JP6545558B2 - 工具とそれを用いた締結具の着脱方法 - Google Patents

工具とそれを用いた締結具の着脱方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6545558B2
JP6545558B2 JP2015149517A JP2015149517A JP6545558B2 JP 6545558 B2 JP6545558 B2 JP 6545558B2 JP 2015149517 A JP2015149517 A JP 2015149517A JP 2015149517 A JP2015149517 A JP 2015149517A JP 6545558 B2 JP6545558 B2 JP 6545558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gripping
fastener
gripping member
tool
support portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015149517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017030060A (ja
Inventor
健一郎 成田
健一郎 成田
勇介 相原
勇介 相原
影山 孝
孝 影山
Original Assignee
Jr東日本ビルテック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jr東日本ビルテック株式会社 filed Critical Jr東日本ビルテック株式会社
Priority to JP2015149517A priority Critical patent/JP6545558B2/ja
Publication of JP2017030060A publication Critical patent/JP2017030060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6545558B2 publication Critical patent/JP6545558B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、狭隘な場所に設置された配管接続部のナットの着脱を行う工具とそれを用いた締結具の着脱方法に関するものである。
一般に、トイレ等の設備に連結された配管接続部のナットの着脱を行うには、スパナやレンチ等の工具が用いられる。しかしながら、トイレ等の設備の配管は狭隘な場所に納められることが多い。このため、従来、狭隘な場所で使いやすくするため、一端が開口する正十二角形状の係合孔を有するC型頭部の首部を操作レバー側と揺動可能に連結し、C型頭部と操作レバー側との連結角度を変えるようにしたスパナレンチが知られている(特許文献1参照)。また、取手先端のヘッド部にサイズ調整部材を着脱可能に設け、サイズ調整部材の結合方向を変えることによりグリップ部の幅を調整するようにしたスパナが提案されている(特許文献2参照)。
実用新案登録第3137679号公報 実用新案登録第3026419号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す従来のスパナレンチでは、ハンドルとしての操作レバーの角度が変わるだけなので、また、上記特許文献2に示す従来のスパナでは、ナットを把持するグリップ部の幅が調整されるだけなので、例えば、便器のロータンク下部のナット(樹脂ナット、袋ナット等)、床下や天井の壁面近くの狭隘な場所に設置された配管のナットの着脱を行うには難渋するという問題がある。つまり、ナットとナットが配置されたその周囲の壁面または上下面との間に空間的な制限があると、回動させる操作レバーに干渉したり、ナットに把持部を差し入れにくいという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、狭隘な場所や構造物面近傍に設置されたナット等の締結具であっても回動操作することができる工具を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る工具は、配管を受け入れる開口を有し内面に締結具を把持する把持面を備えた把持手段を操作部により回転させる工具であって、把持手段の開口位置を可変にしたことを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る工具では、配管を受け入れる開口を有し内面に締結具を把持する把持面を備えた把持手段を操作部により回転させる工具であって、把持手段の開口位置を可変にしたことにより、締結具が配置された場所の配置状態に応じて、操作部に対して把持手段の開口位置を変えて操作部を回しやすい位置に配して操作することができる。このため、たとえ狭隘な場所や構造物面近傍に設置されたナットであっても着脱が容易になる。
