JPH0739058A - フィルタを内蔵した電源コード - Google Patents
フィルタを内蔵した電源コードInfo
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- JPH0739058A JPH0739058A JP5202118A JP20211893A JPH0739058A JP H0739058 A JPH0739058 A JP H0739058A JP 5202118 A JP5202118 A JP 5202118A JP 20211893 A JP20211893 A JP 20211893A JP H0739058 A JPH0739058 A JP H0739058A
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- JP
- Japan
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- filter
- power cord
- housing
- built
- noise
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- Cable Accessories (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 「電気用品取締法」の規定をクリアできると
共に、ノイズ除去率を向上させたフィルタを内蔵させた
電源コードを提供すること。 【構成】 電源コードの芯線を基板４上のホットパター
ン５に接続し、このホットパターン５に、さらにフィル
タを構成するコンデンサ６を接続する。そして、電源コ
ード１０，１１の芯線にフィルタを構成するフェライト
コアー１２を挿入して、このフェライトコアー１２とコ
ンデンサ６とにより、ノイズ除去用フィルタを構成す
る。このフィルタの部分をモールド２してフィルタのア
ース金具７を露出し、電源コードを筺体１に挟持した時
にこのアース金具７が筺体１に接触するようにする。
共に、ノイズ除去率を向上させたフィルタを内蔵させた
電源コードを提供すること。 【構成】 電源コードの芯線を基板４上のホットパター
ン５に接続し、このホットパターン５に、さらにフィル
タを構成するコンデンサ６を接続する。そして、電源コ
ード１０，１１の芯線にフィルタを構成するフェライト
コアー１２を挿入して、このフェライトコアー１２とコ
ンデンサ６とにより、ノイズ除去用フィルタを構成す
る。このフィルタの部分をモールド２してフィルタのア
ース金具７を露出し、電源コードを筺体１に挟持した時
にこのアース金具７が筺体１に接触するようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、筺体内に引き込まれる
部分の電源コードに関するものであり、電気用品取締法
に規定される配線器具に適用して好適なものである。
部分の電源コードに関するものであり、電気用品取締法
に規定される配線器具に適用して好適なものである。
【０００２】
【従来の技術】ディジタル機器やスイッチング電源を有
する電気用品からは内部で発生したノイズが電源コード
を伝わって外部に出力されていることがある。また、火
花を発生する電気用品や雷からは空間にノイズが放出さ
れており、これらのノイズが電源コードを伝わって電気
用品の内部に侵入すると、その電気用品に誤動作を起こ
させたりノイズ音や画面上にノイズを発生させる恐れが
ある。このため、従来はノイズ除去用フィルタを用いて
このようなノイズを除去するようにしていた。
する電気用品からは内部で発生したノイズが電源コード
を伝わって外部に出力されていることがある。また、火
花を発生する電気用品や雷からは空間にノイズが放出さ
れており、これらのノイズが電源コードを伝わって電気
用品の内部に侵入すると、その電気用品に誤動作を起こ
させたりノイズ音や画面上にノイズを発生させる恐れが
ある。このため、従来はノイズ除去用フィルタを用いて
このようなノイズを除去するようにしていた。
【０００３】このような、ノイズを除去するフィルタを
設けた電気用品の従来の一例を図９及び図１０に示す。
ただし、図９は横断面図であり図１０はその上面図であ
る。これらの図において、１０１は筺体でありこの筺体
１０１に蓋体１０２が被せられて防滴型の筺体を形成し
ている。筺体１０１の中には回路基板１０６が設けられ
ており、この回路基板１０６には例えば高周波増幅器が
