JP2585636B2 - ロック装置 - Google Patents

ロック装置

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JP2585636B2
JP2585636B2 JP62269937A JP26993787A JP2585636B2 JP 2585636 B2 JP2585636 B2 JP 2585636B2 JP 62269937 A JP62269937 A JP 62269937A JP 26993787 A JP26993787 A JP 26993787A JP 2585636 B2 JP2585636 B2 JP 2585636B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は2つの部材を所定の組付状態でロックしてお
くためのロック装置に関するものである。
(従来技術) 第1、第2の2つの部材を所定の組付状態でロックし
てこの組付状態を保持する一方、ロック解除することに
よって、この組付けを解除し得るようにした、すなわち
2つの部材同志を相離反させ得るようにしたロック装置
は、従来から種々知られている。
この従来のロック装置は、操作部材を操作することに
よってロックあるいはロック解除を行うことになるが、
スプリングを利用して常時はロック位置あるいはロック
解除位置のいずれか一方の状態となるように設定、特に
組付時の不用意なロック解除を避けるために常時はロッ
ク位置となるように設定されているのが一般的である
(例えば実開昭62−7563号公報参照)。このスプリング
を利用してロック位置を常時とり得るようにしたものに
おいては、ロック解除位置とするには、スプリング抗し
て操作部材を操作しなければならないことになる。逆
に、スプリングを利用してロック解除位置を常時とり得
るようにしたものにあっては、ロック位置とするのに操
作部材を操作する必要がある。
このように、従来のものでは、ロック位置からロック
解除とするとき、またはロック解除位置からロック位置
とするときのいずれか一方のときは、必ず操作部材を操
作する必要があり、しかも操作部材から手を離せば、ス
プリングによって決定されるロック位置あるいはロック
解除位置へと自動復帰されてしまうことになる。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、第1部材を持ってこれを第2部材へ組付け
ようとした場合、この第1部材がかなり大型かつ重量物
である場合が考えられる。この場合、ロック装置が常時
はロック位置をとり得るようにされたものにあっては、
第1部材を持ちつつロック装置の操作部材を操作してロ
ック解除しておくことが困難となり易い。また、ロック
装置が常時はロック解除位置をとり得るようにされたも
のにあっては、組付け時における上述した困難さは生じ
ないものの、組付解除の際に操作部材を操作しつつ第1
部材を持ち上げようとしなければならず、このような作
業も困難となり易い。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもの
で、ロックおよびロック解除の操作に煩わされることな
く第1と第2の2つの部材の組付けおよび組付け解除を
容易になし得ると共に、組付状態でのロックを確実に維
持し得るようにしたロック装置を提供することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本発明にあっては次のよ
うな構成としてある。すなわち、 第1部材と第2部材とを所定の組付状態でロックして
おくためのロック装置において、 前記第1部材に設けられ、該第1部材の前記第2部材
に対する接近離間に応じて該第2部材に構成される係合
空間に進退出されるロックプレートと、 前記第2部材に摺動自在に設けられ、その摺動に応じ
て、前記係合空間に位置するロックプレートの係止孔に
進入されたロック位置と該係止孔から退出された直後の
第1ロック解除位置と該第1ロック解除位置よりさらに
大きく後退された第2ロック解除位置とをとり得るよう
にされたロックピンと、 前記ロックピンを前記ロック位置へ向けて付勢するス
プリングと、 前記第2部材に設けられ、前記ロックピンと一体動さ
れるストッパと、 を備え、 前記ロックプレートと前記ロックピンとの少なくとも
一方には、該ロックプレートを前記係合空間に挿入する
際の外力を利用して該ロックピンをロック解除位置へ向
けて退出させるためのカム面が形成され、 前記ロックプレートには、前記係合空間へ挿入される
際に前記ロック位置にあるときのストッパとの干渉を防
