円弧
状嵌合作用部の上面高さを前記環状溝の外側に位置する
周壁部分の上面よりも低く形成してあることを特徴とす
るものである。
〔作用〕
上記の構成によれば、リベット部材の突起部を可撓性シ
ートの片側から前記貫通孔に打ち込んでカシメ止めした
際、可撓性シートは、リベット部材の頭部と、雌型部材
の基板下面,周壁外周部の下面とで2重に挟持されるの
で、可撓性シートに対して雌型部材及びリベット部材を
しっかりと取り付けることができる。
可撓性シートの厚さが大きくて、前記周壁外周部の下面
が可撓性シートで突き上げられた場合にも、環状溝があ
るため、その内側の周壁部分には上記突き上げによる影
響が及ばず、しかも、当該周壁部分により形成された嵌
合作用部が円弧状であるため、雄型部材の突起部に対し
て線接触することになり、嵌合離脱の繰り返しによる磨
耗を防止でき、これらによって嵌合作用部と雄型部材の
突起部との弾性嵌合力は一定に維持されることになる。
また環状溝の内側にある円弧状嵌合作用部の上面が、外
側の周壁部分の上面よりも低いため、可撓性シート(衣
服)の洗濯等の際、雌型部材が可撓性シートに接触して
も、円弧状嵌合作用部の切れ目に繊維が引っ掛かりにく
く、繊維のほつれや嵌合作用部の破損変形が防止され
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第5図は本考案に係るスナップファスナー用
の合成樹脂製雌型部材Aを示し、第6図は前記雌型部材
Aの使用状態を示す断面図である。
前記雌型部材Aは、中央に貫通孔1が形成された円形の
基板2と、該基板2の外周部から立ち上がった周壁3と
を備えており、周壁3外周部の下面4は基板2の下面5
よりもやや上方に位置している。そして第6図に示すよ
うに、可撓性シートBの片側から前記貫通孔1に打ち込
まれてカシメ止めされるリベット部材Cの頭部cと、前
記基板2の下面5,前記周壁外周部の下面4との2箇所で
可撓性シートBを挟持すべく構成してある。
前記周壁3の上部には、前記貫通孔1と同芯状の環状溝
6が形成されている。環状溝6で囲まれた内側の周壁部
分3aには、適当な深さの幅狭な複数本(図面上では6本
であるがこれに限らない。)の切れ目7…を周方向適当
間隔おきに形成すると共に、周壁部分3aの内面上端には
膨出部8を形成して、当該周壁部分3aを雄型部材Dの突
起部dに対して弾性的に嵌合離脱自在な円弧状の嵌合作
用部に形成すると共に、当該円弧状嵌合作用部(内側の
周壁部分3a)の上面s高さを前記環状溝6の外側に位置
する周壁部分3bの上面s′よりも低く形成してある。
周壁3の外周部下面4には、第3図乃至第5図に示すよ
うに、放射状の補強リブ9…を有する溝10が設けられて
いる。第6図中、Eは雄型部材Dを可撓性シートBに取
り付けるためのリベット部材である。
尚、この実施例では、雄型部材D及び両リベット部材C,
Eがいずれも合成樹脂製であるが、これらの材質は金属
でもよく、金属と合成樹脂の複合材でもよい。
〔考案の効果〕
本考案は、上述した構成よりなるから、次の効果を奏し
得るのである。
可撓性シートの厚さが大きくて、前記周壁外周部の下
面が可撓性シートで突き上げられた場合にも、環状溝が
あるため、その内側の周壁部分には上記突き上げによる
影響が及ばず、しかも、当該周壁部分により形成された
嵌合作用部が円弧状であるため、雄型部材の突起部に対
して線接触することになり、嵌合離脱の繰り返しによる
磨耗を防止でき、これらによって嵌合作用部と雄型部材
の突起部との弾性嵌合力を可撓性シートの厚さに関係な
く、且つ、長期にわたって、一定に維持することができ
る。
環状溝の内側にある円弧状嵌合作用部の上面が、外側
の周壁部分の上面よりも低いため、可撓性シートの洗濯
等の際、雌型部材が可撓性シートに接触しても、円弧状
嵌合作用部の切れ目に繊維が引っ掛かりにくく、繊維の
ほつれや嵌合作用部の破損変形が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示し、第1図は
雌型部材の斜視図、第2図は雌型部材の平面図、第3図
は雌型部材の底面図、第4図と第5図は雌型部材の断面
図、第6図は使用状態を示すスナップファスナーの断面
図である。 A……雌型部材、1……貫通孔、2……基板、3……周
壁、3a,3b……周壁部分、4,5……下面、6……環状溝、
7……切れ目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に貫通孔が形成された円形の基板と、
    該基板の外周部から立ち上がった周壁とを有し、前記周
    壁の上部には、前記貫通孔と同芯状の環状溝を形成し、
    当該環状溝で囲まれた内側の周壁部分に周方向適当間隔
    おきに切れ目を形成して、当該周壁部分を雄型部材の突
    起部に対して弾性的に嵌合離脱自在な円弧状の嵌合作用
    部に形成すると共に、当該円弧状嵌合作用部の上面高さ
    を前記環状溝の外側に位置する周壁部分の上面よりも低
    く形成してあることを特徴とするスナップファスナー用
    の合成樹脂製雌型部材。
JP1987014628U 1987-02-02 1987-02-02 スナツプフアスナ−用の合成樹脂製雌型部材 Expired - Lifetime JPH0637695Y2 (ja)

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JP1987014628U JPH0637695Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02 スナツプフアスナ−用の合成樹脂製雌型部材

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Publication Number Publication Date
JPS62188208U JPS62188208U (ja) 1987-11-30
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JP1987014628U Expired - Lifetime JPH0637695Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02 スナツプフアスナ−用の合成樹脂製雌型部材

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