組み込まれている。そして、回路基板１０６に電源を供
給する電源トランス１０３が筺体１０１内に設けられて
おり、この電源トランス１０３には外部から引き込まれ
た電源コード１０８から供給された商用電源が供給され
ている。
設けた電気用品の従来の一例を図９及び図１０に示す。
ただし、図９は横断面図であり図１０はその上面図であ
る。これらの図において、１０１は筺体でありこの筺体
１０１に蓋体１０２が被せられて防滴型の筺体を形成し
ている。筺体１０１の中には回路基板１０６が設けられ
ており、この回路基板１０６には例えば高周波増幅器が
組み込まれている。そして、回路基板１０６に電源を供
給する電源トランス１０３が筺体１０１内に設けられて
おり、この電源トランス１０３には外部から引き込まれ
た電源コード１０８から供給された商用電源が供給され
ている。
【０００４】そして、この電源コード１０８を伝達して
くるノイズを除去するために貫通コンデンサ１０５が電
源コード１０８の各芯線に接続されている。この貫通コ
ンデンサの外側のグランド部は導電性の内蓋１０４に電
気的に接続されるよう、例えば半田付けにより取り付け
られている。さらに、この貫通コンデンサ１０５の出力
端は電源トランス１０３に接続されて電源トランス１０
３に商用電源が供給されるようになされている。なお、
電源コード１０８はブッシング１０７を介して筺体１０
１内に引き込まれている。また、上記高周波増幅器は接
栓１０９のうちの一方の接栓１０９から入力された信号
を増幅して他方の接栓１０９に出力している。
くるノイズを除去するために貫通コンデンサ１０５が電
源コード１０８の各芯線に接続されている。この貫通コ
ンデンサの外側のグランド部は導電性の内蓋１０４に電
気的に接続されるよう、例えば半田付けにより取り付け
られている。さらに、この貫通コンデンサ１０５の出力
端は電源トランス１０３に接続されて電源トランス１０
３に商用電源が供給されるようになされている。なお、
電源コード１０８はブッシング１０７を介して筺体１０
１内に引き込まれている。また、上記高周波増幅器は接
栓１０９のうちの一方の接栓１０９から入力された信号
を増幅して他方の接栓１０９に出力している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、法律の規定
に該当する機械器具に使用する配線器具においては、そ
の安全性と信頼性を確保するために極性が異なる端子間
等の空間・沿面の絶縁距離が、「電気用品取締法」によ
り規定されている。この絶縁距離は例えば定格電流が１
５Ａ以上の開閉器以外の機械器具で定格電圧が１５０Ｖ
以下のものにおいては、極性が異なる端子部の相互間の
空間距離及び沿面距離は３ｍｍ以上と規定されている。
しかしながら、貫通コンデンサは線状のリード端子とこ
のリード端子を囲む誘電体とさらにその上を覆うグラン
ド導電体とで構成されており、容量を確保するためにリ
ード端子とグランド導電体との距離を接近させていた。
に該当する機械器具に使用する配線器具においては、そ
の安全性と信頼性を確保するために極性が異なる端子間
等の空間・沿面の絶縁距離が、「電気用品取締法」によ
り規定されている。この絶縁距離は例えば定格電流が１
５Ａ以上の開閉器以外の機械器具で定格電圧が１５０Ｖ
以下のものにおいては、極性が異なる端子部の相互間の
空間距離及び沿面距離は３ｍｍ以上と規定されている。
しかしながら、貫通コンデンサは線状のリード端子とこ
のリード端子を囲む誘電体とさらにその上を覆うグラン
ド導電体とで構成されており、容量を確保するためにリ
ード端子とグランド導電体との距離を接近させていた。
【０００６】このため、商用電源が印加される貫通コン
デンサのリード端子とグランド導電体間の距離は、上記
のように或る程度の容量を発生させるために１．５ｍｍ
程度となり、上記「電気用品取締法」の規定を満足する
ことができないという問題点があった。また、コンデン
サのみで構成するノイズ除去フィルタではノイズの除去
率が低く実用にはならないと云う問題点もあった。そこ
で、本発明は「電気用品取締法」の規定をクリアできる
と共に、ノイズ除去率を向上できるフィルタを内蔵させ
た電源コードを提供することを目的としている。
デンサのリード端子とグランド導電体間の距離は、上記
のように或る程度の容量を発生させるために１．５ｍｍ
程度となり、上記「電気用品取締法」の規定を満足する
ことができないという問題点があった。また、コンデン