止する逃げ空間が設定されると共に、該逃げ空間に臨む
端面を構成する仮止用角部が形成され、 前記ストッパには、前記仮止用角部の端面に臨む面側
に突設されて、その先端ストッパ面がロック位置におい
て前記係合空間内にある仮止用角部の端面を越える位置
となるように設定されると共に該仮止用角部の端面に臨
む側の面が上記先端ストッパ面に向かうにつれて高くな
るように傾斜する傾斜面を備えた係止段部が形成され、 前記ストッパは、前記仮止用角部の端面に接離する方
向に弾性変形可能とされて、前記ロック位置から第2ロ
ック解除位置へと変位される際に前記仮止用角部の端面
に対して前記係止段部の傾斜面が摺動される、 ような構成としてある。
上述のように構成された本発明にあっては、第1部材
と第2部材との組付けを行う際には、例えば第1部材を
持ってそのロックプレートを係合空間に挿入していく。
この挿入の途中で、カム面の作用によって、挿入力を受
けるロックピンがロック解除位置へと後退する。このロ
ックピンのロック解除位置への後退により、ロックプレ
ートは係合空間内に所定の深さ挿入され得る。
なお、このロックプレートの係合空間への挿入の際に
は、当該ロックプレートは事実上ストッパに邪魔される
ことなく所定深さまで挿入され得る。
ロックプレートの所定深さの挿入により、両部材は正
規の組付状態となるが、この正規の組付状態では、スプ
リングによってロックピンがロック位置へと復帰、すな
わちロックピンが係止孔に進出する自動ロックがなされ
る。そして、ロックピンはスプリングによってロック位
置となるように付勢されているので、振動等の外力を受
けても、この組付状態が確実に維持され続ける。
両部材の組付けを解除するには、ロックピンしたがっ
てストッパを一旦第2ロック解除位置へと大きく後退さ
せる操作を行う。この第2ロック解除位置へと変位され
るのに伴って、ストッパの係止段部すなわち傾斜面が仮
止用角部の端面を摺動しつつやがて係止段部の先端スト
ッパ面が仮止用角部の端面より抜け出た位置とされる。
すなわち、上記傾斜面が上記端面を摺動することに伴い
ストッパは全体的に仮止用角部の端面から離れる方向に
弾性変形するが、該傾斜面が上記端面から離れた位置に
まで後退したときにストッパ自身の弾性復元力により、
先端ストッパ面が仮止用角部の臨む位置とされる。した
がって、この状態でスプリングの付勢力を受けても、ス
トッパ面が仮止用角部に係止されるので、スプリングの
付勢に抗してロック解除位置を保ち続けることになる。
したがって、作業者は、第1部材と第2部材とを離反さ
せる作業、例えば第1部材を持ち上げてロックプレート
を係合空間から抜け出させる作業を行う際に、ロック解
除位置とする操作を並行して行うことが不用になる。そ
して、ロックプレートが係合空間から抜け出た組付解除
後は、ストッパを係止しておくロックプレートそのもの
が存在しなくなるので、ロックピンおよびストッパは、
スプリングによって再びロック位置へと自動復帰される
ことになる。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明す
る。なお、以下の説明では、方向の特定づけを次のよう
にしてある。先ず、第1図、第2図において、図中左方
がロック位置方向となるものであるがこの方向を前方と
呼ぶこともあり、図中右方がロック解除位置方向となる
ものであるがこの方向を後方と称することもある。ま
た、第1図において、図中上方となる方向を右方と呼
び、図中下方となる方向を左方と呼ぶ。さらに、第2図
において図中上方となる方向を上方と呼び、図中下方と
なる方向を下方と呼ぶ。
第1図〜第16図は本発明の第1実施例を示すものであ
る。先ず、第1図、第2図において、1は第1部材、2
は第2部材であり、該両者1と2とは、所定の組付状態
で、ロック装置Rを利用してロックされる。
第1部材1の第2部材2に対する組付面側には、ロッ
クプレート11(第9図〜第11図をも参照)がボルト12よ
り固定されている。また、第2部材2の第1部材1に対
する組付面側にはベース21が固定され、このベース21に
ロック体(ロックプランジャ)31(第3図〜第5図をも
参照)が後述のように組付けられている。
前記ロックプレート11は、第9図〜第11図にも示すよ
うに、例えば鉄板を折曲することにより略L字形として
形成され、その折曲部を境とした一側板面部11Aが第1
部材1に対する取付部となるもので、前記ボルト12用の
ボルト孔を符号13で示してある。一方、上記折曲部を境
とした他側板面部11Bには、係止孔14が開口されると共
に、逃げ空間15が形成されている。この係止孔14は実施
例ではその全周囲が閉じられた形式とされ、また逃げ空
