JP2584226Y2 - スパナ - Google Patents

スパナ

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JP2584226Y2
JP2584226Y2 JP1993022780U JP2278093U JP2584226Y2 JP 2584226 Y2 JP2584226 Y2 JP 2584226Y2 JP 1993022780 U JP1993022780 U JP 1993022780U JP 2278093 U JP2278093 U JP 2278093U JP 2584226 Y2 JP2584226 Y2 JP 2584226Y2
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JP
Japan
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handle
mouth
spanner
nut
stopper
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JP1993022780U
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元補 飯野
清治 下笠
栄治 横田
享 平井
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Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はスパナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスパナとしては、柄の一方にのみ
口を形成した片口スパナとか両方に口を形成した両口ス
パナとか、あるいは、ナットまたはボルト頭を外嵌する
口の大きさ(口径)を変更できるように構成した自在ス
パナなどがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スパナでは、柄の長手方向に対して口の向きが、例え
ば、15°とか22.5°など傾いているものがあるものの、
個々のスパナとしては、口の向きが柄の長手方向に対し
て固定されている。
【0004】そのため、例えば、図4の配線構成の正面
図に示すように、キュービクル配電盤などにおいて、端
子01に取り付けた端子ボルト02…に、ナット03に
より挟み付けるように接続端子04を接続して配線する
ような場合、スパナの口を隣合う端子ボルト02,02
間に入れ、狭い空間内でナット03…を緩めたり締め付
けたりしなければならず、力を十分に入れづらく、配線
作業に手間を要する欠点があった。そこで、実開平4−
29364号公報に開示されるように、柄の先端に回転
能に円形のスパナ部を設け、そのスパナ部の周方向の
一箇所にナットまたはボルト頭を外嵌する口を設け、一
方、口とは反対側の周面に歯車を形成し、柄の途中箇所
に、歯車を固定させる歯止めを、作用位置と非作用位置
とに変位可能に設けたものがある。この公報例によれ
ば、柄と口とを所望の角度にした状態で、歯止めを歯車
の所定のものに係止させるようになっている。 ところ
が、歯車の歯のピッチを細かくするのには限界があり、
任意の角度を得ることができない欠点があった。また、
一度操作してナットまたはボルト頭から外したときに、
歯止めが歯車から外れやすく、ナットまたはボルト頭に
口を外嵌しようとするたびに、所望の角度が得られるよ
うに設定しなければならず、操作性が非常に悪くて実用
上不便であった。
【0005】本考案は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたものであって、使用場所に応じて柄の長手方向に対
する口の向きを無階に変えられるようにしてナットや
ボルトに対する操作を容易かつ良好に行えるスパナを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のスパナは、上述
のような目的を達成するために、握り操作用の柄の先端
に、ナットまたはボルト頭を外嵌する口を形成した嵌合
部材を連結ピンを介して揺動可能に取り付け、かつ、柄
に、嵌合部材の揺動位置を規制するストッパーを、規制
位置を連続的に変更可能に螺合して構成する。
【0007】
【作用】本考案のスパナの構成によれば、操作空間が十
分に有る場所であれば、口の向きが柄の長手方向と同方
向に向くようにストッパーの位置を調整し、そして、十
分な操作空間が確保できない場合であれば、口の向きが
柄の長手方向に直交する方向側の所望の方向を向くよう
に調整し、狭い空間でも十分に力を入れることができる
状態にすることができる。また、所望の角度に設定して
口をナットまたはボルト頭に外嵌した状態で、嵌合部材
に対して柄を揺動させ、ストッパーを介して嵌合部材に
衝撃力を付与し、錆付きなどによって強固に締まったナ
ットまたは ボルトを外すとか、逆に、強固に締め付ける