サのみで構成するノイズ除去フィルタではノイズの除去
率が低く実用にはならないと云う問題点もあった。そこ
で、本発明は「電気用品取締法」の規定をクリアできる
と共に、ノイズ除去率を向上できるフィルタを内蔵させ
た電源コードを提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、インダクタと貫通コンデンサ以外のコンデ
ンサによるキャパシタとを用いてフィルタを構成すると
共に、電源コードが筺体に引き込まれる部分に基板上に
組みつけたフィルタを内蔵させるようにしたものであ
る。
するために、インダクタと貫通コンデンサ以外のコンデ
ンサによるキャパシタとを用いてフィルタを構成すると
共に、電源コードが筺体に引き込まれる部分に基板上に
組みつけたフィルタを内蔵させるようにしたものであ
る。
【０００８】
【作用】本発明によれば、基板上にフィルタを組みつけ
ているため電源コードの芯線間及びグランド間の距離を
３ｍｍ以上とすることができる。また、インダクタとキ
ャパシタとでフィルタを構成しているためノイズ除去率
を向上させることができる。さらに、このノイズ除去フ
ィルタを電源コードが筺体に引き込まれる部分に設けた
ため、ノイズを筺体に入るところで遮断することができ
る。このため、筺体内において電源コードからノイズが
放射されることを防止することができ、回路基板に組ま
れた回路にノイズが飛び込むことが防止される。
ているため電源コードの芯線間及びグランド間の距離を
３ｍｍ以上とすることができる。また、インダクタとキ
ャパシタとでフィルタを構成しているためノイズ除去率
を向上させることができる。さらに、このノイズ除去フ
ィルタを電源コードが筺体に引き込まれる部分に設けた
ため、ノイズを筺体に入るところで遮断することができ
る。このため、筺体内において電源コードからノイズが
放射されることを防止することができ、回路基板に組ま
れた回路にノイズが飛び込むことが防止される。
【０００９】
【実施例】本発明のフィルタを内蔵した電源コードの構
造を図１ないし図４に示す。これらの図において、図１
にはフィルタを透視した上面図をしめし、図２にはフィ
ルタを透視した側面図を示し、図３にはフィルタを透視
した下面図を示し、図４には筺体にフィルタを内蔵した
電源コードを固着した状態を示している。この図１に示
すように、電源コード１０を囲むように第２モールド部
３がモールドされており、この第２モールド部３には鍔
部８が図示するように形成されている。この鍔部８に対
向するように筺体１内の電源コード１０，１１には破線
で示す第１モールド部２が施されており、上記鍔部８の
第１モールド部２側の面には拡大して図示するように段
差９が形成されている。
造を図１ないし図４に示す。これらの図において、図１
にはフィルタを透視した上面図をしめし、図２にはフィ
ルタを透視した側面図を示し、図３にはフィルタを透視
した下面図を示し、図４には筺体にフィルタを内蔵した
電源コードを固着した状態を示している。この図１に示
すように、電源コード１０を囲むように第２モールド部
３がモールドされており、この第２モールド部３には鍔
部８が図示するように形成されている。この鍔部８に対
向するように筺体１内の電源コード１０，１１には破線
で示す第１モールド部２が施されており、上記鍔部８の
第１モールド部２側の面には拡大して図示するように段
差９が形成されている。
【００１０】そして、第１モールド部２の鍔部８に対向
する側にはアース金具７が露出して設けられており、こ
のアース金具７は基板４の一端に固着されている。基板
４上にはセラミックコンデンサ６が載置されており、こ
のセラミックコンデンサ６の一端がアース金具７に接続
されている。そして、セラミックコンデンサ６の他端は
基板４上に設けたホットパターン５に接続されることに
より、電源コード１０の各芯線に接続されており、さら
にこのホットパターン５により電源コード１０の各芯線
は電源コード１１の芯線にそれぞれ接続されている。な
お、基板４の周囲に破線で示されている部分が第１モー
ルド部２であり、この図ではこの第１モールド部２を透
視して示している。
する側にはアース金具７が露出して設けられており、こ
のアース金具７は基板４の一端に固着されている。基板
４上にはセラミックコンデンサ６が載置されており、こ
のセラミックコンデンサ６の一端がアース金具７に接続
されている。そして、セラミックコンデンサ６の他端は
基板４上に設けたホットパターン５に接続されることに