間15は実施例では他側板面部11Bの先端面11aにのみ開口
する切欠き形状として形成されている。なお、逃げ空間
15のうち、この先端面11aへの開口部分の幅は、組付け
時における後述するストッパとの干渉を確実に防止する
ため、テーパ面によって若干拡開されている。上記逃げ
空間15の内周縁部のうち、実施例では係止孔14側の内周
縁部(特にその上部)が仮止用角部16とされるもので、
この仮止用角部の逃げ空間15に臨む端面を符号16aで示
してある。
前記ロック体31は、第3図〜第5図にも示すように、
基体32と、ガイドロッド33と、操作ロッド34と、ロック
ピン35と、ストッパ36と、を有し、これ等32〜36はプラ
スチックによる一体成形品とされている。ガイドロッド
33と操作ロッド34とはほぼ同一軸線上に位置されて、ガ
イドロッド33が基体32より後方に伸び、また操作ロッド
34が基体32より前方に伸びる。上記ロックピン35とスト
ッパ36とは、操作ロッド34と同様に、それぞれ基体32の
前面より前方へ伸び、右方から左方の順に操作ロッド3
4、ロックピン35、ストッパ36が並列配置されている。
前記ストッパ36は、ロックピン35よりも長く前方へ伸
び、その先端部付近に係止段部37が形成される一方、こ
の係止段部37と基体32との間が、左右方向への弾性変形
を十分に確保するための細幅のアーム部38とされてい
る。この係止段部37は、右方(ロックピン35側)へ向け
て突設されて、前方へ対向するやや幅広のストッパ面37
aと、このストッパ面37aから上記アーム部38へとなだら
かに傾斜した傾斜面37bとを有する。この傾斜面37bは、
先端ストッパ面37aに向かうにつれて係止段部37の突設
高さが高くなるように設定されている。なお、ストッパ
36のうち係止段部よりも前方(先端)側は、ストッパ面
37aと直交するようにすなわち右方へ向けて臨む、後退
する規制面37cとされている。
前記ロックピン35の先端部上面には、先端へ向かうに
つれて低くなるテーパ状のカム面35aが形成されてい
る。このロックピン35の先端位置に対して、前記係止段
部37の先端ストッパ面37aが1だけさらに前方位置さ
れている(第3図参照)。また、実施例では、係止段部
37の傾斜面37bの途中にロックピン35の先端面が位置す
るように設定されている。さらに、実施例では、ストッ
パ36のアーム部38とロックピン35との間隔l2(第3図参
照)が、ロックプレート11の係止孔14と端面16aとの間
隔l3(第9図参照)と同じか若干大きく形成され、ロッ
ク位置にあるストッパ35に対してはこのl2の間隔の位置
においてロックプレート11が係合空間24へ挿入されるよ
うになっている。
前記ベース21について、第1図、第2図および第6図
〜第8図を参照しつつ、、前記ロック体31との結合をも
合せて説明する。先ず、ベース21には、その上面前部よ
り、前後方向に相対向させてそれぞれ左右方向に伸びる
一対のガイドフランジ22、23が突設され、該両者22と23
との間の間隙(ロックプレート11の板厚よりも若干大き
くされている)が、係合空間24を構成している。この各
ガイドフランジ22、23には、前後方向に伸びる同一直線
上に位置するようにロックピン用の挿通孔25A、25B(第
13図、第15図をも参照)が形成され、同様に前後方向に
伸びる同一直線上に位置するようにストッパ用の挿通孔
26A、26B(第13図、第15図をも参照)が形成されてい
る。この挿通孔25A、25Bの大きさは、ロックピン35が多
少がたついても当該ロックピン35がスムーズに挿通され
得るような大きさに設定されている。また、挿通孔26
A、26Bは、ストッパ36が挿通されるもので、その左右方
向の幅は、当該ストッパ36の左右方向への所定の弾性変
形を許容し得るように設定されている。なお、実施例で
は、一対のフランジ部22、23の右方(第1図上方)を一
体として閉じておくことにより、この閉じている部分の
内面に沿わせてロックプレート11を係合空間24へ挿入す
ることにより、当該ロックプレート11のロックピン35あ
るいはストッパ36に対する位置決めが容易に行えるよう
にしてある。
一方、ベース21の上面右後部には、軸受27が突設され
ている。この軸受27のガイド孔27aには、ガイドロッド3
3の後端部が前後方向に摺動自在に嵌合されている。こ
のような軸受27とガイドロッド33とのガイド作用により
ロック体31が前方動したときに、挿通孔25A、25Bにある
ロックピン35が係合空間15を貫通すると共に、挿通孔26
A、26Bにあるストッパ36における係止段部37の先端スト
ッパ面37aも係合空間15を貫通し、この状態がロック位