など効果的に使用できる。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1は本考案に係るスパナの第1実施例を
示す側面図であり、握り操作用の柄1の先端に、ナット
またはボルト頭を外嵌する口2を形成した嵌合部材3が
連結ピン4を介して揺動可能に取り付けられている。
【0010】柄1の先端側にブラケット5が一体的に突
設され、そのブラケット5に、ボルトで構成するストッ
パー6が螺合され、その回転操作によって先端位置を柄
1の長手方向に連続的に変更し、嵌合部材3の揺動位置
を当接により規制できるように構成されている。
【0011】以上の構成により、図2の使用状態の側面
図に示すように、接続端子04を端子01に取り付ける
ナット03に前記口2を外嵌させ、ストッパー6によ
り、柄1の長手方向に対する口2の向きを調整し、適
宜、他方のナット03を別のスパナで固定して共回りを
防止するなどしながら、力を十分に入れやすい状態にし
て、ナット03を回転操作することができる(図4参
照)。また、嵌合部材3に対して柄1を揺動させ、スト
ッパー6を介して嵌合部材3に衝撃力を付与し、錆付き
などによって強固に締まったナットまたはボルトを外し
やすいとか、逆に、強固に締め付けることができるなど
効果的に使用できる。
【0012】図3は、本考案に係るスパナの第2実施例
を示す側面図であり、第1実施例と異なるところは、次
の通りである。すなわち、口2が固定部材2aと可動部
材2bとから構成され、可動部材2bがウォーム7とウ
ォームギア8とによって固定位置を変更し、異なる径の
ナット03にも使用できるように構成されている。他の
構成は第1実施例と同じであり、同一図番を付すことに
より、その説明は省略する。
【0013】上記実施例では、キュービクル配電盤にお
ける配線接続に使用する例で説明したが、口2をボルト
頭に外嵌して使用するなど、各種の用途に適用できる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のスパナに
よれば、操作空間が有る場所や狭い場所など、その使用
場所に応じて、ストッパーにより柄の長手方向に対して
口の向きを調整し、最も力を入れやすい状態にしてナッ
トやボルトを緩めたり締め付けたりすることができ、ナ
ットやボルトに対する操作を容易かつ良好に行えるスパ
ナを提供できるようになった。しかも、螺合構成によっ
てストッパーによる規制位置を任意に無階的に調整で
きるから、最も力を入れやすい状態を容易確実に得るこ
とができる。そのうえ、一度、所望の角度に設定した後
には、ストッパーを操作しない限り、設定角度から外れ
ることが無く、従来の歯車式の場合のように操作のたび
に設定するといった面倒さを回避でき、極めて実用性に
優れている。更に、所望の角度に設定して口をナットま
たはボルト頭に外嵌した状態で、柄の揺動によりストッ
パーを介して嵌合部材に衝撃力を付与できるから、錆付
きなどによって固く締まったナットまたはボルトを外し
やすいとか、逆に、強固に締め付けることができるなど
効果的に使用でき、一層実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスパナの第1実施例を示す側面図
である。
【図2】使用状態の側面図である。
【図3】本考案に係るスパナの第2実施例を示す側面図
である。
【図4】配線構成の正面図である。
【符号の説明】
1…柄 2…口 3…嵌合部材 4…連結ピン 6…ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平井 享 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式 会社 竹中工務店 大阪本店内 (56)参考文献 実開 昭62−184978(JP,U) 実開 平4−29364(JP,U) 実開 昭61−58052(JP,U) 実公 昭63−3539(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B25B 13/28 - 13/42

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握り操作用の柄の先端に、ナットまたは
    ボルト頭を外嵌する口を形成した嵌合部材を連結ピンを
    介して揺動可能に取り付け、かつ、前記柄に、前記嵌合
    部材の揺動位置を規制するストッパーを、規制位置を
    続的に変更可能に螺合してあることを特徴とするスパ
    ナ。
JP1993022780U 1993-04-05 1993-04-05 スパナ Expired - Fee Related JP2584226Y2 (ja)

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JPH0675667U JPH0675667U (ja) 1994-10-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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