JP2583632B2 - 厚膜型サーマルヘッド - Google Patents

厚膜型サーマルヘッド

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JP2583632B2 JP2075268A JP7526890A JP2583632B2 JP 2583632 B2 JP2583632 B2 JP 2583632B2 JP 2075268 A JP2075268 A JP 2075268A JP 7526890 A JP7526890 A JP 7526890A JP 2583632 B2 JP2583632 B2 JP 2583632B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、鮮明な印字を可能とする厚膜型サーマル
ヘッドに関する。
(ロ)従来の技術 第2図(a)(b)は、従来の厚膜型サーマルヘッド
を示している。12は、セラミック等の基板であり、その
表面12aにはガラスグレーズ層13が形成されている。こ
のガラスグレーズ層13上には、共通電極14及び個別電極
16、…、16が形成される。
共通電極14は、印字方向Fと直交する方向〔第2図
(a)紙面上下方向、第2図(b)紙面垂直方向〕に延
伸しており、その側縁部14bより先端部14a、…、14a
が、所定の間隔をおいて印字方向Fに沿って突出してい
る。また、共通電極14上には補強用のパターン15が重ね
て形成されている。
共通電極先端部14a、…、14aは、個別電極先端部16
a、…、16aと交互に噛み合う配置とされる。これら電極
先端部14a、16a、…、16a、14a上に、帯状の発熱抵抗体
17が、補強パターン15と平行に形成されている。この発
熱抵抗体17は、グレーズ層13上に、抵抗体ペーストをス
クリーン印刷して、これを焼成してなるものである、発
熱抵抗体17の、相隣合う共通電極先端部14a、14aに狭ま
れる部分が一つのドットに対応している。
共通電極14、補強パターン15、個別電極16及び発熱抵
抗体17は、耐摩耗層18で被覆され、絶縁保護されてい
る。
(ハ)発明が解決しようとする課題 近年、印字の鮮明化を図るため、第3図(a)に示す
ように発熱抵抗体17の幅を小さくし、第3図(b)に示
すように、ドットDの印字方向Fの寸法dを従来の1/2
とし、一つの画素を2回に分割して発色させる方法が提
案されている。このためには、従来250μm程度あった
発熱抵抗体17の幅wを、100μm程度にする必要があ
る。
ところで、抵抗体ペーストの印刷時に使用されるスク
リーンは、ステンレス線Sで構成されており、400メッ
シュ程度のものが使用されることが多い(第4図参
照)。この場合、ステンレス線Sの径は23μm、中心間
距離lは63μmであり、開口部Saは、40×40μm程度し
かなく、発熱抵抗体17の幅w′に対して、2つ以下の開
口部Saしか寄与しないことになる。よって、抵抗体ペー
ストの抜けが悪くなり、精度よく発熱抵抗体17をパター
ン付けすることできない問題点があった。
これに代わる手段として、直接描画法を適用すること
も考えられた。この直接描画法は、抵抗体ペーストに圧
力を加えて、ノズルの先端より押し出し、直接パターン
を描いていく方法である。しかしながら直接描画法は、
時間がかかる上に、圧力管理が厳しく、生産性が著しく
低くなると共に、装置の価格が高いという問題点を有し
ていた。
この発明は上記に鑑みなされたもので、精度よくドッ
ト印字方向の寸法の縮小化を図れる厚膜型サーマルヘッ
ドの提供を目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、この発明の厚膜型サーマル
ヘッドは、基板上にグレーズ層を形成し、このグレーズ
層上に個別電極と共通電極とを形成し、この共通電極上
には印字方向に直交する方向に延伸する補強パターンを
重ねて形成し、前記個別電極の先端部及び共通電極の先
端部を交互に噛み合うように配置して、その上に前記補
強パターンと平行に帯状の発熱抵抗体を形成し、前記個
別電極、共通電極、補強パターン及び発熱抵抗体を耐摩
耗層で被覆してなるものにおいて、前記発熱抵抗体の幅
方向の一部が、前記補強パターン上に重なるように配置
してなることを特徴とするものである。
(ホ)作用 この発明の厚膜型サーマルヘッドでは、発熱抵抗体の
補強パターン上に重ある部分は、その底面全体が補強パ
ターンに接しているため電流密度が小さくなりほとんど
発熱に寄与しない。従って、発熱抵抗体の幅が大きいま
までも、補強パターン上に重なる部分の寸法を調整する
ことにより、発熱に寄与する部分(有効部分)の幅を小
さく設定でき、発熱抵抗体自体の幅を小さくしたのと同
じ効果が得られる。
この有効幅の一方の側縁部の精度は、発熱抵抗体自体
の形成精度によって定まる。ところが、発熱抵抗体自体
の幅は大きくてもよいため、スクリーン印刷でも十分な
精度が得られる。
有効部分のもう一方の側縁部の精度は、発熱抵抗体の
補強パターン上に重なる部分と重ならない部分との分離
に依存する。ところで、通常補強パターンは、共通電極
の電圧降下を低減する目的で、かなりの厚さで形成され
るため、補強パターン側縁部直上で、発熱抵抗体は極め