置となる、また、ロック体31が後方動して、ロックピン
35が係合空間15より後退された直後の位置が第1ロック
解除位置とされ、さらのこの第1ロック解除位置から所
定分後退された状態が第2ロック解除位置となる。そし
て、ロック体31は、ガイドロッド33に嵌合されて軸受27
と基体32との間に介装されたコイルスプリング28によっ
て、上記ロック位置へ向けて付勢されている。なお、ロ
ック体31の所定以上の前方動は、基体32がベース21に設
けた段部29に当接することより規制される。
次に、以上のような構成の作用について説明する。
組付けを行うとき 第2部材2に対して第1部材1を組付けるとき、ロッ
ク装置Rは、スプリング28の作用によってロック位置と
なっている。このロック位置の状態から、第1部材1を
第2部材2へ接近させて、そのロックプレート11を係合
空間24へ挿入していく。この挿入途中で、ロックプレー
ト11の先端面11aがロックピン35のカム面35aに当接す
る。この当接後、ロックプレート11をさらに係合空間24
へ深く挿入する方向の力を加えると、この挿入力がロッ
クピン35を後退させる方向の分力として作用し、これに
よりスプリング28に抗してロックピン35が、係止孔14よ
りわずかに抜け出た第1ロック解除位置となる(第16図
参照)。そして、ロックプレート11が十分深く係合空間
24内に挿入されると、ロックピン35と係止孔14とが合致
する。これにより、ロックピン35は、スプリング28の付
勢力によって当該係止孔14内に進入する。これによりロ
ックが完了する。
なお、逃げ空間15によって、11はストッパ36に邪魔さ
れることなく、逃げ空間15に対して所定深さにまで十分
深く挿入され得る。ただし、ストッパ36は、ロックピン
35と共に一体動する関係上、その係止段部37の傾斜面37
bがロックプレートにおける仮止用角部16の端面16aに対
して左右方向に若干摺動されるも、最終的に第1図、第
2図、第12図、第13図に示すようなロック位置へと復帰
される。このことは、第16図を参照すれば明らかであ
る。
組付解除するとき 第1部材1と第2部材2との組付けを解除する際は、
操作ロッド34を操作して、スプリング27に抗してロック
体31を大きく後方へ後退させ、第2ロック解除位置とす
る。これにより、ロックピン35は係合空間24(係止孔1
3)より抜け出てロック解除となる。このとき、ロック
ピン35と共に一体動されるストッパ36は、その傾斜面37
bが端面16aを摺動しつつ後退し、この後退に伴って左方
(端面16aと離れる方向)へ弾性変形される。そして、
完全に第2ロック解除位置となった状態では、係止段部
37の先端ストッパ面37aがロックプレート11の正面側
(後方)へ位置し、この直後にストッパ36は弾性復元力
によって規制面37cが端面16aに当接あるいは近接する位
置にまで復帰する。この状態では、スプリング28によっ
てロック位置へ付勢されていても、係止段部37のストッ
パ面37aがロックプレート11の仮止用角部16に当接され
るため、操作ロッド34に対する後方への操作力を解除し
ても、ロック解除状態を維持し続けることになる。した
がって、作業者は、ロック装置Rの操作から開放された
状態で、第1部材1を持ち上げて第2部材2から離反さ
せることができる(ロックプレート31が係合空間24から
抜ける)。
この第1部材1の第2部材2からの離反すなわちロッ
クプレート11の係合空間24からの抜けにより、ストッパ
36に対する係止作用が失われ、ロック体31はスプリング
28により再びロック位置へと自動復帰され、次の組付作
業に備えることになる。
第17図〜第23図は本発明の幾つかの他の例を示すもの
であり、前記実施例と同一構成要素には同一符号を付し
てその説明は省略する。
先ず、第17図、第18図に示す第2実施例では、ストッ
パ37をより長くして、その先端部を操作部34Bとしたも
のである。換言すれば、ストッパ36が前記第1実施例に
おける操作ロッド34を兼用したものとなっている。
第19図は本発明の第3実施例を示すもので、前記実施
例におけるガイドロッド33をさらに長くして、その先端
部を操作部34Cとしたものである。換言すれば、第1実
施例における操作ロッド34をガイドロッド33により兼用
したものとなっている。
第20図、第21図は本発明の第4実施例を示すもので、
基体32より上方へ向けて伸びる操作部34Dを構成したも
のである。
第22図は本発明の第5実施例を示すもので、基体32に
より右方へ向けて伸びる操作部34Eを構成したもので、
この操作部34Eの形状は第20図、第21図に示すものとほ
ぼ同じように設定されている。