より、電源コード１０の各芯線に接続されており、さら
にこのホットパターン５により電源コード１０の各芯線
は電源コード１１の芯線にそれぞれ接続されている。な
お、基板４の周囲に破線で示されている部分が第１モー
ルド部２であり、この図ではこの第１モールド部２を透
視して示している。
【００１１】また、第１モールド部２と第２モールド部
３との間隙に位置する２点鎖線で示されたものは筺体１
であり、筺体１を第１モールド部２と第２モールド部３
とで挟持するようにして電源コード１０を筺体１に取り
付けている。この場合、上記鍔部８に設けた段部９によ
り筺体１を押圧するようにして、強固に電源コード１０
を固着するようにしている。次に、図２を参照すると基
板４のホットパターン５には電源コード１０，１１の芯
線の先端がＬ字状に曲げられてハンダ付けされており、
そのＬ字状に曲げられる手前の部分にフェライトコアー
１２がそれぞれ挿入されている。また、電源コード１
０，１１はセラミックコンデンサ６が載置される基板４
の裏側に配置されている。さらに、基板４の一端にはア
ース金具７が接続されており、２点鎖線で示す筺体１に
接触されていることが分かる。
３との間隙に位置する２点鎖線で示されたものは筺体１
であり、筺体１を第１モールド部２と第２モールド部３
とで挟持するようにして電源コード１０を筺体１に取り
付けている。この場合、上記鍔部８に設けた段部９によ
り筺体１を押圧するようにして、強固に電源コード１０
を固着するようにしている。次に、図２を参照すると基
板４のホットパターン５には電源コード１０，１１の芯
線の先端がＬ字状に曲げられてハンダ付けされており、
そのＬ字状に曲げられる手前の部分にフェライトコアー
１２がそれぞれ挿入されている。また、電源コード１
０，１１はセラミックコンデンサ６が載置される基板４
の裏側に配置されている。さらに、基板４の一端にはア
ース金具７が接続されており、２点鎖線で示す筺体１に
接触されていることが分かる。
【００１２】そして、図１及び図２を参照すると、電源
コード１０，１１の芯線間の距離はホットパターン５に
より３ｍｍ以上とすることができ、また、電源コード１
０，１１の芯線とグランドであるアース金具７との距離
は長さ３ｍｍ以上のセラミックコンデンサ６をもちいる
ことにより、３ｍｍ以上とすることができるため容易に
上記規定をクリアすることができるようになる。また、
図３を参照すると基板４にそれぞれ取り付けられている
電源コード１０，１１の芯線にそれぞれフェライトコア
ー１２が挿入されていることが分かる。このように、ノ
イズ除去用フィルタはセラミックコンデンサ６とフェラ
イトコアー１２により構成されており、このノイズ除去
用フィルタの等価回路を図６に示す。
コード１０，１１の芯線間の距離はホットパターン５に
より３ｍｍ以上とすることができ、また、電源コード１
０，１１の芯線とグランドであるアース金具７との距離
は長さ３ｍｍ以上のセラミックコンデンサ６をもちいる
ことにより、３ｍｍ以上とすることができるため容易に
上記規定をクリアすることができるようになる。また、
図３を参照すると基板４にそれぞれ取り付けられている
電源コード１０，１１の芯線にそれぞれフェライトコア
ー１２が挿入されていることが分かる。このように、ノ
イズ除去用フィルタはセラミックコンデンサ６とフェラ
イトコアー１２により構成されており、このノイズ除去
用フィルタの等価回路を図６に示す。
【００１３】この図の（ａ）は電源コード１１の芯線に
フェライトコアー１２を挿入しない場合を示しており、
電源コード１０の芯線に挿入されたフェライトコアー１
２により形成されたインダクタＬ1 ，Ｌ2 とセラミック
コンデンサ６よりなるキャパシタＣ1 ，Ｃ2 とによりノ
イズ除去用フィルタは構成され、キャパシタＣ1 ，Ｃ2
の接続中点はアース金具７により筺体１にアースされて
いる。このように構成されたフィルタは主にコモンモー
ドノイズを除去することができる。
フェライトコアー１２を挿入しない場合を示しており、
電源コード１０の芯線に挿入されたフェライトコアー１
２により形成されたインダクタＬ1 ，Ｌ2 とセラミック
コンデンサ６よりなるキャパシタＣ1 ，Ｃ2 とによりノ
イズ除去用フィルタは構成され、キャパシタＣ1 ，Ｃ2
の接続中点はアース金具７により筺体１にアースされて
いる。このように構成されたフィルタは主にコモンモー
ドノイズを除去することができる。
【００１４】さらに、電源コード１１の芯線にもフェラ
イトコアー１２を挿入した場合の等価回路を同図（ｂ）