て薄くなり、前記分離は十分に確保される。従って、発
熱抵抗体の有効部分の精度は十分に得られることとな
る。
(ヘ)実施例 この発明の一実施例を第1図に基づいて以下に説明す
る。
第1図(a)は、この実施例に係る厚膜型サーマルヘ
ッド1の電極及び発熱抵抗体の配置を説明する図、第1
図(b)は、同厚膜型サーマルヘッド1の要部断面図で
ある。
2は、アルミナセラミック等よりなる基板である。こ
の基板2表面2aには、非晶質ガラスペーストが印刷さ
れ、これを焼成してガラスグレーズ層3が形成される。
このガラスグレーズ層3は、蓄熱層として機能する。
ガラスグレーズ層3上には、金(Au)ペーストが印刷
され、これを焼成して導体膜(図示せず)が形成され
る。この導体膜はホトリソグラフィーを適用してパター
ン付けされ、共通電極4、個別電極6、…、6とされ
る。
共通電極4は、印字方向Fと直交する方向、すなわち
第1図(a)では紙面上下方向、第1図(b)では、紙
面垂直方向に延伸している。共通電極4の側縁部4bより
は、所定の間隔をおいて、共通電極先端部4a、…、4aが
突出している。これら共通電極先端部4a、4a間に、個別
電極6の先端部6aが位置している〔第1図(a)参
照〕。
共通電極4上には、補強パターン5が重ねて形成され
ている。この補強パターン5も、金ペーストを印刷・焼
成してなるものであり、その側縁部5aは、共通電極側縁
部4b近傍まで達している。補強パターン5は、共通電極
4の電圧降下を低減するためのものであり、共通電極4
よりも十分に厚く、例えば3μm程度に形成される。
発熱抵抗体7は、その一部w2が補強パターン5上に重
なるように形成される。発熱抵抗体7は、酸化ルテニウ
ム等の抵抗成分を含む抵抗体ペーストを印刷し、これを
焼成してなるものである。発熱抵抗体7は、従来と同様
の幅w、例えば250μmで形成されており、有効部分7a
の幅w1を100μmとすると、補強パターン5上に重なる
部分7bの幅w2は、250−100(w−w1)で150μmとな
る。
発熱抵抗体7、個別電極6、補強パターン5、共通電
極4はさらに保護ガラス層8で被覆され、絶縁保護され
る。この保護ガラス層8も、非晶質ガラスペーストを印
刷し、これを焼成してなるものである。
この実施例厚膜型のサーマルヘッド1では、発熱抵抗
体7の有効部分7aが、第1図(a)中に斜線を付して示
すように発熱する。従って、感熱記録紙上に発色するド
ットの印字方向寸法は、約100μm程度となる。
この有効部分7aの精度は、一つは発熱抵抗体7の側縁
部7cの精度により、もう一つは、発熱抵抗体7の有効部
分7aと有効でない部分7bとの分離により決まる。
発熱抵抗体側部7cの精度は、発熱抵抗体7自体の幅w
が従来と同様250μm程度あるので、スクリーン印刷で
も十分確保できる。
また、補強パターン5は、3μmの程度の厚さを有し
ているから、発熱抵抗体7の補強パターン側縁部5a上に
位置する部分は極めて薄くなる。このため有効部分7aと
有効でない部分7bとの分離ははっきりしたものとなる。
従って、有効部分7aの精度が十分に確保される。
(ト)発明の効果 以上説明したように、この発明の厚膜型サーマルヘッ
ドは、発熱抵抗体の幅方向の一部が、補強パターン上に
重なるように配置していることを特徴とするものである
から、スクリーン印刷で発熱抵抗体を形成してもドット
の印字方向寸法を、精度よく縮小できる利点を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、この発明の一実施例に係る厚膜型サー
マルヘッドの電極及び発熱抵抗体の配置を説明する図、
第1図(b)は、同厚膜型サーマルヘッドの要部断面
図、第2図(a)は、従来の厚膜型サーマルヘッドの電
極及び発熱抵抗体の配置を説明する図、第2図(b)
は、同従来の厚膜型サーマルヘッドの要部断面図、第3
図(a)は、従来の、ドット寸法を小さくした厚膜型サ
ーマルヘッドの電極及び発熱抵抗体の配置を説明する
図、第3図(b)は、同厚膜型サーマルヘッドで印字さ
れたドットを示す図、第4図は、抵抗体ペーストの印刷
に使用されるスクリーンを説明する図である。 2:基板、3:ガラスグレーズ層、 4:共通電極、4a:共通電極先端部、 5:補強パターン、 5a:補強パターン側縁部、 6:個別電極、 6a:個別電極先端部、7:発熱抵抗体、 8:保護ガラス層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上にグレーズ層を形成し、このグレー
    ズ層上に個別電極と共通電極とを形成し、この共通電極
    上には印字方向に直交する方向に延伸する補強パターン
    を重ねて形成し、前記個別電極の先端部及び共通電極の
    先端部を交互に噛み合うように配置して、その上に前記
    補強パターンと平行に帯状の発熱抵抗体を形成し、前記
    個別電極、共通電極、補強パターン及び発熱抵抗体を耐
    摩耗層で被覆してなる厚膜型サーマルヘッドにおいて、 前記発熱抵抗体の幅方向の一部が、前記補強パターン上
    に重なるように配置してなることを特徴とする厚膜型サ
    ーマルヘッド。
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