第23図は本発明の第6実施例を示すもので、操作部
を、ロック体31とは別体の操作レバー34Fを利用して構
成するようにしてある。この操作レバー34Fは、そのほ
ぼ中間部がピン41によってベース21に回動自在に取付け
られている。また、ロック体31にはピン42が突設され
て、このピン42に対して、操作レバー34Fの一端部に形
成した長孔43を摺動自在に嵌合させてある。これによ
り、操作レバー34Fをピン41を中心にして図中反時計方
向に揺動させると、ロック体31はロック解除位置方向へ
変位される。なお、スプリング28は、ベース21と操作レ
バー34Fの他端部との間に張設する形式としてある。
本発明によるロック装置Rを用いて好適な場合の例
を、第24図〜第28図を基に説明する。この自動車は、第
24図に示すように、基体枠体51が構成され、この基体枠
体51に多数枚のパネル52A(第24図では一枚のパネルの
みを示す)を取付けることにより構成されている。そし
て、基体枠体51が第2部材2として機能され、多数枚の
パネルがそれぞれ第1部材1として機能される。なお、
第24図に示す例では、パネル52Aをがたつきなく基体枠
体51に組付けるため、左右1対の係止凹所54を基体枠体
51に形成する一方、パネル51に当該係止凹所54に嵌入さ
れる係止ブラケット55を取付けてある。
このように、多数枚のパネルを基体枠体51に取付ける
ことにより構成された自動車の一例が、第25図、第26図
に示され、この図示のものでは現代風にデザインされた
スポーツカータイプのものとされている。なお、自動車
の外面板を多数枚のパネルにどのように分割するかは任
意なので、分割構成とされている個々のパネルに対して
符号52A〜52Pを付して示すことによりその詳細な説明を
省略する。
第27図、第28図は、同じ基体枠体51を利用しつつ、こ
れに組付ける多数枚のパネルの形状を変更することによ
り、オープンタイプでかつクラシック風の自動車を構成
する場合を示してある。なお、この第27図、第28図で
も、第1部材として機能する多数枚のパネルを符号53A
〜53Pで示すことによりその詳細な説明は省略する。
以上実施例について説明したが、本発明はこれに限ら
ず例えば次のような場合をも含むものである。
係止孔14の形状は、ロックピン35のカム面35aに当接
される部分を除いて、その全周囲が閉じられた形状とす
る必要はなく、例えば第9図左方あるいは上方に開口さ
れた形状とされてもよい。また、ロックプレート11の肉
厚を十分確保し得る場合は、係止孔14を貫通形式とする
ことなく、ロック位置方向となる内底面が閉じられた形
式とすることもでき、この場合はこの内底面をベース21
に形成された段部29の機能を兼用させることができる。
カム面35aをロックプレート11の先端面11aに形成する
ようにしてもよく、特にロックプレート11が厚肉の場合
に好適である。勿論、このようなカム面35aは、ロック
プレート11およびロックピン35の両方に形成するように
してもよい。
逃げ空間15の形状は、例えば第9図右方あるいは上方
さらにはこの右方と上方との両方に開口されているもの
等、仮止用角部16の端面16aを構成し得ると共にストッ
パ36に対する干渉を防止し得るものであれば適宜の形状
とすることができる。第29図には、この仮止用角部16の
端面16aを形成する他の例を示してあり、またこの例で
は係止孔14の形状を楕円としてある。勿論、ストッパ36
の位置に応じて、係止孔14に対する逃げ空間15の位置
を、第9図左方あるいは上方のように適宜の位置とする
ことができる。
ロックピン35とストッパ36とを別体に構成して、該両
者を互いにリンク機構等を介して連動させるようにして
もよい。この場合、ストッパ36の係合空間24に対する進
出方向をロックピン35とは反対側から行なう(第1図に
おいて左方から係合空間24へ進出させる)ようにするこ
ともできる。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、ロック
操作あるいはロック解除操作に煩わされることなく、第
1部材と第2部材との組付けおよび組付け解除の作業を
容易に行なうことができる。また、組付け後は自動的に
ロックされるのでロック忘れということを確実に防止し
得ると共に、組付け状態を確実に維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第16図は本発明の第1実施例を示すもので、 第1図は全体平面図、 第2図は全体側面図、 第3図はロック体の平面図、 第4図はロック体の側面図、 第5図はロック体の正面図、 第6図はベースの平面図、 第7図はベースの側面図、 第8図はベースの正面図、 第9図はロックプレートの正面図、 第10図はロックプレートの側面図、 第11図はロックプレートの斜視図、 第12図はロック位置におけるロックプレートとロックピ