に示す。この図に示すように、この場合は電源コード１
１の芯線に挿入したフェライトコアー１２によりインダ
クタＬ3 ，Ｌ4 が形成される。従って、４つのインダク
タＬ1 〜Ｌ4 とキャパシタＣ1 ，Ｃ2 とによりノイズ除
去用フィルタは構成されるため、よりノイズ除去率の向
上したノイズ除去用フィルタとすることができるように
なる。
イトコアー１２を挿入した場合の等価回路を同図（ｂ）
に示す。この図に示すように、この場合は電源コード１
１の芯線に挿入したフェライトコアー１２によりインダ
クタＬ3 ，Ｌ4 が形成される。従って、４つのインダク
タＬ1 〜Ｌ4 とキャパシタＣ1 ，Ｃ2 とによりノイズ除
去用フィルタは構成されるため、よりノイズ除去率の向
上したノイズ除去用フィルタとすることができるように
なる。
【００１５】このような、ノイズ除去用フィルタを内蔵
した電源コード１０，１１を筺体１に取り付けた状態を
図４に示す。この図を参照すると、第１モールド部２と
第２モールド部３に設けられた鍔部８とにより形成され
た間隙部分内に、筺体１を挟持するようにしてフィルタ
内蔵電源コードが取り付けられていることが分かる。次
に、筺体１と筺体１内に収納されている回路基板等の概
略図を図５に示す。この図において、筺体１には前記し
たように第１モールド部２と第２モールド部３との間隙
により筺体１を挟持するようフィルタを内蔵した電源コ
ードが取り付けられており、この電源コードは筺体１内
に収納されている電源トランス２２に接続されて、この
電源トランス２２に商用電源が供給されるようになされ
ている。
した電源コード１０，１１を筺体１に取り付けた状態を
図４に示す。この図を参照すると、第１モールド部２と
第２モールド部３に設けられた鍔部８とにより形成され
た間隙部分内に、筺体１を挟持するようにしてフィルタ
内蔵電源コードが取り付けられていることが分かる。次
に、筺体１と筺体１内に収納されている回路基板等の概
略図を図５に示す。この図において、筺体１には前記し
たように第１モールド部２と第２モールド部３との間隙
により筺体１を挟持するようフィルタを内蔵した電源コ
ードが取り付けられており、この電源コードは筺体１内
に収納されている電源トランス２２に接続されて、この
電源トランス２２に商用電源が供給されるようになされ
ている。
【００１６】さらに、この電源トランス２２により降圧
された電圧が整流・平滑されることにより直流電圧とさ
れて、回路基板２１に組まれた回路に電源として供給さ
れている。２３は接栓であり、このうちの入力信号の印
加された接栓２３から入力された信号が回路基板２１に
組まれた、例えば高周波増幅器により増幅されて出力用
接栓２３から出力されるようになされている。そして、
この筺体１に蓋体２０を被せることにより防滴構造の筺
体となるようにされている。
された電圧が整流・平滑されることにより直流電圧とさ
れて、回路基板２１に組まれた回路に電源として供給さ
れている。２３は接栓であり、このうちの入力信号の印
加された接栓２３から入力された信号が回路基板２１に
組まれた、例えば高周波増幅器により増幅されて出力用
接栓２３から出力されるようになされている。そして、
この筺体１に蓋体２０を被せることにより防滴構造の筺
体となるようにされている。
【００１７】ところで、フィルタを内蔵する電源コード
を筺体１に取り付けるには筺体１に切欠を設けるだけで
取り付けることができる。この切欠は図７に示すように
筺体１に横長に設けると、この切欠２４に沿ってフィル
タ内蔵電源コードの間隙を挿入することにより取り付け
ることができる。このようにして取り付けると、フィル
タ内蔵電源コードの鍔部は破線で示す位置に取りつけら
れるようになる。ただし、この場合は筺体１に側板２６
が一体に形成されている図５に示す筺体については適用
することができない。
を筺体１に取り付けるには筺体１に切欠を設けるだけで
取り付けることができる。この切欠は図７に示すように
筺体１に横長に設けると、この切欠２４に沿ってフィル
タ内蔵電源コードの間隙を挿入することにより取り付け
ることができる。このようにして取り付けると、フィル
タ内蔵電源コードの鍔部は破線で示す位置に取りつけら
れるようになる。ただし、この場合は筺体１に側板２６
が一体に形成されている図５に示す筺体については適用
することができない。
【００１８】この場合は、筺体１に対し図８に示すよう
に切欠２４を垂直方向に設ければ、フィルタ内蔵電源コ