本発明の請求項2に係る工具は、把持手段を、操作部の一端に形成され、内側に開放空間が画成された円弧状の支持部を有する操作杆と、配管を受け入れる開口を有し、前記支持部に係脱自在に周方向位置を可変に装着された把持部材とを備えて構成したことを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る工具では、把持手段を、操作部の一端に形成され、内側に開放空間が画成された円弧状の支持部を有する操作杆と、配管を受け入れる開口を有し、前記支持部に係脱自在に周方向位置を可変に装着された把持部材とを備えて構成したことにより、把持手段を、操作杆に形成された支持部とこの支持部に係脱自在に周方向位置を可変に装着される把持部材とに分離させて構成しているので、締結具の配置状態に応じて把持部材を支持部に対して周方向に変位可能に装着することができる。
本発明の請求項3に係る工具は、支持部には、上面に周方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2以上の突部を設け、把持部材をC字状に形成するとともに、把持部材には、これら突部に対応して嵌合可能な孔を同一径の周方向に多数穿設し、把持部材の孔を支持部の突部に嵌合させて把持部材を支持部に重ね置き、支持部内周面を重ね合わされた把持部材の把持面より内側に突出させたことを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る工具では、支持部には、上面に周方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2以上の突部を設け、把持部材をC字状に形成するとともに、把持部材には、これら突部に対応して嵌合可能な孔を同一径の周方向に多数穿設し、把持部材の孔を支持部の突部に嵌合させて把持部材を支持部に重ね置き、支持部内周面を重ね合わされた把持部材の把持面より内側に突出させたことにより、把持部材の所望の孔を支持部の突部に嵌合させて重ね合わせられるので、把持部材の開口位置を支持部の周方向に沿って変位させることができる。また、支持部を締結具の上下面のいずれかに当てることができるので、確実に回動操作することができる。
本発明の請求項4に係る工具は、把持部材の孔は周方向に所定の角度で等間隔に形成されることを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係る工具は、支持部には、上面に周方向に所定の間隔を隔てて多数の孔を穿設し、把持部材をC字状に形成するとともに、把持部材には、これら孔に対応して嵌合可能な突部を同一径の周方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2以上の突部を設け、把持部材の突部を支持部の孔に嵌合させて把持部材を支持部に重ね置き、支持部内周面を重ね合わされた把持部材の把持面より内側に突出させたことを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係る工具では、支持部には、上面に周方向に所定の間隔を隔てて多数の孔を穿設し、把持部材をC字状に形成するとともに、把持部材には、これら孔に対応して嵌合可能な突部を同一径の周方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2以上の突部を設け、把持部材の突部を支持部の孔に嵌合させて把持部材を支持部に重ね置き、支持部内周面を重ね合わされた把持部材の把持面より内側に突出させたことにより、把持部材の突部を支持部の所望の孔に嵌合させて重ね合わせられるので、把持部材の開口位置を支持部の周方向に沿って変位させることができる。また、支持部を締結具の上下面のいずれかに当てることができるので、確実に回動操作することができる。
本発明の請求項6に係る工具は、支持部の孔は周方向に所定の角度で等間隔に形成されることを特徴とするものである。
本発明の請求項7に係る工具では、把持部材の把持面には、正多角形状に形成された締結具の角部の数に対し、所定数減じた数の角部を形成し、把持部材の開口端縁側の角部を、短寸に端折られたエッジに形成したことにより、締結具の外周作用面の角数が多い正多角形の締結具にも使用することができる。
本発明の請求項8に係る工具は、操作部と支持部との間に傾斜部を設け、操作部と支持部との高さを異ならせたことを特徴とするものである。
本発明の請求項8に係る工具では、操作部と支持部との間に傾斜部を設け、操作部と支持部との高さを異ならせたことにより、締結具が狭隘な場所や構造物面近傍に配置されていても、操作部とこれら構造物側との間に手を差し入れる空隙を確保することができる。
本発明の請求項9に係る工具は、操作部の握り寸法を、手で握ると余りがでない長さの短寸にしたことを特徴とするものである。
本発明の請求項9に係る工具では、操作部の握り寸法を、手で握ると余りがでない長さの短寸にしたことにより、締結具が狭隘な場所や構造物面近傍に配置されていても、操作部が短寸なので操作しやすい。
本発明の請求項10に係る工具は、把持部材の把持面には、締結具に弾発付勢力により圧接して脱落を阻止する圧接部材が設けられることを特徴とするものである。
本発明の請求項10に係る工具では、把持部材の把持面には、締結具に弾発付勢力により圧接して脱落を阻止する圧接部材が設けられることにより、把持部材を配管に差し入れて、締結具を把持部材に把持させ、その後、操作杆の支持部を把持部材に係止することができるので、作業効率が向上する。
