JPH0248224Y2 - - Google Patents

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JPH0248224Y2
JPH0248224Y2 JP1986103411U JP10341186U JPH0248224Y2 JP H0248224 Y2 JPH0248224 Y2 JP H0248224Y2 JP 1986103411 U JP1986103411 U JP 1986103411U JP 10341186 U JP10341186 U JP 10341186U JP H0248224 Y2 JPH0248224 Y2 JP H0248224Y2
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JP
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nut
bolt
socket
hole
lever
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JP1986103411U
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JPS6310071U (ja
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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はボルトテンシヨナのナツト回転機構、
特に腐食環境及び屋外に設置される構造物、容器
及び配管継手等に使用されている錆付きや固着し
たボルト、ナツトの分解に用いるボルトテンシヨ
ナのナツト回転機構に関するものである。
〔従来の技術〕
腐食環境や屋外で使用されるボルト、ナツトは
腐食や錆付きにより、分解が困難となることが多
い。
而して従来のボルトテンシヨナではボルトの軸
力をナツトより解放した状態でナツトを回してい
た。
かかる従来のボルトテンシヨナのナツト回転機
構には第5図示のような歯車方式、第6,7図示
のようなレバー方式のものがある。第5図におい
て1はフランジ2より突出するボルト3と螺合し
た分解すべきナツトである。ボルト3の先端には
プーラバー4を螺合し、このプーラバー4にには
フランジ2に置いた油圧シリンダ5に嵌合したピ
ストン6を嵌合し、このシリンダ5とフランジ2
間に挿入したベース7上にはナツト1に密嵌する
形状の大歯車8を嵌合し、この大歯車8にはシリ
ンダ5に嵌合した小歯車9を噛合し、この小歯車
9の軸の外端にはレバー10を挿入していた。な
お5aは圧油入口である。
この装置においてナツト1を外すには先ず圧油
入口5aより圧油を導入してシリンダ5とピスト
ン6とを膨張させ、これによりボルト3の軸力を
ナツト1より解放し、この状態で手動によりレバ
ー10を回して小歯車9を回転させ、大歯車8及
びナツト1を回して、ナツト1をボルト3より外
していた。
第6図は上記第5図示の装置において大歯車8
の代わりにナツト1に密嵌する穴付ナツトソケツ
ト8aを用い、このソケツト8aの穴8bにレバ
ー10aを挿入し、前と同様にボルト3の軸力を
ナツト1より解放してレバー10aによりソケツ
ト8a及びナツトを回していた。
第7図は上記ナツト1の代わりに穴付丸ナツト
1aを用い、この穴1bにレバー10aを挿入
し、前と同様にボルト3の軸力をナツト1aより
解放してレバー10aによりナツト1aを直接回
していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし第5図示のような歯車方式の場合、レバ
ー10に大きな力を加えると大歯車8と小歯車9
の歯の折損又はレバー10の曲がりをまねき易か
つた。かかる歯車8,9の強度を増すためには歯
形を大きくすると隣接するボルト、ナツトが障害
となり、歯車を大きくすることはスペース上制限
された。
また、第6,7図のようなレバー方式の場合、
レバー10aの径を太くしなければ大きな力に耐
えられないが、レバー10aの径を太くするため
には、差し込み穴8b又は丸ナツト1aの穴の径
も大きくする必要があり、実用上限界がある。
したがつて上記従来のボルトテンシヨナのナツ
ト回転機構ではナツト回転機構に大きなトルクや
衝撃力を加えられない構造であるため、錆付いた
ボルト、ナツトの分解は困難であつた。
本考案はかかる困難を解決するもので、上記ボ
ルト、ナツトに大きな回転力を加えることができ
るようにしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は分解すべきナツト1より突出するボル
ト3と螺合するプーラバー4と、このプーラバー
4とフランジ2間に配置したボルト3の軸力を解
放するシリンダ5及びピストン6と、上記ナツト
1に嵌合するナツト1の回転用のナツトソケツト
又はナツト20とよりなるボルトテンシヨナにお
いて、上記ナツト回転用ナツトソケツト又はナツ
ト20の端面に凹部(穴21又は溝22)を設
け、上記シリンダ5の長孔5bより挿入するスパ
ナ23にはこの凹部(穴21又は溝22)に係合
する突起部(ピン24又は爪25)を設け、上記
ピン24又は爪25のピツチ角度αは、α=nβ
なる関係があるようにしてなるボルトテンシヨナ
のナツト回転機構である。