ードを切欠２４に沿って上から挿入して取り付けるよう
にすることができる。このようにして取り付けると、フ
ィルタ内蔵電源コードの鍔部を破線で示す位置に取りつ
けられるようになる。このように、筺体２４に設けられ
る切欠２４は水平方向でも垂直方向でも設けることがで
き筺体１の構造によりいずれかを採用すれば良い。ま
た、電源コードとしては２重絶縁されたキャプタイヤコ
ードを用いるのが望ましいが、これに限られるものでは
なく通常の電源コードを用いても効果上の差異はない。
なお、以上説明したフィルタ内蔵電源コードを備える電
気用品を、強電界地域で使用した場合は強電界による飛
び込みノイズの影響を防止することができるようにな
る。
に切欠２４を垂直方向に設ければ、フィルタ内蔵電源コ
ードを切欠２４に沿って上から挿入して取り付けるよう
にすることができる。このようにして取り付けると、フ
ィルタ内蔵電源コードの鍔部を破線で示す位置に取りつ
けられるようになる。このように、筺体２４に設けられ
る切欠２４は水平方向でも垂直方向でも設けることがで
き筺体１の構造によりいずれかを採用すれば良い。ま
た、電源コードとしては２重絶縁されたキャプタイヤコ
ードを用いるのが望ましいが、これに限られるものでは
なく通常の電源コードを用いても効果上の差異はない。
なお、以上説明したフィルタ内蔵電源コードを備える電
気用品を、強電界地域で使用した場合は強電界による飛
び込みノイズの影響を防止することができるようにな
る。
【００１９】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、基
板上にフィルタを組みつけることにより、電源コードの
芯線間及びグランド間の距離を３ｍｍ以上とすることが
でき、「電気用品取締法」を容易にクリアすることがで
きる。また、インダクタとキャパシタとでフィルタを構
成しているためノイズ除去率を向上させることができ
る。さらに、このノイズ除去フィルタを電源コードが筺
体に引き込まれる部分に設けるようにしたため、ノイズ
を筺体に入るところで遮断することができ、筺体内にお
いて電源コードからノイズが放射されることが防止され
る。
板上にフィルタを組みつけることにより、電源コードの
芯線間及びグランド間の距離を３ｍｍ以上とすることが
でき、「電気用品取締法」を容易にクリアすることがで
きる。また、インダクタとキャパシタとでフィルタを構
成しているためノイズ除去率を向上させることができ
る。さらに、このノイズ除去フィルタを電源コードが筺
体に引き込まれる部分に設けるようにしたため、ノイズ
を筺体に入るところで遮断することができ、筺体内にお
いて電源コードからノイズが放射されることが防止され
る。
【図１】本発明のフィルタ内蔵電源コードを示す図であ
る。
る。
【図２】本発明のフィルタ内蔵電源コードを示す図であ
る。
る。
【図３】本発明のフィルタ内蔵電源コードを示す図であ
る。
る。
【図４】本発明のフィルタ内蔵電源コードを筺体に取り
付けた図である。
付けた図である。
【図５】筺体と、本発明のフィルタ内蔵電源コードを筺
体に取り付けた概略図である。
体に取り付けた概略図である。
【図６】ノイズ除去用フィルタの等価回路を示す図であ
る。
る。
【図７】本発明のフィルタ内蔵電源フィルタを取り付け
る筺体に設ける切欠を示す図である。
る筺体に設ける切欠を示す図である。
【図８】本発明のフィルタ内蔵電源フィルタを取り付け
る筺体に設ける切欠を示す図である。
る筺体に設ける切欠を示す図である。
【図９】従来のノイズ除去フィルタを取り付けた筺体の
断面を示す図である。
断面を示す図である。
【図１０】従来のノイズ除去フィルタを取り付けた筺体
の上面図である。
の上面図である。
１，１０１ 筺体 ２ 第１モールド部 ３ 第２モールド部 ４ 基板 ５ ホットパターン ６ セラミックコンデンサ ７ アース基板 ８ 鍔部 ９ 段部 １０，１１ 電源コード １２ フェライトコアー ２０，１０２ 蓋体 ２１，１０６ 回路基板 ２２，１０３ 電源トランス ２３，１０９ 接栓 ２４ 切欠 ２５ ゴム足 ２６ 側板 １０４ 内蓋 １０５ 貫通コンデンサ １０７ ブッシング
Claims (4)
- 【請求項１】鍔部を有し、電源コードを取り囲むように
設けられる第１モールド部と、 該第１モールド部に設けられた鍔部から筺体の厚さより
若干狭い間隙を置いて上記電源コードを取り囲むように
設けられた第２のモールド部と、 該第２のモールド部内に内蔵されたノイズ除去用フィル