本発明の請求項11に係る工具を用いた締結具の着脱方法は、配管を受け入れる開口を有し内面に締結具を把持する把持面を備えた把持手段を操作部により回転させる工具を、把持手段の開口位置を可変に構成し、締結具の配置に応じて、把持手段の開口位置を設定する第1のステップと、把持手段の開口位置が設定された工具を配管に差し入れて締結具まで移動させ、締結具を把持手段により把持する第2のステップと、把持手段により締結具を把持した工具を回動操作し、締結具の着脱を行う第3のステップとを有することを特徴とするものである。
本発明の請求項11に係る工具を用いた締結具の着脱方法では、配管を受け入れる開口を有し内面に締結具を把持する把持面を備えた把持手段を操作部により回転させる工具を、把持手段の開口位置を可変に構成し、締結具の配置に応じて、把持手段の開口位置を設定する第1のステップと、把持手段の開口位置が設定された工具を配管に差し入れて締結具まで移動させ、締結具を把持手段により把持する第2のステップと、把持手段により締結具を把持した工具を回動操作し、締結具の着脱を行う第3のステップとを有する用にしたことにより、締結具が配置された場所の配置状態に応じて、操作部に対する把持手段の開口位置を変えた後、配管に工具を差し入れて把持部材を締結具に把持させることができるので、操作部を回しやすい位置に配して操作することができる。このため、たとえ狭隘な場所や構造物面近傍に設置された締結具であっても着脱が容易になる。
本発明の請求項12に係る工具を用いた締結具の着脱方法は、把持手段を、操作部の一端に形成され、内側に開放空間が画成された円弧状の支持部を有する操作杆と、配管を受け入れる開口を有し、前記支持部に係脱自在に周方向位置を可変に装着された把持部材とを備えて構成し、締結具の配置に応じて、把持部材の開口位置を設定して支持部に装着する第1のステップと、把持部材の開口位置が設定された工具を配管に差し入れて締結具まで移動させ、締結具を把持部材により把持する第2のステップと、把持部材により締結具を把持した工具を回動操作し、締結具の着脱を行う第3のステップとを有することを特徴とするものである。
本発明の請求項12に係る工具を用いた締結具の着脱方法では、把持手段を、操作部の一端に形成され、内側に開放空間が画成された円弧状の支持部を有する操作杆と、配管を受け入れる開口を有し、前記支持部に係脱自在に周方向位置を可変に装着された把持部材とを備えて構成し、締結具の配置に応じて、把持部材の開口位置を設定して支持部に装着する第1のステップと、把持部材の開口位置が設定された工具を配管に差し入れて締結具まで移動させ、締結具を把持部材により把持する第2のステップと、把持部材により締結具を把持した工具を回動操作し、締結具の着脱を行う第3のステップとを有するようにしたことにより、第1のステップで、締結具の配置に応じて、把持部材の開口位置を設定して把持部材を支持部に装着し、第2のステップで、その工具を配管に差し入れて締結具まで移動させ、締結具を把持部材により把持し、第3のステップで、締結具を把持した工具を回動操作するようにしているので、操作部を回しやすい位置に配して操作することができ、たとえ狭隘な場所や構造物面近傍に設置された締結具であっても着脱が容易になる。
本発明の請求項13に係る工具を用いた締結具の着脱方法は、第1のステップで、配置された配管に把持部材を差し入れて締結具まで移動させ、締結具を把持部材により把持して保持し、第2のステップで、操作杆を把持部材に導き、支持部を把持部材に係止させ、第3のステップで、操作杆の操作部を回動操作し、締結具の着脱を行うことを特徴とするものである。
本発明の請求項13に係る工具を用いた締結具の着脱方法では、第1のステップで、配置された配管に把持部材を差し入れて締結具まで移動させ、締結具を把持部材により把持して保持し、第2のステップで、操作杆を把持部材に導き、支持部を把持部材に係止させ、第3のステップで、操作杆の操作部を回動操作し、締結具の着脱を行うようにしたことにより、第1のステップで、配置された配管に把持部材を差し入れて締結具まで移動させ、締結具を把持部材により把持して保持し、第2のステップで、操作杆を把持部材に導き、支持部を把持部材に係止させ、第3のステップで、操作杆の操作部を回動操作するようにしているので、操作杆を把持部材に導いて係止しさえすれば回動動作できる。このため、締結具の着脱作業を迅速化することができる。
本発明の請求項1に係る工具は、配管を受け入れる開口を有し内面に締結具を把持する把持面を備えた把持手段を操作部により回転させる工具であって、把持手段の開口位置を可変にしたので、狭隘な場所や構造物面近傍に設置されたナット等の締結具であっても、締結具の配置状態に応じて、操作部に対する把持手段の開口位置を変えて操作部を回しやすい位置に配して操作することができる。このため、作業効率が向上する。
