JP2583162Y2 - 超音波送受波器 - Google Patents

超音波送受波器

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JP2583162Y2
JP2583162Y2 JP5665492U JP5665492U JP2583162Y2 JP 2583162 Y2 JP2583162 Y2 JP 2583162Y2 JP 5665492 U JP5665492 U JP 5665492U JP 5665492 U JP5665492 U JP 5665492U JP 2583162 Y2 JP2583162 Y2 JP 2583162Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圧電セラミックを用い
た超音波送受波器に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のこの種の超音波送受波器
の概略の構成を示す断面図であり、図において、1は圧
電セラミック、2aは上部電極、2bは下部電極、3は
樹脂ケース、4は遮音ゴムケース、5は金属性のシール
ドケース、6はプラスチックケース、7は励振電極線、
8は接地線、9はシールド線である。使用する振動子に
圧電セラミックを用いた超音波送受波器は、一般的に音
波の放射側の電極(上部電極)2aを接地電極とし、そ
の反対側の電極(下部電極)2bを励振電極あるいは受
信電極としている。従って、音波の放射側となる上部電
極2a面は、接地電極であるため外来からの静電的およ
び電磁的な雑音に対し、その影響を受けにくいが、圧電
セラミック1の側面および受信電極となる下部電極2b
面は、外来からの雑音が受信電極に直接誘導されて雑音
電圧が発生する。従って、側面および下部電極2b側の
底面には、電気的なシールドを施しておく必要がある。
また、圧電セラミック1を振動子として振動させた場
合、音波は放射面から放出されるだけでなく、側面や底
面からも放出されてしまう。従って、側面や底面は音波
の減衰が大きい部材を用いて囲っておく必要がある。こ
のため、従来の超音波送受波器では、遮音ゴムケース4
および金属性のシールドケース5を図2に示すように配
設している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の超
音波送受波器は以上のように構成されており、部品点数
が多く、構造が複雑で組み立てに時間がかかるという問
題点があった。本考案はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、従来の装置の機能を何ら損なうこ
となく構造を簡素化した超音波送受波器を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係わる超音波送
受波器は、遮音ゴムケースおよび金属性のシールドケー
スの替わりに、導電ゴムケースを用いることとし、さら
にシールド線に励振電極線となる芯線と接地線となる網
線とを持つ同軸ケーブルを用い、シールド線が導電ゴム
ケースと接触する部分は、同軸ケーブルから網線を露出
させて導電ゴムケースと電気的に接触させ、この網線で
導電ゴムケースを接地することとしたものである。
【0005】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は本考案の一実施例を示す断面図であり、図
において、1は圧電セラミック、2aは上部電極、2b
は下部電極、3は樹脂ケース、40は導電ゴムケース、
6はプラスチックケース、7は励振電極線、8は接地
線、9はシールド線である。図1に示すように、本実施
例では、従来の装置における遮音ゴムケース4および金
属性のシールドケース5に替えて、導電ゴムケース40
を用い、ゴムの持つ遮音効果および導電材の持つ電気シ
ールド効果を利用して、樹脂ケース3側面および底面
(図面下方)の遮音と電気シールドとを同時に行うこと
としている。すなわち、側面および底面への音波の遮音
は、素材がゴムであり従来の遮音ゴムケース4と同等の
効果を得ることができ、また、電気的なシールド効果に
ついても、ゴム材中に金属粉が混入されていて導電性を
持つため、十分なシールド効果が得られる。従って、部
品点数を減らすことができ、また、従来では生産設備と
して必要であった遮音ゴムケース4の生成型とシールド
ケース5のプレス型の2つ型を、導電ゴムケース40の
1つの型だけで済ませることができるようになる。
【0006】また、本実施例におけるシールド線9は、
図1に示すように、その軸芯に励振電極線として用いら
れる芯線70、この芯線70を覆っているシールド材、
このシールド材を囲う接地線となる網線80、この網線
80を覆っている外部被覆であるシールド材から形成さ
れる同軸ケーブルが用いられており(一般的に市販され
ている)、このシールド線9が導電ゴムケース40に貫
通する部分は、シールド線9から網線80を露出させて
導電ゴムケース40と電気的に接続させ、導電ゴムケー
ス40の接地を行う構造としている。従って、従来の装
置のように金属性のシールドケース5から接地線8を別
に引き出す必要がなく、この面でも部品点数および工数
を削減できる。
【0007】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、振動子の
プラスチックケースへの保持構造を簡素化でき、部品点
数および組み立て工数を削減でき、生産設備の削減も可
能となり、安価な装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】従来の圧電セラミックを用いた超音波送受波器
の構成の概略を示す断面図である。
【符号の説明】
1 圧電セラミック 2a 上部電極 2b 下部電極 3 樹脂ケース 6 プラスチックケース 7 励振電極線 8 接地線 9 シールド線 40 導電ゴムケース 70 芯線 80 網線

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電振動子の上部電極面を接地電極とし
    下部電極面を励振電極あるいは受信電極とする超音波送
    受波器において、 上記圧電振動子の側面および下部電極面側底面に電気的
    なシールドと遮音とを施すべく、これら側面および底面
    を導電性ゴムケースで覆った構造を特徴とする超音波送
    受波器。
  2. 【請求項2】 芯線と網線とで形成される同軸ケーブル
    を用い、芯線を上記下部電極面に接続して給電線とし、
    網線を上記上部電極面に接続して接地線とし、上記導電
    性ゴムケースにこの同軸ケーブルを貫通させて該ケース
    から引き出し、導電性ゴムケースと網線とを貫通部で電
    気的に接触させ、導電性ゴムケースの接地を上記網線で
    行う構造としたことを特徴とする請求項第1項記載の超
    音波送受波器。
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