但し、 n≦ナツトソケツト(又はナツト)の穴又は溝の数/2 (nは整数) β=ナツトソケツト(又はナツト)の穴 又は溝のピツチ角度 〔作用〕 ボルトテンシヨナに圧油を導入してナツト1に
作用する軸力を解放した後スパナ23の突起部
(ピン24又は爪25)をナツトソケツト又はナ
ツト20の上端面の凹部(穴21又は溝22)に
係合してナツト1を回す。
〔実施例〕 第1図イ,ロ示のようにナツトソケツト又はナ
ツト20の上端面に穴21又は溝22を円周状に
配置する。第2図イ,ロ示のようにスパナ23の
二又の先端には上記穴21又は溝22に係合する
2個のピン24又は爪25を設ける。
第1,2図示のように上記ピン24又は爪25
のピツチ角度αは、α=nβなる関係があるよう
にする。
但し n≦ナツトソケツト(又はナツト)の穴又は溝の数/2 (nは整数) β=ナツトソケツト(又はナツト)の穴 又は溝のピツチ角度 とする。
第3,4図は上記第1図と第2図イ示のナツト
ソケツト20とスパナ23を組み込んだボルトテ
ンシヨナの縦断面図と斜視図を第5図と同じ部分
は同じ符号を用いて示す。このシリンダ5の側面
には長孔5bを設け、この長孔5bよりスパナ2
3を挿入し、この長孔5bの長さはそのスパナ2
3のレバー部23aが穴21を1ピツチ分以上回
転できる長さにする。又プーラバー4の上面にも
穴21と同様の穴4bを設け、スパナ23でプー
ラバー4を回せるようにする。
次にこの装置の操作方法を説明する。
1 ボルトテンシヨナの圧油入口5aに圧油を導
入し、ボルト3を引き伸ばしてナツト1に作用
する軸力を解放する。
2 ボルトテンシヨナの側面の長孔5bからピン
24を下向きにしてスパナ23を装入する。
3 スパナのピン24をナツトソケツト20の穴
21に係合する。
4 スパナ23をナツト1のゆるめ(又は締め)
方向に回す。必要に応じスパナ23の位置をず
らし、さらにナツト1を回す。
5 ナツト1を所要角度回した後、ボルトテンシ
ヨナの油圧を解放する。
以上のようにしてナツト1をボルト3より外す
ことができるものであるが、本考案によるボルト
テンシヨナのナツト回転機構はピン24又は爪2
5付スパナ23によりナツトソケツトを介して、
又は直接ナツトを回すことができ、従来のボルト
テンシヨナのナツト回転機構に較べはるかに大き
な回転力を加えることができるので、錆付いたボ
ルト、ナツトを容易に分解することができるもの
である。
〔考案の効果〕
1 従来の歯車方式のボルトテンシヨナのナツト
回転機構と較べ構造が簡単になる。
2 ナツト回し用のスパナには複数個の係合ピン
又は爪を設けることができるのでナツトに強力
なナルクを伝達できると共にスパナをハンマー
リングして錆落としできる。
3 錆付き等により固着したボルト、ナツトの分
解が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは本考案のボルトテンシヨナに用
いるナツトソケツト又はナツトの2例を示す斜視
図、第2図イ,ロは同スパナの2例を示す斜視
図、第3図は本考案の一実施例の断面図、第4図
はその斜視図、第5,6,7図は従来のボルトテ
ンシヨナの3例を示す断面図である。 20……ナツト回転用ナツトソケツト又はナツ
ト、21……穴、22……溝、23……スパナ、
24……ピン、25……爪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 分解すべきナツトより突出するボルトと螺合す
    るプーラバーと、このプーラバーとフランジ間に
    配置したボルトの軸力を解放するシリンダ及びピ
    ストンと、上記ナツトに嵌合するナツトの回転用
    のナツトソケツト又はナツトとよりなるボルトテ
    ンシヨナにおいて、上記ナツト回転用ナツトソケ
    ツト又はナツトの端面に凹部を設け、上記シリン
    ダの長孔より挿入するスパナにはこの凹部に係合
    する突起部を設け、上記突起部のピツチ角度α
    は、α=nβなる関係があるようにしてなるボル
    トテンシヨナのナツト回転機構。 但し、 n≦ナツトソケツト(又はナツト)の穴又は溝の数/2 (nは整数) β=ナツトソケツト(又はナツト)の穴 又は溝のピツチ角度
JP1986103411U 1986-07-04 1986-07-04 Expired JPH0248224Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986103411U JPH0248224Y2 (ja) 1986-07-04 1986-07-04

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JP1986103411U JPH0248224Y2 (ja) 1986-07-04 1986-07-04

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Publication Number Publication Date
JPS6310071U JPS6310071U (ja) 1988-01-22
JPH0248224Y2 true JPH0248224Y2 (ja) 1990-12-18

Family

ID=30975945

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JPS6310071U (ja) 1988-01-22

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