本発明の請求項11に係る工具を用いた締結具の着脱方法は、配管を受け入れる開口を有し内面に締結具を把持する把持面を備えた把持手段を操作部により回転させる工具を、把持手段の開口位置を可変に構成し、締結具の配置に応じて、把持手段の開口位置を設定する第1のステップと、把持手段の開口位置が設定された工具を配管に差し入れて締結具まで移動させ、締結具を把持手段により把持する第2のステップと、把持手段により締結具を把持した工具を回動操作し、締結具の着脱を行う第3のステップとを有するようにしたので、狭隘な場所や構造物面近傍に設置されたナット等の締結具であっても、締結具の配置状態に応じて、操作部に対する把持手段の開口位置を変えた後、配管に工具を差し入れて把持部材を締結具に把持させているので、操作部を回しやすい位置に配して操作することができる。このため、作業効率が向上する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る工具を示す斜視図で、この工具をそれぞれ構成する操作杆と把持部材とが分離している状態を示す図である。 図2は、図1の工具を示す斜視図で、この工具の操作杆に把持部材が載せ置かれ係止された状態を示す図である。 図3の(A)、(B)はそれぞれ、図1の工具の操作杆を示す平面図および正面図である。 図4の(A)、(B)はそれぞれ、図1の工具の把持部材を示す平面図およびこの把持部材を操作杆に載置する状態を示す説明図である。 図5は、図1の工具において把持部材を操作杆に載置する状態を示す横方向から見た側面図である。 図6の(A)ないし(G)はそれぞれ、図1の工具において、把持部材を操作杆の支持部に開口部の周方向位置を異ならせて載置した状態を示す説明図である。 図7は、図1の工具の使用状態を示す説明図である。 図8の(A)、(B)はそれぞれ、締結具が構造物の壁面近くに配置された状態における使用の態様を比較して示す説明図で、(A)は本発明の工具を用いて締結具の着脱を行う態様を示し、(B)は従来の工具(スパナ)を用いて締結具の着脱を行う態様を示す。 図9は、第1の実施形態に係る工具を用いて締結具を着脱する方法の一つの工程を示すフローチャートである。 図10は、第1の実施形態に係る工具を用いて締結具を着脱する方法の他の工程を示すフローチャートである。 図11は、本発明の第2の実施形態に係る工具を示す斜視図で、この工具をそれぞれ構成する操作杆と把持部材とが分離している状態を示す図である。 図12は、本発明の第3の実施形態に係る工具を示す斜視図である。 図13の(A)、(B)はそれぞれ、本発明の各実施形態に係る工具の把持部材の変形例を示す平面図および要部の断面図である。
狭隘な場所や構造物面近傍に設置された締結具であっても着脱操作を容易に行うという目的を、工具の把持手段の開口位置を可変にしたことにより実現した。
以下、図面に示す各実施形態により本発明を説明する。同一符号は同一または相当部分を示す。まず、本発明の第1の実施形態に係る工具を図面に基づいて説明する。図1および図2はそれぞれ、本発明の第1の実施形態に係る工具を示す斜視図で、図1は、この工具をそれぞれ構成する操作杆と把持部材とが分離している状態を示す図、図2は、この工具の操作杆に把持部材が載せ置かれて係止された状態を示す図である。本発明の第1の実施形態に係る工具2は、操作杆3を備えて構成される。操作杆3は、図3の(A)、(B)に示すように、金属製プレートを折曲して形成され、この操作杆3には、一端に、内側に開放空間Sが画成された半円弧状の支持部(把持手段)4と、この支持部4に連続し下方に折り曲げられた傾斜部5を介して手で握って回動操作される操作部6とがそれぞれ形成される。支持部4と操作部6とは高さを異ならせている。このため、作業時、袋ナットや樹脂ナットなどの締結具Nがタンク等の構造物の近くや上下面、壁面の近くに配置されていても、手を入れやすく作業しやすい。構造物の近くや上下面、壁面の近くに配置されるナット等の締結具Nは、配管Pの直径D1より大きい寸法の平行な作用面間距離(二面幅間距離)D2を有している。また、操作部6は、握り寸法L1が、手で握ると余りがでない長さの短寸に形成される。このため、作業スペースが狭くても操作部6が周囲の構造物と干渉しにくく作業しやすくなる。なお、操作杆3は、合成樹脂を成型した高強度樹脂プレートにより構成してもよい。
ところで、この第1の実施形態に係る工具2では、支持部4の半円弧状上面4Aに周方向に沿って3個の突部(把持手段)7A〜7Cが設けられる。これら突部7A−7B、7B−7C間には、操作杆3の重量を軽減するため、貫通孔8が周方向に所定の間隔で複数穿設される。そして、この支持部4には、金属製のC字状把持部材(把持手段)10が重ねられて載置されるようになっている。このように、支持部4と突部7A〜7Cと把持部材10とにより把持手段が構成される。支持部4の開口内周端縁間の距離L2は、正多角形締結具N(本実施形態では、六角形)の、互いに平行な作用面間の距離に対応した長さになっている。
このC字状把持部材10は、図4の(A)に示すように、支持部4の周方向にほぼ合致し、その開口部11の開口端11A、11Bは支持部4の円弧端4B、4Cより周方向に延長される。把持部材10の内側面には、締結具Nの多角形状作用面に対応した把持面13が形成される。把持部材10の開口端11A、11B間の直線距離L3は、配管Pの直径D1より長く、かつ、この直径D1より大径の締結具Nの二面間距離D2より短い長さを有している(D1<L3<D2)。すなわち、把持部材10は、配管Pに横方向から差し入れると把持部材10の把持面13と配管Pの外周面との間に空隙が確保され、配管Pに沿って移動可能になっている。そして、把持部材10は、締結具Nの軸方向から締結具Nに嵌め入れられる。つまり、把持部材10は、締結具Nの横方向から開口部11を通じて締結具Nを把持することはできないようになっている。操作杆3と把持部材10とは、例えば、70mmのナット径(ねじの呼び径)や60mmのナット径毎に複数種類がセットで製作されるようになっている。