タと、上記間隙部に露出して設けられた該ノイズ除去用
フィルタのグランド部であるアース金具とを備え、 上記筺体に設けられた切欠に上記間隙を挿入することに
より、上記鍔部と上記第２のモールド部とで上記筺体を
挟持すると共に、上記アース金具を上記筺体に電気的に
接続したことを特徴とするフィルタを内蔵した電源コー
ド。 - 【請求項２】上記鍔部に段差部を設け、この段差により
生じるスプリング作用により上記筺体を押圧して固着す
ることを特徴とする請求項１に記載のフィルタを内蔵し
た電源コード。 - 【請求項３】上記ノイズ除去用フィルタは上記電源コー
ドの各芯線に挿入されたフェライトコアーと上記芯線間
に接続されたコンデンサとからなることを特徴とする請
求項１あるいは２記載のフィルタを内蔵した電源コー
ド。 - 【請求項４】上記ノイズ除去用フィルタは基板上に形成
されていることを特徴とする請求項１ないし３のいずれ
かに記載のフィルタを内蔵した電源コード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5202118A JPH0739058A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | フィルタを内蔵した電源コード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5202118A JPH0739058A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | フィルタを内蔵した電源コード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0739058A true JPH0739058A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16452267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5202118A Withdrawn JPH0739058A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | フィルタを内蔵した電源コード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0739058A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007091689A1 (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-16 | Yazaki Corporation | ノイズ除去用ワイヤハーネス |
| JP2009188917A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Nec Tokin Corp | ノイズフィルタ付きａｃ電源ケーブル |
| TWI739115B (zh) * | 2018-06-11 | 2021-09-11 | 仁寶電腦工業股份有限公司 | 具有濾波功能的傳輸線 |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP5202118A patent/JPH0739058A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007091689A1 (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-16 | Yazaki Corporation | ノイズ除去用ワイヤハーネス |
| US8098115B2 (en) | 2006-02-10 | 2012-01-17 | Yazaki Corporation | Noise eliminating wire harness |
| JP2009188917A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Nec Tokin Corp | ノイズフィルタ付きａｃ電源ケーブル |
| TWI739115B (zh) * | 2018-06-11 | 2021-09-11 | 仁寶電腦工業股份有限公司 | 具有濾波功能的傳輸線 |
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