ンとストッパとの係合関係を示す斜視図、 第13図はロック位置におけるロックプレートとロックピ
ンとストッパとの係合関係を示す平面断面図、 第14図は第2ロック解除位置におけるロックプレートと
ロックピンとストッパとの係合関係を示す斜視図、 第15図は第2ロック解除位置におけるロックプレートと
ロックピンとストッパとの係合関係を示す平面断面図、 第16図は第1ロック解除位置におけるロックプレートと
ロックピンとストッパとの係合関係を示す平面断面図で
ある。 第17図、第18図は本発明の第2実施例を示すもので、第
17図はロック体の平面図、第18図はロック体の側面図。 第19図は本発明の第3実施例を示すもので、ロック体の
平面図。 第20図、第21図は本発明の第4実施例を示すもので、第
20図はロック体の平面図、第21図はロック体の側面図。 第22図は本発明の第5実施例を示すもので、ロック体の
平面図。 第23図は本発明の第6実施例を示すもので、ロック体お
よびその操作レバーの平面図。 第24図は本発明によるロック装置を利用して自動車を構
成する場合の要部を示す斜視図。 第25図、第26図は本発明によるロック装置を利用して構
成された自動車の全体形状を示すもので、第25図は前方
斜視図、第26図は後方斜視図。 第27図、第28図は本発明によるロック装置を利用して構
成された別の自動車の全体形状を示すもので、第27図は
前方斜視図、第28図は後方斜視図。 第29図はロックプレートの他の例を示す斜視図。 R:ロック装置 1:第1部材 2:第2部材 11:ロックプレート 14:係止孔 15:逃げ空間 16:仮止用角部 16a:端面 24:係合空間 28:スプリング 31:ロック体 35:ロックピン 35a:カム面 36:ストッパ 37:係止段部 37a:先端ストッパ面 37b:傾斜面 51:基体枠体(第2部材) 52A〜52P:パネル(第1部材) 53A〜53P:パネル(第1部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 紀明 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 田崎 博史 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1部材と第2部材とを所定の組付状態で
    ロックしておくためのロック装置において、 前記第1部材に設けられ、該第1部材の前記第2部材に
    対する接近離間に応じて該第2部材に構成される係合空
    間に進退出されるロックプレートと、 前記第2部材に摺動自在に設けられ、その摺動に応じ
    て、前記係合空間に位置するロックプレートの係止孔に
    進入されたロック位置と該係止孔から退出された直後の
    第1ロック解除位置と該第1ロック解除位置よりさらに
    大きく後退された第2ロック解除位置とをとり得るよう
    にされたロックピンと、 前記ロックピンを前記ロック位置へ向けて付勢するスプ
    リングと、 前記第2部材に設けられ、前記ロックピンと連動される
    ストッパと、 を備え、 前記ロックプレートと前記ロックピンとの少なくとも一
    方には、該ロックプレートを前記係合空間に挿入する際
    の外力を利用して該ロックピンをロック解除位置へ向け
    て退出させるためのカム面が形成され、 前記ロックプレートには、前記係合空間へ挿入される際
    に前記ロック位置にあるときのストッパとの干渉を防止
    する逃げ空間が設定されると共に、該逃げ空間に臨む端
    面を構成する仮止用角部が形成され、 前記ストッパには、前記仮止用角部の端面に臨む面側に
    突設されて、その先端ストッパ面がロック位置において
    前記係合空間内にある仮止用角部の端面を越える位置と
    なるように設定されると共に該仮止用角部の端面に臨む
    側の面が上記先端ストッパ面に向かうにつれて高くなる
    ように傾斜する傾斜面を備えた係止段部が形成され、 前記ストッパは、前記仮止用角部の端面に接離する方向
    に弾性変形可能とされて、前記ロック位置から第2ロッ
    ク解除位置へと変位される際に前記仮止用角部の端面に
    対して前記係止段部の傾斜面が摺動される、 ことを特徴とするロック装置。
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