把持部材10には、支持部4に設けられた突部7A〜7Cおよび貫通孔8のなす円周と同一径の周方向に、これら突部7A〜7Cに対応して嵌合可能な係合孔(孔)12が上下を貫通して多数穿設される。係合孔12は、15度の角度で等間隔に形成される。突部7A−7B、7B−7C間の角度は15度の倍数に設定され、本実施形態では、突部7A−7B、7B−7C間の角度は90度に設定される。このため、図4の(B)および図5に示すように、支持部4の突部7A〜7Cに把持部材10の任意の係合孔12を合致させて、把持部材10を支持部4に重ねて載置すると、突部7A〜7Cが係合孔12に嵌合し、把持部材10は支持部4に係止され支持部4と把持部材10との回動が阻止される。このとき、作業者は把持部材10の支持部4に対する周方向位置を自在に決めることができる。つまり、図6の(A)〜(G)に示すように、把持部材10の開口部11の周方向位置を操作部6に対して自在に変えることができるようになっている。図7は、把持部材10を支持部4に載置した工具2の使用状態を示す説明図で、この工具2の把持部材10を配管Pに差し入れた後、工具2を締結具Nまで移動し、把持部材10を締結具Nの軸方向から嵌め入れて把持した状態を示している。把持部材10が支持部4に係止されると、図4の(A)に示すように、支持部4の内周面の一部9は把持部材10の把持面13の角部より内方に突出するようになっている。
把持部材10の内周把持面13には、締結具Nを回り止めする角部14A〜14Eが形成される。これら角部14A〜14Eの数は、外周作用面が正多角形状に形成された締結具Nの角部の数に対し、所定数減じた数となっている。これら角部14A〜14Eの数は、回り止めを阻止するのに必要最小限の数になっている。すなわち、例えば、正六角形のナットであれば、1減じた5箇所の角部を有するようになっているし、正八角形のナットであれば、3減じた5箇所の角部を有するようになっている。把持部材10の開口端縁側の角部15は、短寸に端折られたエッジに形成される。
なお、この実施形態では、支持部4に貫通孔8を設けているが、これに限られるものではなく、操作杆3の金属製プレートの強度(金属製プレートの厚さ)を考慮して貫通孔8を設けなくともよいことはいうまでもない。さらに、この実施形態では、突部7A〜7Cを周方向に3個設けているがこれに限られるものではなく、係合孔12と合致していれば、少なくとも2個以上設けていればよく、3個以上であってもよい。
次に、上記第1の実施形態に係る工具2を用いた締結具の着脱方法について、工具2の作用に基づいて説明する。本実施形態に係る工具2は、操作杆3の一端に形成された支持部4上面の突部7A〜7Cに、把持部材10に所定の角度で等間隔に形成された多数の係合孔12のうち任意の係合孔12を嵌め入れることができるようになっている。このため、図6に示すように、操作部6に対する把持部材10の開口部11の位置を自在に変えることができる。使用時には、例えば、図8の(A)に示すように、締結具(ナット)Nが構造物の上面または下面際に配置されている場合で、かつ、構造物の壁面も締結具N近傍に迫っている場合、作業者は、操作部6の可動範囲を考慮して、把持部材10の開口位置を決定して支持部4に装着し(第1のステップS1、図9参照)、次に、工具2の把持部材10を配管Pに差し入れ、締結具Nまで移動させ、把持部材10を締結具Nの軸方向から締結具Nに嵌め入れ、締結具Nを把持する(第2のステップS2、図8の(A)左側の図参照)。そして、把持部材10により締結具Nを把持した工具2の操作部6を回動操作し、締結具Nの着脱を行う(第3のステップS3、図8の(A)右側の図参照)。このとき、工具2の操作部6は、把持部材10が装着された支持部4と高さが異なっているので、構造物の上下面または壁面際の締結具Nに把持部材10を差し入れても、操作部6は壁面との間に空隙を確保することができ、作業者は操作部6を握って回動操作することができる。このため、締結具Nが構造物面近傍に設置されていても容易に回動操作が可能になる。このように、本実施形態に係る工具2では、操作杆3の支持部4と締結具N側に作用する把持部材10とを分離して構成するとともに、これら両者を任意の位置で係脱自在に係止するようにしている。操作杆3と把持部材10は、多種の径に対応して異なる種類がセットで製作されているので、締結具Nに応じて最適の把持部材10を選択して用いることができる。このように、第1の実施形態に係る工具2を用いた締結具の着脱方法では、操作部を回しやすい位置に配して操作することができる。このため、たとえ狭隘な場所や構造物面近傍に設置された締結具であっても着脱が容易になる。
次に、上記第1の実施形態に係る工具2を用いた締結具の着脱方法の他の例について説明する。他の例に係る工具2を用いた締結具の着脱方法は、図10に示すように、まず、配置された配管Pに把持部材10を差し入れて締結具Nまで移動させ、締結具Nを把持部材10により把持して保持する(第1のステップS11)。把持部材10を締結具Nに保持するのは、作業者が手で押さえて保持してもよいし、後述するように、把持部材10に圧接部材52を設け保持するようにしてもよい。次に、操作杆3を把持部材10に導き、支持部4を把持部材10に係止させる(第2のステップS12)。そして、操作杆3の操作部6を回動操作し、締結具の着脱を行う(第3のステップS13)。このように、他の例に係る工具2を用いた締結具の着脱方法では、操作杆3を把持部材10に導いて係止しさえすれば回動動作できる。このため、締結具Nの着脱作業を迅速化することができる。
なお、図8の(B)は従来の一般的なスパナ(工具)を使って壁面際に配置された締結具(ナット)Nの着脱を行う例を比較して示すもので、図8の(B)に示すように、構造物の面に近い締結具Nに把持部が当てにくい上、スパナの回転方向前方部が床に当たり回動操作しにくいことがわかる。これに対し、上記実施形態に係る工具2では、回動操作可能な範囲が広い。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る工具20を示すもので、この工具20は、上記第1の実施形態に係る工具2が、操作杆3の支持部上面4Aに突部7A〜7Cを形成し、それら突部7A〜7Cに把持部材10の任意の係合孔12を嵌め入れるようにしているのに対し、操作杆23の一端に半円弧状支持部24を形成し、この円弧状支持部24には、周方向に沿って所定の角度(15度)の間隔で等間隔に貫通孔27を多数穿設して構成するとともに、C字状把持部材28の下面には、貫通孔27に合致する角度で、かつ、貫通孔27のなす円周と同一径の円周方向に3個の突部29A〜29Cを設け、把持部材28の突部29A〜29Cを支持部24の任意の貫通孔27に嵌め入れて、把持部材28を支持部24に重ねて載置するようにした点が異なっている。すなわち、第1の実施形態では、突部7A〜7Cが支持部4に、係合孔12が把持部材10に設けられているのに対し、突部29A〜29Cが把持部材28に、貫通孔27が支持部24に設けられ、逆になっている。符号25、26はそれぞれ、傾斜部および操作部である。
図12の(A)は、本発明の第3の実施形態に係る工具30を示すもので、この工具30は、上記第1第2の各実施形態に係る工具2、20が、操作杆3、23を一体の金属製プレートまたは樹脂製プレートにより構成し、把持部材10、28と支持部4、24とにより構成される把持部が操作部6、26に対し固定されているのに対し、操作杆33を、操作部36と傾斜部35との間に揺動部(蝶番部)40を設け、操作部36を支持部34に対して揺動可能に構成し折り曲げ角度を自在に変えることができるようになっている点が異なっている。つまり、図12の(B)に示すように、傾斜部35と操作部36との間に、枢支ピン37により自在に回動される蝶番部38からなる揺動部40を設け、操作部36を把持部材10(28)に対して角度を自在に変えるようにしている。このように構成することにより、締結具Nが狭隘な場所や構造物面近傍に配置されていても、操作部36を把持部材10(28)に対して傾斜させて操作することができる。このため、作業しやすくなる。
図13は、上記各実施形態に係る把持部材の変形例を示すもので、この変形例に係る把持部材50は、内側面に形成された把持面51に、締結具(袋ナット、樹脂ナット)Nの作用面に弾発付勢力により圧接して脱落を阻止する圧接部材52が設けられる。圧接部材52は、把持面51形成された収納孔53に嵌装されるハウジング54と、このハウジング54の内側に収容されたばね等の弾発部材55と、ハウジング54内に進退動自在に収容され、この弾発部材55に常時付勢されてハウジング54のの外側開口56から一部が突出するボール57とを備えて構成される。このため、把持部材50は、締結具Nに把持されると、脱落が阻止されて把持された状態で保持されるようになっている。このため、把持部材50を単独で締結具Nに把持した場合、手で押さえて保持する必要がなく、作業しやすい。なお、この変形例では、把持部材10に圧接部材52を設けて、締結具Nに保持させる保持手段としてしているが、圧接部材52に限られるものではなく、締結具Nに脱落を阻止して保持させることができるもであればよいことはいうまでもない。
なお、上記第1第2の各実施形態に係る工具2、20では、支持部または把持部材のいずれか一方に突部を設け、他方に周方向に所定間隔で多数の孔を穿設し、これら突部と孔を嵌合させて両者を係止させているがこれに限られるものではなく、支持部と把持部材が係脱可能に係止されていればよく、支持部および把持部材の両方に、周方向に沿って所定間隔で多数の孔を互いに合致させて穿設し、これら支持部と把持部材を、両者の孔同士が合致するように重ねて合わせて把持部材の開口位置を決定し、有頭ピンまたは割ピン等の連結部材を複数の孔に嵌入させるようにしてもよい。また、支持部と把持部材とのうちいずれか一方に周方向に沿って所定の間隔で切り欠きを設け、他方にこれら切り欠きに係止される係止部を設けるようにしてもよい。さらに、支持部の内外周側の一方に歯部を形成し、把持部材に支持部側歯部に対応させた歯部を形成し、これら支持部側歯部と把持部材側歯部を任意の位置で噛合させるようにしてもよい。また、把持部材に磁性部を設け、把持部材を金属製プレートからなる操作杆の支持部に保持するようにしてもよい。
2 工具
3 操作杆
4 支持部(把持手段)
4A 支持部上面
6 操作部
7A〜7C 突部(把持手段)
10 把持部材(把持手段)
11 開口部
12 係合孔(孔)
13 把持部材の内側面(把持面)
S 開放空間

Claims (13)

  1. 配管を受け入れる開口を有し内面に締結具を把持する把持面を備えた把持手段を操作部により回転させる工具であって、把持手段の開口位置を可変にし、
    把持手段を、操作部の一端に形成され、内側に開放空間が画成された半円弧状の支持部を有する操作杆と、配管を受け入れる開口を有し、内面に締結具を把持する把持面を備えるとともに周方向に沿って開口部を形成し、前記支持部に係脱自在に周方向位置を可変に載せられる把持部材とを備えて構成したことを特徴とする工具。
  2. 把持部材を支持部に重ね合わせるように載せた状態で、把持部材の開口部の開口端が、半円弧状の支持部の端部よりも周方向に延長されることを特徴とする請求項1に記載の工具。
  3. 支持部には、上面に周方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2以上の突部を設け、
    把持部材をC字状に形成するとともに、把持部材には、これら突部に対応して嵌合可能な孔を同一径の周方向に多数穿設し、
    把持部材の孔を支持部の突部に嵌合させて把持部材を支持部に重ね置き、支持部内周面を重ね合わされた把持部材の把持面より内側に突出させたことを特徴とする請求項2に記載の工具。
  4. 把持部材の孔は周方向に所定の角度で等間隔に形成されることを特徴とする請求項3に記載の工具。
  5. 支持部には、上面に周方向に所定の間隔を隔てて多数の孔を穿設し、
    把持部材をC字状に形成するとともに、把持部材には、これら孔に対応して嵌合可能な突部を同一径の周方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2以上の突部を設け、把持部材の突部を支持部の孔に嵌合させて把持部材を支持部に重ね置き、支持部内周面を重ね合わされた把持部材の把持面より内側に突出させたことを特徴とする請求項2に記載の工具。
  6. 支持部の孔は周方向に所定の角度で等間隔に形成されることを特徴とする請求項5に記載の工具。
  7. 把持部材の把持面には、正多角形状に形成された締結具の角部の数に対し、所定数減じた数の角部を形成し、
    把持部材の開口端縁側の角部を、短寸に端折られたエッジに形成したことを特徴とする請求項2ないし6のうちいずれか1に記載の工具。
  8. 操作部と支持部との間に傾斜部を設け、操作部と支持部との高さを異ならせたことを特徴とする請求項2ないし7のうちいずれか1に記載の工具。
  9. 操作部の握り寸法を、手で握ると余りがでない長さの短寸にしたことを特徴とする請求項1ないし8のうちいずれか1に記載の工具。
  10. 把持面には、締結具に弾発付勢力により圧接して脱落を阻止する圧接部材が設けられることを特徴とする請求項2ないし9のうちいずれか1に記載の工具。
  11. 操作部の一端に形成された半円弧状の支持部を有する操作杆と、
    内面に締結具を把持する把持面を備え、係脱自在に前記支持部に重なるように装着されるC字状の把持部材とを備え、
    把持部材が、前記支持部と重なる位置を、支持部内周面に沿った周方向に沿って変えることが可能であることを特徴とするスパナ。
  12. 内面に締結具を把持する把持面を備えたC字状の把持部材であって、
    把持部材には、上下を貫通した多数の孔が、把持面に沿った周方向に沿って形成されていることを特徴とするスパナの把持部材。
  13. 操作部の一端に形成された半円弧状の支持部を有し、請求項12に記載された把持部材が支持部に載せられる操作杆であって、
    支持部の上面には、把持部材の孔に嵌合可能な少なくとも2つ以上の突起部が、支持部内周面に沿った周方向に沿って設けられていることを特徴とするスパナの操作杆。


JP2015149517A 2015-07-29 2015-07-29 工具とそれを用いた締結具の着脱方法 Active JP6545558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015149517A JP6545558B2 (ja) 2015-07-29 2015-07-29 工具とそれを用いた締結具の着脱方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015149517A JP6545558B2 (ja) 2015-07-29 2015-07-29 工具とそれを用いた締結具の着脱方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017030060A JP2017030060A (ja) 2017-02-09
JP6545558B2 true JP6545558B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=57986574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015149517A Active JP6545558B2 (ja) 2015-07-29 2015-07-29 工具とそれを用いた締結具の着脱方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6545558B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108942757B (zh) * 2018-06-27 2020-05-12 燕山大学 一种电子计数型力矩扳手

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1615169A (en) * 1925-01-29 1927-01-18 Jesse H Ellis Wrench
JPS525399U (ja) * 1975-06-27 1977-01-14
JPS57170960U (ja) * 1981-04-23 1982-10-27
JPS58196063U (ja) * 1982-06-21 1983-12-27 日本電気株式会社 フレキシブルスパナ−
JPH0248224Y2 (ja) * 1986-07-04 1990-12-18
JPH0266970U (ja) * 1988-11-07 1990-05-21
JP2584226Y2 (ja) * 1993-04-05 1998-10-30 株式会社竹中工務店 スパナ
JP3012394U (ja) * 1994-12-14 1995-06-13 前澤給装工業株式会社 ユニオンナット締付レンチ
JP3026419U (ja) * 1995-01-06 1996-07-12 金 光武 サイズ調整可能なスパナ
JP3023139U (ja) * 1995-09-26 1996-04-12 アサヒビール株式会社 管継手ナット用スパナ
JP3137679U (ja) * 2007-09-07 2007-12-06 株式会社阪村機械製作所 スパナレンチ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017030060A (ja) 2017-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8459151B2 (en) Ratcheting socket wrench and sockets
TWI603814B (zh) 可調式棘輪套筒扳手
US7770277B2 (en) Universal pulling tool
US8608143B2 (en) Pipe clamp device and a method for its use
KR101535220B1 (ko) 조절이 가능한 만능 파이프 체결 공구
EP2593703B1 (en) A clamp for a pipe assembly, an engagement device for the clamp, and a pipe assembly having the clamp
US8413553B2 (en) Pivot head wrench
US20120297937A1 (en) Socket extension
WO2015009755A1 (en) Gripper tool with multi-function attachments
US20150183093A1 (en) Apparatus and method for mechanical vice
US20170120424A1 (en) Ratchet wrench
JP6545558B2 (ja) 工具とそれを用いた締結具の着脱方法
JP6637153B2 (ja) ラチェットレンチの螺子部品整合補助具
JP5318186B2 (ja) ケーブル挟持具及び該ケーブル挟持具を備えるケーブル引張装置
US7418756B1 (en) Fastener thread cleaning apparatus
US10220502B2 (en) Angle stop combination and tool handle
US10919130B2 (en) Wrench
TWI659810B (zh) Water pump pliers and cover member
KR101199923B1 (ko) 파이프용 클램프
JP4389255B1 (ja) 電動工具用吊り下げ具
US9108302B1 (en) Interchangeable head wrench assembly
US8850930B1 (en) Adjustable wrench
US20140090519A1 (en) Open-ended wrench having movable arms
KR200444641Y1 (ko) 헤드작동형 다기능 스패너
JP2004066359A (ja) シリンダヘッド用スパナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6545558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250